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非正規レジスタンス - 池袋ウエストゲートパークVIII
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非正規レジスタンス - 池袋ウエストゲートパークVIIIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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テーマが重いって書いているかたもいますがいつもテーマは周りで問題になっていることを書いているので重いとは思いませんでした。今回取り上げたのは派遣についての話もありますが、あれは国が考えなきゃいけないと思いこまされているから重いと思うだけで、いつもの通り感じだと思いました(よっぽど中国の労働の話の方が重いんじゃないかと………)クリンナップスはちょっと中途半端かなと思いますが、その他はいつもの感じです。ただ若者向けってよりは30代前半に共感が得られそうな気がする内容ではと思いますが | ||||
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「トラブルシューター」…なんだか今の時代にこの言葉って、少し気恥ずかしい。 ひと昔前の言葉みたいな気がしてしまう。 まあ、シリーズ第一作が書かれたのは相当前ですものね。 内容は、時代に即したテーマを扱っていて、クラシックの曲名も いくつも出てきて、重厚感かある…ようでいて、実は上滑りで軽い感じ。 確かに、考えさせられたこともたくさんあったし、普段はスルーしてしまっている ことを、もう少し真剣に、身近な問題として考えるきっかけになったかもしれません。 出版物としては、それで充分な意義があるのかもしれません。…が。 私は、作者が思っていることを、作中にあまりにわかり易く反映させるやり方は あまり好きではなく。 モノローグでも、そこに書かれているのが主人公マコトの思考なのか、作者の 社会に対して思っていること垂れ流しなのかがわかりづらく、なんだか マコトに自己を投影し、代弁させている気がして好きになれませんでした。 石田さんはエッセイもたくさん書かれているんだから、自分の気持ちは そちらに書いていただき、小説の中では、登場人物の息吹きだけを感じたいのです。 「夜の桃」のうすっぺらさにはかなりがっかりしましたが、これも、なんだか 世の中と小説を安易に結びつけて、新聞記事の中に主人公を放りこんだような感じ。 最近の石田さんは「時代にマッチし、世間に求められているスタイリッシュな俺」を 自己プロデュースみたいで、なあんか好きになれないなあ。 | ||||
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はい、いつもながらの石田節(笑 ワーキングプアを主題にした表題作やら、 シングルマザーやら。 相変わらずのステレオタイプの世界ですが、 反対にそれが安心と言うか。 そんな上っ面だけ簡単になぞっていいのか?というのはさておいて、 とにかく読みやすい。 なので、すぐに読み終えて損?(笑 ちょっと定価で買うのは、つらいですね。 でも、おもしろいのは、確かです。 | ||||
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定番中の定番だから水戸黄門漫遊記のように安心して読める。 が、ちょっと気を緩めると涙腺までもゆるんでしまうから注意してくれ。 まっ、今回は、口元もゆるむ楽しくてほんわかしたお話ばかりだから、 ブラームスでも聴きながらリラックスして読むといいだろう。 マコトの有力な後ろ盾であるGボーイズは登場するが、 警察署も暴力団も登場しなくなった。 そのかわりに最恐のおふくろさんが活躍するから楽しんでくれ。 いま流行の「自助努力」で事件を解決する傾向になったと言うことだ。 | ||||
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ちょっと、中弛みのイメージがあるこのシリーズ。買ってから暫くツンドクだったの ですが、本を開けたら一気に読み終えてしまいました。 いつもの様に、キングやサルがからむ展開です。彼らの力に頼らずに事件を解決してみろよ、 と思う反面、マコトと彼らとの会話がこの作品の面白さの一つですし、また彼らの活躍を 見てみたいという気持ちもある、複雑な心境です。(それと以前の作品でマコトが出張した 際に、その土地では(当然ですが)無名の存在であるという事に何故か違和感を感じた事 からも、マンネリと言われても、この展開がベターなのかなと思うのです。) 今回の作品は、以前の事件で関わった人や、「銀十字」の登場人物を思い出させる人、 それと、シリーズ外ですが「波の上の魔術師」の登場人物を感じさせる箇所など、石田 ファンがニヤリと出来る所が多かったと思います。 | ||||
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待ちに待った新作の登場です!!今回の題材になった日雇派遣は現代社会の大きな問題となっています。そんな問題をマコトが自ら体験して解決していく物語です。現代社会にもマコトみたいなクールでカッコイイ奴が居たら良いんですけどね。楽しく読めること間違いありません。まだウエストゲートパークデビューしてないアナタは必読です!! | ||||
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今回はシングルマザーとかワーキングプアといった社会の弱者が印象に残る。 明らかな悪者を相手にしてるのではなく、社会の構造が相手なせいか、なんだか鳴き声を聞いたような無力感が残る。 トラブルシューターのマコトが、ホームタウンの池袋で悪者をやっつける爽快感が無い。 | ||||
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年が明けてもまだ暖かな東京の冬のある日,20代になったばかりのガキが店先の商品を食い入るように見つめていた。90分ごとに現れるガキをバナナを片手に迎え話しかけると,名前はサトシという。サトシはコインロッカーをタンス,ネットカフェを転々としながら人材派遣会社の仕事を日雇いでこなすフリーターだという。また,面倒な話に首を突っ込んでしまった・・・表題『非正規レジスタンス』 池袋ウエストゲートパーク[,例のとおり短編3本と中編1本から構成される。今回の話はどれもこれも考えさせられる話であると感じた。シングルマザー,ネット強請など・・・時代を反映しているのであろうか?社会の中に隠れて見えない部分がたくさんあるのであると,自分の視野の狭さを改めて感じてしまった。しかしながら,いつもの登場人物が活躍するシリーズの内容は踏襲されていて,楽しめる本でもあった。 | ||||
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真面目に生きている者がバカを見る。そんな世の中はあまりにも寂しすぎるが、 これが現実なのだと思うとやりきれない気持ちになる。この作品の中に登場する 者たちの中にも、そんな人たちがいる。必死に生きている母と息子。その母を 自分の利益のために利用しようとするヤツ。せめて人並みな暮らしを!と願う 者をつぶそうとするヤツ。弱者を踏み台にしようとする悪いヤツは、数限りなく いる。だが一方で、弱者を守ろうとする人たちがいるのは救いだ。マコトや Gボーイズの活躍は、読んでいて小気味よい。今回の作品では、マコトの幼い 頃のエピソードもほんの少し描かれていた。意外な過去!?人気シリーズ、 今回も期待を裏切らない内容だった。 | ||||
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初期の頃のI.W.G.Pはどちらかというと現代の若者の生き方を様々に描き出し、 暖かい雰囲気で描き出していたようにおもう。 本作ではテーマがとても重い。 シングルマザーや非正規の雇用者などを扱い、 低賃金による労働ため、底辺から抜け出せない人々を描き出す。 また逆に天辺にいる人々も描き出すが、その人々も決して幸せという人たちではないのが本作で扱う人々だ。 本作品を通じて、キャラクターたちがとにかくもがき苦しんでいるさまが描かれている。 それが今までの作品との大きな違いに感じられ、 今後のシリーズ展開もどのようになっていくのか、 気になるところだ。 | ||||
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IWGPも第八作 何かマンネリが有るね、レビューを書くに当たって考えたが理由が解らない特に非正規レジスタンス、の人物像に問題があるのではもう少し生き生き感 石田 衣良さんは特に上手かったようですが、今回は? もう少し サルも絡んで欲しいし現実の題材を 石田ワールドで料理する、今回は 生煮えです。 | ||||
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表題作は、今話題の派遣労働を題材にしています。 30%以上をピンハネするロクデナシの業界を題材にしているのですが・・・ 皆さんの思ったとおりの展開になります。 もう半年この本が早く上梓されていればと考えました。 俺達は透明人間じゃない・・・身にしみた言葉です。 相変わらず世相の表面だけをなぞった作品ばかりなんですけど、一気読みしました。 マコトの生い立ちが分かったり、母親のあらたな一面が見れたりと色々考えさせられました。 個人的には一番目の作品(若い母親を題材にした作品)考えさせられました。 母親がコンサートに行っているときに子供が怪我したら母親を責めますよね でも・・・そんな気になりました。 | ||||
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暑くて難しい本は読めないから、いいかなーぐらいに思って買った。 最初の3作は、まさにそんな感じの、ファンならクスクス笑いながら読める軽いタッチ。「おふくろ」頑張ってます。言葉に少々の引っかかりはあったが(今でも「イケイケ」とか言うのか?)、まあ及第点。 4作目は、現代の雇用問題を取り上げていて、少々重い。私はもう若くもないし、一応、職を持つ身だが、やはり将来の不安を掻き立てられた。非正規雇用で働く若者が、自分を励ますためにノートにつづった言葉が、切ない。 | ||||
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