からくりからくさ

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評判

からくりからくさの評価:

4.05/5点 レビュー 59件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全88件 1〜20 1/5ページ
No.88
(5pt)

大好きな本

私は大好きな本です。
自然やアートが好きな人におすすめ。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.87
(5pt)

大好きな本

私は大好きな本です。
自然やアートが好きな人におすすめ。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.86
(5pt)

古民家で暮らす女達の丁寧な生き方

糸を染め、布を染める若い管理人のもとに集った若い女性達。大学で機織りを学ぶ女。シルクロードに想いを駆せ、キリム織をする学生。糸や布、古い日本人形の美しい着物。
好きな人にはたまらない一冊だとおもいます。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.85
(5pt)

古民家で暮らす女達の丁寧な生き方

糸を染め、布を染める若い管理人のもとに集った若い女性達。大学で機織りを学ぶ女。シルクロードに想いを駆せ、キリム織をする学生。糸や布、古い日本人形の美しい着物。
好きな人にはたまらない一冊だとおもいます。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.84
(4pt)

理想的な暮らし

庭の草花、草木染め、機織り、紬…など自然を背景にした若い女性4人の暮らしから、お人形にまつわるミステリー、人間の機微、生き方、民族アイデンティティ…とたくさんのことが描かれる。とても好きな設定だけれども、少し詰め込み過ぎ、複雑になり過ぎた感あり。特に人物関係がわからなくなる…。
 作品としては『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『冬虫夏草』シリーズのほうがシンプルだからだろうか、何度も読み返したいと感じる。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.83
(4pt)

理想的な暮らし

庭の草花、草木染め、機織り、紬…など自然を背景にした若い女性4人の暮らしから、お人形にまつわるミステリー、人間の機微、生き方、民族アイデンティティ…とたくさんのことが描かれる。とても好きな設定だけれども、少し詰め込み過ぎ、複雑になり過ぎた感あり。特に人物関係がわからなくなる…。
 作品としては『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『冬虫夏草』シリーズのほうがシンプルだからだろうか、何度も読み返したいと感じる。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.82
(5pt)

りかさんの続編、完結。

りかさん、の続編。再読したく、購入。りかさんからの伏線が完結します。若かった時初めて読んだ時解らなかった事が理解出来た。私個人が外国人の価値観が出てくる読み物、海外の読み物等が好きなのでマーガレットは特に好きです。りかさん、と違い、内容は重かったりほのぼのしたりと変容して気持ちが沢山動きました。感動と何か言葉に出来ないものが胸に残りました。とても良い作品だと思います。梨木香歩さんのような文体、価値観、内容の作品は中々無いので本当に貴重な作家さんです。手放しで全ての作品が良いと言っている訳ではないです。しかし、過激な内容のミステリが売れている中で梨木香歩さんのスタイルを崩さない芯が私は作品に出ているようで好きです。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.81
(5pt)

りかさんの続編、完結。

りかさん、の続編。再読したく、購入。りかさんからの伏線が完結します。若かった時初めて読んだ時解らなかった事が理解出来た。私個人が外国人の価値観が出てくる読み物、海外の読み物等が好きなのでマーガレットは特に好きです。りかさん、と違い、内容は重かったりほのぼのしたりと変容して気持ちが沢山動きました。感動と何か言葉に出来ないものが胸に残りました。とても良い作品だと思います。梨木香歩さんのような文体、価値観、内容の作品は中々無いので本当に貴重な作家さんです。手放しで全ての作品が良いと言っている訳ではないです。しかし、過激な内容のミステリが売れている中で梨木香歩さんのスタイルを崩さない芯が私は作品に出ているようで好きです。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.80
(5pt)

梨木ワールドの広がり

再掲

初出 同名 平成11年

梨木さんの自然を見る眼を感じる作品ですね。
草木染めというのでしょうか、自然の素材を使ってモノに変えていく過程が読者に心地よいと思うのです。人形、染物、織物、植物、それを取り巻く人々、他者との関係性でのみ生きることが出来る人間達の生活が質素に堅実にそして楽しく、時に悲しく時間に絡み取られていくようです。
読んでいて、心が休まるというか癒されるというか、不思議に気持ち良くなる作品だと思います。まさかな結末が新たなスタートという何か循環する時間を感じます。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.79
(5pt)

梨木ワールドの広がり

再掲

初出 同名 平成11年

梨木さんの自然を見る眼を感じる作品ですね。
草木染めというのでしょうか、自然の素材を使ってモノに変えていく過程が読者に心地よいと思うのです。人形、染物、織物、植物、それを取り巻く人々、他者との関係性でのみ生きることが出来る人間達の生活が質素に堅実にそして楽しく、時に悲しく時間に絡み取られていくようです。
読んでいて、心が休まるというか癒されるというか、不思議に気持ち良くなる作品だと思います。まさかな結末が新たなスタートという何か循環する時間を感じます。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.78
(5pt)

深い物語

文章を読み進めるだけでただただ心地よい。 染め、織り、つくることを中心に様々な人間模様が描かれている。 後半の人間が秘める情念の底知れなさ、人生の底知れなさの描写が本当に見事で、読んだ後も余韻が消えない。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.77
(5pt)

深い物語

文章を読み進めるだけでただただ心地よい。 染め、織り、つくることを中心に様々な人間模様が描かれている。 後半の人間が秘める情念の底知れなさ、人生の底知れなさの描写が本当に見事で、読んだ後も余韻が消えない。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.76
(5pt)

りかさん から続く物語

「りかさん」が好きなので、続きで読みました。
これを読んで、「ミケルの庭」(りかさん、の文庫版に収録)をまた読み返して・・・と、楽しんでいます。
独特の世界観が好きです。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.75
(5pt)

りかさん から続く物語

「りかさん」が好きなので、続きで読みました。
これを読んで、「ミケルの庭」(りかさん、の文庫版に収録)をまた読み返して・・・と、楽しんでいます。
独特の世界観が好きです。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.74
(5pt)

唐草文様のようにつながっていく生活

シェアハウスをする20代の女性4人と、ちょっと不思議な市松人形りかさんの生活を描いたお話。題名からもわかるように、テーマは唐草文様のように続く「つながり」だと思います。4人が暮らすのは、かつて容子のおばあちゃんが住んでいた、こじんまりとした庭と縁側の付いた素朴な日本家屋。りかさんもまた、容子がおばあちゃんから譲り受けた、もっと遡れば同居する与希子の先祖が作った人形です。そしてりかさんと対で作られた、りかさんそっくりのもう1体の人形が、縁あって同じく同居人の紀久の実家に引き継がれていたことが発覚します。さらにその2体の人形がお揃いで持っていた着物は、斧(よき)・琴(こと)・菊(きく)の柄。「良き事聞く」という縁起の良い語呂合わせだそうですが、偶然にも「与希子と紀久」です。これは作者の遊び心かもしれませんが、この物語の中はとにかくつながりで溢れています。
そのような身近なつながりから、もっと広い空間や時間の中でのつながりを展開するのが、容子が取り組む染色や、与希子と紀久が大学で専攻する織物、アメリカ人の同居人マーガレットのルーツのエピソードです。容子がこだわる自然染料は、触媒を使って植物の命や個性を永遠にとどめること。紀久が日本各地を周って熱心に調査を続けた機織は、遠い昔から女たちの間で脈々と受け継がれてきた作業でした。そしてそれは日本だけではなく、与希子が興味を惹かれる中央アジアの織物キリムにも言えることです。そうして長い伝統の中で大切に織られたキリムを持ってアメリカに渡ったのが、マーガレットの祖父母でした。その後、アメリカ人として生まれたマーガレットは、先祖からのつながりを意識するあまりアメリカで生きにくくなり、自分を「外人」と一括りで見てくれる日本に逃れ、容子たちと出会います。さらには神崎と出会い、東の子でも西の子でもない子供を産むのです。
考えてみるとこのお話自体が、昔から、そしてこれからもつながっていく私たち人間の何気ない生活の一部を切り取ったように思えます。自然に寄り添う人間の暮らしを淡々と描くあたりは、「西の魔女が死んだ」にもつながるものがあると感じました。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.73
(5pt)

唐草文様のようにつながっていく生活

シェアハウスをする20代の女性4人と、ちょっと不思議な市松人形りかさんの生活を描いたお話。題名からもわかるように、テーマは唐草文様のように続く「つながり」だと思います。4人が暮らすのは、かつて容子のおばあちゃんが住んでいた、こじんまりとした庭と縁側の付いた素朴な日本家屋。りかさんもまた、容子がおばあちゃんから譲り受けた、もっと遡れば同居する与希子の先祖が作った人形です。そしてりかさんと対で作られた、りかさんそっくりのもう1体の人形が、縁あって同じく同居人の紀久の実家に引き継がれていたことが発覚します。さらにその2体の人形がお揃いで持っていた着物は、斧(よき)・琴(こと)・菊(きく)の柄。「良き事聞く」という縁起の良い語呂合わせだそうですが、偶然にも「与希子と紀久」です。これは作者の遊び心かもしれませんが、この物語の中はとにかくつながりで溢れています。
そのような身近なつながりから、もっと広い空間や時間の中でのつながりを展開するのが、容子が取り組む染色や、与希子と紀久が大学で専攻する織物、アメリカ人の同居人マーガレットのルーツのエピソードです。容子がこだわる自然染料は、触媒を使って植物の命や個性を永遠にとどめること。紀久が日本各地を周って熱心に調査を続けた機織は、遠い昔から女たちの間で脈々と受け継がれてきた作業でした。そしてそれは日本だけではなく、与希子が興味を惹かれる中央アジアの織物キリムにも言えることです。そうして長い伝統の中で大切に織られたキリムを持ってアメリカに渡ったのが、マーガレットの祖父母でした。その後、アメリカ人として生まれたマーガレットは、先祖からのつながりを意識するあまりアメリカで生きにくくなり、自分を「外人」と一括りで見てくれる日本に逃れ、容子たちと出会います。さらには神崎と出会い、東の子でも西の子でもない子供を産むのです。
考えてみるとこのお話自体が、昔から、そしてこれからもつながっていく私たち人間の何気ない生活の一部を切り取ったように思えます。自然に寄り添う人間の暮らしを淡々と描くあたりは、「西の魔女が死んだ」にもつながるものがあると感じました。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.72
(5pt)

人生を織り上げる手作業の強さとやさしさ

偏った見方をすると、ここに登場する四人の女性たちは、それぞれにえがきだしたいこころの模様や図柄がありながら、しかもその基本となる縦糸・横糸として、自然や生活や文化、歴史、友人、恋愛といった人間存在に不可欠な要素をもちいようとして、様々に個性的な寄り道をしつつ、共感し、嘆息し、悩み、逡巡しているかのようだ。

 染色や織物、能面や遺蹟発掘など、本書にあらわれる様々な作業は、基本的に手作業であって、これはなべて、大切なものは、自身が手作業によって親しんだり造りあげたりしたものにかぎられ、そこに於いて信用できるのは、自分の目や手・感性による直感と判断だけである―。そのようなことを、具体的なストーリーとともに、読者が体験できるようにもなっている。

 作中、現実世界ではまず目をとめられることのない、しかし本当はわすれてはならない魂の必須栄養素(太古の記憶や自然の息吹、過去の先人が造りあげてきた物や事、それに対して費やされてきた時間や様々な想いなど)がつぎつぎにあらわれ、わたしたちのこころに、その存在の痕跡を残し過ぎ去ってゆく―。四人(+二人)それぞれの想いは異なるようで、じつはたったひとつのテーマを基調としながら変奏し、全体として静かなハーモニーを奏でているかのようだ。

 その想いとはいわば、自然への愛着であり、友人への配慮であり、また各人なりの恋愛観であり、遠い過去の異国に栄えた人々の生活への憧れであり―いいかえれば、各人がこころの中に本来もっている生命と万物への祈りと、自己をめぐる世界の調和と永遠への願いである。

 個人的には、後半部分に置かれた、キリムと遺蹟の探索にでかけた神崎からの手紙が好きだ。一見ひねくれたニヒリストをおもわせる学究がふとみせる、人間一般や自己の弱さに対して向ける自嘲的で冷静な分析に、深くこころうたれるおもいがしたのは、彼の背負う孤独と異国の歴史の苛酷さのためだけではないようにおもわれる。

 ある意味では自分が世界の中心と感じつつ、全体に於ける部分としての自分も感じていられること。四人の主人公それぞれの、自己のこころの機を織りなす過程が重層的にえがかれる場面をひとときみることで、本書の読者は、自己のみえない図柄を基調としながらも、人間と歴史、生活と文化という流れの中に、自身をふくむ世界全体の諧調をおもいえがくことができるのではないだろうか。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.71
(5pt)

人生を織り上げる手作業の強さとやさしさ

偏った見方をすると、ここに登場する四人の女性たちは、それぞれにえがきだしたいこころの模様や図柄がありながら、しかもその基本となる縦糸・横糸として、自然や生活や文化、歴史、友人、恋愛といった人間存在に不可欠な要素をもちいようとして、様々に個性的な寄り道をしつつ、共感し、嘆息し、悩み、逡巡しているかのようだ。

 染色や織物、能面や遺蹟発掘など、本書にあらわれる様々な作業は、基本的に手作業であって、これはなべて、大切なものは、自身が手作業によって親しんだり造りあげたりしたものにかぎられ、そこに於いて信用できるのは、自分の目や手・感性による直感と判断だけである―。そのようなことを、具体的なストーリーとともに、読者が体験できるようにもなっている。

 作中、現実世界ではまず目をとめられることのない、しかし本当はわすれてはならない魂の必須栄養素(太古の記憶や自然の息吹、過去の先人が造りあげてきた物や事、それに対して費やされてきた時間や様々な想いなど)がつぎつぎにあらわれ、わたしたちのこころに、その存在の痕跡を残し過ぎ去ってゆく―。四人(+二人)それぞれの想いは異なるようで、じつはたったひとつのテーマを基調としながら変奏し、全体として静かなハーモニーを奏でているかのようだ。

 その想いとはいわば、自然への愛着であり、友人への配慮であり、また各人なりの恋愛観であり、遠い過去の異国に栄えた人々の生活への憧れであり―いいかえれば、各人がこころの中に本来もっている生命と万物への祈りと、自己をめぐる世界の調和と永遠への願いである。

 個人的には、後半部分に置かれた、キリムと遺蹟の探索にでかけた神崎からの手紙が好きだ。一見ひねくれたニヒリストをおもわせる学究がふとみせる、人間一般や自己の弱さに対して向ける自嘲的で冷静な分析に、深くこころうたれるおもいがしたのは、彼の背負う孤独と異国の歴史の苛酷さのためだけではないようにおもわれる。

 ある意味では自分が世界の中心と感じつつ、全体に於ける部分としての自分も感じていられること。四人の主人公それぞれの、自己のこころの機を織りなす過程が重層的にえがかれる場面をひとときみることで、本書の読者は、自己のみえない図柄を基調としながらも、人間と歴史、生活と文化という流れの中に、自身をふくむ世界全体の諧調をおもいえがくことができるのではないだろうか。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331
No.70
(5pt)

ここから其処までの距離感が・・・。

頭の中はどうなってるんだろう。 人間の今生きている社会がこの作者にかかると ぐいと四次元的に拡がっていく感じがする。

時間の進み方が世界中で一定なんて誰が計ったんだろう。
女性四人と市松人形一体が古民家風の家に同居することになる。 その四人が一箇所に集まるのは 必然か 偶然か。 大きな時間のつながりの中に巻き取られて どうなるのか全く予測できないまま最後まで引き込まれて読んだ。 静かだがどっしりと落ち着いて 重みのある文で 現在の作家の中では異質ではないか。もう一度読み直したいと読後すぐに思った。

購入から随分経って 本棚の並んでるのをふとまた手にとってしまう。其処に何か確かめなければならないものが有るかのように。 この作家の他の本からも感じとれる ものや人の存在と自分との独特の距離感。そこにあるけど 手に取るまでに空気が歪んで到達できるような 不思議な感覚はこの作品で特にぬきんでて上手く表現されていると思う。
からくりからくさ Amazon書評・レビュー: からくりからくさより
4104299014
No.69
(5pt)

ここから其処までの距離感が・・・。

頭の中はどうなってるんだろう。 人間の今生きている社会がこの作者にかかると ぐいと四次元的に拡がっていく感じがする。

時間の進み方が世界中で一定なんて誰が計ったんだろう。
女性四人と市松人形一体が古民家風の家に同居することになる。 その四人が一箇所に集まるのは 必然か 偶然か。 大きな時間のつながりの中に巻き取られて どうなるのか全く予測できないまま最後まで引き込まれて読んだ。 静かだがどっしりと落ち着いて 重みのある文で 現在の作家の中では異質ではないか。もう一度読み直したいと読後すぐに思った。

購入から随分経って 本棚の並んでるのをふとまた手にとってしまう。其処に何か確かめなければならないものが有るかのように。 この作家の他の本からも感じとれる ものや人の存在と自分との独特の距離感。そこにあるけど 手に取るまでに空気が歪んで到達できるような 不思議な感覚はこの作品で特にぬきんでて上手く表現されていると思う。
からくりからくさ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: からくりからくさ (新潮文庫)より
4101253331