少女

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評判

少女の評価:

3.36/5点 レビュー 263件。 B ランク

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平均点3.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全168件 141〜160 8/9ページ
No.28
(5pt)

順番として

告白と比べるとという事はどうしても避けられないのはわかる。
幸か不幸か、告白に手を出しかねている間に先に読んだのでその時点の感想でいえば
とても面白かった。
無垢(ともいいきれないが)な年頃の残酷なまでの好奇。
テーマとして非常に吸い込まれるところをうまくついている。
死体を見にいきたい、生き急ぎたい、そう言う不安定さが響く。
少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.27
(5pt)

順番として

告白と比べるとという事はどうしても避けられないのはわかる。
幸か不幸か、告白に手を出しかねている間に先に読んだのでその時点の感想でいえば
とても面白かった。
無垢(ともいいきれないが)な年頃の残酷なまでの好奇。
テーマとして非常に吸い込まれるところをうまくついている。
死体を見にいきたい、生き急ぎたい、そう言う不安定さが響く。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.26
(4pt)

やっぱりうまい。

少女二人が短く交互に一人称で語っていくという形式で、「告白」でもそうでしたが、こういう設定だと、個性のある書き分けというのをしない方なので、その点はちょっと読みづらくもあり、最初から最後までということで、ちょっと飽きてくる感じはありました。少女二人も高校生という設定でしたが、中学生ぐらいの感じがしました。
しかし、そういう気になるところはありつつも、ストーリーは意外性のある展開が用意され、最後にはすべてがみごとに繋がって、やっぱりうまいな、この人、と思いました。あと何冊か、読みつづけたい作家さんです。
少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.25
(4pt)

やっぱりうまい。

少女二人が短く交互に一人称で語っていくという形式で、「告白」でもそうでしたが、こういう設定だと、個性のある書き分けというのをしない方なので、その点はちょっと読みづらくもあり、最初から最後までということで、ちょっと飽きてくる感じはありました。少女二人も高校生という設定でしたが、中学生ぐらいの感じがしました。
しかし、そういう気になるところはありつつも、ストーリーは意外性のある展開が用意され、最後にはすべてがみごとに繋がって、やっぱりうまいな、この人、と思いました。あと何冊か、読みつづけたい作家さんです。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.24
(4pt)

少女特有の心理と緻密な人物相関

人の死ぬところを見たいという2人の女子高生が、
夏休みに病院と老人ホームにボランティアに行くという話。
思春期特有の心の歪みと親友同士の間に生じる誤解。
そういった心の闇の中にできた死に対する強い興味が少女達を突き動かし、
別々に展開していくそれぞれの想いと行動が物語の後半では次第に交わっていき、
クライマックスに昇華していく。

心の歪みと人の死というやや重苦しいテーマで包まれた前半は、
あまり心地よい気持ちで読み進められるわけではないけれど、
それほど苦しまずに面白く読める。
登場人物達の関係性が次々と明らかになり、
別々に展開していた少女達の想いや行動が交わり始める後半は、
非常にテンポの良い面白味に満ちた展開で、どんどん物語に引き込まれていく。

登場人物達の複雑な関係性と物語の展開は、ありえないほど緻密に構成されていて、
物凄くレベルが高いと思う。
ただ、どうしても登場人物達の関係性が出来すぎている感は否めない。
偶然的な関係性があまりにもありすぎてリアリティに欠けてしまっている気がする。
その登場人物達の関係がまさにこの物語の醍醐味ではあるけれど、
関係があまりにも複雑で密度が濃すぎるために、理解や記憶のしづらさも生まれてしまう。

人の死というテーマに関しては、答えがやや曖昧になってしまっている。
それは物語の展開上仕方のないことであるかもしれないし、
人の死を目撃した先にあるものを期待すると裏切られるかもしれない。
ただ、自分はこの物語の答えについては好意的に捉えていて、
死というテーマに対する答えとしては妥当な内容だと思っているし、
意外と心地よい読後感を与えてくれる。

構成、内容、読後感、いろいろな意味でかなりいい小説だと思うし、実際かなり面白い。
少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.23
(4pt)

少女特有の心理と緻密な人物相関

人の死ぬところを見たいという2人の女子高生が、
夏休みに病院と老人ホームにボランティアに行くという話。
思春期特有の心の歪みと親友同士の間に生じる誤解。
そういった心の闇の中にできた死に対する強い興味が少女達を突き動かし、
別々に展開していくそれぞれの想いと行動が物語の後半では次第に交わっていき、
クライマックスに昇華していく。
心の歪みと人の死というやや重苦しいテーマで包まれた前半は、
あまり心地よい気持ちで読み進められるわけではないけれど、
それほど苦しまずに面白く読める。
登場人物達の関係性が次々と明らかになり、
別々に展開していた少女達の想いや行動が交わり始める後半は、
非常にテンポの良い面白味に満ちた展開で、どんどん物語に引き込まれていく。
登場人物達の複雑な関係性と物語の展開は、ありえないほど緻密に構成されていて、
物凄くレベルが高いと思う。
ただ、どうしても登場人物達の関係性が出来すぎている感は否めない。
偶然的な関係性があまりにもありすぎてリアリティに欠けてしまっている気がする。
その登場人物達の関係がまさにこの物語の醍醐味ではあるけれど、
関係があまりにも複雑で密度が濃すぎるために、理解や記憶のしづらさも生まれてしまう。
人の死というテーマに関しては、答えがやや曖昧になってしまっている。
それは物語の展開上仕方のないことであるかもしれないし、
人の死を目撃した先にあるものを期待すると裏切られるかもしれない。
ただ、自分はこの物語の答えについては好意的に捉えていて、
死というテーマに対する答えとしては妥当な内容だと思っているし、
意外と心地よい読後感を与えてくれる。
構成、内容、読後感、いろいろな意味でかなりいい小説だと思うし、実際かなり面白い。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.22
(4pt)

まさに「少女」な物語

 ほかのレビューでも書かれているとおり、『告白』に比べるとややスピード感やトリックの巧妙さに欠けるかも知れません。設定もちょっと説得力に薄いかも。
 でも、私はとても面白く読みました。
「女子高生ってこうだよな〜」って感じで、面白かった。このくらいの年頃の女の子って、大人をなめてかかってたり、親をさめたまなざしで見てたり、男性に不信感を抱いてたり、同性の友達に強い嫉妬を覚えたりと忙しいんですよね。そういうごちゃまぜなところが、よく出ていた。女性が読めば「あーそうそう」っていう部分が多いんじゃないかな。逆に男性が読んでもピンと来ないかも。男性がイメージする「少女」とはかけ離れてるんで、あまりにも自己中心的で、殺風景に見えるかもしれない。
 
 トリックも私は楽しんだけど、どちらかといえば「少女」を描くための作品だったんじゃないでしょうか。「少女」というジャンル、もしくは生き物自体が「ミステリー」というか。
 いずれにせよ、次作も是非読みたいと思わせる書き手であることは確かです。
 
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.21
(4pt)

何がテーマだったのかがよくわからなかった

同著者の『告白』という著書が結構良かったので、同書も読んでみようかなと思いました。所々毒を聞かせたものもありましたが、『告白』ほどの衝撃はなかったし、印象に残るものもなかったですが、冒頭の遺書は誰の遺書だったのかというミステリーとしてそれなりに楽しめるし、読んでいくにつれて全てがつながっていくといったところは「ああ、そういうことだったか」という感じでした。本書のテーマは「因果応報」ですかね。

本書は、「この夏、絶対に人の死がみたい」ということで、敦子は、補習代わりの老人ホームに手伝いに行き、由紀は、病院の小児科に本の読み聞かせボランティアをしにいきます。具体的に2章から話が始まります。それぞれ人との出会いによって、お互い近すぎてすれ違っていたところがあったが、互いに分かり合っていきます。

最終的には、最後の遺書の続きを見たときは、最後はこういうつながり方だったんだといって、ぞっとしたなあという印象があります。それでも、友達でもお互い探っていたところがある、主人公の敦子と由紀の友情は深まったので、それでよかったのではないでしょうか。

最後に、著者が思ったとおりに、本書を読んで、死について考えるきっかけになるかといえば、そうはならないかなと思いますね。

少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.20
(4pt)

何がテーマだったのかがよくわからなかった

同著者の『告白』という著書が結構良かったので、同書も読んでみようかなと思いました。所々毒を聞かせたものもありましたが、『告白』ほどの衝撃はなかったし、印象に残るものもなかったですが、冒頭の遺書は誰の遺書だったのかというミステリーとしてそれなりに楽しめるし、読んでいくにつれて全てがつながっていくといったところは「ああ、そういうことだったか」という感じでした。本書のテーマは「因果応報」ですかね。
本書は、「この夏、絶対に人の死がみたい」ということで、敦子は、補習代わりの老人ホームに手伝いに行き、由紀は、病院の小児科に本の読み聞かせボランティアをしにいきます。具体的に2章から話が始まります。それぞれ人との出会いによって、お互い近すぎてすれ違っていたところがあったが、互いに分かり合っていきます。
最終的には、最後の遺書の続きを見たときは、最後はこういうつながり方だったんだといって、ぞっとしたなあという印象があります。それでも、友達でもお互い探っていたところがある、主人公の敦子と由紀の友情は深まったので、それでよかったのではないでしょうか。
最後に、著者が思ったとおりに、本書を読んで、死について考えるきっかけになるかといえば、そうはならないかなと思いますね。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.19
(4pt)

告白よりもいい

優しい部分もあるから。特に敦子と由紀のお互いを探りあいながらの友情は若い女の子の友情って、こんなものだと思う。相手のことを考えすぎてわけがわからなくなっているのもかわいくていい。
 こんなふうに思いあっていても、道が分かたれたら話し合うことすらしないだろうと思えるのも切なくていい。
 恋愛面での切り替えの早さとか、恋愛相手への冷静な評価が、すごくリアル。

 ご都合主義的なところもあるけど、そんなこといったら、ありとあらゆるエンターテイメントが成り立たないし、それでも伏線とその回収の仕方はすごく見事だと思う。
 それよりも読者を選ぶ点は冷静で手厳しい年若い女子高生の視点ですすんでいくところで、……女性にはああリアルだーわかる、と思えるところが多いけど、読者が男性だったら恋愛面での冷静さは嫌な気分になって、今一つ、のめりこめない人もいるかもしれません。
少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.18
(4pt)

告白よりもいい

 優しい部分もあるから。特に敦子と由紀のお互いを探りあいながらの友情は若い女の子の友情って、こんなものだと思う。相手のことを考えすぎてわけがわからなくなっているのもかわいくていい。
 こんなふうに思いあっていても、道が分かたれたら話し合うことすらしないだろうと思えるのも切なくていい。
 恋愛面での切り替えの早さとか、恋愛相手への冷静な評価が、すごくリアル。
 ご都合主義的なところもあるけど、そんなこといったら、ありとあらゆるエンターテイメントが成り立たないし、それでも伏線とその回収の仕方はすごく見事だと思う。
 それよりも読者を選ぶ点は冷静で手厳しい年若い女子高生の視点ですすんでいくところで、……女性にはああリアルだーわかる、と思えるところが多いけど、読者が男性だったら恋愛面での冷静さは嫌な気分になって、今一つ、のめりこめない人もいるかもしれません。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.17
(4pt)

「告白」との違い

一人称で話が進むのは「告白」と同じです。
悪感情多めに人間の内面が描かれているのも「告白」と同じ。
前作との違いはユーモアの有無でしょうか。
所々でてくるユーモラスなセリフに笑えました。
「告白」が楽しめた人なら問題ありません。
「告白」よりダメージが少なく気楽な分、衝撃も少ないという感じです。
どちらがいいかは好みでしょう。
「告白」を読んでいない人はこちらから読んでもいいかもしれません。
少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.16
(4pt)

「告白」との違い

一人称で話が進むのは「告白」と同じです。
悪感情多めに人間の内面が描かれているのも「告白」と同じ。
前作との違いはユーモアの有無でしょうか。
所々でてくるユーモラスなセリフに笑えました。
「告白」が楽しめた人なら問題ありません。
「告白」よりダメージが少なく気楽な分、衝撃も少ないという感じです。
どちらがいいかは好みでしょう。
「告白」を読んでいない人はこちらから読んでもいいかもしれません。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.15
(5pt)

私は前作の「告白」も読みましたが…

初めのインパクトは「告白」の方が上でしたが
「少女」は初めは女子高校生の友達との関係や悩みなどが
2人の少女の頭の中で思っている事を、読んでいる感じが多く
人の心の中を読んでいる感じで面白いです!!

初めは何となく話が読めてたんですが
残り3分の1ほどになると、展開が速くなり思っていた以上に
色んな事が繋がっていてとても面白かったです!!!

私はとくに、由紀と祖母の関係が
亡くなった祖母との関係に似てて共感しました。
あと敦子の人間関係に悩む辺りは若い頃なら誰しもあり
何となく わかる気もしました。

まだ進み方が粗い気がしますが
それでも面白く、作者さんの今後の作品も楽しみです。
少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.14
(5pt)

私は前作の「告白」も読みましたが…

初めのインパクトは「告白」の方が上でしたが
「少女」は初めは女子高校生の友達との関係や悩みなどが
2人の少女の頭の中で思っている事を、読んでいる感じが多く
人の心の中を読んでいる感じで面白いです!!
初めは何となく話が読めてたんですが
残り3分の1ほどになると、展開が速くなり思っていた以上に
色んな事が繋がっていてとても面白かったです!!!
私はとくに、由紀と祖母の関係が
亡くなった祖母との関係に似てて共感しました。
あと敦子の人間関係に悩む辺りは若い頃なら誰しもあり
何となく わかる気もしました。
まだ進み方が粗い気がしますが
それでも面白く、作者さんの今後の作品も楽しみです。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.13
(4pt)

まずまず

たった今、読み終わりました。
前作の「告白」と比べて若干、インパクトは少なかったので星4つ。
ですが、10代独特の考えや物言い、切り替えの早さ、
ご都合主義と言った部分が読みやすく書かれていて、懐かしかったです。
読み始めはなかなか進まず、失敗したかな?と思いましたが、
物語の中身が夏休みに突入し、
それぞれ行動し始めるようになってからは早かったです。
次回の作品も出版されたら、
ハードカバーでも買っちゃいます。

少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.12
(4pt)

まずまず

たった今、読み終わりました。
前作の「告白」と比べて若干、インパクトは少なかったので星4つ。
ですが、10代独特の考えや物言い、切り替えの早さ、
ご都合主義と言った部分が読みやすく書かれていて、懐かしかったです。
読み始めはなかなか進まず、失敗したかな?と思いましたが、
物語の中身が夏休みに突入し、
それぞれ行動し始めるようになってからは早かったです。
次回の作品も出版されたら、
ハードカバーでも買っちゃいます。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.11
(4pt)

終章の出来が良い

主人公の高校二年生である由紀と敦子が人の死が見たいという理由から、死に近い場所である病院と老人ホームのボランティアへそれぞれ参加し、そこでの出来事がのちにお互いの行動につながっていく話です。
プロローグ代わりの遺書から話がはじまり、一章から五章を経て終章という構成になっています。五章までは前作の「告白」に比べて、それほど暗い感じの話ではなかったのですが、終章で今までの伏線の回収や登場人物の関係が判明し、最初の遺書のシーンへと繋がります。その構成が読んでいて、実にうまくできていると感じました。
五章までは、「告白」と雰囲気が違うと思っていましたが、終章を読んでやはり「告白」の作者らしい話になっていました。
「告白」同様、あまり後味の良い結末ではありませんので、読む際には注意が必要です。
少女 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 少女 (双葉文庫)より
4575514837
No.10
(4pt)

終章の出来が良い

主人公の高校二年生である由紀と敦子が人の死が見たいという理由から、死に近い場所である病院と老人ホームのボランティアへそれぞれ参加し、そこでの出来事がのちにお互いの行動につながっていく話です。
プロローグ代わりの遺書から話がはじまり、一章から五章を経て終章という構成になっています。五章までは前作の「告白」に比べて、それほど暗い感じの話ではなかったのですが、終章で今までの伏線の回収や登場人物の関係が判明し、最初の遺書のシーンへと繋がります。その構成が読んでいて、実にうまくできていると感じました。
五章までは、「告白」と雰囲気が違うと思っていましたが、終章を読んでやはり「告白」の作者らしい話になっていました。
「告白」同様、あまり後味の良い結末ではありませんので、読む際には注意が必要です。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954
No.9
(4pt)

ミステリ小説というより青春小説?

『告白』にくらべると,まだ救いがある感じになっている.『告白』は「救いがないからいけない」というわけではないのだけど,結局なにがいいたいのかわからない,単に悪意に満ちていているだけの小説だった気がするので,面白かったのだけど,あまり好きではない.第1章だけでいいと思う.ちなみに,これにたいして「HIV患者にたいする冒涜だ」という批判を聞いたことがあるけど,それはお門違いだと思う.
一方『少女』のほうは,まあ,これも救いのない登場人物がいたり,由紀が「じつはいい子のようでいて,でもやはり悪意に満ちている」というちょっと矛盾したキャラクター設定だったりするけれど(ある意味でひとはみなそういうところがあるわけだけど),由紀と敦子のふたりの関係にだけ注目するとそれなりにさわやかな読後感がある.意外な「はず」のさまざまな人物や出来事の相関は,飾り物程度に考えてあまり期待しないで読むほうがいいと思う.
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152089954