白い夏の墓標

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評判

白い夏の墓標の評価:

4.65/5点 レビュー 20件。 A ランク

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平均点4.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(5pt)

苦悩、恐れ、感動、喜びが調和した好著

細菌兵器の開発に携わる若き生物学者の死の真相をその友人が探り当てるまでの過程がドラマティックに描き出されたものです。
帚木氏の作品らしく、この作品も緻密で豊かな情景・人物描写とよく練りこまれた構成が光ります。
細胞生物学という素人には敷居の高い題材をストーリーの主軸に巧みに取り入れているのは秀逸。
科学・技術と人間社会の関係性、人類に災禍をもたらす「逆立ちした」科学に従事せざるを得ない科学者の苦悩、人との関わりを怖れていた男の頑なな心の殻が友人や恋人によって解きほぐされていく様子などとても読みどころの多い作品だと思います。
読後感はすがすがしい印象。雨後の青空の下にいるような清々しい気分になることができます。とても面白い。
白い夏の墓標 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 白い夏の墓標 (新潮文庫)より
4101288011
No.2
(5pt)

学会で渡仏した細菌学教授に、夭折した親友研究者の意外な過去が。。

三たびの海峡を読んですっかり帚木氏のファンとなり、直木賞候補となったこの作品を読ませて頂きました。25年前の作品という事で、科学的説明に少し古い部分がありましたが、それを補って余りある新鮮さと構成力。パリの学会会場で佐伯教授の目の前に突然現れた親友の元上司との出会いから話は急展開して行きます。若き日に机を並べて学び、細胞融合を誘導する性質のあるセンダイ(仙台)ウィルスを独力で発見した天才研究者、黒田。どこか陰を持った黒田は、その才能故に米国に招かれ、謎の事故死を遂げたのでした。複数のキーパーソンとの絡みから話は意外な結末へ。ちなみにセンダイウィルスは実際に日本で発見され、細胞融合を起こす事が知られています。東大仏文、九大医学部を出、精神科医としてもご活躍されている帚木氏の織りなす世界は一読に値します。
白い夏の墓標 Amazon書評・レビュー: 白い夏の墓標より
410331401X
No.1
(5pt)

学会で渡仏した細菌学教授に、夭折した親友研究者の意外な過去が。。

三たびの海峡を読んですっかり帚木氏のファンとなり、直木賞候補となったこの作品を読ませて頂きました。25年前の作品という事で、科学的説明に少し古い部分がありましたが、それを補って余りある新鮮さと構成力。パリの学会会場で佐伯教授の目の前に突然現れた親友の元上司との出会いから話は急展開して行きます。若き日に机を並べて学び、細胞融合を誘導する性質のあるセンダイ(仙台)ウィルスを独力で発見した天才研究者、黒田。どこか陰を持った黒田は、その才能故に米国に招かれ、謎の事故死を遂げたのでした。複数のキーパーソンとの絡みから話は意外な結末へ。ちなみにセンダイウィルスは実際に日本で発見され、細胞融合を起こす事が知られています。東大仏文、九大医学部を出、精神科医としてもご活躍されている帚木氏の織りなす世界は一読に値します。
白い夏の墓標 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 白い夏の墓標 (新潮文庫)より
4101288011