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十八時の音楽浴
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十八時の音楽浴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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積んでいって崩す、の快感がある。言っちゃえばレトロなディストピアSFなんだけど、そういえばレトロなディストピアSFを自分は読んだことがなく、今後は「十八時の音楽浴」みたいだナ、と堂々と言える。十三(じゅうぞう)ってことはやっぱりおじさんなんだろうか。知らないおもしろいおじさんってこの世いっぱいいるなー。うれしい | ||||
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第二次世界大戦前のかなり古い作品ですが、文章も読みやすく、 独裁と抑圧、その手段としての洗脳、それに不満を持つ人々、 扱っているテーマは現代にも通じます。この作品を読むと、科学 技術は進化したものの、人間社会はそう大きく変わっていなと 感じます。 ストーリーも面白いのでおすすめです。 | ||||
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当然ですが現代っぽさはなく時代を感じる作品なのですが、非常に面白い。令和の時代になっても名作は色褪せないんだなと感じました。 | ||||
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面白い! 最近ゲームとかでよく見る世界観が、こんなに昔の本に書かれていたとは!! 狂った世界に、狂った登場人物。 長さもちょうどよく、読みやすかった。 | ||||
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I couldn't put it down,going to download another book by this Author right now. Great book with very interesting characters that really capture the reader. I have and will heartily recommend this book to my friends, family, and anyone else who loves to read. I would say that if you read no other book this year, read this book. | ||||
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Different books appeal to different people and the same person will enjoy different kind of book depending on her/his current mood. This book was exactly what I needed at this moment. I feel that it is the writer's duty to grab a reader's attention and never let it go. Gladly recommend it be added to your reading list. | ||||
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This story kept me inticed the entire time. You won't be disappointed in this book, I promise! Changed my life. That sounds so cliche right? But seriously. When I ordered this book, I got it on audio book as a treat for my vacation. It is an amazing book so many can relate to. This is a book you absolutely don’t want to miss! | ||||
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If you are in good mood read it anyway, it is a very good book and it will keep you glued to the pages. This book was hard to put down and I didn’t want it to end. I’m sure I’ll visit this one again in years to come. I devoured this book the first time through because I had to know what happened in it | ||||
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Don't hesitate to pick up this book and read it, you won't be disappointed. It is among my favorites ever read! There are so many good things to say about this book, but the characterizations are truly wonderful. I cannot write all I want to say without giving away too much of the book. | ||||
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This is a great read and I highly recommend this book. I read it in two days and would have read it in ONE day except with good books I have a tendency to desperately read them slowly so that the book will last longer (crazy, right?). When I was not reading this book I was thinking about what might happen next. I loved it! The story itself was just so darn good!!! In my opinion, a good book in this genre is one which makes the reader laugh, think deeply, feel significant empathy for the characters and stays with the reader long after completing the story. For me, this book did that, and more. | ||||
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初出は「モダン日本」[1937(昭和12)年]・・・ 凄く面白かった。昭和12年にこれを書いたとは、う~む、なんと言っていいやら、呆気にとられました。 ラストが人間に救いのある優等生的な座りの良いもので無く、むしろ「人間」=「守られるべきもの」その 当然の不文律を捨て去ったかのような、一個人の理想とそれに連なる新しい命達によって締め括られるソ リッドなものなので、空恐ろしさの中に滅びの中から芽吹く希望みたいなものも入り混じって少し複雑な 気分になるのが実に味わい深いSFです。 これは不特定多数が鑑賞する所以で仕方のない事ですが、スポンサードや放送媒体の括りから逃れられな い現在の映像作品は表現の自由度を人質に取られる様に最初から少し齧り取られて生み出されている事実 を皮肉にも思い出させてくれました。 | ||||
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第二次世界大戦開戦5年ほど前。ファシズム等が台頭し始めた頃でしょうか?閣下と呼ばれる人間に都合良い人間を作る為の洗脳。でも人間は、自我や自由なくしては、廃人となってしまう。そうした危険性を既に察知した作者が書いたとおり、本からすれば未来の現代。予見通りになっているのでは? | ||||
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ラノベではありません。 表紙のセクシーな女の子の正体は、実は80歳の老婆でしたというぐらい中身は戦前の古くさいSF(そう言えるかどうかも怪しい)です。くれぐれも、このイラストに騙されて買ってはいけません。 海野十三の作品は、ほとんど青空文庫で読むことができます。どうしても中身が知りたい人は、無料ですので、そちらで読むことをお勧めします。 | ||||
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1937年の作品ってちょっと信じられない。 自分て簡単に性転換とかアンドロイドとか人工肉(これはちょっといただけない)とか。 いまでこそこういう題材は違和感なく受け入れられるけど、当時の反応はどうだったんだろう。 そっちの方が気になる。 | ||||
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ちょいとゾッとします。究極の労働形態?パワフルに仕事はしたいけど・・・・。 | ||||
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30年代でもうここまでSFの世界が広がってたのに驚きだったわー | ||||
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過ぎた科学は倫理の枷を欲望から引き剥がし、 欲望の極みに建つユートピアは、欲望によって侵食され瓦解する。 そして瓦礫と累々たる屍の上に建つであろうユートピアもまた、 一個の欲望によるユートピアの体を成したデストピア。 音楽浴を多発して以降、急速に訪れるカタストロフの描写は結構怖い。 二人の科学者の狂気感とか、想像するだに怖気が走る。 今は昔、終末論が紛々と幅を利かせていた頃を思い出す。 短いしタダだし読みやすいし。読んでおいて損はないと思う。 まぁ、読後、いや〜な気分になることは請け合いですが。 | ||||
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日本SFの始祖 海野十三『十八時の音樂浴』(1946年)は科学小説である(となっている)。 ミルキ閣下に統治されているアリシア区では、十八時になると住民は、螺旋型の金属パイプに設置した座席に座り、音楽を聴かなければならない。その音楽=国楽第39番を聞くと、人々は、標準人間と化していくのだ。それはミルキ閣下の独裁を強化するための施策なのである。ミルキ閣下は、愛人アリサ女子のアドバイスを得て、国楽の発明者コハク博士を始末し、常に国楽を流すようになる。国楽は人々を支配する代わりに、精神を徐々に蝕むようになってしまうのだった。 「国楽はだんだん激して、熱湯のように住民たちの脳底を蒸していった」 そんな中、火星の民族がアリシア区に来襲する。しかし、まともに戦えるものは残っていなかった ・・・ 独裁者の、自業自得の末の哀れな末路というのは、ありふれたお話し。注目したのは、洗脳に抵抗する男性が、身体改造して、女性になるというエピソード。当時からすると、かなり進んだジェンダー感のように思えるのだがどうだろう。 人々にとって変わっていくのははたして何ものか。発表当時の時代背景と深く関わっているのだろうが、終末観を強く感じる作品になっている。 なお、青空文庫には、『「十八時の音楽浴」の作者の言葉』という本作品の序文があって、こちらには科学小説を理解していない編集者への怒りが見てとれる。あわせて読むと面白いだろう。 | ||||
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