交換殺人には向かない夜
評判
交換殺人には向かない夜の評価:
3.66/5点 レビュー 35件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 41〜60 3/4ページ
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交換殺人には向かない夜の評価:
3.66/5点 レビュー 35件。 A ランク
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作品全体の感想としては、確かに面白かった。し、著者のミスディレクションに途中まですっかり嵌ってしまった。
それなのに読み進めながらどうしてもモヤモヤしてしまう点が幾つかあって、素直に「面白かったー」と手放しで言えませんでした。
ひとつは、登場人物達(の言動)があまりにも「マンガチック」という点。
コメディタッチのドラマなどでよく見られる雰囲気だと思いました。
これはわざとそういう表現にしていると思うので、好みの問題だと思います。
自分としては、「本格推理」と銘打たれたものに「作り物過ぎる」人物がぞろぞろ出てくると小説世界に入り込めなくなるので、微妙でした。一人二人ならばともかく。
女性刑事の雰囲気など、某長寿アニメのあの方そのもの(笑)。
あと、探偵が探偵になっていない所。これもわざとかもしれませんが。
最後の種明かしの部分で、それまでキレ良く推理力を発揮していた探偵が、「なんで?」と思うくらい鈍くなってしまったのに、一瞬で小説世界から現実に立ち返ってしまい。
(ネタばれになるかもしれませんが、なぜ探偵が調査に呼ばれたのか、という話のところで。)
読者と同じカードを持っていながら読者に「鈍い!」と思わせる探偵はどうなんだろう…と。
言動は破天荒でも見ている部分は鋭いと思ってただけに、ガクっときました。
また、文章がとても勢い任せな人だなーと。勢い任せというか、リズム任せに文章をつなげているというか。
所々素人でも分かるほど奇妙な表記が出てきて、その度にどうしても引っ掛ってしまう。
(「言動と行動」とか。そもそも言動が言葉と行いのこと。頭が頭痛というのに近い)
誤植というレベルではない微妙さのあれこれは、校正の段階でもう少し丁寧に修正出来なかったものかと残念に思います。話が面白かっただけに。
それともこれが持ち味ということであえて修正しなかったのか。とすると、それも好み次第…になるのだろうか?
所々のめり込んで読める、軽妙とも感じられる勢いがあるだけに、一方で所々我に返ってしまう隙があるのが、期待していただけに残念な部分でした。
レビューがかなり辛口になってますが、あくまでもこれがライトノベルならば「なかなか面白かったかな」で終わってたと思います。
ノベルスの「長編本格推理」という銘打ちに対する先入観が、こういう感想になってしまった所以かと。
本を読む時に期待する部分が人によって違うと思うので、面白ければ多少表現が変であろうが登場人物の言動に作為的なあざとさがあろうが細かい部分は拘らない、という方には不要なレビューかもしれません。