1Q84

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1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

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平均点3.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全199件 81〜100 5/10ページ
No.119
(3pt)

正直……

このBOOK3は、なんかイマイチでした。長いし、その割に何も起きない。キャッチコピーが「更に深く、森の奥へ」ですが、BOOK1、2と比べて物語が深くなったとは思えない。BOOK1、2を見たなら、ある程度の謎は解けますし、決着もつくので、見る価値ありますが根本的な話の謎は明らかになりませんし(リトル・ピープルとは?、とか)結局、意味深で謎の多いメロドラマ、でしかないような……。この人の小説の特徴として、うやむやのまま終わるよなぁ、というのを結構思いますね(苦笑)そこら辺上手いな、と。とりあえず三巻合わせて約1600ページの内容の分の物語とは思えない。BOOK4、出るなら見ますけど、なんか楽しみではないです。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.118
(3pt)

小生にとってはBOOK 2 で終わっていた。

『BOOK 2』で終わりだと思っていたので、
『BOOK 3』を読もうかどうか迷ったが読んだ。
牛河という人物の章ができて物語がわかりやすくなったと思う。
が、まだ謎の部分は多い、
『BOOK 4』とか出ないだろうな。
まさか『BOOK 4』だと1985年になってしまうので、
『BOOK 0』として1984年1月〜3月という形ででないだろうなと
不安と期待がある。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.117
(3pt)

つらい3巻

長年の春樹ファンです。最初に私の好きな作品を挙げると、「羊をめぐる冒険」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」です。
まず独特の春樹らしい表現方法は健在で、言い回しや会話なども魅力があります。
結論、1Q84(特にbook3)に関しては、book2で終わったままにして欲しかったです。
春樹作品にしては珍しく読むのに時間がかかりました・・・。最初は「早く読んだらもったいない」でしたが、中盤から青豆と天吾にあんまり好感が持てなくなって速度が落ちました。
以下ネタばれ含みます。
book3では牛河さんに大変惹きこまれました。見てくれが悪くてついてなくて、でもその哀れっぷりが興味をそそり、「天吾」「青豆」の章より楽しめました。なので、最後ああいうかたちで死んだ時は大変残念でした。なんで死ななくてはならなかったのか、いや〜な気持ちにもなりました。まあそのへんはお話なので仕方ないですかね。
しかしながら、ふかえりも小松も教団のその後も不明のまま、不明というか、不明なら不明でいいのですが、放置したままというか、説明が難しいのですがまるでこのbook3はあとから付け足した物語のようで、細部までは考えていなかった、ラストまで無理やり持っていく・・みたいな、私はそんなふうに感じました。
そもそものところ青豆と天吾が元の世界にあっさり戻ってハッピーエンドという最後になんだか納得行きませんでした。教団のリーダーが、青豆が死なないと天吾が助からない、と言ってたのに、本当にあっさり・・・もうひと悶着あると思いましたのに。
青豆が天吾の子供を妊娠した時点で「う〜ん?」と強引だな〜思いましたが、信じた天吾もどうかと;
この展開とラストなら文庫で良かったな、と思いました。book1と2はハードカバーだからなんとなくそろえたいですがね(笑)
この値段で何冊の小説が読めることか・・・。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.116
(3pt)

読み進まずにはいられないけど。。。

3巻一気に読みました。
次の展開が気になって、読み進まずに居られませんでした。
ただその間、変な夢を見て魘される日もありました。。。
そんなこの本を読み終えて思う事は、
多分、天吾の書いた物語で続編が出るんだろ〜な。。。
出たら。。。文庫本でいいや。。。です。
面白い!!ですよ。
ただ販売方法に踊らされたな〜。
内容は、結構行き当たりばったりな感じがして、ワクワクしたぶん
腑抜けな感じです。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.115
(3pt)

反動が大きい作品

BOOK2を読み終えたあとに感じた後味の悪さを拭い去る良作だと感じました。
これは間違いなくBOOK4(もしくはBOOKゼロ)に続くための本でしょう。
ですから続きを待てば謎の答はある程度回収できると思います。
私個人としては「謎」と言う表現よりもパズルのピースに例えた方がしっくりきます。
村上春樹が持つ「現在」の世界観と言うパズルが1Q84なのかな?と。
1と2では世界観の半分しか示されずに終わったので(しかも新しいテーマに挑戦しているため緻密さのレベルが幾分落ちた)私にとって非常に後味が良くないものでしたが。
今回のBOOK3で「これから世界観の完成を示す」用意があることを教えてくれました。
相変わらず村上春樹らしからぬクオリティの低い面も見受けられます。
さきがけの追跡のぬるさとか。天吾が未だにイノセントで場違いなキャラクターのままなところも(存在の軽薄さとでも言いましょうか)他も多少散見されましたがBOOK2ほどではありませんでした。
むしろBOOK2後半から見せる(多少無理のある)天吾と青豆の結びつきや惹かれ具合を理屈ではなく、勢いやパワーだけで押し切ったところが意外と言うか私には予想外でした。もちろん良い意味で裏切ってくれたという事です。
青豆さんの恋する乙女パワーのなせる業だったんでしょうか?(笑)その辺はとても良く描かれていると思います。
私はBOOK4に期待してます。村上春樹の新しい世界観をある程度完成した形で提供してくれそうだから。
内に向けた感情や思考では解決しない、外に向かって他者と接触し、自分の意思と行動で未来を作るといった非常に前向きで力強いテーマ。
おおよそ初期の村上春樹とは全く結びつきの無いテーマですが、だからこそ面白い。
☆三つなのは次回作を読んでから物語全体を評価したい為です。
それにしても牛河の存在感、彼もこのストーリーに非常に重要だと思いました。
彼の存在が続編でも非常に重要な地位を占めるであろうことは容易に想像出来ます。
改めて村上春樹は優れた娯楽小説家であると確信しました。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.114
(3pt)

「さきがけ」の青豆探しの本気さが伝わってこない。

 1Q84を1、2、3と読んで来ましたが、青豆が妊娠するのは
「話の展開に不可欠だとしてもこれはあかんやろ」と正直思いますが、
「1Q84は異世界で現実には起こらない事が起こってしまう世界。」
と言われてしまえば、納得せざるを得ませんが、宗教団体の「さきがけ」について、
「声を聴き続けること」が組織の存続に関わる重要な事で、
そのことに青豆が深く関わっている事なのに、なぜ「さきがけ」は自ら青豆探し
にアクションを起こさなかったのかが腑に落ちません。
 「さきがけ」は狂信的な教団で、組織の存続のためにもっと動いても良いのでは?
「さきがけ」が牛河の死後まで牛河の動きを全く把握していなかった点など
普通に考えたら牛河に監視役ぐらいつけそうだが、それもなかったのは疑問である。
読者にいやらしいぐらいの青豆への執着心を感じさせてもいいと思うのだが、
読んでいて「さきがけ」の青豆探しへの本気さが余り伝わって来なかったのは不可解
である。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.113
(3pt)

大人版『千と千尋の神隠し』

思いがけず論理の通用しない異世界に紛れ込み、試練をくぐり、大事な人と巡り会って大事なものを手にして元の世界に戻ってくる、というプロットは表題のジブリアニメと同じじゃないかと思った。
エンターテイメント性も高く、技法や表現も例によって素晴らしいので星一つとか二つは厳しすぎるだろ、とも思うのだけれども、レビューを通して読んで、厳しい意見を書いているもののほうに共感してしまう。
オーウェルの近未来小説『1984年』に対する「近過去小説」という説明が「違うだろ」というのは BOOK1 BOOK2 で分かっていたが、青豆と天吾のあのラストはいくらなんでもどうなのだろう、と思わずにはいられない。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
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No.112
(3pt)

最もエンターテイメントに徹した作品

 恐らく、この小説は村上春樹の作品の中で、最もエンターテイメントに徹した作品であろう。
 彼の小説は、フォークナーやカフカ、ロブ=グリエといった20世紀の先達の小説技法を大胆に取り入れながらも、それをエンターテイメント性の高い身近な文学に昇華してきたことの功績が大きいと思うが、彼の過去作品と比べて以下の点でより万人受けする内容になっている。
1)過去作品は、謎を意図的にオープンなままにしておくことで、作品に隠喩性と深遠な雰囲気をもたせてきた。
 「1Q84」は自己完結しており、だれが読んでも分かりやすい謎解き作品になっている。
2)村上作品はどれも映画的であるが、過去の作品は比較的ペダンティックな映画(たとえば、「海辺のカフカ」は「マグノリア」、「時計じかけ」など)から得たであろうイメージをちりばめながら、登場人物たちの心理的な動きに比重を置き、そこに作品の重みを持たせてきた。
 「1Q84」では、多くの人がイメージしやすい映画的シーン(「ニキータ」や「地獄の黙示録」のイメージなど)をちりばめ、心理描写よりはストーリー展開で引っ張る内容になっている。
3)過去作品は、「僕」や登場人物の視点、映画館の観客の視点(「アフターダーク」)といった具合に視点を一貫させ、その視点以上のことは語らなかった。
 本作品では、こうした視点を超えた作者の解説が書き込まれており、「分かり易さ」を意識している。
4)過去作品は、常に何らかの喪失感を持たせたエンディング(例えば、「ノルウェイの森」や「クロニクル」の逃げていく女性、「ハードボイルド」の諦念)がお決まりであったが、この作品は主人公の希望が成就され、前向きな未来を予感させる受け入れ易いエンディングになっている。
5)村上作品では、ある音楽を通奏低音のように繰り返し登場させることで作品の持つ雰囲気を高めるのに大きな役割を持たせる場合が多い。「1Q84」でも、ヤナーチェクのシンフォニエッタが繰り返し登場するが、ここでの使われ方は謎解きを面白くさせるための1アイテムの位置づけに近い。
といったように非常に謎解きのストーリーテリングに徹しており、他の村上作品の持つ洒脱な重みみたいなものを期待した場合は、軽さの方ばかりが目に付いてしまう。面白いが、「売れる」ことを非常に意識した作品というのが感想である。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
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No.111
(3pt)

作品全体ではなく、あくまでBOOK3について

未完の作品なので総合評価は保留中です。
あくまでBOOK3についてだけ言えば、いささか冗長であるかとは思いました。
どうも状況説明的な文章に氏独特の比喩がプラスされただけという気がします。と
りわけ前半の展開は余りにスロー。「やたら長い小説を書く」ことが目的化された
故とは考えたくありませんが、ここは削っても良いでしょうと思える部分は多いと
感じました。
もともと全4巻と計画されていた筈ですから、次巻では散りばめられた謎について、
取り上げられたテーマについて、青豆と天吾以外の多くの人々についてしっかりと
語られることを期待しています。何しろ私は27年前から村上作品のファンなのです。
「世界の終わりと・・・」レベルの重厚さと完成度の作品をあとひとつは書いても
らいたいです(できればふたつ)。
因みに、BOOK4まででることは、BOOK1と2の刊行時点で察しはつきまし
た。帯をつけた表紙は「Q1」「Q2」と読め、即ち「Quarter1」「Quarter2」
の意味だろうと・・・。
それと、「Q」という文字そのものの形状や、BOOK1のはじめに何度かでてく
る「ねじれ」という言葉が気になっています。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.110
(3pt)

「原理主義やある種の神話性」への「対抗」について

 僕は、年を取ることに対して感傷的でやたら主人公が泣く初期春樹作品よりも、オウム事件と神戸大震災以降、世界の闇や暴力に本格的に対峙することを始めた中期以降の春樹作品の方を評価する読者です。そんな僕としては、背景として導入されている宗教や闇社会、天皇制の隠喩(=「さきがけ」は丸山眞男的な中心のない体制である)、心の通わない親子、私刑(/死刑)などの重いモチーフがどう料理されていくのかということが、このお話を読む上での興味の中心でした。
 御伽噺風に展開されている本書の場合、基本的に月が二つあるパラレルワールド(「1Q84」の世界)の中でこれらのモチーフが動く訳ですが、月が一つの通常世界で何かが変わる訳ではありません。勿論、そんな簡単に解決しないことこそが闇の闇たる所以な訳ですが、結局闇が料理も何もされずにずっと背景として基底音を鳴らしているだけなので、本巻ラストで描かれている主人公二人の間の運命の恋愛/ロマンスと希望が、どこか取ってつけたような、背景とはあまり関係の無い浮ついたものになっちゃってると思うんですね。「原理主義やある種の神話性に対抗する物語」を作ることが作家の役割であり、「大事なのは売れる数じゃない。届き方だと思う」と作家自身は読売新聞でのインタビューで2009年に語ったそうですが、少なくとも3巻の時点では「対抗」は匂わされているだけです。(星が渋めな理由もそこにあります。)もし続刊が執筆されるのであれば、そここそを期待したいと思います。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.109
(3pt)

BOOK2で終わればよかったのに

冗長。退屈。大人向け童話。1,2は面白く読んだのに。
青豆が死んでなかったって?
牛河とNHKのお父さん、これじゃ、かわいそうだよ。
殺人鬼、青豆はかわいそうじゃないけど。
天吾の父親への冷たさには、ぞっとする。
もう謎解きする気力ないです。
ちゃんとした感想は最終巻が出てからにします。
ノーベル賞、遠のいたかな。
カズオ・イシグロの作品の完成度には遠く及ばない。
BOOK4を書かなくちゃいけない村上さん、
ちょっとかわいそうに思う。
あちこち謎ばっかりだし、テーマ大きいし。
がんばってください。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.108
(3pt)

ラノベ風パラレルワールドラブストーリー。売るための巧妙な戦略。

本作は3ヶ月ごとの区割で書かれており、最初から4巻で作られたものだ。単行本も2冊までなら、売れるが4部作となると村上春樹と言えどそうはいかない。そこでまず前半の2作を発表し、何の情報も与えないまま、ポンと3巻をだす。飛ぶように売れ50万部をこえるベストセラーになる。3巻までの読者は結末を知りたいと第4部を心待ちにし、4巻も売れる。非常に戦略的な作品展開だとおもう。そうでなければこのような純文学的な本がコミックのようにに売れないだろう.第3部は青豆と天吾の再会と1Q84からの脱出を淡々と描いている。1、2巻ほどおおきなインパクトもストーリー展開もない、最終章へと続くつなぎの章だ。最終章では青豆の予知夢のようにリトルピープルが新しい世界に現れ、かれらはさきがけに拉致されるのだろう。新たに生まれるドウタや青豆、天吾の行く末が気になるところだ。ただ、青豆や天吾のようなストイックな人間がえらばれ牛河のような醜く下世話な人間は殺されるというのは、村上春樹のエリート選民思想が見え隠れてして鼻につく。表現や暗喩は文学的だが、人名が微妙に芸能人ぽかったり(ふかえり、安達クミなど)内容がラノベ的なのもウケる要因かもしれない.
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.107
(3pt)

違和感

10年以上村上作品を読んできて、今回の1Q84は読んでいて初めから何か違和感を感じていました。村上作品では、ハードボイルド・ワンダーランドやねじまき鳥クロニクルが好きですが、その二つが井戸のかなり深い部分まで降りていくのに対し、1Q84はその半分も降りてない感じ。今までの長編は著者の荒い息遣いが耳元で聞こえそうなくらい搾り出された感があったのに。残念です。本当にこれは村上春樹本人が書いたの?BOOK3を読んでの感想は、村上春樹も更年期に入ったのかなという感じ。とにかく異質。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.106
(3pt)

誤植見っけ!

371ページの後ろから8行目、「きっとふかえりはすいぶん前から」とあるけど、これは「きっとふかえりはずいぶん前から」の間違いですね。初刷りの多い本では校正者も複数人で何度も読み返すんだろうけど、こんなこともあるよね。
小説は読んだあとに「面白かった」とか「つまんなかった」とか、単純な感想が述べられるといいんだけど、村上春樹氏の長編小説を読むと、そういった感想を抱くことを留保させられることが多い。歪んだ世界が歪んだまま示されるからかな。読了後にすっきりした気分になれたのは『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』くらいだった(『ノルウェイの森』はじつに面白くて、『ダンス・ダンス・ダンス』の最後は救いがあったけど)。
このBook3は1、2と比べてなかなかページが進まなかった。物語の展開が少ないというのがその理由だけど。やはり面白いとは言えない。で、作者の言いたいことが私にはわからない。今のところ。
印象的な文章としては、タマルの語った次の言葉。
「希望のあるところには必ず試練がある。ただし希望は数が少なく、おおかた抽象的だが、試練はいやというほどあって、おおかた具象的だ」
抽象的な希望と具象的な試練の物語、そういうとらえ方で読むといいのかもしれない。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.105
(3pt)

読了して、BOOK1を読み返してみる

単純には、Book1、2よりも面白かったです。
ミステリ好きとしては、牛河の推理が都合よすぎたり、
(まぁ、「孤独」な俊才というイメージなのかもしれません)
Book1の初期の青豆と性格が違うのではと思ったりもしましたが。
(これも、体の「変化」によるものかもしれませんが)。
ご都合主義的な展開も、メタ的に考えれば、
「1Q84」という、青豆の「物語」に天吾が含まれ、
「空気さなぎ」の続編という天吾の「物語」に青豆が含まれている
とすると、これでよいのかな、とも思えます。
(だから、それぞれの敵である、エネーチケーや牛河は排除される。)
ただし、階段を上ることにより、お互いの物語から抜け出したあと、
つまり、現実世界との戦いの中のBook4が必要かなと個人的には思います。
主題は、うーん、別れですかね。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.104
(3pt)

夏目漱石を思い出した。

BOOK 1 2 ともに、
ねじまき鳥以来の面白さだと思ったのですが。
BOOK3は少しもどかしかったです。
村上さんの小説で、読んでて退屈してしまった作品は初めてかも・・。
会話のパートが少なかった為かリズム感が足りなく感じました。
読後は、I Love youを
月がキレイですね、と訳した夏目漱石の話を思い出しちゃいました。
次の作品も楽しみにしています。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.103
(3pt)

サグラダ・ファミリア

 ほんとにこれで終わりなのか?
 楽しみにしていたBook3だったのに、すごく中途半端なイメージ。
 
 魅力的な人物の描写が途中で終わってる、
 魅力的な事件もデティールの描写に入るどころか途中で終わってる、
 そんな気がしてならない。
 こんな中途半端な印象のまま終わるのであれば、
 読者の想像力にまかせた、Book2のエンディングの方が好きだな。
 構想が充分に練られていないだけなのかもしれないが・・・。
 もしかしたら、この中途半端に終わった印象を与える
 色々な事件のエピソードや人物の描写を、
 短編や中篇若しくは長編として表現し、
 サグラダ・ファミリアのような世界をつくりあげようとしているのかもしれない。
 そして、多分、続きのBook4ではなく、それを、僕自身が一番期待している。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.102
(3pt)

ドストエフスキー的全体小説はまだ遠い

book1,2と、book3は、筆致がまったく異なっている。
ドストエフスキー的全体小説に、より近づこうとした形跡が見られる。
しかしながら、それが「成功している」、あるいは「完成度が高い」、とはとても言い難い。
一人称から三人称に移行した『アフターダーク』のときのように、随所にぎこちなさが残っている。
とはいえ、今後さらに努力を重ね、著者自身が目指す境地に進んでいくのだろう。
少し、詰めすぎの感が否めない。
もう少しこなれてくれば、ゆとりのある(必要なムダを残した)文章でありながら、
確実な全体小説になっていくだろう。
妥協せずに進歩を続ける村上春樹、すごいな。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.101
(3pt)

もう自分とは合わない作家になったのか?

「風の歌を聴け」から村上春樹の小説は大体読んでいますが、ここ数年(といっても10年くらいですが)の作品は、あまり自分にはしっくりきませんでした。
自分か、彼のどちらかが変わってしまったのかもしれません。
きわめて個人的な感想で、参考にはならないと思いますが。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.100
(3pt)

撤収

宗教や善悪、
システムと個など、
1と2で考えさせられたディープな部分は、
見事なまでにかわして、
天吾と青豆のラブストーリーに回収してみせた、
その手腕はお見事(笑)
大風呂敷を広げるだけ広げて、
畳むのに600ページが必要だったと。
こんな撤収の仕方しかできないなら、
3は著者にとっても、
読者にとっても不必要、
というより、
むしろない方がよかったのではないかなぁ
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257