11分間

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評判

11分間の評価:

4.43/5点 レビュー 56件。 A ランク

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平均点4.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全63件 41〜60 3/4ページ
No.23
(4pt)

なぜ11分間のために人々はここまで翻弄されるのだろうか?

 ブラジル娘マリーアがダンサーとしてスカウトされスイスへ。ひょんなことから娼婦となり、客の画家との恋を成就させるハッピーエンドな女の半生。こう書くと通俗的だが、これはブラジル娘のカラダとココロを通して“セックスとは何なのか?”を深く考える作品である。“11分間”とはセックスに費やされる所要時間のことなのだ。なぜ11分間のために人々はここまで翻弄されるのだろうか?
 ブラジル娘が青春特有の天邪鬼から初恋に破れ、その美貌から雇い主を手玉に取り、やっと取った有給休暇のコパカバーナでダンサーにスカウトされ...という序盤のあっけらかんとした感じがとてもいい。日本の女子高生やOLも共感しきり?の行動と心理が描かれている。
 娼婦となってからのマリーアは、したたかであり、冷静にセックスを捉えている。個人的には、“男は女のカラダをまったくわかっていない”という結論で良かった気がする。主人公マリーアが実際に画家と恋に落ちてしまった瞬間から、セックスは観念的で哲学的なものに変容してしまう。マリーアは最後の最後まで抵抗し、それを認めない意志を示すのだが、結局はありがちな“セックス=愛、幻想”に着地してしまう。序盤、中盤のセックスの描き方、捉え方が新鮮なだけに、この終わり方は腑に落ちない。
 それにしてもこの小説、名文句数知れずである。
 「(男は)殴ったり、大声を出したり、脅しつけたりするかもしれないが、実際には女を死ぬほど怖がっているのだ」
 「セックスというのは、コントロールの喪失をコントロールする術のことである」 
 “11分間”に関心のあるすべての人になんらかの意識の変化、インパクトを与える作品だと思う。
11分間 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11分間 (角川文庫)より
4042750079
No.22
(4pt)

南米の情熱たっぷりです。

 私がパウロの作品を初めて読んだのは大学2年の時。同級生からかりた「ベロニカは死ぬことにした」が最初である。
 奇抜なタイトルとそれに屈する事の無い内容。初めて作品の中に引き込まれる本だった。それまで出合った本は正直自分を夢中にさせることは無く、全て国語の教科書のような感覚だった(なんか無礼な感じはするがまさにそんな感じだった)。
 一方、この人の作品はそれらと違って、文章を読み始めると勝手に頭がヴィジュアライズを始めて行く。作品の舞台や人間関係、そして個人の心情の全てが映画のように私の頭を駆け巡り広がっていく。現実の世界よりもより現実的。だけど出来過ぎた現実。
 それで夢中になった私が手をだしたのがこの「11分間」。「性」という誰しもが意識しなければならない一方で羞恥心を抱えてしまう事柄を、一人の売春婦によって恥ずかしめる事無く、その本質を紐解いて行く。勿論「性」の事だけではなく、彼女の夢や希望を抱える中でそれに達成出来ず現実を苦しんでいる姿がどうしても青年期の生きる私たちの感情とシンクロしてしまう。
 
 結局の所彼女は売春婦を続ける中で自分が進むべき道を決し、それに向かって走り出していく。大体の話の内容はこんな感じなのですが、よりディープな仕上がりです。でも、目を背ける事は全くないと思います。電車の中で読むのはちょっと恥ずかしいかもしれませんが、”ポルノ”ではないので堂々と読みましょう!!
11分間 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11分間 (角川文庫)より
4042750079
No.21
(5pt)

明るい、健康的な性のお話、パウロ・コエーリョ流。

実話であるところが読後に明るい余韻を与えてくれる。
性に好奇心の人一倍強い主人公マリアは故郷を飛び出し、都会へ。
マリアは知的でたいへん現実的な性質であるがゆえに、
性の快楽やお金、成功することがどういうものかを、みずから体験しながら、クールに結論を出していく。
そんな彼女に思いがけないことが起きる。愛との出会いである。
そしてセックスが愛とセットになっていることがわかる。ひとりの男性との恋愛を通じて真理に目覚めていくのだ。
パウロ・コエーリョの文体はこの本でも絶妙である。陽気で、どことなくユーモラスで、淡々としていて…。
「11分間」のタイトルの意味はとても面白い。みなさん、ご存じでしたか?
11分間 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11分間 (角川文庫)より
4042750079
No.20
(4pt)

ほんとうの性

パウロコエーリョの中で一番好きな本。女性が、自分の体と心だけで学んだ「本当のこと」が書かれています。全てに関して共感しました。贅沢な体を誰でも持ち備えているのに、なぜそれをどの女も駆使できないのか。なぜ欲しいものを求めないのか。大変簡単な英語で書かれているので、eleven minutesの方も読んでみて欲しいと思います。
11分間 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11分間 (角川文庫)より
4042750079
No.19
(4pt)

愛とセックスの物語

ブラジルの田舎で生まれ育ったマリーアは、21歳になると広い世界に憧れてスイスへと発つ。そして22歳になった時、人気の売春婦になっていた。彼女がしたのは決断ではなく選択の連続だったのかもしれない。しかし彼女の中には強く前向きな意思が確かにあった。
マリーアの思い、語る言葉はとても美しく哲学的だ。世界と、ひとりぼっちで人生に立ち向かっていくために生まれてきた人。苦痛と屈辱とものすごい快楽。女と男。愛とセックス…短い、あるいは長すぎる人生の中で、人は様々な経験をして生きていくのだ。
読んでいる最中はとにかくエロくて、また、女性はこれほどまでの洞察と深慮を持ち合わせているのかと驚かされる。そして読み終えてみると純粋なラブストーリーだったとも思う。
11分間 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11分間 (角川文庫)より
4042750079
No.18
(4pt)

恋愛のバイブル

よく、海外文庫は一人ひとりの名前を覚えられないので、とっつきにくいという方にもお薦めです。
この本には女性から見た恋愛に必要な事、全てが書かれていると思います。是非男性に読んで頂き、女性が恋愛に求めていることを理解して頂きたいと思います。
11分間 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11分間 (角川文庫)より
4042750079
No.17
(5pt)

自分の彼女に薦めるのは怖いかも笑

セクシュアルな要素が強い本でしたが、作品全体を読み終わってみるとちょうど今の季節のように、暖かいというかほんわかとした気持ちになる本でした。売春婦という社会的な尊敬のない仕事をしながらも、自立的に、懸命に生きる主人公が本当に魅力的です。数多くの男性との出会いを通して、男を分類したり、その隠れた弱さを描写する箇所などは大変興味深かったです。
哲学的な部分(定義が難しいですが)が苦手な人は、まずストーリーの流れにだけ注目して読んでも十分おもしろいと思います。ただ、この本を通しての著者のメッセージはそういった哲学的な部分にたくさん埋もれています!むしろ自分自身に問いかけてくるようで、本を読みながら、何度も自分の思考の世界にワープしてしまってました。人生とは?、働くとは?、愛とは?というありふれたテーマに対する自分の理解が、著者との対話を通して深まっていくイメージでしょうか?
ただ自分にとって衝撃的だったのは、同じくらいの年齢の女の子の感想がまったく違っていたことです。やはりテーマに沿って、女性の体のこととか、こういうことに対する女性の受け止め方がかなり綿密に女性視点で書いてあるので、どうしてもそちらのほうに気が行ってしまうということなんかな?と思います。
むしろそういう視点で読み返してみると、「男を虜にする極意」みたいなのが、マニュアルっぽくなく自然に物語の中にたくさん埋め込まれているんじゃないかなーと感じました。
だから、物語のメッセージを理解できる聡明な方で、主人公マーリアのように冒険心の強い人なら、読書前後で考え方や行動がガラリと変わってしまうこともあるのではないでしょうか?
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.16
(4pt)

なぜ11分間のために人々はここまで翻弄されるのだろうか?

 ブラジル娘マリーアがダンサーとしてスカウトされスイスへ。ひょんなことから娼婦となり、客の画家との恋を成就させるハッピーエンドな女の半生。こう書くと通俗的だが、これはブラジル娘のカラダとココロを通して“セックスとは何なのか?”を深く考える作品である。“11分間”とはセックスに費やされる所要時間のことなのだ。なぜ11分間のために人々はここまで翻弄されるのだろうか? ブラジル娘が青春特有の天邪鬼から初恋に破れ、その美貌から雇い主を手玉に取り、やっと取った有給休暇のコパカバーナでダンサーにスカウトされ...という序盤のあっけらかんとした感じがとてもいい。日本の女子高生やOLも共感しきり?の行動と心理が描かれている。 娼婦となってからのマリーアは、したたかであり、冷静にセックスを捉えている。個人的には、“男は女のカラダをまったくわかっていない”という結論で良かった気がする。主人公マリーアが実際に画家と恋に落ちてしまった瞬間から、セックスは観念的で哲学的なものに変容してしまう。マリーアは最後の最後まで抵抗し、それを認めない意志を示すのだが、結局はありがちな“セックス=愛、幻想”に着地してしまう。序盤、中盤のセックスの描き方、捉え方が新鮮なだけに、この終わり方は腑に落ちない。 それにしてもこの小説、名文句数知れずである。 「(男は)殴ったり、大声を出したり、脅しつけたりするかもしれないが、実際には女を死ぬほど怖がっているのだ」 「セックスというのは、コントロールの喪失をコントロールする術のことである」  “11分間”に関心のあるすべての人になんらかの意識の変化、インパクトを与える作品だと思う。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.15
(4pt)

性別問わず

他のレビューで女性が多いですが、男性でも十分楽しめる作品です。パウロ・コエーリョ自身が男性なので、女を買う男の心理や行動パターンがタイプ別に分類されていたり、いかなる理由で男がSEXの為にお金を払うかの表現も的を射ている。ただ、売る側も買う側もあまり批判的に表現されていない為、女性読者の中にはこの点を不快に思う方もいるかと思います。主人公の極端ともいえるポジティブな思考がアルケミストにも通じ、悲劇的なストーリー展開にも、悲壮感すら感じさせない力強さがあります。SEXをテーマにした内容と興味を引く題名とうらはらに、すごく純粋でポジティブな気持ちにさせてくれる、美しいラブストーリーだと思いました。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.14
(5pt)

さすが!

さすがにパウロさん!これほどまでにハッキリと主人公にセクシュアリティの聖なる意味を語らせるとは!「アルケミスト」からファンになった方の一部の方はやはり戸惑うでしょう。ストレートなセックス描写もあるので。ですが、まぎれもないこれは魂の物語で「閉じた輪をらせんに変える」処方箋だと思います。誰もが口ごもってハッキリ言ってこなかったことをズバリと書いています。「聖なるセックスというものが存在し、それは瞑想である」と考えてきた人間には同じことを考えてきた識者がいることを再認識させてくれます。素敵!
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.13
(4pt)

著者のやさしさが伝わる作品です。

汚く見えるものの中にまことを見出すことに、できるだけ、忠実に再現した作品に感じました。グロテスクにそして、細心の注意を払って書いている文章に、作者のやさしさを感じました。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.12
(5pt)

中学校の図書館に置ければいい作品

 「マリーア」とゆう名を文学作品にみると、聖母マリアと重ねて比べながら読んでしまう事がある。それもこの作品の、一つの読み方かもしれないが、パウロ・コエーリョ 氏は、あきらかに、イエスの最後を見取ったもう一人のマリア、マグダラのマリアの、聖書で語られていない、娼婦となるまでの人生と、愛(イエスが象徴するアガペー)を悟るまでの心の動きを、彼の想う形で、「ただの娼婦」「マリーア」を通じて表現している。  「11分」とゆう、静かな挑発を感じさせるタイトルには、ただありのままを作品にたくそうとしてる、作者の真摯な姿勢と決意、そして、作品中の「マリーア」のねじれのない精神と視線が、合わさって表れている。 この本から私は大きな事を学んだと思う。それは男であり、まだ未熟な私には大きすぎて、まだ説明出来るほどには把握しきれていない。しかし、再読した時、さらに何かをつかめるのは確信出来る。ずっと大事に本棚に置いておく事になりそうだ。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.11
(5pt)

魂がひらいていく

この本を読んでいると心の扉が開いて、魂が解放されて行くのが分かります。マリーアがよく心の中でいう『失うものは何もない』そう、失ってはいけないのは愛だけです。まだ愛を模索しているマリーアに失うものはなにもなかった。『神聖とはなにか、魂とはなにか、命とはなにか、死とはなにか、それらすべての答えは一つ 愛である。』とはドン ファンの有名な言葉。宗教的に哲学的に愛の全てを問うのは人間の永遠であり、産まれてきた意味。『マリーアは神聖な娼婦』『愛がなければ何も残らない』など人間の根本を理解している作者のメッセージはとても強く、重い。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.10
(5pt)

ピュアな物語ですよ。

他のレビューを眺めて、なんだか女性向け・セックスメインの本だと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全然ありません。私の周囲の男性陣は「楽しめる」と言っているし、他のオトコにも是非読んで欲しいかも。主人公の女の子は、「愛って一体何なのか」という問題と最初から最後まで格闘している、至って健康・純粋な女の子です。娼婦だなどという偏見は読み始めてすぐに吹っ飛びます。日記形式の章が沢山あって、そこには彼女の思いのたけが綴られていくのですが、本当に男の人が書いたんだろうかというぐらい、心の描写が素敵でした。(男性作家の作品に登場する女性の心の機微には大抵違和感を持つ人でも、これならすぐに感情移入できます。)メルヘンチック・ちょっとおどけた風に仕上げている一方、この本は先進諸国の人間向けに体を売る貧しい国の女の子たちに目を向けようという問題提起も兼ねていると思います。それでも、作者のラテン系な底抜けの明るさのお陰で、ちっとも重さを感じさせないので、どんどん読めます。ハリウッドが映画化したら、チンケな恋愛ロマンスになってしまいそうですが、本で読む限りとても心温まるストーリーなので、まだ読んでいない人も是非読んでみてください。ハマりますよ。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.9
(5pt)

愛と自由について、確かなヒントをくれる本

”本当の自由の経験とはこういうことだ・・・この世で一番大切なものを、所有することなく、抱きとめること。(p106)”この本をはじめて開いたときに、ぱっと目に飛び込んできたのがこの言葉でした。ものすごくこころに響きました。そして、この一文に、今回わたしがこの本から教えてもらったことのエッセンスが凝縮されているように思います。ほかにもこころに響く言葉がたくさんあります。”ただ、愛を告白してしまったことは、すべてを失うことにつながりかねないので、若干後悔していた。でも、何を失うというのだろう?引き換えに何も求めていないのだから。”(P193)”空に微笑みを向けて、自分が生きていることを、そして、愛している男から何も期待せずにいることを感謝するのだった。””神様、ほんとにどれほど気持ちが良かったことか・・・所有されながら所有しないでいるというのが!””私は愛したい。ただそれだけ。私は誰かを愛さなくてはならない。””互いに愛し合おう。しかし、決して互いを所有しあおうとしてはいけない。”愛と自由とセックスについて、先を行く人からの、とても貴重なメッセージだと感じました。現実に、自分もこんな風に人を愛していこうと思いました。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.8
(5pt)

愛とセックス

主人公のような娼婦ではないけれど、かつてはいろんな男とセックスをした。今はつきあっている人はいない。今となっては、セックス(11分間)に到達するまで、もしくはセックスの後別れるまでが面倒なのだ。むなしいのだ。そんな乾いた状態で読んだ。テンポのいい展開、わくわくする恋愛、どきどきする出会い・・。セックスについて正面から向き合った内容で、飽きずに一気に読んでしまった。愛することこそすべて、それを再確認できる物語だ。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.7
(5pt)

愛とsex

愛とsexの核心についてここまで忠実に表現された本は初めて読みました。最初は、宗教色が強いのかな?と戸惑いましたが主人公のマリーアの生き方や強さにとても惹かれました。まだ読み終えていませんでしたが、50ページ程の時点で既にこの本の価値を評価しています。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.6
(5pt)

一気によみました

帯にひかれ、手にしました。少し、文章が難しいのですが、(固い?)女性の強さを感じました。悩みごとがあるときに読むとよいですよ。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.5
(5pt)

価値のある本

まだ読み終わっていないが、感想としてはパウロ・コエリョの作品の中でアルケミストの次ぐらいだと思います。現在、原作(ポルトガル語版)を読んでいますが、読み終わったら日本語版にも挑戦したいと思います。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X
No.4
(5pt)

娼婦の愛

こんな風にセックスを書いた人はいないように思う。いわゆる経験豊富な人が言いそうな「男なんて、女なんて服を脱いだらみな一緒よ」というのでもない。むしろそういったことと対極をなす。ただ、男と女の側から正直に。あまりにも正直なので目からうろこが落ちる。これを読むと、男女の恋愛や関係は、駆け引きや戦いではないのだと思う。何度も、手を止め、味わいながら読みました。パウロの勇気と才能に拍手です。
11分間 Amazon書評・レビュー: 11分間より
404897212X