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てのひらの迷路



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【この小説が収録されている参考書籍】
てのひらの迷路
てのひらの迷路 (講談社文庫)

てのひらの迷路の評価: 3.93/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

凝縮した一編記された道標。時に迷い、また時に暗闇を照らす。一筋の光明。

常にある日常の裏側に、人と人との交錯がある。一つ一つの短編に、それぞれ作家自身の解説があり作品の成り立ちを知らされる。行間を読むための道標となる。
てのひらの迷路Amazon書評・レビュー:てのひらの迷路より
4062131250
No.8:
(4pt)

軽く読める短編集だと思いました

大作ではないです。
傑作でもないと思います。
目を見張るような短編も、…無かったように思います。

肩もこらず、
構える事もなく、
気楽に読める作品だと思いました。
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4062131250
No.7:
(4pt)

実体験の大切さ。

石田さんは実体験をフィクションに昇華させるのが上手い方であると思いました。
「小説家も自由であっていいのだ。」っていう台詞は、池袋ウェストゲートパークのちょっと変わった文章を思い起こさせます。
自分がもし小説家になるとしたら、石田さんのこの本を思い出します。
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4062131250
No.6:
(4pt)

ファンには嬉しい一冊

裏表紙に「人気作家の素顔を垣間見ることができる、あなたのための特別な一冊。」とありましたが、そのとおり石田衣良ファンのための本だと思いました。掌篇の前に筆者の解説があるのも、ファンとしてはエッセイをお得読み出来た気分でしたが、これもファンかファンでないかによって感じ方は違うでしょう。筆者のお得意とする、透明感あふれ美しいエロスを感じる「片脚」、「左手」。良き夫が子供が産まれたことにより壊れていく「ジェラシー」。筆者がデビューした経緯とその頃のプライベートがわかる「I氏の生活と意見」。(これでは作家を目指す若者に、深い!と思わせるメッセージがありました)あげていくときりがありませんが、男が冒頭で死に、正妻と愛人にメッセージを必死に伝える「最期と、最期のひとつまえの嘘」には、ホラーを感じつつ泣けるものがありました。しかしファンとしてはやはり、筆者の20代の恋愛がわかる「ひとりぼっちの世界」を興味深く読みました(笑)どれも読みやすい長さなので、ファンならずとも楽しめるでしょう。
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4062131250
No.5:
(5pt)

自由な詰め合わせ

読み終えるとなんだかホッとする話。ちょっと気味の悪い話。実体験+ファンタジー。とまあ自由気ままに書いた短編が詰め合わせてあります。話の前半に解説があるのは、特に気にならなかったですね。むしろ変わった構成だなあと肯定的に捉えてました。(解説は本編と書式が違うので、後からでも読めます。)自由とはいいつつも話がつながってたりするので、短編は順番に読み進めていくことをお勧めします。最後はちょっと泣きそうになりました。
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4062131250
No.4:
(5pt)

作者の心が垣間見られる一冊

いつもと違う石田衣良が見られます。
仕事に恋に。短いショートストーリーなので読みやすくて
手にとっていただきたいこの一冊。
何かが変わります。
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No.3:
(5pt)

のびのびした石田衣良が、この本の中で歩いている

小説家になるまで
小説家になろうとしたいきさつ
小説家になってから
石田衣良が透明感溢れる文体で自身を描いた1冊
もちろん小説として、身体のパーツを送りあう遠距離恋愛のカップルやら
10枚の原稿用紙以上に感じる充実した短編も折りこまれ
なかなか重厚な1冊です。
個人的には1冊の本が読み手によって変化し巡ってゆく『旅する本』が好き
ボロボロになるまで必要とされ、常に人に求められ、人の手に渡ってゆく本
それは本が一番幸福に見えるから慈しんで読めたのかもしれない。
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4062131250
No.2:
(5pt)

切れ味バツグン

I・W・G・Pの切れ味バツグンの文章力を使って、ひとつの物語を10枚の原稿用紙に表して集めたのが一冊の本になる。スッキリと読めてちょっと心をくすぐる物語がとても面白い。
直木賞受賞後の作品を読んでみても、どうしても忙しさからかもしくは量産体制に入ってしまったからだろうか、物語の輝きが個人的にはくすんでいたように思えたのだがこのショートショートで久しぶりに石田衣良らしさを感じた
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4062131250
No.1:
(5pt)

著者の新しい一面

 2年かけて小雑誌に書いた原稿用紙にして10枚ずつの掌編集で、この作者にしては唯一のものでは無いかと思います。
 最初の方はまだ慣れない堅さが残ってるようなところがあるのですが、だんだん手慣れていって石田さんの新しい境地を切り開いてると思いました。
 実験的な試みもあり、著者が書くことをリラックスして楽しんでいるのが感じられます。
 ファンは必読でしょう
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4062131250

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