八日目の蝉

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評判

八日目の蝉の評価:

4.06/5点 レビュー 425件。 A ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全556件 341〜360 18/28ページ
No.216
(4pt)

ちょっと上手すぎるかな

題名、話の展開、伏線、ひとつひとつの言葉、そしてラスト。
すべて円熟した作家の手によるプロの技だなぁ、と思います。

少し上手すぎるのが惜しいところ。
何もかも計算しつくされているようなところがあります。

とくに薫と引き離される際、希和子が叫ぶ言葉。
そのセリフも、恵理菜が思い出す場面も、うますぎだよなぁと思いつつ、泣けてしまいました。

プロの小説家というのは恐ろしいものです。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.215
(4pt)

ちょっと上手すぎるかな

題名、話の展開、伏線、ひとつひとつの言葉、そしてラスト。
すべて円熟した作家の手によるプロの技だなぁ、と思います。

少し上手すぎるのが惜しいところ。
何もかも計算しつくされているようなところがあります。

とくに薫と引き離される際、希和子が叫ぶ言葉。
そのセリフも、恵理菜が思い出す場面も、うますぎだよなぁと思いつつ、泣けてしまいました。

プロの小説家というのは恐ろしいものです。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.214
(5pt)

小説の力のすさまじさ

「もしもやさしいお母さんが誘拐犯だったら?」
という一見ありえない事象に丁寧に肉付けし、さまざまなことを読み手に気づかせてくれる小説だったと思います。

読み手によって感じ方は違うと思います。それこそ小説の力だと思います。

私自身は、これは犯罪被害者や災害などの被災者、その他さまざまな自分ではどうにもならなかった「苦しみからの解放」を謳った小説だと思いました。

自分の力ではどうしようもないようなつらい目にあったとき、きっと私はこのタイトルを思い出すでしょう。

そして、この小説を読んで、8歳と5歳の息子が数倍いとおしくなったのも事実です。

角田さん、すばらしい小説をありがとうございました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.213
(5pt)

小説の力のすさまじさ

「もしもやさしいお母さんが誘拐犯だったら?」
という一見ありえない事象に丁寧に肉付けし、さまざまなことを読み手に気づかせてくれる小説だったと思います。

読み手によって感じ方は違うと思います。それこそ小説の力だと思います。

私自身は、これは犯罪被害者や災害などの被災者、その他さまざまな自分ではどうにもならなかった「苦しみからの解放」を謳った小説だと思いました。

自分の力ではどうしようもないようなつらい目にあったとき、きっと私はこのタイトルを思い出すでしょう。

そして、この小説を読んで、8歳と5歳の息子が数倍いとおしくなったのも事実です。

角田さん、すばらしい小説をありがとうございました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.212
(5pt)

何度も読み返したくなる本です。

自分の母性を確認するためなのか、奮い起こすためなのか、読み返してまた涙する、そして我が子をいとおしく思う…
今日、3度目読み返し終わりました。

最初から最後まで切ない。いつ捕まるかもしれないと切迫した日々の中、逃亡を重ね誘拐した子を心から愛し育てた希和子。
心から安らぐ時はあったのだろうか…
希和子に育てられた薫も本当の母親との距離を縮みられずに大人になる。

事件がなかったら、何か違っていたのだろうか。
薫が誘拐されなかったら、父と母はもっと薫に愛情を注ぐ事が出来たのだろうか。
希和子にずっと育てられた方が薫は幸せになれたんじゃないか。

母親とは産むだけではなくて、育ててこそ母親なのですよね。

自分は我が子にとって立派な母親であるのだろうか…
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.211
(5pt)

何度も読み返したくなる本です。

自分の母性を確認するためなのか、奮い起こすためなのか、読み返してまた涙する、そして我が子をいとおしく思う…
今日、3度目読み返し終わりました。

最初から最後まで切ない。いつ捕まるかもしれないと切迫した日々の中、逃亡を重ね誘拐した子を心から愛し育てた希和子。
心から安らぐ時はあったのだろうか…
希和子に育てられた薫も本当の母親との距離を縮みられずに大人になる。

事件がなかったら、何か違っていたのだろうか。
薫が誘拐されなかったら、父と母はもっと薫に愛情を注ぐ事が出来たのだろうか。
希和子にずっと育てられた方が薫は幸せになれたんじゃないか。

母親とは産むだけではなくて、育ててこそ母親なのですよね。

自分は我が子にとって立派な母親であるのだろうか…
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.210
(5pt)

久々に出会った名作

素晴らしくて一気に読んでしまいました。名作だと思います。女性の心情を繊細に描いた作品だと思います。誘拐した女性も、自分の子を誘拐された母親も、誘拐犯に育てられた子も、それぞれがそれぞれの思いを持っており、それぞれが必死に生きている、女性として生きることの意味を考えさせられました。是非20代30代の女性に読んでいただきたい作品です。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.209
(4pt)

ベタと言えばベタだが・・・

「八日目の蝉」は映画を観るまで知りませんでしたが、その後テレビドラマ版もレンタルで視聴。次に原作に興味があり読みました。映像との違いを確かめるように原作を読みました。ふつうは逆かも知れませんが。
 活字と映像では多少の付け足しや省略があったりして、相互に比較出来たのは、このドラマを深く考えることが出来た点で良かったです。
 とくに女性の出産から子育てまでの過程がいかに大切なものか、また女性がそれをいかに強く望んでいるかが理解できました。
 限られた中での時間、子が同性である近しさ、離島での俗世から隔たった空間など、母性を美しく見せる条件を敢えて整えているので、設定がベタと言えばベタですが、それでもそうした中での母性愛の輝き、女性の強さを改めて感じさせられて、小豆島の部分はとくに印象に残りました。
 そうした母娘の親密な関係は、男の立場から眺めているだけでも美しいし、男女関係なくホッとした安らぎを与えてくれるでしょう、おそらく・・・。私はその経験がないので、将来そうした家庭を持ってみたいです。(余談)
 角田さんの小説は難しい修飾もなく、とても読みやすい文体の作家だと思いますが、本作は希和子と恵理菜のそれぞれの立場で、『私』の一人称で書かれているせいか、独白手記の生々しさが感じられ、その点も惹き付けられる魅力でしょう。女性でなければ書けない真実味や切実さを感じました。
 最後まで読み終えると、やはりなんだか希和子が可哀想に思えてきました。思い出を糧に、また次のステップ、結婚して連れ子や養子を育てるなど、良い人生を過ごして欲しいものです。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.208
(4pt)

はらはらドキドキ

どんどん先が気になって、すぐ読んでしまいました。
映画はどういう風に描かれているのだろうと興味がわいてきて
今度見ようと思っています。

最後が最初は物足りない!と思ったのですが
一日経って、ふと思い出すと・・・・
うん。あの終わりで良かった!と思えます。

おすすめします!
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.207
(5pt)

久々に出会った名作

素晴らしくて一気に読んでしまいました。名作だと思います。女性の心情を繊細に描いた作品だと思います。誘拐した女性も、自分の子を誘拐された母親も、誘拐犯に育てられた子も、それぞれがそれぞれの思いを持っており、それぞれが必死に生きている、女性として生きることの意味を考えさせられました。是非20代30代の女性に読んでいただきたい作品です。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.206
(4pt)

ベタと言えばベタだが・・・

「八日目の蝉」は映画を観るまで知りませんでしたが、その後テレビドラマ版もレンタルで視聴。次に原作に興味があり読みました。映像との違いを確かめるように原作を読みました。ふつうは逆かも知れませんが。
 活字と映像では多少の付け足しや省略があったりして、相互に比較出来たのは、このドラマを深く考えることが出来た点で良かったです。
 とくに女性の出産から子育てまでの過程がいかに大切なものか、また女性がそれをいかに強く望んでいるかが理解できました。
 限られた中での時間、子が同性である近しさ、離島での俗世から隔たった空間など、母性を美しく見せる条件を敢えて整えているので、設定がベタと言えばベタですが、それでもそうした中での母性愛の輝き、女性の強さを改めて感じさせられて、小豆島の部分はとくに印象に残りました。
 そうした母娘の親密な関係は、男の立場から眺めているだけでも美しいし、男女関係なくホッとした安らぎを与えてくれるでしょう、おそらく・・・。私はその経験がないので、将来そうした家庭を持ってみたいです。(余談)
 角田さんの小説は難しい修飾もなく、とても読みやすい文体の作家だと思いますが、本作は希和子と恵理菜のそれぞれの立場で、『私』の一人称で書かれているせいか、独白手記の生々しさが感じられ、その点も惹き付けられる魅力でしょう。女性でなければ書けない真実味や切実さを感じました。
 最後まで読み終えると、やはりなんだか希和子が可哀想に思えてきました。思い出を糧に、また次のステップ、結婚して連れ子や養子を育てるなど、良い人生を過ごして欲しいものです。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.205
(4pt)

はらはらドキドキ

どんどん先が気になって、すぐ読んでしまいました。
映画はどういう風に描かれているのだろうと興味がわいてきて
今度見ようと思っています。

最後が最初は物足りない!と思ったのですが
一日経って、ふと思い出すと・・・・
うん。あの終わりで良かった!と思えます。

おすすめします!
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.204
(4pt)

われわれもまた8日目の先を生きる

角田作品は、キレよりもコクがあります。

印象に残る場面や台詞、思わずメモしたくなる心理描写、
情景描写というのは少なめです。
感情移入もさほど出来ないのであるが、登場人物の
行動や心理には妙に納得してしまう。

ともかく、一気に最後まで読ませる独特の力がある。
テクニックというものは念頭にないだろう。
一言でいえば、角田光代はイタコだ。

ただただ、人間の情念を、活字に表したい、その想いだけで
書き上げているように感じる。文学を、小説を、愛し抜いて
いる人に与えられた力を持っているようだ。

小説の最後、自分を誘拐した女に育てられた主人公の薫が、
憎しみの人生から放たれる。

ここで、ようやく読者の気持ちを浮上させてくれる。
救われる瞬間がやって来る。待ってましたぁ、という感じだ。

蝉は七日で死ぬという。「八日目に生き残った蝉の
のほうがかなしい」と思ってきた主人公に、友人の
千草がこう言う。

「八日目の蝉は、ほかの蝉には見られなかったものを
見られるんだから。見たくないって思うかもしれないけど、
でも、ぎゅっと目を閉じてなくちゃいけないほどにひどい
ものばかりでもないと、私は思うよ」(321ページ)

そして、ふと気付く。

我々もまた、八日目の先を生きているのだ、と。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.203
(4pt)

われわれもまた8日目の先を生きる

角田作品は、キレよりもコクがあります。

印象に残る場面や台詞、思わずメモしたくなる心理描写、
情景描写というのは少なめです。
感情移入もさほど出来ないのであるが、登場人物の
行動や心理には妙に納得してしまう。

ともかく、一気に最後まで読ませる独特の力がある。
テクニックというものは念頭にないだろう。
一言でいえば、角田光代はイタコだ。

ただただ、人間の情念を、活字に表したい、その想いだけで
書き上げているように感じる。文学を、小説を、愛し抜いて
いる人に与えられた力を持っているようだ。

小説の最後、自分を誘拐した女に育てられた主人公の薫が、
憎しみの人生から放たれる。

ここで、ようやく読者の気持ちを浮上させてくれる。
救われる瞬間がやって来る。待ってましたぁ、という感じだ。

蝉は七日で死ぬという。「八日目に生き残った蝉の
のほうがかなしい」と思ってきた主人公に、友人の
千草がこう言う。

「八日目の蝉は、ほかの蝉には見られなかったものを
見られるんだから。見たくないって思うかもしれないけど、
でも、ぎゅっと目を閉じてなくちゃいけないほどにひどい
ものばかりでもないと、私は思うよ」(321ページ)

そして、ふと気付く。

我々もまた、八日目の先を生きているのだ、と。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.202
(5pt)

傑作と思います

私は男ですが子を持つ親として、登場人物それぞれの気持ちが分かり、考えさせられました。ただ、薫に妹ができていたのは理解が難しい。全ての原因は夫の不倫なのに、その夫の子をまた作ろうと思うだろうか?違和感は残りましたが、傑作である事は間違いないと思います。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.201
(5pt)

傑作と思います

私は男ですが子を持つ親として、登場人物それぞれの気持ちが分かり、考えさせられました。ただ、薫に妹ができていたのは理解が難しい。全ての原因は夫の不倫なのに、その夫の子をまた作ろうと思うだろうか?違和感は残りましたが、傑作である事は間違いないと思います。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.200
(4pt)

母性は育てるものかな

読み進めながら誘拐犯である主人公に肩入れしてしまう自分がいた。
二人逃げ延びて、薫がランドセルを背負って小学校へ行けますように!
と、祈る自分がいた。たぶんそれは、
全てを投げ捨ててでも子供を守るというピュアな母性に心打たれたからだと思う。

ただ後半、あまりにも本当の母親のダメぶりを、
これでもかこれでもかと書き重ねられウンザリした。
なんかステレオタイプなダメ母過ぎて。

母性とは産む事よりも育てる事で育まれるものだと、経験上実感するし、
3歳まで引き離されて暮らした娘を愛せない母の苦しい気持ちを
もっと切実に書いてもらえれば、
全ての登場人物のポジションが明確になったんじゃないかと惜しまれる。

前半星5つ、後半星3つ、というつもりで評価しました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.199
(4pt)

母性は育てるものかな

読み進めながら誘拐犯である主人公に肩入れしてしまう自分がいた。
二人逃げ延びて、薫がランドセルを背負って小学校へ行けますように!
と、祈る自分がいた。たぶんそれは、
全てを投げ捨ててでも子供を守るというピュアな母性に心打たれたからだと思う。

ただ後半、あまりにも本当の母親のダメぶりを、
これでもかこれでもかと書き重ねられウンザリした。
なんかステレオタイプなダメ母過ぎて。

母性とは産む事よりも育てる事で育まれるものだと、経験上実感するし、
3歳まで引き離されて暮らした娘を愛せない母の苦しい気持ちを
もっと切実に書いてもらえれば、
全ての登場人物のポジションが明確になったんじゃないかと惜しまれる。

前半星5つ、後半星3つ、というつもりで評価しました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.198
(4pt)

面白い

思ったよりも起伏が緩く、カタルシスを感じる場面はなかったですね。
愛憎ドロドロの展開を期待してると肩透かしをくらうかも。
そんななかで登場人物や、八日目の蝉というタイトルのプロットは見事だと思います。
最後がベタな展開ではないのもいい。
印象に残ったのは、やはりタイトル。
七日で死ぬ蝉が、自分だけ八日目に生きていたら
疎外感を感じるだろうか。
主人公が成長とともに八日目を生きる蝉に対しての心情が変化していくのが素敵だと思います。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.197
(4pt)

面白い

思ったよりも起伏が緩く、カタルシスを感じる場面はなかったですね。
愛憎ドロドロの展開を期待してると肩透かしをくらうかも。
そんななかで登場人物や、八日目の蝉というタイトルのプロットは見事だと思います。
最後がベタな展開ではないのもいい。
印象に残ったのは、やはりタイトル。
七日で死ぬ蝉が、自分だけ八日目に生きていたら
疎外感を感じるだろうか。
主人公が成長とともに八日目を生きる蝉に対しての心情が変化していくのが素敵だと思います。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257