王将たちの謝肉祭

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評判

王将たちの謝肉祭の評価:

3.88/5点 レビュー 16件。 D ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全89件 81〜89 5/5ページ
No.9
(4pt)

将棋を知らなくても楽しめます

この作品は内田先生のいつもの作品とはちょっと違います。ミステリーではあるけれど、事件の謎解きよりも、将棋の世界に重きを置いている感じ。私は全く将棋はわかりませんが、将棋を知っている人なら、この人物はあの人をモデルにしてるんだな、っていう読み方もできるし、棋譜を頭に思い浮かべることもできるのでしょう。
でも、将棋を知らなくても楽しめる作品であることは間違いありません。浅見光彦も信濃のコロンボも出てきませんが、こういう異色作を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
王将たちの謝肉祭 Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭より
4048729675
No.8
(5pt)

将棋の世界を知らなくても楽しめる作品ですよ

本書は将棋ファンにとって名著の誉れ高い小説です。
升田幸三・大山康晴といった一時代を築いた巨星ともいうべき棋士をモデルにしているあたりからして、本書のユニークさは伺えます。個性的な登場人物に支えられてストーリーはどんどんテンポ進んでいきますのであっという間に読んでしまいますね。
第7章のラストにまだ中学生だった羽生少年が実名で登場するあたりも興味深い描写です。
本書が書かれてから20年近く経ちました。升田・大山両氏とも今は亡く、盤上の解説者として途中に登場する芹沢博文も亡くなりました。本当に個性豊かな棋士が減って残念ですが・・・・。
フィクションではありますが、将棋の奥深さと面白さが随所にうかがえます。
勿論、将棋をよくご存知でない人も、普通の推理小説として楽しめますし、難しい理屈抜きで楽しめるエンターテイメント性に大変優れた作品だと思います。
久しぶりに再読しましたが、その魅力は色褪せていませんでした。
王将たちの謝肉祭 Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭より
4048729675
No.7
(4pt)

昭和後半の将棋界が分かる本

大道将棋(道端等で詰将棋を解かせる)を生業とする父を持った美人女流棋士が、新幹線の車内で一通の封筒を預かってしまった事から事件に巻き込まれる。その父だが、兵庫の山奥から出てきたという青年に難問の詰将棋を解かれ唖然とする。実は青年、戦前にプロ棋士であったという父の消息を知るため上京したと言い、その父娘にも手掛かりを探してもらう依頼をする。引退が囁かれる将棋界の重鎮・柾田九段が長期休場していた名人戦予選に出場を宣言、また尋常ではない青年の棋力に目を付けた新聞記者が、現在進行中の将棋のプロアマ戦に彼を招聘、見事プロを撃破する。青年が父を探していたある日、青年は前述の大道将棋の親父が「師匠」と仰ぐ人に会い、将棋を一局指して別れるが、帰り際に貰った駒袋に書いてある字を見て、彼が自分の父と青年は確信する。柾田九段は見事名人戦挑戦権を獲得、中宮真人名人に挑む…。昭和五十年代の将棋界を舞台にしていると思われ、棋士の名前が実名に近く、雰囲気がかなり伝わってくる。殺人事件としては大したことはなく、むしろ昭和後半の将棋界を知ると言う感覚で読んでいく小説である。青年と父との再会の場面や、青年が詰将棋と格闘する場面は、将棋の持つ独特の雰囲気が味わえる。将棋に不案内な人でも一気に読めるよう丁寧に書いてあり、著者の棋力がかなりな事が窺える。なぜか、羽生善治だけは実名で登場する。
王将たちの謝肉祭 Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭より
4048729675
No.6
(3pt)

物語の焦点が定まらない

著者の異色の作品で将棋の舞台が登場します。
登場人物像から物語は随分前の話ですが、将棋ファンの方たちにとっては懐かしい感じを抱きながら楽しく読めるでしょう。
著者はミステリー作家であるため、どうしてもそういうシチュエーションが織り交ぜてありますが、本作品にとっては殺人事件などは邪魔な扱いで、寧ろ将棋そのもののミステリー性を描いて欲しかったと思います。
また、ところどころ実名で棋士が登場したりしていますが、何だかちぐはぐな感じを受けてしまい、それならば始めから実名を使った形で描いて欲しかったと思います。
最後に残念だったのは、天才素人棋士・江崎秀夫のその後のことが書かれてないので、何処か不満を感じてしまいました。
王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫)より
4344408195
No.5
(4pt)

徹底的に将棋

物語は、将棋で始まり、将棋で展開し、将棋で幕を閉じる。
大道将棋から、プロの将棋界、無名の凄腕の将棋指しの登場、さらに、将棋がらみの事件。
将棋に関するウンチクや、プロの将棋界の話題、さらには、闇の?将棋界の話題まで、将棋一色だ。
物語には、いくつもの将棋勝負の場面が盛り込まれている。
そういう点で、勝負の行方もからんで、ハラハラドキドキの展開だ。
本作品は、1986年に書き下されたらしい。
そのため、話題そのものや、人々の価値観に、少し古さを感じる。
しかし、時代を感じる厚い人情の機微も盛り込まれ、かえって価値を感じる。
それにしても、無名の将棋指しの江崎秀夫は、本当に強い。
将棋好きにとっては、大変楽しいが、そうでなくても、それなりに楽しい。
むしろ、ここまで将棋に徹した作品である事に、意義がある。
王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫)より
4344408195
No.4
(5pt)

将棋ファンにとって必読の推理小説

内田康夫の書いた本書は将棋ファンにとって名著の誉れ高い小説です。最近、幻冬舎文庫から発売され、また多くの方の目にふれることはこの本の愛読者として嬉しい限りです。
升田幸三・大山康晴といった将棋界において一時代を築いた巨星ともいうべき棋士をモデルにしており、そのあたりからして本書のユニークさは伺えます。個性的な登場人物に支えられてストーリーはどんどんテンポ進んでいきますのであっという間に読んでしまいますね。物語の中にぐいぐい惹き込まれる文章力の巧みさが感じられます。
第7章のラストにまだ中学生だった羽生少年(羽生善治)が実名で登場するあたりも興味深い描写の箇所です。天才少年のその後の活躍を予言したかの小説でもあります。
本書が書かれてから20年以上経ちました。升田・大山両氏とも今はおられませんし、盤上の解説者として途中に登場する芹沢博文氏も亡くなりました。本当に個性豊かな棋士が減って残念ですが・・・・。
フィクションではありますが、将棋の奥深さと面白さが随所にうかがえます。
勿論、将棋をよくご存知の方は勿論、知らない方でも普通の推理小説として楽しめますし、難しい理屈抜きで楽しめるエンターテイメント性に大変優れた作品だと思います。
世代を超えた名作として、その魅力は色褪せていませんでした。
王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫)より
4344408195
No.3
(4pt)

将棋を知らなくても楽しめます

この作品は内田先生のいつもの作品とはちょっと違います。ミステリーではあるけれど、事件の謎解きよりも、将棋の世界に重きを置いている感じ。私は全く将棋はわかりませんが、将棋を知っている人なら、この人物はあの人をモデルにしてるんだな、っていう読み方もできるし、棋譜を頭に思い浮かべることもできるのでしょう。
でも、将棋を知らなくても楽しめる作品であることは間違いありません。浅見光彦も信濃のコロンボも出てきませんが、こういう異色作を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫)より
4344408195
No.2
(5pt)

将棋を詳しくは知らないけど、興味がある人に

将棋を詳しくは知らないけど、興味がある人、というのはつまりは私のことでもあるのですが、そんな人に最適の本です。一応、ミステリーに分類されると思いますが、ミステリーの部分よりも、将棋の面白さを教えてくれる部分の方が大きいように思います。将棋の門外漢にも、将棋の面白さが、垣間見えるという本はありそうでなかなかないんです。将棋関連の本というのは、大体棋譜が載っていて、それが読めないと面白くない。ところが、この本は、そんな将棋の予備知識は全く必要ありません。それでいて、将棋って、なんだかすごく面白そうで、かつ奥も深そうだな、というのが伝わってきます。
王将たちの謝肉祭 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭 (角川文庫)より
4041607183
No.1
(4pt)

内田康夫は、すごいとあらためて思わされた一冊だった。

内田康夫は、すごいとあらためて思わされた一冊だった。ここまで将棋のことをこと細かく調べそして、登場人物の絡み合いや背景などとてもリアリティーのある表現で書かれていた。わざわざミステリーにしなくてもこのような力作をこれからもどんどん書いていってほしい。
王将たちの謝肉祭 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 王将たちの謝肉祭 (角川文庫)より
4041607183