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砂の城の殺人
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砂の城の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「美波の事件簿」シリーズの第3作。 休筆からの復帰であり、これまでのライトノベルという縛りからも解放され、期待の一冊であったが、間違った方向に進んでしまったという印象が強い。 相変わらず登場人物に魅力がない。特に主人公が馬鹿すぎるのがつらい。もう少し工夫できないものだろうか。 これまでの2作と比べて、本格ミステリ色がかなり強くなっている。大仕掛けのトリックはそこそこ面白い。しかし、全体のバランスが決定的に悪い。プロットが無駄に複雑化しているし、作品の雰囲気と事件の内容があまりにも不調和。作者の意気込みが空回りしてしまったのだろう。 | ||||
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シリーズ3作目ということですが、それまでの作品を読んでいないので、 あくまでも本作だけの印象になりますが、登場人物に魅力を感じません。 主人公はただ慌てふためき、自分で物事を考えようとしない子供に見え、 何より探偵役である筈の修矢に好感を持てませんでした。 ぶっきらぼうなのは良いのですが、彼の内面などが書かれていないので、 本作だけでは感情移入がしにくいものでした。 この2人がタメ口なのも、どうも違和感を覚えます。 同じ高校に通う同級生とかなら納得もできますが、修矢が主人公より年上なのに このような関係になるのか、甚だ疑問です。 探偵役が男なので、どうしてもロマンスめいたものを期待してしまいますが、 修矢に好感を持てないのでは、作品の世界に入っていけません。 主人公の友人がべらんめえ調やお嬢様言葉を話すというのも、現実感がないように思いました。 ストーリーの方も、主人公の父親の行方不明話とミステリが結び付かないという印象を受け、 修矢が殺人現場に到着するのが最後の方でそれまで主人公の友人が探偵を務めるというのはちょっと回りくどいというか、 別に修矢が主人公と一緒に行くという展開でよかったのではないかという気がします。 全体的には、バランスが悪いという印象でした。 真相そのものも、もう少しシンプルにしてほしかったのと、 主人公がアルバイトをする展開も無理矢理に見え、仕事先にペットを独断で連れていくというのも問題があるように思えました。 あらすじだけ読むと魅力的に思えたのですが、設定などをうまく活かしきれなかったように感じて残念でした。 | ||||
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数年ぶりの書きおろしとなるシリーズの3作目です. 作中,ところどころで入る状況説明がまどろっこしくて, 話の腰を折っているような印象があるのが引っかかります. かといって,後半への伏線になっているところもあまりなく, ページが厚いぶん,もう少しすっきり読ませてほしかったです. また,普段はドジであまり役に立たない感じのする主人公が, その『説明役』にまわった途端,急に大人びたようになるのも, まるで棒読みのような言いまわしで,どうもしらけてしまいます. 事件も,これまでの2作より練られていたとは思うのですが, 早いうちに真犯人に気づいてしまい,トリックもかなり平凡. 何度もひっくり返る終盤の謎解きも,オーソドックスな事件を, 逆にややこしくているだけで,むしろ逆効果のように感じました. 残念ながら,ちょっと自分には合わない作品だったようです…. | ||||
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