1Q84

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1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全716件 281〜300 15/36ページ
No.436
(5pt)

冬の七夕

 太宰治は「冬の花火」という戯曲を残した。
 七夕は別名、サマー・ヴァレンタイン(夏のヴァレンタイン)と言う、と私は聞いた。
 川奈天吾。「川」と「天」を取り出し、並びかえ、間に〈の〉を入れれば、〈天の川〉。
 BOOK3で存在感をました牛河。「牛」を取り出し、さきほどの〈天の川〉との連想を絡めれば、〈牽牛星〉つまりは、〈彦星〉が連想の糸を伝う。
 天吾と青豆とを再会させるために『空気さなぎ』は書かれた、という一つの側面が存在する。あるいは、『1Q84』そのものの主題の一つが、天吾と青豆がいかにして再会するか、という点にかかっている、と言えるとすれば、『1Q84』は、〈冬の七夕〉としての側面を有している、と言えるかもしれない。
 七月七日。織姫と彦星は一年に一度、天の川で再会を果たす。十二月某日。天吾と青豆は二十年ぶりの再会を果たす。名づけて、〈冬の七夕〉。
 じゃ、青豆は? 全然、七夕とかかってないじゃないの? と聞かれれば、ない知慧絞り出して曰く、――七夕の日、願いごとを短冊に書き、私たちはどこにつなぎますか? 笹の葉でしょう? 笹の葉は、若々しい〈青〉葉ですから、青豆はここに繋がれたのではないでしょうか?――なんて、やはり私の無理なこじつけだ。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.435
(4pt)

何処に向かっているのだろう

少しずつ伏線が解き明かされていき、
天吾と青豆が少しずつ近づいて行く。
眼に見えない自分自身の心と葛藤しているような、
自分の中の光と影を見つめるような感じを覚えた。
少し暗示的に同じ言葉を繰り返されるのが、
くどいという気もした。
せっかくの、はっとさせられるような言葉も、
くり返し効果を狙っているのかもしれないけれど、
私には、繰り返されるたびにその言葉の感動が、
あせていくように感じた。
大事な言葉、キーになる言葉は、繰り返すこと以外でも
読み手の心に残すことは出来るのではないかと思う。
私にはわからない何か意図があってのことなのかもしれないけれど。。。
ただ、先が気になって、あっという間に読み終えてしまった。
そして続きも気になる。
(2010.6.8読)
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.434
(5pt)

牛河は卵

作者はなぜ物語を停滞させたのか?それは「彼」について書くためだと思う。オウム死刑囚の裁判を傍聴して感じたことを、「彼」を通じて読者にも感じて欲しかったに違いない。そのために物語の停滞覚悟で「彼」につきあった。BOOK3が書かれなければ、単なる不愉快な脇役にすぎなかったであろう「彼」に、肉体と人格と感情と歴史を与え、その後で消してしまうために
1Q84はパラレルワールドなどではなく、オウムや9.11のような事件が起こってしまう、まるで物語のような現実の世界である。作者のインタビューを読むと、そのように解釈できる。現実を物語のように感じている人にとって、現在は1Q84と地続きになった世界なのだということなのだろう。なぜそのような世界になったのかといえば、リトルピープルが森から出てきたからだ。続編を書く動機として作者は、リトルピープルについてもっと知りたいからだと言っていた。しかしまず「彼」について書かなければならなかったので、棚上げされている。よってBOOK4は書かれなければならない。主人公2人の目には、世界はもはや1Q84とは映っていないが、1人は1Q84の世界を描いた原稿を持っている。それがBOOK4ではないか?
物語終盤での視点の不穏な錯綜(僕の錯覚か?)が推し進められるとすごいことになる気がする。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.433
(4pt)

すさまじく不吉で不気味

BOOK3まで読みきってからのレビューです。
「ふかえり」とよばれる女子高生が登場するが、
ほとんど彼女の神秘性だけで保っているような作品。
全村上作品の中でも、最も魅力的な女の子に仕上がっていると思う。
一方で主人公二人に感情移入できないし、憧れも同情もしない。
不倫していた母親の影を拭えず自分も不倫する男主人公、天吾」
暴力で友達を失い、自身も暗殺者となる女主人公「青豆」
このような設定をすんなり受け止められる読者はそういないと思う。
他にも、幼女を強姦する教祖(モデルは某カルト教団の彼と思われる)、
その被害者で自己を喪失した少女、プロの仕事屋たち、殺される友達二人、
失われた不倫相手など、物語を紡ぐ人物たちはどれも不吉で不気味です。
それなのに、その深い闇を描き切れていないので
ただ「気持ち悪い」だけで終わってしまってます。
とはいえ、Book1と比較すれば、若干物語が動き始めたので ★4つ。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.432
(5pt)

60歳のおじいちゃんが「ラノベ」を書くとこうなる!

還暦過ぎて、ラノベに挑戦!
当然、これが文学賞の新人賞に投稿されたら、一次予選でボツでしょう。
ムラカミハルキもどきの冗長で、なんらオリジナリティのかけらも人物造形に
ない作品。ストーリーはハーレクインのほうが波乱万丈。
斉藤美奈子さんが朝日の書評で作品評価にはふれず「往年の比喩のテクが
蘇った」というようなことを書かれておられましたが、私には「〜のような」
がでてくるたび、ぞっとさせられました。
たとえば、たけし、糸井重里、林真理子といった80年代の亡霊が
跳梁すると、もういいかげんせんか! という叱咤が飛ぶものですが、
もう本書には叱咤する気も起きません。
これが、2010年の日本でいちばん売れた小説なんだ、という現実を
かみ締めるのみです。いま日本は「とほほ」だ、ということをこれほど
がんがん教えてくれる事実はありません。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.431
(5pt)

村上作品は、不思議だ。

妻の表現を借りれば、「例え自分自身がどんな精神状態にあっても、読み始めたら彼の独特の世界に没入できる」。僕もその通りだと思う。
それは面白い小説には全て当てはまりそうでいて、実はそうじゃない。村上作品の場合は、没入の感覚が独特だ。
その理由を言葉でうまく表現するのは難しいけれど、自分なりに一番しっくりする言い方をすると、「研ぎ澄まされた感性と汚れない好奇心を合わせ持った10代の少年が、卓越した文章力で描いた大人の世界」って感じだろうか。
人間や物事をとらえる目線は限りなく純粋で、どこまでも瑞々しい。例え話の舞台が汚れた大人の社会であっても、読者は、どこか現実離れした浮遊感に包まれたファンタジーの世界に誘われる。
読み始めると、ストンと異次元に飛んでしまえるような快感がある。
以前「海辺のカフカ」で味わったそんな感覚が、本作「1Q84」を読み始めて即座に蘇った。
ただ、この第一巻を夢中で読了した後で、一つだけ不思議に思うことがあった。
本作品でも、それぞれの主要登場人物にまつわるかなり過激な性描写が随所に現れる。
自分には文学を語る資格なんてこれっぽっちも無いけれど、この作品にそれがどれだけ必要な要素なのか、ど〜〜もピンと来ない。
頭の中で性描写の部分を全て取り除いて全体像をイメージしてみても、作品としての完成度は決して損なわれないような気がするのだが、それはやはり素人の浅はかさか。
もっとも、それが有るからこそ、この独特の大人のファンタジー感が生み出されるのかもしれないけど。
(後で皆さんのレビューを見てみれば、やっぱりそうお感じの方が多いのね)
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.430
(4pt)

part3

1作目、2作目よりは断然面白かった。
特にMr牛河の件が。
しかし、それにつけても最終章の2人が出会ってからのヘンテコな会話は何だろう。
作者はぶっ飛んでいるのだろうか。
この2人のやりとりが4作目も続くなると、読んでて気がおかしくなりそうだ。
どっちにしろ、4作目は完結編として、かなり理解不能な世界が描かれることは間違いない。
末恐ろしい。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.429
(4pt)

おもしろい

村上春樹の本は今まであまり好きになれなかったけど面白かったです。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.428
(4pt)

おもしろかった

村上春樹の本は今まであまり好きになれなかったけど面白かったです。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.427
(5pt)

200Q年に一撃!

酒井被告、押尾被告、そして国会、思えばみんなどこかへ逃げていた2009年。
それは国民も同じだったはず。この「1Q84」へ国民が殺到したのもQだらけの世界への解を得たいという思いがあったのではないでしょうか。1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。こっちはビッグ・ブラザーが支配する世界。春樹ファンだけど、さすがにオーウェルまで読む気はしないという人にはPHP研究所から「COMIC1984」というコミック版が出ているので、そちらを見てみるといいかもしれませんね。ビッグ・ブラザーからリトル・ピープルへのシフトの意味を読み解く意味で、両方手元において読むのがいちばんかもしれません。
はたして2010年は二千「充」になるのか?子供手当ての行方はいかに!?
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.426
(4pt)

彼らの未来は・・・

BOOK1、2から1年。発売日に買ったのに先日やっと3を読み終わりました。続きが気になる〜ってずっと思っていたけど、2を読み終えて1年近くしてから3を読むのは、簡単ではなかった。まず、読み始めてすぐに「牛河って誰だっけ?」と登場人物がわからない(私だけ?)メインの人物はよく憶えていたのだが、牛河だけが思い出せない。そして淡々と進んでいくストーリー。大きな出来事があるわけじゃなく、地味に日々が進んでいく。激的な事も起こるが、読むスピードが上がらない。
しかし、誰か思い出せなかった牛河の存在が物語を面白くしていき、BOOK3の後半はかなり楽しめた。牛河を大きく入れたことで、地味な物語が刺激的なものに変わっている。
確かに非科学的な展開だが、元々が常識の世界ではない世界の話なので、結末まで十分満足の内容だと思う。かなり遠回りしているが、2人の相思相愛の結末としては悪くない。2人の今後が気になるが、後は想像におまかせ〜で終わるのが一番ハッピーエンドなのかも。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.425
(5pt)

結局、引き込まれてしまいました

BOOK1,2に比べてシーン・展開は地味、というか淡々としています。
でも、青豆と天吾の日常がつづられる中で、1章、また1章と
ふたりの距離が次第に、確実に縮まってゆくさまに、またもや、どんどん引き込まれてしまいました。
とくに、人の表情やしぐさの比喩は、本当に実在しているかのような表現で、
うまいなぁやっぱりすごいなぁと思いました。
ふかえりは、空気さなぎは、その他周囲の人々はそういえばどうなった?と
(深読みが苦手なせいか)気になるところも残らなくはないですが、
これは宗教ものでも、サスペンスでも、SFでもない、
青豆と天吾の再会の物語なのだと思うと、納得、大満足という感じです。
運命に何となく引っ張られている気がするとき、その運命を乗り越えようとするとき、
緑色をしたいびつなもうひとつの月は、案外だれにでも見えうるものなのではないのか
そして、それをを見過ごすことなく知覚する力が大切なのではないかと思いました。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.424
(5pt)

並行世界物語の「その後」〜これ続きあるよね♪

90-00年代に日本のサブカルチャーでは、「並行世界の物語」という類型が流行ったのですが、その集大成の一つとして、非常に興味深い。並行世界ものが、「いま生きている世界に対する違和感」から始まって、いま生きている世界で持つ「欠落」を埋めるために、その「世界からの脱出」という脱出劇という形式をとる。近くは、アニメのAngelBeatsでも古くは、押井守監督の『うる星やつら2〜ビューティフルドリーマー』や、漫画の『ぷりぞな6』、ゲームの『マブラブオルタネイティヴ』でも何でもいいがあげればきりがない。村上春樹作品世界との類似性をよく言われたとか、『灰羽同盟』でもいいんですが・・・。このテーマについては、いまいちだったかな?とは思います。とはいえ、文学の世界は、これらサブカルチャーより10-20年先行しているが、これに関してはリアルタイムだなーと思う。並行世界に対して、どういう理由で脱出劇を演出するかというのは、非常面白いところです。「猫の町」と「1Q84」という表現で、天吾と青豆は表現していますが、月が二つある世界というシンボルで、ある種の現実との違和感を感じさせるマジックレアリズム的な手法は、やはり上手いなと思いました。今回の村上春樹作品の特徴としては、これまで男性の主人公による主観の一人称による独白が基本だった設定に、初めて女性の視点が登場した、という意味で、この作品は画期的だったと思う。ファム・ファタール的にいつも、男性にとっての「解放」というか、ある種の「失われたモノ」の象徴であった「女性」(ノルウェイの森)が、ちゃんと意識を持って、自分の意志を持って登場したことは、ナルシシズムに苛まれた80-90年代の日本の物語にとっても、その代表例だった村上春樹作品にとっても、画期的だったと思います。けど、、、、そこに「もう一人の第三者」・・・・ドウタがあることは、「その次」を感じさせます。いいかえれば、4巻もあるよね、と思うのです。楽しみです。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.423
(4pt)

いらない描写が多すぎ

個人的にはノルウェイの森よりは面白く読めそうです。あの鬱っぽさが何とも私には駄目だったので。ただ、この話は何を書きたいのかが伝わってこない。話の大筋が分かれば(つまり人物の動作、会話)細かい描写を読まなくても話が通じます。伏線でも何でもないし。それに青豆はともかく天吾のセックス・シーンは要るのか…?読解本なるものが出ている時点で、恐らく意味がよく分からない人達の方が圧倒的多数なのでしょう。深読みし過ぎると訳わからなくなりますので斜め読み程度がちょうどいいかと。そもそも春樹ワールドを理解できる人と出来ない人ではきっぱり分かれるらしいので合わないなら読まない方が良いかもしれません。私は続きが気になりますが、真剣に一文一文読むつもりはありません。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.422
(5pt)

読んでよかった

完結しましたね。読んでよかったです。物語も楽しめましたが、「ねじまき」後の作品にフラストレーションを感じていたファンの一人としては、村上春樹が帰って来たという感動がありました。サザンがkuwata bandになって、Tsunamiで帰って来たときのことをちょっと思い出したりして。それにしても牛河、強烈なキャラですね。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.421
(5pt)

期待を裏切らない村上ワールド

相変わらずの読みやすさ。あっという間の3巻一気読みです。
熱烈な春樹フアンとしては、作品を冷静に評価することは難しいのですが、
作者名を隠して読んだとしても、一発で誰が書いたのかわかるであろう、強烈な個性。
いつもながらの独特の世界観が広がってます。
すごく売れているみたいですが、万人に受け入れられるかは?
昔、ダンスダンスダンスに感動して、奥さんに読ませたら、
まったく意味がわからないと言い放たれて、へこんだことがあります。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.420
(5pt)

贅沢な文学作品です

文章の美しさは言うまでもなく、
すれ違い、追いかけられ読者を1Q84の世界へと引き込んでいく。
SFであり、サスペンスでありながらも、
ところどころに見え隠れする村上春樹氏の宗教観。
長編のシリーズでありながら、神経を集中して読まないと村上氏の伝えたかった
言葉を、精神をこぼれ落としてしまいそうで、
読者も緊張感を保ちながら向き合わなければなりません。
しかし、単に娯楽として充分に楽しめます。
何でもスピーディーで簡単に手に入る今のだからこそ、
こんなにも贅沢な文学作品を読んでみるのはいかかでしょうか?
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.419
(5pt)

恋愛小説?

恋愛小説のようでもあり、ミステリーのようでもあり、ファンタジーのようでもあり、ハードボイルドのようでもある。多くの側面を持つ作品だ。春樹さんはシティボーイだね。ちょっと古くさいシティボーイ。ノルウェイの森が大好きなので読んだが、そのエッセンスは受け継がれているようだ。ノルウェイがすかすかの小説としてしか読めない読者には、たぶんおもしろくないと思う。あれは日本文学史上最高の文学作品だよ。1Q84がそれをどう越えるか見物だな。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.418
(5pt)

BOOK2の終わり方が中途半端だったので、 BOOK3が出て”ヤッパリ”と思ったが、 BOOK4に続く”

BOOK1、BOOK2は、同時に発売され、一気に読んだ。率直に言って、久々に面白い小説だと思う。
2冊を読み終えて、BOOk2の終わり方が何かシックリこなかった。
BOOK3が出て、続きがあったんだ…ヤッパリなと納得した。
BOOK3の章立ては、牛河、青豆、天吾が第1章から第30章まで規則的に繰り返され、最後、第31章では天吾と青豆となっており、BOOK4を暗示しているような気がする。
BOOK3の中で「点と点のあいだに線が一本ずつ引かれていく。これからどのような図形がそこにかたちづくられていくのか、…まだわからない。しかしそのうちに少しずつ構図が見えてくるはずだ。」と書いているが、これは著者がこの小説の展開の仕方について暗示しているのではないかと推測する。
村上春樹がこのBOOK3で「人は希望を与えられ、それを燃料とし、目的として人生を生きる。」と書いている一文がすごく印象に残った。
そのうちBOOK4が出るのではと期待している。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.417
(4pt)

静かに波紋が広がっていくみたいな

どういう世界なのかジャンルすらもよく知らないまま、
村上作品を初めて手に取りました。
色々な種類の分野に対して、詳しい描写(説明?)がされていて
作者の多岐に渡る知識を垣間見た気持ちになった。
その詳細に書かれている分野が、物語と少しずつ関係性を見せていき、
どういう風に進んでいくのか、気になって、気になっている内に
BOOK1を読み終わってしまった。
伏線がいっぱい張り巡らされていて、早く続編を読んで、
点と点を線で繋ぎたいという欲求が生まれた。
リアルの中にファンタジー的な部分が垣間見えて、
どういう方向に進んでいくのか、落としどころに興味がひかれる。
ところどころ、顔をしかめてしまう程詳細な描写にそれ必要なのかな・・・
と思う部分(性描写)もあったりするけれど、読み終わった後に、
必要不可欠なのだと解るのかもしれない。
BOOK1は電車に乗っただけでようやく扉が閉まって発車する、
っていう段階なのだろうか。
これから何処に連れて行ってくれるのか、どんな景色が待っているのだろうか。
(2010.5.27読)
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222