りかさん

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評判

りかさんの評価:

4.46/5点 レビュー 61件。 D ランク

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平均点4.46pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全107件 61〜80 4/6ページ
No.47
(5pt)

人形(ひとがた)は、魂の鎮めどころだと実感させる

 表紙に惹かれて手に取る人がいるかもしれない。また、「りかさん」って変な題名だなあと思って、手に取る人もいるかもしれない。私はそうでした。そして、この本が梨木果歩との最初の出会いになりました。もう何年も前、児童文学図書館で手にしたその当時、読書療法の勉強をしていた私は、ものすごいショックを受けました。
 日本人の作家でこんな世界を書く人がいるなんてって。ホラーでもゴシックでもなく、きちんと魂の世界に向き合って、個人の魂の歴史も、家族の歴史も、民族の歴史さえも書き込める人がいるなんてと驚いたのです。それが、子どもの心に恐怖を与えるかどうか、ある意味微妙な世界のぎりぎりのところを描いているので、(影響力のある本は、読んだ後、内的なエネルギーを意外なところで噴出させるので)安易なファンタジーとして、甘く見る事ができない作品です。
 今の子どもが失くしかけている心の世界、人と人との結びつき、自分のルーツ、ご先祖様の存在、日々の営みを重ねる大切さ、格式、因果、業(ごう)というものを無視して生きる事ができないということを、主人公の祖母と人形のりかさんは、淡々と教えてくれます。
 生きざまや信念の確かな人の存在(モデル・守護者)と、人の魂の鎮めどころとしての存在(心の鏡・お守り)の両方を必要とする子供の成長を改めて考えさせてくれると共に、大人になった今もその必要性を感じます。また、この本を手にした子どもがもう少し大きくなったら、ぜひ「からくりからくさ」を読んで欲しいと思います。
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.46
(5pt)

人形(ひとがた)は、魂の鎮めどころだと実感させる

 表紙に惹かれて手に取る人がいるかもしれない。また、「りかさん」って変な題名だなあと思って、手に取る人もいるかもしれない。私はそうでした。そして、この本が梨木果歩との最初の出会いになりました。もう何年も前、児童文学図書館で手にしたその当時、読書療法の勉強をしていた私は、ものすごいショックを受けました。
 日本人の作家でこんな世界を書く人がいるなんてって。ホラーでもゴシックでもなく、きちんと魂の世界に向き合って、個人の魂の歴史も、家族の歴史も、民族の歴史さえも書き込める人がいるなんてと驚いたのです。それが、子どもの心に恐怖を与えるかどうか、ある意味微妙な世界のぎりぎりのところを描いているので、(影響力のある本は、読んだ後、内的なエネルギーを意外なところで噴出させるので)安易なファンタジーとして、甘く見る事ができない作品です。
 今の子どもが失くしかけている心の世界、人と人との結びつき、自分のルーツ、ご先祖様の存在、日々の営みを重ねる大切さ、格式、因果、業(ごう)というものを無視して生きる事ができないということを、主人公の祖母と人形のりかさんは、淡々と教えてくれます。
 生きざまや信念の確かな人の存在(モデル・守護者)と、人の魂の鎮めどころとしての存在(心の鏡・お守り)の両方を必要とする子供の成長を改めて考えさせてくれると共に、大人になった今もその必要性を感じます。また、この本を手にした子どもがもう少し大きくなったら、ぜひ「からくりからくさ」を読んで欲しいと思います。
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.45
(5pt)

子どものころを思い出す

人形に対する女の子の気持ちには共通するものがあると思いました.
人形は,どうしてこうも女の子の気持ちを惹きつけるのでしょう.
りかさんは特別な人形です.
りかさんとお話しすることができるし,りかさんを通じて他の人形ともお話ができます.
それは,楽しい話ばかりではないけれど,女の子にとっては夢のような話.
主人公は,りかさんや他の人形との交流を通じて,確実に何かが変わりました.
優しい雰囲気で,幻想的なおはなしです.
女性の方におすすめです.昔,人形で遊んだことをきっと思い出します.
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.44
(5pt)

子どものころを思い出す

人形に対する女の子の気持ちには共通するものがあると思いました.
人形は,どうしてこうも女の子の気持ちを惹きつけるのでしょう.
りかさんは特別な人形です.
りかさんとお話しすることができるし,りかさんを通じて他の人形ともお話ができます.
それは,楽しい話ばかりではないけれど,女の子にとっては夢のような話.
主人公は,りかさんや他の人形との交流を通じて,確実に何かが変わりました.
優しい雰囲気で,幻想的なおはなしです.
女性の方におすすめです.昔,人形で遊んだことをきっと思い出します.
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.43
(5pt)

生あるすべての者へ

私にも子供時代、いつも一緒にいたお人形がいました。子供にとってその存在がどのくらいかけがえのないものかわかっているだけに、この本に描かれるような世界が、どれほど素晴らしいことか・・・わかりすぎるほどわかります。もう胸がいっぱい!!!なんて美しいっ!!!大切な大切な本に出会ってしまいました。ようこはりかさんとおばあちゃんによって、人形との関わり方だけでなく、人として、生あるすべてのものとどうやって共存していくべきなのかを教えてくれます。おばあちゃんは何かを真剣に見つめようとすると、どうしても差別というものをしてしまうことがあるといいます。それを避けることはできないけれど、この差別には澄んだ差別と濁った差別があるのだそうです。「自分の濁りを押し付けない。それからどんな『差』や違いでも、なんてかわいいって思うのさ」このことをおばあちゃんがようこに教える場面にはハッとさせられました。生というものの平等を考えてみるきっかけとなりました。なお、ようこが大きくなり、「ミケルの庭」に登場する同居人達と暮らし始めた頃を描いた作品が「からくりからくさ」という本です。ちょうど「りかさん」と「ミケルの庭」を繋ぐお話になっているので、ぜひ読んでみてください。とても素敵な作品です。
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.42
(5pt)

生あるすべての者へ

私にも子供時代、いつも一緒にいたお人形がいました。子供にとってその存在がどのくらいかけがえのないものかわかっているだけに、この本に描かれるような世界が、どれほど素晴らしいことか・・・わかりすぎるほどわかります。もう胸がいっぱい!!!なんて美しいっ!!!大切な大切な本に出会ってしまいました。ようこはりかさんとおばあちゃんによって、人形との関わり方だけでなく、人として、生あるすべてのものとどうやって共存していくべきなのかを教えてくれます。おばあちゃんは何かを真剣に見つめようとすると、どうしても差別というものをしてしまうことがあるといいます。それを避けることはできないけれど、この差別には澄んだ差別と濁った差別があるのだそうです。「自分の濁りを押し付けない。それからどんな『差』や違いでも、なんてかわいいって思うのさ」このことをおばあちゃんがようこに教える場面にはハッとさせられました。生というものの平等を考えてみるきっかけとなりました。なお、ようこが大きくなり、「ミケルの庭」に登場する同居人達と暮らし始めた頃を描いた作品が「からくりからくさ」という本です。ちょうど「りかさん」と「ミケルの庭」を繋ぐお話になっているので、ぜひ読んでみてください。とても素敵な作品です。
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.41
(4pt)

大人のファンタジー

渋いファンタジー物語。 くるみ割り人形の童話、日本版?! 「からくり、からくさ」につづく、前半部分。 「からくりからくさ」で、サスオペンスに変貌。。。 構成、ストーリー展開、梨木さんワールド全開。 人形遊びをしたことがある方は是非どうぞ!
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.40
(4pt)

大人のファンタジー

渋いファンタジー物語。 くるみ割り人形の童話、日本版?! 「からくり、からくさ」につづく、前半部分。 「からくりからくさ」で、サスオペンスに変貌。。。 構成、ストーリー展開、梨木さんワールド全開。 人形遊びをしたことがある方は是非どうぞ!
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.39
(5pt)

奥の、とてもとても深い世界。

梨木香歩さんにはまるキッカケになった本。あるサイトで紹介していたのを思い出し図書館で突発的に借りてしまったのですが、やみつきになってしまいました。お誕生日にりかちゃん人形がほしいと言ったようこ。それを聞きつけたおばあちゃんがようこに届けたのは、真っ黒な髪、綺麗なお着物の、市松人形のりかさんでした。 少しくすりと笑える設定に、思わず引き込まれる物語。力のあるいいお人形のりかさんから、小学生のようこは色々なことを知っていきます。人形にはみんな、わずかながらも力があること。大事にされると、それは育っていくこと。お人形の一つ一つにも、ちゃんとしたエピソードがあるということ。 一緒に収録されているミケルの庭も素敵でした。小さなミケルから見たこの世界がとても新鮮で、緊張感に迫力があり、印象に残る話でした。 りかさんは一度児童書で出ているようですが、むしろ大人向けな話なのだと思います。ひとつひとつが奥の深いストーリーになっているので、小学生には少し理解しがたい部分もありそうな本でした。じっくり、じっくり、読んでください。 おすすめ。五つ星です。
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.38
(5pt)

奥の、とてもとても深い世界。

梨木香歩さんにはまるキッカケになった本。あるサイトで紹介していたのを思い出し図書館で突発的に借りてしまったのですが、やみつきになってしまいました。お誕生日にりかちゃん人形がほしいと言ったようこ。それを聞きつけたおばあちゃんがようこに届けたのは、真っ黒な髪、綺麗なお着物の、市松人形のりかさんでした。 少しくすりと笑える設定に、思わず引き込まれる物語。力のあるいいお人形のりかさんから、小学生のようこは色々なことを知っていきます。人形にはみんな、わずかながらも力があること。大事にされると、それは育っていくこと。お人形の一つ一つにも、ちゃんとしたエピソードがあるということ。 一緒に収録されているミケルの庭も素敵でした。小さなミケルから見たこの世界がとても新鮮で、緊張感に迫力があり、印象に残る話でした。 りかさんは一度児童書で出ているようですが、むしろ大人向けな話なのだと思います。ひとつひとつが奥の深いストーリーになっているので、小学生には少し理解しがたい部分もありそうな本でした。じっくり、じっくり、読んでください。 おすすめ。五つ星です。
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.37
(5pt)

りかさん・・・

ようこちゃんは友達みんなが持っているリカちゃん人形がほしかったのに、おばあちゃんがプレゼントしてくれたのは市松人形の「りかさん」でもこのお人形、ふしぎな力を持っていて・・・ようこはその筋を持った子。人形たちの叫びや声がりかさんを通して見ることができる。そして自然のもの、代々伝わってきた大切なことたちを感じて・・・梨木香歩の「からくりからくさ」を読んだ後にこの本を手にしたのだが、どちらが先がいいのだろう・・・どちらも一緒に読んでください。
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.36
(5pt)

りかさん・・・

ようこちゃんは友達みんなが持っているリカちゃん人形がほしかったのに、おばあちゃんがプレゼントしてくれたのは市松人形の「りかさん」でもこのお人形、ふしぎな力を持っていて・・・ようこはその筋を持った子。人形たちの叫びや声がりかさんを通して見ることができる。そして自然のもの、代々伝わってきた大切なことたちを感じて・・・梨木香歩の「からくりからくさ」を読んだ後にこの本を手にしたのだが、どちらが先がいいのだろう・・・どちらも一緒に読んでください。
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.35
(5pt)

清々しい読後感

『西の魔女が死んだ』で梨木さんの感性に共感&感動して、手に取った2冊目の『りかさん』。
ぐいぐい引き込まれて一気読みしてしまいました!
人形と人間が心を通わせるというメルヘンチックな設定と随所に盛り込まれた梨木さんの人生哲学が
上手く織り合って、とてもさわやかな読後感を味わわせてもらいました。
様々な人形達の物語が、りかさん・ようこ・おばあちゃんの3人の手によって柔らかく解きほぐされていく・・・
ビスクドールの語る悲しいお話・・・
りかさんに「あなたは言いたいんでしょ」と促されてビスクドールが、ためらいながら囁いた言葉。
思わず知らず、涙がブワァ~っと溢れてしまいました。
アメリカから親善大使として贈られて来た人形アビゲイルを愛慕していた女の子・・・
教師の命令で人形を刺さなければならなかった彼女は、人形と一緒に自分の柔らかな心も刺し殺してしまった・・・
戦争とは、様々な形で人々に酷いことを強いるものなのですね。
人形の役目について、ようこに語ったおばあちゃんの言葉・・・人形遊びをしないで大きくなった女の子は、
疳が強すぎて自分でも大変。積み重ねて来た、強すぎる思いが、その女の人を蝕んで行く。・・・
人形と女の子って切っても切れない関係なのかも知れませんね。
そして、文庫本のために書き下ろされた「ミケルの庭」
成人した、ようこと仲間達の物語。
40ページちょっとの短編ながら、梨木さんの研ぎ澄まされた感性が光る秀作です。
スゥ~っとさわやかな気分になれる1冊ですよ。
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.34
(5pt)

清々しい読後感

『西の魔女が死んだ』で梨木さんの感性に共感&感動して、手に取った2冊目の『りかさん』。
ぐいぐい引き込まれて一気読みしてしまいました!
人形と人間が心を通わせるというメルヘンチックな設定と随所に盛り込まれた梨木さんの人生哲学が
上手く織り合って、とてもさわやかな読後感を味わわせてもらいました。
様々な人形達の物語が、りかさん・ようこ・おばあちゃんの3人の手によって柔らかく解きほぐされていく・・・
ビスクドールの語る悲しいお話・・・
りかさんに「あなたは言いたいんでしょ」と促されてビスクドールが、ためらいながら囁いた言葉。
思わず知らず、涙がブワァ~っと溢れてしまいました。
アメリカから親善大使として贈られて来た人形アビゲイルを愛慕していた女の子・・・
教師の命令で人形を刺さなければならなかった彼女は、人形と一緒に自分の柔らかな心も刺し殺してしまった・・・
戦争とは、様々な形で人々に酷いことを強いるものなのですね。
人形の役目について、ようこに語ったおばあちゃんの言葉・・・人形遊びをしないで大きくなった女の子は、
疳が強すぎて自分でも大変。積み重ねて来た、強すぎる思いが、その女の人を蝕んで行く。・・・
人形と女の子って切っても切れない関係なのかも知れませんね。
そして、文庫本のために書き下ろされた「ミケルの庭」
成人した、ようこと仲間達の物語。
40ページちょっとの短編ながら、梨木さんの研ぎ澄まされた感性が光る秀作です。
スゥ~っとさわやかな気分になれる1冊ですよ。
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.33
(5pt)

私にとって梨木香歩さんの第一歩でした

はじめてこの本を手にしたのは児童書コーナー(札幌市西区く・・書房)でした。なんとなく魅力を感じて購入しましたが、大正解。上品で上質なファンタジーですね。子供のころの自然や暗闇に対する畏敬の念を思い出しました。このあと「からくりからくさ」を読んで、さらに感激しました。大切に読み返したい一冊です。
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.32
(4pt)

心暖まる・・

「西の魔女が死んだ」で梨木さんの作品を初めて読んで、面白かったので他の作品も読んでみようと思い、皆さんの評価も高くレビュー数も多かったこの作品を選びました。最初は人形たちが話し出すなんて怖い話なのかな、ちょっと苦手かもと思いました。出てくる人形たちは「気のいい」人形たちが多く、私が小さい頃持っていた人形達もこんな風に話していたのかなぁとちょっと笑ってしまう所もありました。所々難しいと感じる所(人形達は古い言葉を使ったりするので)もありましたが、家族の繋がりや人形に対する思いや人形達の主人に対する思い等はとてもよく伝わり、心の暖まるお話だと思いました。
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.31
(5pt)

私にとって梨木香歩さんの第一歩でした

はじめてこの本を手にしたのは児童書コーナー(札幌市西区く・・書房)でした。なんとなく魅力を感じて購入しましたが、大正解。上品で上質なファンタジーですね。子供のころの自然や暗闇に対する畏敬の念を思い出しました。このあと「からくりからくさ」を読んで、さらに感激しました。大切に読み返したい一冊です。
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.30
(4pt)

心暖まる・・

「西の魔女が死んだ」で梨木さんの作品を初めて読んで、面白かったので他の作品も読んでみようと思い、皆さんの評価も高くレビュー数も多かったこの作品を選びました。最初は人形たちが話し出すなんて怖い話なのかな、ちょっと苦手かもと思いました。出てくる人形たちは「気のいい」人形たちが多く、私が小さい頃持っていた人形達もこんな風に話していたのかなぁとちょっと笑ってしまう所もありました。所々難しいと感じる所(人形達は古い言葉を使ったりするので)もありましたが、家族の繋がりや人形に対する思いや人形達の主人に対する思い等はとてもよく伝わり、心の暖まるお話だと思いました。
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X
No.29
(5pt)

お人形ってそうだったのか!

『西の魔女が死んだ』も『裏庭』もいいけれど、わたしは、この作品がイチオシです。わたしはお人形が大好きで人形遊びも大好きでした。だから、ちまたで騒がれる"人形の怪談"ネタを聞くたび、首をかしげていました。すっかり、こわ~いイメージにされてしまった人形たちをみるにつけ、どうしてこうなっちゃったんだろう?と思っていました。この本を読んで、そうだよね、人形はやっぱり悪くないんだ!と思いました。母と娘、母と父、祖母と娘…この作者の描く世界はとっても"女系社会"ですが、その辺も斬新でした。女性にとっては避けて通れない、母との確執というものを作者はいつも実に丹念に繊細に真摯に描いてきました。その丹念さが、いつも少し重たかったのですが、この作品ではその重さは無く、こなれています。世界の見方が変わる…そんな上質のファンタジーです。
りかさん Amazon書評・レビュー: りかさんより
4037444208
No.28
(5pt)

お人形ってそうだったのか!

『西の魔女が死んだ』も『裏庭』もいいけれど、わたしは、この作品がイチオシです。わたしはお人形が大好きで人形遊びも大好きでした。だから、ちまたで騒がれる"人形の怪談"ネタを聞くたび、首をかしげていました。すっかり、こわ~いイメージにされてしまった人形たちをみるにつけ、どうしてこうなっちゃったんだろう?と思っていました。この本を読んで、そうだよね、人形はやっぱり悪くないんだ!と思いました。母と娘、母と父、祖母と娘…この作者の描く世界はとっても"女系社会"ですが、その辺も斬新でした。女性にとっては避けて通れない、母との確執というものを作者はいつも実に丹念に繊細に真摯に描いてきました。その丹念さが、いつも少し重たかったのですが、この作品ではその重さは無く、こなれています。世界の見方が変わる…そんな上質のファンタジーです。
りかさん (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: りかさん (新潮文庫)より
410125334X