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脂のしたたり



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脂のしたたりの評価: 4.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

昭和のエネルギーが伝わってくる

西村寿行、大藪春彦、梶山李之なども好きだが、黒岩重吾はより粘っこい。
女と投機への欲望。
昭和三十年代の日本映画を見ているような、わくわく感があった。
最近は、当時の映画を「ジャンク映画」と呼んだりするが、これは「ジャンク小説」と呼べるかもしれない。
当時に風俗を知るには、こうした小説を読むのが一番であろう。
脂のしたたり (角川文庫 緑 268-3)Amazon書評・レビュー:脂のしたたり (角川文庫 緑 268-3)より
4041268036
No.2:
(3pt)

助かりました。

ありがとうございました。なかなか手に入りませんでしたので助かりました。
脂のしたたり (角川文庫 緑 268-3)Amazon書評・レビュー:脂のしたたり (角川文庫 緑 268-3)より
4041268036
No.1:
(5pt)

黒岩重吾の長編小説。定番の会社と女がからむ話ですが、オススメです

黒岩重吾の社会派推理長編小説です。500ページ以上の大作ですが、いくつか黒岩氏の作品を読んできた私のおススメ作品です。

これだけの長編だと、ついつい間延びしてしまうものですが、ミステリーの伏線のはりかた、そして謎が明らかになっていく展開のペースがとても良いです。

1960年代の小説ですので、かなり古いのですが、その頃の大阪が舞台の小説は本当に貴重です。だからこそ、私は黒岩氏の小説を好んで読んでいるのですが、道頓堀、北浜、難波橋、芦屋、西宮と地元がでてきてうれしいです。まだ名神高速ができる前ですから、京阪国道で大阪から美女が運転するカルマンギアを90キロで走ります。いいですねー。

黒岩氏の小説には必ず登場する水商売は今回もバンバンでてきます。道頓堀のマンモスキャバレー、美女群。すごい名前ですね。女の子、1000人雇ってるって、今の時代ありえないです。黒岩氏の女性の描き方は「料理」のそれに近いと思います。肌やその肌の下にある肉質の感触。そして大好きな腋下の匂い。超美人の名和雪子の描写と、ぶさいくな女の描写があまりにも違いすぎる。上質なフィレ肉と油でゴテゴテの肉の扱いです。スーパークールな名和雪子でさえ、「いくらがんばっても女は男に勝てない」と言わせてしまう時代ですから、男がこういうふうに女を見ていても良かったのでしょうか。
脂のしたたり (1969年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:脂のしたたり (1969年) (角川文庫)より
B000J91GU0

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