ラットマン

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

ラットマンの評価:

3.88/5点 レビュー 117件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全171件 141〜160 8/9ページ
No.31
(4pt)

3.5点です。オチの為にすべてがあるのが最後に見えすぎる。

途中までは大きな事件は無いものの、少しずつ色々な事がわかってきて、どんどん読み進めて行ったのだけど、最後のクライマックスになって、これでもかとこれまでの複線を回収して行って、なんか冷めてしまった。複線をしっかりと回収して納得する終わり方にしている技術はすごいけど、それに固執し過ぎて心に訴える部分がドライになってしまった気がする。
クライマックスまでなら満点です。作者のこれからに期待します。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.30
(4pt)

優しい視線の作品

<このミステリーがすごい!2009>の
第10位にランクインした作品です。
人間が何かを知覚する過程で、
前後の刺激が知覚の結果を変化させてしまうことを
文脈効果といい、
その例えとして「ラットマン」の絵がある。
同じ絵でも、動物と並んでいると、ネズミに見え、
人の顔と並んでいると、おじさんに見えるのです。
この作品は「ラットマン」をキーワードに、
高校時代から14年続いているアマチュアロックバンドが
練習中のスタジオで遭遇した事件の顛末と、
そのメンバーである主人公の現在と過去が語られていきます。
ミステリーとしてのトリッキーな仕掛けは、
後半の60ページに二転三転しながら、
明かされていきますが、
この仕掛けを効果的にしているのが、
優しさです。
ラストになぜこの作品が「ラットマン」という
題名なのか判明しますが、
そこには救いがあります。
それは、作者が登場人物に
優しい視線を投げかけているからなのです。
単なるミステリーでは終わらない、
心のこもった作品という印象を受けました。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.29
(4pt)

優しい視線の作品

<このミステリーがすごい!2009>の
第10位にランクインした作品です。
人間が何かを知覚する過程で、
前後の刺激が知覚の結果を変化させてしまうことを
文脈効果といい、
その例えとして「ラットマン」の絵がある。
同じ絵でも、動物と並んでいると、ネズミに見え、
人の顔と並んでいると、おじさんに見えるのです。
この作品は「ラットマン」をキーワードに、
高校時代から14年続いているアマチュアロックバンドが
練習中のスタジオで遭遇した事件の顛末と、
そのメンバーである主人公の現在と過去が語られていきます。
ミステリーとしてのトリッキーな仕掛けは、
後半の60ページに二転三転しながら、
明かされていきますが、
この仕掛けを効果的にしているのが、
優しさです。
ラストになぜこの作品が「ラットマン」という
題名なのか判明しますが、
そこには救いがあります。
それは、作者が登場人物に
優しい視線を投げかけているからなのです。
単なるミステリーでは終わらない、
心のこもった作品という印象を受けました。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.28
(4pt)

なかなかのストーリーテラー振り

 著者のストーリーテラー振りには驚いた。ワクワク読ませていただいけただけでなく、ラストには予想だにしない展開で、更に修復作業も織り込み、上質のミステリーとなっていた。
 今後の御活躍を期待しています。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.27
(4pt)

なかなかのストーリーテラー振り

 著者のストーリーテラー振りには驚いた。ワクワク読ませていただいけただけでなく、ラストには予想だにしない展開で、更に修復作業も織り込み、上質のミステリーとなっていた。
 今後の御活躍を期待しています。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.26
(4pt)

「思い込み」による悲劇

ラットマンとは、騙し絵のこと。見方によってネズミに見えたりヒトに見えたりする。
主人公およびその周辺の人々は、「思い込み」によって行動し、それが妙に収まっている。しかしその思い込みが間違いと気づいたときに出てくる悲劇。
ミステリーはどんでん返しが快感ですが、それがいくつも出てくる。「やられた!」という読後感が実に心地いい。中盤まで退屈ですが、後半の疾走感は特筆もの。
これはおそらく映像化されるでしょう。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.25
(4pt)

「思い込み」による悲劇

ラットマンとは、騙し絵のこと。見方によってネズミに見えたりヒトに見えたりする。
主人公およびその周辺の人々は、「思い込み」によって行動し、それが妙に収まっている。しかしその思い込みが間違いと気づいたときに出てくる悲劇。
ミステリーはどんでん返しが快感ですが、それがいくつも出てくる。「やられた!」という読後感が実に心地いい。中盤まで退屈ですが、後半の疾走感は特筆もの。
これはおそらく映像化されるでしょう。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.24
(4pt)

タイトルからすると、「い、イロモノ??」と思ってしまう作品だが、そうではない。

タイトルからすると、「い、イロモノ??」と思ってしまう作品だが、そうではない。青春グラフィティなミステリ小説なのである。ラットマンとは、認知心理学における文脈効果を表わしたものである。同じ絵にもかかわらず、人の顔と並んでいると人に、動物と並んでいるとネズミに見える、という心理現象だ。そんな豆知識をはさみつつ。
バンド「Sundowner」が練習中に、スタジオで起きた死亡事故。しかし、それは事故に見せかけた殺人事件だった。被害者の恋人であるギターの姫川は、その仕掛けたトリックが見破られないかを憂慮していた。。そして思い出す、姉の死と、父の言葉。自分は父と同じことをしているのだろうか―。
この作品、さりげない叙述トリックで、読み手が「ラットマン」と同じような思い込みをしてしまうこと請け合い、、ということは、「ラットマン」のくだりが出てくるところでなんとなく「ラットマンみたいな展開やるよー」ということが読めるのだが、それを考慮して注意して読んだにもかかわらず、見事にやられましたよ。。文章だけに本当の文脈効果によっておいらの心理は、まんまとミスリードしてしまうのだった。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.23
(4pt)

タイトルからすると、「い、イロモノ??」と思ってしまう作品だが、そうではない。

タイトルからすると、「い、イロモノ??」と思ってしまう作品だが、そうではない。青春グラフィティなミステリ小説なのである。ラットマンとは、認知心理学における文脈効果を表わしたものである。同じ絵にもかかわらず、人の顔と並んでいると人に、動物と並んでいるとネズミに見える、という心理現象だ。そんな豆知識をはさみつつ。
バンド「Sundowner」が練習中に、スタジオで起きた死亡事故。しかし、それは事故に見せかけた殺人事件だった。被害者の恋人であるギターの姫川は、その仕掛けたトリックが見破られないかを憂慮していた。。そして思い出す、姉の死と、父の言葉。自分は父と同じことをしているのだろうか―。
この作品、さりげない叙述トリックで、読み手が「ラットマン」と同じような思い込みをしてしまうこと請け合い、、ということは、「ラットマン」のくだりが出てくるところでなんとなく「ラットマンみたいな展開やるよー」ということが読めるのだが、それを考慮して注意して読んだにもかかわらず、見事にやられましたよ。。文章だけに本当の文脈効果によっておいらの心理は、まんまとミスリードしてしまうのだった。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.22
(5pt)

けいたんの評価

秀作、かなりおもしろかった。派手さはないが丁寧な作品という印象を受けた、ラストまでが包みこまれるような丁寧さだった、読んで良かったと思います。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.21
(5pt)

けいたんの評価

秀作、かなりおもしろかった。派手さはないが丁寧な作品という印象を受けた、ラストまでが包みこまれるような丁寧さだった、読んで良かったと思います。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.20
(4pt)

こんな設定、よく考え付くものだ

推理小説に似ているが、この作品のかもし出す雰囲気は
いわゆる普通の推理モノとは全然違う。
しいて言えば、井坂幸太郎の雰囲気に似ているだろうか。
結末には感心した。
よくこうした設定とオチを考え出すものだと。
作者の別の本も読んでみたい。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.19
(4pt)

こんな設定、よく考え付くものだ

推理小説に似ているが、この作品のかもし出す雰囲気は
いわゆる普通の推理モノとは全然違う。
しいて言えば、井坂幸太郎の雰囲気に似ているだろうか。
結末には感心した。
よくこうした設定とオチを考え出すものだと。
作者の別の本も読んでみたい。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.18
(5pt)

参りました・・・

こんなミステリに出会ったことがない・・・。
幾重にも仕掛けられている罠にはまってしまって、
気がつけば犯人の気持ちになって読まされているし、
気がつけば偉大な勘違いをしてしまっているし、
登場人物たちも偉大なる勘違いをしているわで、
もうしっちゃかめっちゃか。
でも、その複雑なストーリー展開をスッキリと見せて、
ロジックにも何の疑いのない清廉潔白さは、
参りましたという言葉しか出てこない・・・。
間違いなく今年度のミステリー・ランキングに入る力作で、
これを読まずして今年度のミステリー界は語れないと言っても過言ではない。
とにかく素晴らしかった。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.17
(5pt)

参りました・・・

こんなミステリに出会ったことがない・・・。
幾重にも仕掛けられている罠にはまってしまって、
気がつけば犯人の気持ちになって読まされているし、
気がつけば偉大な勘違いをしてしまっているし、
登場人物たちも偉大なる勘違いをしているわで、
もうしっちゃかめっちゃか。
でも、その複雑なストーリー展開をスッキリと見せて、
ロジックにも何の疑いのない清廉潔白さは、
参りましたという言葉しか出てこない・・・。
間違いなく今年度のミステリー・ランキングに入る力作で、
これを読まずして今年度のミステリー界は語れないと言っても過言ではない。
とにかく素晴らしかった。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.16
(4pt)

2重、3重の伏線

前半は現在と過去が交錯しながら淡々と物語が進み、単純なミステリーかと思いきや、後半は2重、3重の伏線が張り巡らされていて十分楽しめた。ひかりの事件、そして過去の姉が亡くなった事故ともに、事件自体はシンプルで何のトリックもないのだが、ラットマンの現象によって様々な人間が巻き込まれ事件が複雑になっていく様子が見事に描かれていて、おもしろかった。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.15
(4pt)

2重、3重の伏線

前半は現在と過去が交錯しながら淡々と物語が進み、単純なミステリーかと思いきや、後半は2重、3重の伏線が張り巡らされていて十分楽しめた。ひかりの事件、そして過去の姉が亡くなった事故ともに、事件自体はシンプルで何のトリックもないのだが、ラットマンの現象によって様々な人間が巻き込まれ事件が複雑になっていく様子が見事に描かれていて、おもしろかった。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.14
(4pt)

「ラットマン」とは言い得て妙

「ラットマン」とは心理学の用語で、人間が何かを知覚する過程で、前後の刺激が知覚の結果を変化させてしまう現象を言う。例えば、同じ一つの絵を人間の顔の絵の中に混ぜればオッサンに、動物の絵に混ぜればネズミに見えると言うような現象。物語の真相が判明した時、この題名を付けた作者の巧妙さが実感できる。
主人公は高校の時に始めた四人組のバンドを30才になっても続けているギタリスト。元メンバの女性と恋人関係にある。主人公は幼少の頃、姉を事故で失った暗い過去を背負っているが、実は当時脳腫瘍を患っていた父が姉を殺害したのではと疑っている。そんな中バンドの練習中、事件が起きる...。
道尾氏の事だから何か仕掛けを用意していると思ったが、現在の事件は主人公の感傷が中心で、本命は過去の事件にあると予想して読んでいた。それを良い意味で裏切られた。単発のアイデアはこれまでにもあったと思うが、これ程重層的に畳み込んだ作品は初めてだろう。技巧の高さに感心した。後で振り返ると、登場人物達の言動にムダが無いのも美しい。冒頭と結末で披露されるエレベータの挿話も印象に残る。
道尾氏の作品はこれまでアイデアには感心するが、読後感が悪いと言うイメージがあったが、本作品ではそれも払拭した。作者の超絶の技巧が楽しめる秀作。
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074
No.13
(4pt)

「ラットマン」とは言い得て妙

「ラットマン」とは心理学の用語で、人間が何かを知覚する過程で、前後の刺激が知覚の結果を変化させてしまう現象を言う。例えば、同じ一つの絵を人間の顔の絵の中に混ぜればオッサンに、動物の絵に混ぜればネズミに見えると言うような現象。物語の真相が判明した時、この題名を付けた作者の巧妙さが実感できる。
主人公は高校の時に始めた四人組のバンドを30才になっても続けているギタリスト。元メンバの女性と恋人関係にある。主人公は幼少の頃、姉を事故で失った暗い過去を背負っているが、実は当時脳腫瘍を患っていた父が姉を殺害したのではと疑っている。そんな中バンドの練習中、事件が起きる...。
道尾氏の事だから何か仕掛けを用意していると思ったが、現在の事件は主人公の感傷が中心で、本命は過去の事件にあると予想して読んでいた。それを良い意味で裏切られた。単発のアイデアはこれまでにもあったと思うが、これ程重層的に畳み込んだ作品は初めてだろう。技巧の高さに感心した。後で振り返ると、登場人物達の言動にムダが無いのも美しい。冒頭と結末で披露されるエレベータの挿話も印象に残る。
道尾氏の作品はこれまでアイデアには感心するが、読後感が悪いと言うイメージがあったが、本作品ではそれも払拭した。作者の超絶の技巧が楽しめる秀作。
ラットマン Amazon書評・レビュー: ラットマンより
4334925936
No.12
(4pt)

最後まで騙された!

過去―姉の死,現在―恋人の死
あるバンドの中で起きた事件と主人公の家族の問題をリンクさせながら話が進んでいきます.それぞれの事件(殺人?自殺?事故?)の真相が二転,三転し,その度に上手に騙されてしまいました.大切な家族や恋人を守ろうとして犯したささやかな罪.相手を思いやっているようにも思えますが,信用していないようにも思えてしまいました.
「ラットマン」の意味も内容をうまく表しています.
ラットマン (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ラットマン (光文社文庫)より
4334748074