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てのひらの迷路
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てのひらの迷路の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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常にある日常の裏側に、人と人との交錯がある。一つ一つの短編に、それぞれ作家自身の解説があり作品の成り立ちを知らされる。行間を読むための道標となる。 | ||||
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大作ではないです。 傑作でもないと思います。 目を見張るような短編も、…無かったように思います。 肩もこらず、 構える事もなく、 気楽に読める作品だと思いました。 | ||||
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石田さんは実体験をフィクションに昇華させるのが上手い方であると思いました。 「小説家も自由であっていいのだ。」っていう台詞は、池袋ウェストゲートパークのちょっと変わった文章を思い起こさせます。 自分がもし小説家になるとしたら、石田さんのこの本を思い出します。 | ||||
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まったく読み応えのない小説。 そもそも私は短編集が嫌いということだからかもしれませんが。 。 | ||||
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裏表紙に「人気作家の素顔を垣間見ることができる、あなたのための特別な一冊。」とありましたが、そのとおり石田衣良ファンのための本だと思いました。掌篇の前に筆者の解説があるのも、ファンとしてはエッセイをお得読み出来た気分でしたが、これもファンかファンでないかによって感じ方は違うでしょう。筆者のお得意とする、透明感あふれ美しいエロスを感じる「片脚」、「左手」。良き夫が子供が産まれたことにより壊れていく「ジェラシー」。筆者がデビューした経緯とその頃のプライベートがわかる「I氏の生活と意見」。(これでは作家を目指す若者に、深い!と思わせるメッセージがありました)あげていくときりがありませんが、男が冒頭で死に、正妻と愛人にメッセージを必死に伝える「最期と、最期のひとつまえの嘘」には、ホラーを感じつつ泣けるものがありました。しかしファンとしてはやはり、筆者の20代の恋愛がわかる「ひとりぼっちの世界」を興味深く読みました(笑)どれも読みやすい長さなので、ファンならずとも楽しめるでしょう。 | ||||
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読み終えるとなんだかホッとする話。ちょっと気味の悪い話。実体験+ファンタジー。とまあ自由気ままに書いた短編が詰め合わせてあります。話の前半に解説があるのは、特に気にならなかったですね。むしろ変わった構成だなあと肯定的に捉えてました。(解説は本編と書式が違うので、後からでも読めます。)自由とはいいつつも話がつながってたりするので、短編は順番に読み進めていくことをお勧めします。最後はちょっと泣きそうになりました。 | ||||
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雑誌に連載していたかなり短めの短編をまとめて一冊にした、というもの。テーマはいろいろながらもテイストはすべて一緒なので(同じ人が書いているのだから、当然ではあるが)、ファンにはうれしいかもしれないが、そうでない人には一気に読むのは少々つらいかもしれない。それでも、扱われているテーマはどれもなかなか興味深いものだし、いろいろ考えさせられるようなものも多い。ちょっとした時間でちょっとずつ読む、という分には、なかなか面白い短編集だ。ただ、これは他のレビュアーの人も書いていることだが、どうしても納得いかないのが、それぞれの話の「前」に、著者の解説がついていること。著者にそういう意図はないのかもしれないが、「こう読みなさい」と指示されているようで、ちょっと興ざめだった。よくも悪くもファン向けの、「タレント作家の小粋な短編集」といったところでしょうか? | ||||
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短くきれいにまとめるのはこの人の特技ですね。しかし、短編の前に各々その作品の解説が入ってるのは…ちょっとずるくないか?「こういう作品です」と言われればそういう先入観を持って読めるじゃあないか。読者の気持ちを誘導できるじゃあないか。それが+に働いているとは言いがたい作品もまああるけど、大概は有効に働いている気がする。解説はせめてあとがきでやってほしかったなあ。 | ||||
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いつもと違う石田衣良が見られます。 仕事に恋に。短いショートストーリーなので読みやすくて 手にとっていただきたいこの一冊。 何かが変わります。 | ||||
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作家石田衣良の自由なテーマの 超短編を集めた一冊。 作品のレベルとしては良いもの、 普通のもの、その他のものと 混在しているので総合評価とし ては辛くならざるおえないが、 それぞれに作家の私生活がうか がえる部分が書かれているので、 (特に私小説的な作品までも) イラワールドのバックボーンを 垣間見れる一冊といえるでしょ う。 あのパークシリーズが小説3作目 にして始めて小説となったという エピソードなどが載っている最後の あとがきも含めて、作家のファンに とっては多くの興味深いネタが満載 の作品です。 | ||||
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小説家になるまで 小説家になろうとしたいきさつ 小説家になってから 石田衣良が透明感溢れる文体で自身を描いた1冊 もちろん小説として、身体のパーツを送りあう遠距離恋愛のカップルやら 10枚の原稿用紙以上に感じる充実した短編も折りこまれ なかなか重厚な1冊です。 個人的には1冊の本が読み手によって変化し巡ってゆく『旅する本』が好き ボロボロになるまで必要とされ、常に人に求められ、人の手に渡ってゆく本 それは本が一番幸福に見えるから慈しんで読めたのかもしれない。 | ||||
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個人的に、作家と作品とを同列に結びつけて論じる事は、不幸にして面白くない(付言するならば、失礼な)読み方だと思っている。 けれど、氏の作品を読んでいると(但し、これまた個人的に、「池袋ウエストゲートパーク」だけは別格)、どうしてもテレビで目にするコメンテーターとしての顔が浮かんできてしまう。 澱みなく、そつがなく、綺麗にまとまった、ささやかな社会批判も加えた、優等生的それらのコメント。 頭の良い方なのだろうとは思う。しかし、危惧していた。それは、一言で述べるなら「この人には、伝えたい事なんて何もないんじゃないのか?」という事だ。で、この掌編集の話になる訳だが、これまた一言で述べるなら、「僕のそんな疑問に答えてくれた本」という事になる。どんなに軽々とやっているように見えても、様々な思惑(思いつき)、産みの苦しみが作り手にはあって、意図したように出来上がったり、思いがけない結末を迎えたり、作者自身にも読み切れない部分がある、といったような当たり前の事。 あれですよ、水鳥が一見優雅に水面を泳いでいるようで、実は水面下で滅茶苦茶足掻きしているのに似てます。 勿論、頭の良い方だろうから、手の内全ては明かしていないだろうが、 少なくとも創造の端緒に触れられたような気にはなれます。一読み手として。 余談ですが、何気に一番感動した(というのも変な言い方ですが)のは、実は短編全てよりも、後書きでの、お亡くなりになった母親への献辞の方でした。 いつか、氏に彼女との思い出について、半自伝的なお話を書いて頂きたいです。もしかしたら、多大な苦しみとなるかもしれませんが、その話を是非とも僕は読んでみたい。 不遜にも、そう思いました。 | ||||
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I・W・G・Pの切れ味バツグンの文章力を使って、ひとつの物語を10枚の原稿用紙に表して集めたのが一冊の本になる。スッキリと読めてちょっと心をくすぐる物語がとても面白い。 直木賞受賞後の作品を読んでみても、どうしても忙しさからかもしくは量産体制に入ってしまったからだろうか、物語の輝きが個人的にはくすんでいたように思えたのだがこのショートショートで久しぶりに石田衣良らしさを感じた | ||||
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2年かけて小雑誌に書いた原稿用紙にして10枚ずつの掌編集で、この作者にしては唯一のものでは無いかと思います。 最初の方はまだ慣れない堅さが残ってるようなところがあるのですが、だんだん手慣れていって石田さんの新しい境地を切り開いてると思いました。 実験的な試みもあり、著者が書くことをリラックスして楽しんでいるのが感じられます。 ファンは必読でしょう | ||||
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