神はサイコロを振らない

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神はサイコロを振らないの評価:

3.55/5点 レビュー 38件。 C ランク

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平均点3.55pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(5pt)

それぞれの人生

墜落事故で全員が死亡だと告げられた遺族は、それぞれの10年間がありました。
再婚した人、離婚した人、必死に子供を育ててきた人、、、
そんな人たちの前に、突然帰ってきた飛行機。
それとは対照的に、普通にフライトを終えて羽田に到着すると10年後だった乗客。
乗客1人ひとりと、その家族や恋人たちにはそれぞれの人生があって、再び消えてしまうまでの間の出来ごとが、事細かに描写されています。
誰かが主役というわけでなく、それぞれの違った人生が絡み合っているところが、人間らしい感じで私はかなり気に入りました!!
神はサイコロを振らない (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らない (中公文庫)より
4122046238
No.9
(4pt)

ドラマとはまた違う面白さ

ドラマの予告CMを見て、「10年というブランクを超えて育まれる愛の物語」だと思い込んでいたのですが、実際は微妙に違いました。またもや「黄泉がえり」的タラレバ・ストーリー。
最近このテの「タラレバ」小説が多いのは、やはりついつい「あのときああだっタラ」「こうしていレバ」と思ってしまうような悲劇的な事件や事故・災害が多いからなのかなぁ。 (=_=)?
私的には、乗員乗客の最後の場面をきっちり描いて欲しかったな〜。「それを書かずに読者に想像させるのが小説の常套的手法」と言われてしまうかもしれないけど☆
ドラマとは同じ内容でありながら設定がかなり異なるので、ドラマを見た方にも楽しめる内容です。
神はサイコロを振らない (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らない (中公文庫)より
4122046238
No.8
(4pt)

読み応えあり。

掛かりなラストが描けるのは本ならでは。これをドラマでやったらお金が
かかって大変だったでしょう。乗員・乗客の一人一人にスポットが当て
られており、それぞれの生き方の短編集といった読み方もできます。
エピローグとして後日談も読めますが、その後日談に意味がないように
思えたので星を一つ減らしました。
神はサイコロを振らない (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らない (中公文庫)より
4122046238
No.7
(4pt)

テレビを見てから買って読みました。

 テレビの最終回の前の週に読み始めて、途中でやめておきドラマの最終回を見てから読み切りました。
 登場人物の設定が異なるところがあるので、どちらを先に見たか読んだかで、どちらがよいか分かれるかと思います。(ちなみに私はドラマ。)
 他の方がおっしゃるようシーンがくるくる変わりますが、ドラマより消える時間が短いこともあってのことと、私はあまり気にしませんでした。 私は過去から来た人に殺された人はどうなるのか(ドラマを考えるとそのままかな。)、過去から来て自殺した人も引き戻されるのかが気になりました。
 あと、エピローグもいるかいらないか迷いました。(これ書くに当たり読み返すと遺骨は発見されないのでドラマ同様パラレルワールドはあるのか。でも自衛隊が受信しながら何もしなかったというのはいらないかな。) しかし、10年前に消えた飛行機が突然現れるという設定はおもしろいと思い評価は星4です。
 みんな消えてしまうのは両方同じですが、(これ書いちゃ行けないか?)残された者は、別れを言うまもなく突然いなくなった人間と再会できた奇跡を胸に自分の人生を歩いていこうということだと思います。
 ちょっとドラマに引きづられた面があるかもしれません。読んだ皆さんがまた御意見を聞かせて下さい。  
神はサイコロを振らない (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らない (中公文庫)より
4122046238
No.6
(4pt)

なかなか

物語の設定がかなり「どんでもない」状況なので、多少混乱するところもあるわけですが、
最終的に第12章へ展開していく為の状況設定であることがよく分かります。筆者は別に飛行機が
タイムスリップして大混乱の「とんでも物語」が書きたかったわけではないと言うことです。
 そう言う視点で見れば、半信半疑ではあるものの、ある意味極限状態を突きつけられた人々が
どんな風に過ごすのか、そしてどうあって欲しいのかが一生懸命に書かれていると言う印象を
受けました。その意味では感動的でもあり面白くもあった。
 他方、他の方が書いているように、登場人物が多い上に話がどんどん進み、しかもいきなり
対象人物が変わってしまうので、誰の話なのか分からなくなってしまう所があり、やや読みにくい。
じっくり読みたい人は3日の時系列と登場人物のマトリックス表を作成して読んだ方が良いかも…。
 あと、12章の展開は非常に感動的なのですが、後半になって原稿用紙が足りなくなった(!?)
のかのように、突然仲直りしたり、突然…と言うことが多くて「なんでなんで?」と思うことしきり…。
12章が書きたかったんだから全体の1/3くらいをそれに宛てても良かったのではないか、
とも思います。
 とは言え、喜怒哀楽が盛り込まれ、いろいろ考えさせられると言う意味ではなかなか趣深い本
と言うことが出来ると思います。少し時間を取ってじっくり読むことをおすすめします。
神はサイコロを振らない (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らない (中公文庫)より
4122046238
No.5
(5pt)

それでも粛々と生きること

荒唐無稽と言われても仕方のない設定については
それが描きたいことではないから
この際まるで気にしない。
(SFではないから)
家族や大事な人を失った人間が生きていくこと
特に子供を失った夫婦のそれ。
そのあたりがメインテーマだと思う。
(文庫版あとがきにもありました)
本来だったら重苦しいテーマなのにそれを感じさせないのは
リズミカルで読みやすい文体と
多くの登場人物たちが持つ潔さのおかげかな。
さらに10年というくくりで94年から04年を
あえて選んだのも見事。
ここでいわゆる「失われた10年」への
どうにかできなかったのかという思いや
結局人間のすることなのだからという諦念
それらが見事に描かれ社会派小説としての赴きも充分味わえます。
関係者が多く
それぞれがドラマをもっているために
それらが錯綜し
混乱してしまうか、あるいはひとつひとつのドラマが浅くなってしまう
という危惧はありましたが。
どうしてどうして
それらのほとんどを見事に描ききっているのはさすがです。
あくまでもチラリとですが
ハードボイルドも、「のだめカンタービレ」も
ドロドロ昼ドラも、「映画版ウルトラマン」も
「青が散る」も「博士の愛した数式」も
「破線のマリス」も
一冊で楽しめてしまうような。
ラストはぼくには圧巻でした。
寝室で寝ている妻子の寝顔を確認しないではいられなかった。
タイトルも見事ですし
何と言っても文庫版の装丁
読後改めて表紙を眺めながら
人生が無限でないことを思い
涙しました。
神はサイコロを振らない (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らない (中公文庫)より
4122046238
No.4
(4pt)

たった3日間の、悲しい『過去』と『未来』との出会いのドラマです。

最初書店で手にとって読んだ際は、『黄泉がえり』みたいな感じかな、って思いました。でも違っていました。
402便に搭乗していた、それぞれの人物の人生が、10年間の時(とき)の『過去』と『未来』を
たった3日間で埋められないもどかしさが伝わってきました。
『消えてしまう時』のそれぞれの登場人物の行動が涙を誘います。
富士山での黒木亮親子の別れのシーンは涙出っ放しで読めませんでした。
テレビドラマ版とは登場人物に合わせて(だと思うのですが)ストーリーが異なります。
是非テレビドラマ版を見ている方にも読んで欲しいと思います。
私的には、この原作本の方が気に入っています。
神はサイコロを振らない (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らない (中公文庫)より
4122046238
No.3
(5pt)

奇跡を信じたい

ドラマの原作本ということで初めて大石英司の作品を読んだ。まず設定に参った。10年前に消息を失って,墜落した思われていた報和航空402便が時空の壁を越えて,10年後の世界の舞い戻ってくるのだ。それだけでもすごいのに,戻ってきた68名の乗員乗客は,10年前の姿のままで戻ってきた。それも,3日後にはまた消えるという限られた期間で。その3日間にそれぞれの乗員乗客が,10年間に起こったそれぞれの家族の愛憎劇と向き合い,そして,再生していく家族の姿。ライトまで一気に読ませ,最後には涙,涙の物語だ。ぜひ,読んでほしい小説だ。
神はサイコロを振らない (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らない (中公文庫)より
4122046238
No.2
(5pt)

朝っぱらからぼろんぼろんと泣けました

実はこの本、年末から今日まで半ばまで進んで止まっていた。今日も適当なところで切り上げて、と思っていたら…。話が一気に進み出して、もう大変。ベッドで読みながらぼろんぼろん泣いちまったよ。話の初期設定からしてこれで泣けないわけはないんだけど、それでもここまできっちり舞台を作って仕上げてくれると、もうどう抗っても勝ち目ナシ。何度も何度も眼からしょっぱい涙があふれてくる。読み終えて、ちょっと呆然として、心のどっかが軽くなったような気分。ああ、こういうのが「泣ける」ブームができた原因なんだなと気付きました。話そのものは「黄泉がえり」「いま、合いにゆきます」なんだけど、どうせ泣くならこれくらいの舞台装置とホラ話で泣きたいぞオラは。心のひだの描写とか、華麗な描写とかではなく、正攻法で異常な状況を思いのままに描いたんだろうなあと思わせる迫力とスッキリ感があります。文体や描写より、状況に萌える方なら楽しめるかなと。 そうそう、最後に出てくる神父さんは、著者のカメオ出演かな、などと思いました。
神はサイコロを振らない Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らないより
4120035948
No.1
(5pt)

泣けました~・゚・(ノД`)・゚・

忽然と消息を絶った旅客機が今、還ってきた。しかし乗員乗客にとって時計の針は十年前を指したまま。歳月を超えて実現した奇跡の再会、そして旅立ちの物語・・・というの中公新書から拝借したあらすじです。この作品は大石さんが夢で見たものがアイデアになっているそうです。久しぶりの戦争物以外の小説。しかも、筆者には珍しくハードカバーです。作品を呼んだ感想は、ほろっと感動そして泣けます。年末、ぜひ読んでみてください。
神はサイコロを振らない Amazon書評・レビュー: 神はサイコロを振らないより
4120035948