(短編集)

鬼の跫音

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評判

鬼の跫音の評価:

3.83/5点 レビュー 78件。 B ランク

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平均点3.83pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(3pt)

「S」でつなぐ短編集

夏だし、なにかホラーっぽいものでも読みたいなと思い手にした一冊。
その点ではまさに「求めてた本」でした。

収録されている6つのお話のすべてに「S」という人物が出てくるのですが、全員まったくの別人。
しかしどの「S」も薄気味の悪い男だったり、主人公が悪に手を染めるきっかけとなる男であったりと、
主人公にとっての負の存在であることは共通している。
この「どいつもこいつもみんなS」の無名さにも妙な怖さがあります。演出としてはすごくうまい!

ジメジメとした陰湿な空気が漂い、気味が悪く、人の心理が次第に狂気へと変化していく過程もジワジワと怖い。
この「ジメジメ・ジワジワ」のいや〜な感じは文章のうまさからくるもの。
結末で意外な方向へ落とすどんでん返しがあるのも読みごたえがあります。

ちょっと他の話とは毛色が違う気がした「悪意の顔」がいちばん印象的です。
たんに怖いだけでなく、常識では片づけられない不思議系の要素もあり、
「悪魔の顔」だけは乙一テイストな味わいがありました。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.7
(3pt)

「S」でつなぐ短編集

夏だし、なにかホラーっぽいものでも読みたいなと思い手にした一冊。
その点ではまさに「求めてた本」でした。
収録されている6つのお話のすべてに「S」という人物が出てくるのですが、全員まったくの別人。
しかしどの「S」も薄気味の悪い男だったり、主人公が悪に手を染めるきっかけとなる男であったりと、
主人公にとっての負の存在であることは共通している。
この「どいつもこいつもみんなS」の無名さにも妙な怖さがあります。演出としてはすごくうまい!
ジメジメとした陰湿な空気が漂い、気味が悪く、人の心理が次第に狂気へと変化していく過程もジワジワと怖い。
この「ジメジメ・ジワジワ」のいや〜な感じは文章のうまさからくるもの。
結末で意外な方向へ落とすどんでん返しがあるのも読みごたえがあります。
ちょっと他の話とは毛色が違う気がした「悪意の顔」がいちばん印象的です。
たんに怖いだけでなく、常識では片づけられない不思議系の要素もあり、
「悪魔の顔」だけは乙一テイストな味わいがありました。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.6
(3pt)

帯が・・・

道尾さんの短編集です。やはり、上手な人だと思います。
レビューにも書きましたが、向日葵は、上手いだけしか
残りませんでしたが、最近の長編で、かなり読ませる作家
になってきていると思います。本作も、ホラー要素たっぷりの
佳作が集まった短編集となっております。ただ、帯にある
「最高傑作」とか、もうやめませんか?帯を作った人、あなた
は本気で本作が最高傑作と思っているのですか?理由は?道尾さん
の作品を全て読んでいる人なら、この短編集が最高傑作ではないこと
くらい明らかです。最近の「売れればいい」という傾向には
辟易しますね。この帯がかえって本作の評価を低めてしまう気
がします。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.5
(3pt)

帯が・・・

道尾さんの短編集です。やはり、上手な人だと思います。
レビューにも書きましたが、向日葵は、上手いだけしか
残りませんでしたが、最近の長編で、かなり読ませる作家
になってきていると思います。本作も、ホラー要素たっぷりの
佳作が集まった短編集となっております。ただ、帯にある
「最高傑作」とか、もうやめませんか?帯を作った人、あなた
は本気で本作が最高傑作と思っているのですか?理由は?道尾さん
の作品を全て読んでいる人なら、この短編集が最高傑作ではないこと
くらい明らかです。最近の「売れればいい」という傾向には
辟易しますね。この帯がかえって本作の評価を低めてしまう気
がします。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.4
(3pt)

ただのホラーというわけではなく短編ごとに何かしらミステリのトリックが仕掛けられていた

6編の短編集で、どれも心に何かしら異常な部分を持つ「S」という人間を中心に描かれるホラーの要素が強い物語だった。ただのホラーというわけではなく、短編ごとに何かしらミステリのトリックが仕掛けられていたので飽きずに読めた。
個人的には「冬の鬼」と「悪意の顔」がおもしろかった。「冬の鬼」は時間を現在から過去へ遡る日記形式の文章だったのだが、違和感なく読めた。「悪意の顔」はSの嫌がらせが悪質で恐かったり、恐怖や悪意の心を取り除く手段が不思議でおもしろかった。
ただ、この著者の作品は伏線がしっかりとした長編の大きな仕掛けが多かったので、短編では物足りなかった。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.3
(3pt)

ただのホラーというわけではなく短編ごとに何かしらミステリのトリックが仕掛けられていた

6編の短編集で、どれも心に何かしら異常な部分を持つ「S」という人間を中心に描かれるホラーの要素が強い物語だった。ただのホラーというわけではなく、短編ごとに何かしらミステリのトリックが仕掛けられていたので飽きずに読めた。
個人的には「冬の鬼」と「悪意の顔」がおもしろかった。「冬の鬼」は時間を現在から過去へ遡る日記形式の文章だったのだが、違和感なく読めた。「悪意の顔」はSの嫌がらせが悪質で恐かったり、恐怖や悪意の心を取り除く手段が不思議でおもしろかった。
ただ、この著者の作品は伏線がしっかりとした長編の大きな仕掛けが多かったので、短編では物足りなかった。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.2
(3pt)

可もなく不可もない出来

6話の短編が収録されている作品です。連作短編集となっていますが、厳密に言えば普通の短編集です。連作ではありません。3話のラストと4話の初めの1ページにつながりがあるだけです。
6話に共通しているのは、鴉とSという人物が登場することだけです。Sという人物も各6話で登場する6人がそれぞれ別人でつながりはありません。過去作「向日葵の咲かない夏」に登場するS君とも関連がありません。
内容は、サスペンス、ホラー系で、それぞれの話の最後には落ちが用意されています。どれも暗い話ばかりで明るい話はありません。短編集の為、気軽に読める分量ですが、その分、長編作品と比べると物足りなさを感じるかもしれません。
道尾作品を今まで読んできた読者ならば、このような短編集も書けるのかと楽しめるかもしれませんが、この作者の作品を初めて読む人ならば、この作品よりも一般的に評価が高い「ラットマン」のほうが、個人的にはお勧めです。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.1
(3pt)

可もなく不可もない出来

6話の短編が収録されている作品です。連作短編集となっていますが、厳密に言えば普通の短編集です。連作ではありません。3話のラストと4話の初めの1ページにつながりがあるだけです。
6話に共通しているのは、鴉とSという人物が登場することだけです。Sという人物も各6話で登場する6人がそれぞれ別人でつながりはありません。過去作「向日葵の咲かない夏」に登場するS君とも関連がありません。
内容は、サスペンス、ホラー系で、それぞれの話の最後には落ちが用意されています。どれも暗い話ばかりで明るい話はありません。短編集の為、気軽に読める分量ですが、その分、長編作品と比べると物足りなさを感じるかもしれません。
道尾作品を今まで読んできた読者ならば、このような短編集も書けるのかと楽しめるかもしれませんが、この作者の作品を初めて読む人ならば、この作品よりも一般的に評価が高い「ラットマン」のほうが、個人的にはお勧めです。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115