1Q84

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全231件 201〜220 11/12ページ
No.31
(1pt)

リトル・ピープルとは作者であり、また日本人である。

リトル・ピープルとはきっと日本人のことである。そのネタは、ランディ・ニューマンの 'Short People' からとられている。また、今回も露骨な性描写が含まれているようだが、これまでの村上の作品でもおそらくそうであり、ストーリーがだれないように悪趣味な暴力描写やセックス描写を挿入してしまうところが彼の「弱さ」を露呈してしまっている。そこが大きなキズとなって、いつまでも三流の小説しか書けないという、村上春樹の限界がある。まだ『1Q81』を読んではいないが、学校の図書館で借りられるようになったら、たぶん、読んでみようと思う。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.30
(1pt)

三文エロ小説

あまりの酷さにびっくり。羊をめぐる冒険や、世界の終わり、、、の細部まで目配りした構成はどこにいったのか。仮想的な世界の構成に曖昧さがあるのはいいが、小説の構成が曖昧でどうする? エログロ・ナンセンス。これまでの村上ファンは強く読まないことを勧めます。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.29
(2pt)

1Q84というタイトル

偉大なオーウェル先生の代表作である「1984」を意識しているのだろうが、
残念ながら村上春樹という作家とオーウェル先生は「なぜ本を書くのかという」根本的な意味からして
全く違う二人なので、よくもまあこんなにも不遜なタイトルを付けられたものだと感じる。
結局、村上春樹という作家は、何も考えていないのだと思う。
オーウェル先生を敬愛する者として不愉快極まりない。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.28
(1pt)

なんだこれ。。。

残念です。お金返して欲しいな。。と思いました。
不完全燃焼というか、でも不完全燃焼でも良いんです。少しでも人物に共感できる部分があればそれはそれで吸収する物があると思うのですが。
まず、登場人物に人間味を感じませんでした。天吾は、それなりに良い男のようだし、体つきも立派で女の人をひきつける物を持っているし、話方も穏やかです。
それなのにどうして友達が一人も居ないんでしょうか。
人は社会にいる限り、よっぽど問題が無ければそれなに、いやおうなしに人との関りが出来てしまうと思うんです。なのに友達が一人も居ない。。。
孤独もあまり感じてないし、人生に嫌気もさしていない。
こんな人が居るのかなぁ。
青豆さんも心に愛があるから(それも10歳の時に手を握っただけの愛)どんなに孤独でも真っ直ぐに生きていけるし、いつでも死ねる。。なんて、全く理解できません。10代の時はそれなりに命を粗末にするような考え方もあるけど、もう30なのに。。。
結局最後は分けがわからず、なんじゃこりゃ、みたいな終わり方です。
説明しても分らないならダメみたいな事が書いてあるけど、もともと他人なんだから頭の中まで見通せる訳でもないし、まさかそれを読者に求めてるのかな。
すごくナルシストな小説だと思いました。
私には全く合いません。最後には腹立たしさが残りました。お金返して。。。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.27
(2pt)

結局は、作家との相性?

私は、中学生の頃から、大学生のいとこの影響で村上作品には触れてきました。
中学生にとって大学生という存在はずいぶん大人で、特にカルチャーの面での影響は大きく、早く大学生になりたいと思ったものでした。
だから、なんとか「村上好き」というおしゃれでかっこいい趣味をもって、仲間入りをしたかったのです。
でも、この作品を読んでようやく、結局は作家との相性が合わない事に気づきました。
読む事がやめられない面白さがありました。実際に2日間で読み終えました。
でも、心に残るものやストーリィに対する感動など、なにもないのです。疑問もありません。
せっかく読んで残念ですが、つまり作家と共有できる感覚がなかった事なのです。
この感覚は、私にとってはこの作品に限らず、私が読んだすべての村上作品に共通する事です。
しかし、イスラエルで行った彼の勇気ある演説では、
演説内容以上に、その演説を実際に行った勇気ある行動そのものに、とても感銘を受けました。
独特の観念の世界を描いているため、こんなに大衆的に受け入れられるとは信じられません。
ブームや雰囲気にのまれず、「村上春樹」というブランドを冷静に見つめ直す事が大事だと思います。
<追記>
後日、ある著名作家二人によるトークショーがあり、そこでこの作品が話題になっていました。
村上春樹は、影響を受けた作家にドストエフスキーをあげており、
この1Q84もドストエフスキーの影響を非常に強く受けているように見受けられると話していました。
ドストエフスキーの「罪と罰」を通した非常に興味深い洞察に、私の浅はかなで薄っぺらい読書観を恥ずかしく思いました。
かつて手に取った本や体験した事により、本はどんな読み方でもできる事を、改めて実感しました。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.26
(2pt)

読んでみない訳にはいかないのがベストセラーの理由かな。

村上春樹作品は家内ともども大好きで全部読んで来たので、空前のヒットと聞けば買わずにはおれんということで購入し、読み終えました。
著者ならではの話の論理展開が良く計算されている点は分かるのですが、読んだ後の何か心に残るものが無い感じはとても残念です。これまた著者独特の語彙の多さや小難しい表現に脳みそを動かし続ける事と、引き換えに得られるものが薄い感じ。(昼間にやっている海外メロドラマがくだらんと思いながらストーリーは気になって最後まで読んでしまう感じ)
ファンなら先ず読んでみないと、という感じですが、本屋で立ち読みしてからなら買わない類の本です。(まぁ気付くのは2冊目の後半かも知れませんが)
初めて村上春樹を手にする方には、あまりお奨め「したくない」本です。
それと、余計なお世話かも知れませんが、かなり唐突で露骨な性描写が続くので、思春期の子どもさんをお持ちの方は一考の必要あります。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.25
(1pt)

なんか…

魅力がない。全く別のところからスタートした2つの物語が次第にリンク… ということらしいけど、その繋がって行き方も粗い…というか無理矢理過ぎでしょ。こんなんだったら何だってリンクするっしょ。こういうタルい緩い感覚がこの人の持ち味なの?大御所だからって、好き勝手独走しちゃってるけど、人を夢中にさせるような謎も切なさも魅力ももうないと思う。始終暗い雰囲気にしてりゃ謎めいてて高尚なものって訳じゃないだろ。まぁ売れたもん勝ちかぁ。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.24
(1pt)

「書きっぱなし」の文体

 一言で言うと、書きっぱなしという印象の強い文体です。
本家『1984』とG.オーウェルについても小説のなかで言及されていますが、そこまで明示的に間テクスト性を書き込んでおきながら、小説の内容から言えば、オーウェルの作品世界とはほとんど関連性がないので、あたかもオーウェルと関連があるかのような憶測を生むだけです。
 チェーホフに関しても同様で、チェーホフにドストエフスキを代入しても内容には影響がないでしょう。この説明過剰な間テクスト性は、小説世界に不要な想像力を煽っていますが、強いて言えばこの傾向は『1973年のピンボール』から明らかで、『ノルウェイの森』で強くなり、『海辺のカフカ』では煩いほどの引用がなされるようになりました。
 『1Q84』を読んでいると、物語の構造にかかわりのない引用や説明が非常に煩雑に感じられ、これは一体クリステヴァ以来の批評のまなざしをかわそうとしているのか、単に世界の読者を楽しませようとしているのか、不明瞭な印象を受けます。
 『1Q84』を2度読むとすると、多くの読者は煩雑な説明的文章を飛ばしながら読むことでしょう。それくらい、内容的には圧縮可能な文章が多いです。たとえば、本文に登場する「柳屋敷」は「楡屋敷」であっても、「銀杏屋敷」であっても、『1Q84』の小説世界には影響を与えません。「柳屋敷」の描写はなくても良いくらいです。
 文体云々より、この小説は物語として面白いでしょうか? BOOK1を読むと、BOOK2のプロットは大体予測がつくでしょう。BOOK3、BOOK4が刊行されるとして、その内容さえ多くの読者には予測可能でしょう。そういう小説が、物語として魅力的か、ということを考えさせられました。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.23
(2pt)

え・・・?

初めて村上氏の小説を読みました。
結論から申し上げますと「飽き性なら長編小説書くな。」という事です。
おそらく2巻で完結なのでしょう。
完結なら完結できっちり締めろ。という人には向かないと思います。
逆に読み終わった後、各々考える事を楽しみの一つとしている人にはいいかもしれませんが、無理矢理完結させた雰囲気は読者の8割が感じることと思います。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.22
(2pt)

ネームバリュー抜きで客観視できますか?

ダメ。ムリ。残念。読み進めながらそんな単語しか浮かばない。
何?どうしちゃったの?この感覚、以前も身に覚えがある。「国境の・・」「アフター・・」の読了感である。
しかし、今回はそれだけではない。
強く感じたのは、構成の詰めの甘さ。一見意味のない長文描写には、なにかしら著者なりの(メタ的?)示唆があるのだろう。しかし、「アフター・・」での、眠りつづける姉をカメラ目線で描写しつづけるあの下らない下りにも似て、村上が1人悦に入ってくすくす1人笑いをしているような、左脳で計算した、しかも中途半端な物語の流れは、読み手に何かを伝えるでもない。
意味がないのである。
これが進化系の、この時代の小説なのだと言われればそれまでだ。
しかし、「これが新しい基準」とは、他に比べる何かがないからいえる詭弁である。
ひたすら「ムラカミブランド」が独り歩きし、その質を正しくジャッジする機能などない現況では、奇形化した著者の思い込みとエゴの転写された本書の程度の低さは指摘され得ないのだろうか。
浅い人物描写、不確かな時代考証、行き当たりばったりの人格表出・・・
単に、読み物としてとるべき構成をなしていない。学びとるべき教訓、テーマまでたどり着く道程をなさないストーリー。
長く描けたと言う意味での「努力賞」で星2つ。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.21
(1pt)

う〜ん、最悪(-.-;)

売れて売れて、品切れ続出との報道につられて探し回り、運よく購入。同僚らに羨ましがられ、何となく優越感を感じながら通勤の電車で読みました。引き込まれそうな部分もありましたが、全体としてよくわかりませんでした。適当に書いた安物のSFもどきっていうところかな?これは出版社の販売戦略にやられましたね。マスコミも片棒を担いだわけですね。作者は最終着地のイメージを持たずに勢いだけで書き上げたんですね、きっと。二冊でこの価格。この時間とお金、もっと有意義な作品に投じるぺきでした。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.20
(2pt)

i・ku・wa・yo

個人的に、村上春樹の作品がどうして好みかと問われれば、登場人物の味わいという答えになる。例えば、「海辺のカフカ」では、カフカの15歳には過ぎるほどのストイックさ。周囲に馴染めず、自らの世界感に価値を求めようとしながら、でもうまく信じきれない少年性。そういうところが味わい深く描写されていて、物語の突飛さに面食らわされても楽しく読めた。他のキャラクタも、特にナカタさんなんか、好作用していたと思う。そういう視点で今作のキャラクタ設定をみると、かろうじて立っていたのはタマルくらい。他はぼやけた味で満足できなかった。もっと濃口の人物がいてもよかったんじゃないだろうか。ミステリアスなタイトルに期待が大き過ぎたのか、なんだか物足りない。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.19
(1pt)

読むべき本は他にある事を教えてくれる。

村上春樹を読む時間があるなら、チャンドラー、カフカ、ヴォネガット、ディック等を読めばいいじゃん。 村上春樹がやりたい事を格の違いで読ませて魅せてくれるから。 相変わらずの性癖にも吐き気がする。 小洒落たキモい比喩をしているのは登場人物なのか作者なのか。みんな物分かりよく会話は先読みしながらの説明的なそれでいてわからないわららないと饒舌にため息ついてる。きしょい。 海辺のカフカもそうだったけど、結局は世界はわからない。でもタフに生きようぜ。愛があるから。世界で売れてたらどうだってーの。 世界で売れなくても漱石やら谷崎でも読んでた方がより豊かな読書でしょ。 勃起、勃起うるさいねん!
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.18
(2pt)

どうでもよい作品

最近の村上氏の作品は読んでいませんが、『風の歌を聴け』、『羊をめぐる冒険』、『ノルウェイの森』、数冊のエッセイ集などは読んでいます。『1Q84』は久し振りの長編小説とのことで、たまには読んでみようと思い手にとってみました。なんとなく不思議でミステリアスな村上春樹の世界を楽しみたい人には面白い作品かもと思いますが、私はそのような世界を求めていないので上記のような感想になってしまいました。
『1Q84』は村上春樹の名前がなければこんなに売れることはなかったと思います。それどころか、もし新人作家が書いたものであったならば出版にこぎつけることすら困難だったかもしれません。突っ込みたいことがたくさんあるのです。(以下、多少ネタばれあり)
1) 男主人公の歳上のガールフレンドは都合が良すぎる存在である(男主人公にとって。そして作者にとって)。
2) 女主人公が、なぜそこまで女性警察官に強い好意をもったのかわからない。
3) 思わせぶりで深みのない会話や描写が繰り返されている。
4) 頻回の性描写の必要性が感じられない。
5) 抑揚の少ないストーリーなのに、こんなに長い分量が必要なのか?
6) 男主人公、女主人公は10歳の時に手を握っただけの関係なのに、30歳になってもお互い恋い焦がれていることが可能なのか? きちんとした理由がないので納得できない。
個人的には、月が二つ出てきたところで気持ちが冷めてきました。そして「リトルピープル」が出てきたところで、「あ、この小説は自分には必要のないものなんだ」と感じました。「ふかえり」や教団の存在は少し面白いと思ったんですけどね。しかし、それらも今ひとつの印象は拭えません。
肝心の小説がこのような状態では、あの有名なエルサレムでのスピーチにも白けてしまいます。ノーベル文学賞を獲ろうとしている世界的大作家がこんな小説を書いているからこそ、エルサレムで紛争が起こっているんじゃないのか?という気がします。『1Q84』が私たちの世界を良い方向に導いてくれるとはとても思えません。
村上氏のファンの方、『1Q84』が面白いと思った方、すいません。でも、これが私の正直な感想です。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.17
(1pt)

文庫本を待ちます。

期待が大きかっただけに、残念です。2巻は文庫本を待ちます。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.16
(2pt)

絶望した

久しぶりの長編ということで期待して買いましたが・・・なんだかね〜。
物語は二人の主人公の話が交互に入れ替わりながら進んでいきます、
男主人公のパートはいつもの村上ワールドですが女主人公のほうが村上さんどうしちゃったの?ってぐらい痛い内容です。
ついでに二人の主人公の接点とか少女と教祖の関係とか物語り上すごく重要なことがなんの前触れもなしにあっさり種明かしされます、ヲイヲイ早すぎるだろって読んでるほうが心配になってしまいます。
まぁ相変わらず文章は上手いので一気に読めますがマスコミで騒がれてバカ売れするような代物ではないと思います。村上未経験の人がこれから入るとアンチ村上になること請け合いです、お願いですから初期の作品から読んで下さい。
絶望先生が言ってたアレってコレのことだよね・・・
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.15
(1pt)

全作品読んでますが

もしタイトルと著者名を見ずに中身をパラパラめくろうものなら、三流作家が書いたチープな小説と間違ってしまいそう。これが「5年ぶりの書き下ろし」なんてたいそうな帯つけるような作品かと憤りを感じます。登場人物そして彼らの発する台詞すべてに、糸がついていて、その糸を上の方で作者があやつってる。私には物語の情景や人物の心情が見えず、その糸ばかりが見えました。お金払って時間費やしてそんなもの見せられると気分が悪くなります。生きている人間、生きている言葉を、文章を通して読者の心に届けてくれるのが一流作家の仕事なんじゃないですか?操り人形による茶番劇がダラダラ続いているだけですよ。
文壇のみならず日本とも距離を置き海外での執筆活動、精神と肉体のバランスを大切にし健康を維持し続け…、そんな春樹さんの軌跡すべてが彼の人格を成熟に導いていったことは間違いないのでしょう。サリン事件をめぐるインタビューやいくつかの対談、エルサレムでの心あるスピーチを読み、そう思います。でも人格の成熟と作品の成熟とはまったく別問題なんですね。そのことがよーく分かりました。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.14
(1pt)

感想と続編の考察

最近の村上春樹の作品の多くは2つの話が螺旋のように続き、現実と非現実の世界をメタファーという香辛料で読者を行き来させる。読者は書かれている物語に忠実に没頭するか、それとも隠されているファクターを訪ね歩きながら読み進めるかだ。それを選択するのは読者である。この「1Q84」はどちらにとってもおもしろいものではない。とにかく登場人物・場所に魅力がない。いつものように「ファッション」「料理&お酒」「音楽」「性」等の描写をこれでもかというぐらい重複させながら物語が進むのだけど、全てが予測可能で心が動かない。根底に何が流れているのとかはもういい。とにかく、小説として、物語として楽しめるものではない。出版社の戦略で大ベストセラーになったのは村上春樹にとって悲劇である。彼の作品群の中のほんの片隅に静かに眠らせるべきであった。ちなみに僕の好きな作品は「国境の南、太陽の西」である。
 次に続編を考えてみる。あるかないか全く見当もつかないが自分なりに…。
「3」では天吾の執筆中の小説が話の中心となる。その小説の中身は宗教に囚われた少女を助ける少年の話である。一方、青豆は自殺に失敗し、「さきがけ」に追いつめられることになる。しかし、青豆は「さきがけ」のリーダーとなり、世に出た天吾の小説を偶然手にすることとなる。その時、二つの月は互いに引き付けあいひとつになる。やがて表と裏が一体化し全ての感情が素直に表現できる世界が二人に訪れる。完。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.13
(1pt)

ちょっと疑問を感じて興ざめした

村上春樹さんの大ファンですが、この1Q84はどうしても解せないものがあります。それは、小説内の教団の指導者が実在のオウム真理教の旧指導者とダブって見えてしまうのは避けられず、それであるのに美化しているように思うからです。アンダーグランドという傑作まで書き上げた作家が、いくら小説のこととはいえ、これは看過できることではないと思います。どうしても実際の事件と重なるがゆえに、ただのインチキ人間がさもかし人間を超えた存在であるかのように描かれるのは怖いです。そのインチキは笑って済ませれるようなものではない、その人間によってどれだけ苦しめられた人がいることか・・・。話もBOOK1ではとてもスリリングで盛りだくさんの仕掛けで楽しませてくれたものが、BOOK2では、段々と興ざめしていって、世界もものすごく矮小な世界になってしまって、小説としても結果的に失敗だと思います。続きがあるならば期待しますが・・・。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.12
(2pt)

肉厚のない紙

量産型の登場人物が量産型の世界で量産型の言葉を喋り量産型の行動をする。チェーン店みたいな小説だと言う印象。少なくとも、過去のハルキ作品の登場人物には、きちんとした肉厚のようなものがあって、或いは徹底された希薄さに必然性があって、そこがハルキさんの味のひとつだったのに。紙媒体の上で紙人間が紙に書かれた指示に“渋々従って”動いている。この作品に登場する人物は、すべからく全員“どこか小説に登場する事に対して無理をしていて、非常にぎくしゃくして最後まで馴染まずに去った”(ハルキさんっぽいニュアンスで言うと)笑顔のひきつった過緊張で場違いな転校生のように。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222