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フォーティー 翼ふたたび
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フォーティー 翼ふたたびの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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脱サラして予定が空きだらけの吉松喜一のもとに、老夫婦から、喜一と同じ年の引きこもり息子・英志を何とかしてほしいと依頼を受けた。 解決策が見えないまま、英志の部屋の前に座り、携帯メールを通して何時間も会話を続けた。 喜一の励まさず、飾らない言葉に英志は活力を得て、英志が最後に夢を叶える! | ||||
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40歳になるとどうなるんだろう。という気持ちで読み進めていた自分がいます。 登場人物はだいたい40歳。それでも、1番最初に出てくる超お金を持っている男40歳の男を見て思ったことが2つあり、1つはお金を数十億持っていても、目に穴があいたように、曇っている人もいる。これは40歳になったら分かるけど、お金が全てじゃないんだよって声が聞こえてくるようでした。 そして2つ目、それは、やはり、お金がない40歳は、それまでの縁がとても大事であること。お金が好きなキャバクラのお姉ちゃんやビジネスの人でもそうですが、お金さえあれば、それ目的ではありますが、40歳になってもチヤホヤされる価値があるんだと強く思った。逆に言えばお金を持ってなければ、40歳になったら人は縁を頼りにして生きていかなければならないのかと私は思いながら本を読み進めました。 石田衣良さんの作品は、主人公が頭良くて、とても会話の応答の仕方や、女性にモテるような考え方が凝縮されていて、面白いです。 | ||||
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著者はほとんどの場合、登場人物に若い人を設定している。 しかしこの本は、中年が主人公だ。 人は幾つになってもやり直しがきくのだということを、実感させてくれる一冊です。 あと1歩のところで踏み留まっているあなた、この本を読んで勇気をもらってください! | ||||
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ストーリーの展開が軽快で連続性があり、あっと言う間に読みきりました。 | ||||
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一番まともだと思います。 これは、まあ読む価値はある。 他はあまりないですね。 | ||||
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石田さんが40代で感じたであろう悲しい気持ちをもとにしてかかれてるように思います。 ストーリーの中身にではなく、そこから溢れてくる雰囲気がとても大切な小説。 かつての仲間たちが集まる最後のイベントでも結論以上にそれぞれが置かれた40代の立場に共感するんだと思う。 頑張れ40代、文字通り応援小説ですね。 | ||||
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40代の日々を少ししか残していない男性です。 この作品でスポットライトを当てている40歳の年は、しばらく前に通過しました。 そして、さらに、その分、問題は大きくなっているように思います。 若かった時と違った考えをもってきています。 - なんでも思い通りになるわけではない、を学んだような、諦めなければいけないと考えるような - 頭で思っている通りに体が動かない。軽快には走れないし、眼鏡を外さないと小さな字が見えない。 - 妻を含め、周りの皆から愛されているという自信を持ちきれない。昔、憧れの目で見てくれた若い娘も居たのに。 などなど。 そんなこんなの自分に共感をもたせてくれるエピソード群が入っていました。 面白かったです。 とても臭く、「そんなにうまくいかねえよ」という面も多々あったようにも思いますが、そこも含めて、楽しませてもらいました。最後の3頁では涙が出ました。 ”シューカツ!”の時にも思いましたが、石田さんは、選んだ題材に対して、本質を捉える力、があるように感じています。 | ||||
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40歳から始めよう 30歳後半の身としては考えさせられる | ||||
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出来すぎかもしれないけれど、 やられました。 いいカンジすぎるけど、 押されました。 何かに突き動かされる衝動、夢、仕事、家族・・・。 40代っていいなあ・・・。 若い頃は自分が40代の姿ってやっぱり想像しなかったし、しようともしなかったけど、 こんなふうに「成し遂げる」自分があったんだから、 やっぱり夢や希望や、「想い」は熱く!!!!って思っちゃう。 いいねえ・・・。 最後のチョーマン(超満員)のイベントのシーンは、いいよお!!! | ||||
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まさに「池袋ウエストゲートパーク」の中年版?的な作品でした。20代の自分にはまだ未知な事ですが、読んでいて応援したくなるような作品でした。 | ||||
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はっきり言って予想をかなり上回る小説だった。 著者の小説は大好きだけど、これは男性向けかなと思っていたので。 しかし30代後半・女性の自分には、40歳という年齢が近いせいか、この小説に出てくる全てのことが身近に感じられ、ぐいぐい引き込まれながら読んだ。 っていうか、読んでいて楽しくて仕方がなかった。 読みながら、著者の文章のテクニックに唸ったし、これは著者が感じている言葉かな・・と思う台詞もあった。 とにかく、喜一の言葉にぐっとくるものが多すぎた。 1回どん底まで落ちた40歳が、絶望しながらも這い上がる。 確かにうますぎる展開という声があるのもわかる。 うーんでも、最初から最後まで登場人物全ての台詞や行動がリアルに感じられて、ストーリーにのめり込んだなー。 ガンに冒されたコピーライターのあたりから涙ぐんでいたけれど、ラストでは耐えきれずボロボロ泣いてしまった。 喜一夫婦の関係にも感動してしまった。結婚して10年になっても、こうやって支えあえたらいいなと思う。 完全に石田衣良マジックにかかったのは承知しているけれど、こんな40歳たちは魅力的だと思う。 久々に胸が震える小説だった。 | ||||
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ときどき、涙ぐみながら、読んだ。 「余計な荷物を捨ててしまっても、人生には残るものがある。それは気持ちよく晴れた空や、吹き寄せる風や、大切な人のひと言といった、ごくあたりまえのかんたんなことばかりだ。そうした『かんたん』を頼りに生きていけば、幸せは誰にでも手の届くところにあるはずだ。」 その言葉がとても心に響いた。 お金は確かに必要だし、ほしいけど、そのためだけに働くのでは幸せは感じられない。そう思いながら読んだ。 | ||||
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石田衣良さんの作品初めて読みました。主人公喜一の前に登場するのは、いろいろな悩みを抱えた個性的なキャラの人たちでしたが、喜一の言動で彼らが前進していくのが心地よかったです。喜一みたいな人間は現実には存在しないかもしれないけど、でも前向きに頑張っていこうと思わせてくれました。 | ||||
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別に40代を意識しなくてもいいと思うけど…こういうタイトルにすればとりあえず食い付きいいよね?!ってこういう私もその一人です…^^; 主人公の喜一みたいな人って実際にいるのかな? 石田衣良さんはこの小説書くのに何かいろいろ取材でもしたのかな? いわゆる文学とは対極の、情報の羅列が読者の興味をそそらせる内容だな。 脱サラしてネットで「何でも屋」(!)みたいなもの立ち上げちゃって… 登場人物は東京とか都会でしか生息できない人種だよね。 喜一はある意味羨ましいな。「やってらんない」のかもしれないけど 自分のことは自分で責任持って仕事できるってのは… やってることは、実際はセラピストみたいな仕事だね。 金が有り余ってる人たちの幸せな悩みの相談受けてるだけの仕事なんだから… 汗と涙とド根性とは正反対の世界。オレの毎日といえば…敬語使って頭下げて周囲に気を使ってイヤな奴にいい顔して気の利いた冗談考えて、会議じゃしっかり意見述べなきゃいけないし、ノルマ設定させられて、ミスは許されず、失敗すれば釈明に追われて…そんな仕事から足洗いてぇよ。 喜一みたいな仕事して生計たてられたら最高だよね。石田衣良さん自体お坊ちゃんだからこんな”夢物語”書けてしまうのかな。 読んでて別に腹は立たない。夢を見させてもらってると思って読んでいるからね。主人公の喜一はなんか好きだな。優しい人だね。実際にいたら友達になりたい。 石田衣良さんの小説に共通するのは”That's 優しい人”。批判はいくらでもできるかもしれないけれど、読後感に優しい気持ちにさせてくれるから石田衣良の小説はやめられない。 | ||||
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20代後半からの10年間があっという間に過ぎてしまい、今私も40まで残り1年半となってしまいました。10年前までは40なんて可也貫禄もあり、社会的地位もあり、家庭も安定しているのだろうと思っていましたが、いざ自分を見つめてみると、外見的な貫禄はいざ知らず、中間管理職として会社で右往左往し、わがまま盛りの小学生の子供たちに振り回され、小遣いも増えないなんとも情けない40歳になりそうです。そんな40代だからこそ、逆に世間から求められている40代になろうと、虚勢を張り生きていこうと考えるのかもしれません。 本書はそんな40歳代に肩肘張らず生きていこうというエールが込められています。笑いあり涙ありの心温まり勇気を与えられる本でした。 | ||||
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内容は少し暗くヘビーな気がしましたが、現代の世の中を表している感じがして。思わず最後まで読んでしまいました。石田衣良さんのいままでの小説だと、なんとなくおしゃれな部分があるのですが、私はこの小説は好きです。40代になり、現代とのギャップに悩む中年男性達、何かのメッセージになればいいなと思いました。 | ||||
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14(フォーティーン)で主人公達に笑い、 40(フォーティー)で励まされました。 40歳は人生の折り返し地点で、若くはないけど老いてもいない。 会社という小さな世界では、人生の分かれ道でもある。 そんなこんなを自分に照らしながら考えて読んでいたら、本書が元気をくれました。 前向きに生きなさいとメッセージとして勝手に解釈し、勝手に励まされました。 また明日から頑張ります。 みなさんも気軽に読んで笑って、元気になりましょう! | ||||
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出張のお供にと単行本を物色していると平積みの単行本に石田衣良の文字が目に飛び込んできた この間まで結構集中して読んでいた石田さんの「40 翼再び」だ 「人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。会社を辞めて、投げやりに・・・」とちょっと重い話に見えた。 僕も最近自分の人生についていろいろ思うところがある。まさに、40も半ばにかかる自分と重なるタイムリーな内容だと思い、本を手にしてレジに向かった・・・ 出張の行き帰りの新幹線で一気に読んだ。40才、人生の半分。輝く前半に対比して行く先々が見えてしまっている後半の生き方。また40にて人生の終演を迎えざる得ない人生・・・ いつもの通り、お人好しの主人公が、少しうまく行きすぎたりする結末だったり、消えゆく命の話だったり石田ワールド全開で好きな人には期待を裏切らない一冊だ。 僕は新幹線と行きつけの焼トンやさんのカウンターで読みながら涙を何度か流していました。 仕事に行き詰まったらもう一度読み返してみたい一冊でした。 | ||||
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