邪魔

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評判

邪魔の評価:

4.01/5点 レビュー 123件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.01pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 121〜140 7/7ページ
No.20
(3pt)

暴走のカタルシス

奥田英朗はプロットをかっちりと決めて書けるタイプの作家ではないようだ。『ウランバーナの森』でも感じたが、途中で筆の勢いのまま脱線して行く。今回の長編(中編か)は人物の破滅を描いた作品だが、首の皮一枚でつじつまが合っている感じ。けれど不快と言うほどの破綻は無い。と言うより加速度的に物語が暴走を始めて、カタルシスさえある。だがあの義母の設定はどうだろう?ああ言う落ちでは、既に様々な作品で手垢がついている分マイナスであったようにも思う。手垢と言えば、時折典型的な人物設定に興を削がれる箇所もあった。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.19
(4pt)

日常と隣り合わせの崩壊

こんなにも日常の中に崩壊に繋がる扉があるものなのか。そして,それは最も日常という城の中で生きている普通の主婦が開けてしまうものなのか。2人の子どもたちを守るため,自分のマイホームを守るため,そしてそれは,花壇を作るという形にしたかった主婦,及川恭子。そんなどこにでもいる主婦の周りで起きた小さな事件が,やがて恭子の家庭を子どもたちを守るため,恭子自身が大きな過ちを犯していく。その恭子の心の動きは実にリアリティーにあふれ,哀れとしかいいようがない。恭子に刺された刑事九野が,逃亡する恭子に「死ぬなよー。」と叫ぶところは,妻に先立たれ,生きてることの大切さを痛感している九野だからこそ言える言葉。犯罪を犯すべく犯してしまった恭子が切ない。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.18
(5pt)

今年読んだ中で一番の面白さ!

 とにかく面白かった!一息に読了です! 新興住宅地に念願のマイホームを購入し、平凡ながらも幸せを噛み締めつつ生活している主婦恭子。恭子の夫は会社の宿直をしていた夜、放火騒ぎが起こり、火傷を追う。当初は以前会社が因縁をつけられていた暴力団の仕業とみられていたが、久野たち刑事たちの調べにより犯行は恭子の夫が会社からの横領を隠すための狂言であることがわかってくる。夫を信じていた恭子は過去に生じた金銭トラブルなども脳裏によぎり、次第に夫への疑念を膨らませる。なおかつパート先での人間関係、マスコミや警察がうろつく恭子宅を見る近所の目などから徐々に精神的に追い詰められてゆく。どんなことがあっても今の幸せを失いたくない、せめて子供には惨めな思いをさせたくない、と必死になるほど逃げ場のないところへと追い詰められてゆく恭子。そしてついに恭子は自ら一線を越してしまう。 作者は小説を描く上でディテイルが重要、と考えていると解説で触れられている。その言葉どおり、主婦恭子の日常が細やかに描かれておりリアリティにあふれている。パート先での主婦どうしの軋轢、市民運動家たちのエゴなどに翻弄されるあたりの恭子の心情も実に細やかに描かれ共感できる。こういった細やかな情景描写や心理描写がスリリングな展開を一層盛り上げている。 個人的に今年読んだ中でいまのところナンバー1!!
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.17
(5pt)

「最悪」と並ぶ、作者の代表作

徹夜度    ★★★★★    話題性    ★★★☆☆
着想     ★★★★☆    作品の重さ  ★☆☆☆
テンポ    ★★★★★    読みやすさ  ★★★★★
謎解き    ★★★★☆    感動     ★☆☆☆☆
読後感    すごい
おすすめ度  ★★★★★
「最悪」と並ぶ、作者の代表作。
2002年度版 このミスで模倣犯に続く2位。
文春 2001 傑作ミステリーベスト10で6位。
本作品には三人の主要人物が登場する。
妻を交通事故でなくしたトラウマから立ち直れないでいる警部補 九野
家族4人で平凡に暮らす主婦 恭子
将来に目標もなく、ワルにもなりきれない高校生 祐輔
一見関係ない彼らの人生が、小都市で起こった放火事件をきっかけに、交錯していくという、クライムノベル。
些細な事件を、一級のサスペンスに仕上げ、一気に読ませる筆力はすばらしいの一語に尽きる。
是非おすすめの一冊である。
余談であるが、この作品以降、作者の作品がミステリーファンにとっては物足りないものとなっている。もう一度、この作品で得た驚きを味わいたい。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.16
(5pt)

複雑化した単純な事件

(上巻のレビューの続き)
■スーパーにパート勤務する平凡な四人家族の主婦・及川恭子
■恭子の夫が被害にあった放火事件を担当する刑事・九野薫
■オヤジ狩りを九野薫にしてしまった不良高校生・渡辺裕輔
以上が主な登場人物である。九野薫が中心となるストーリー展開ではあるが、私は及川恭子こそがこの作品の主人公だと思う。ホームドラマの主役にしか思えなかった彼女が、日常の中の小さな出来事を経るうちに変貌していく様が見事である。また、事件としては単純な、及川恭子の夫が被害にあった放火事件が簡単に解決しない様を通して、人間社会の複雑さも見事に描き出している。テクニックに走らないオーソドックスな手法で書き上げられた、すばらしいエンタテインメント作品である。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.15
(4pt)

読みやすくて面白い

久しぶりにミステリーを読んでみましたが、非常に読みやすくて面白かったです。平凡な人たちが破滅に向かっていく様は痛々しい気もしましたが、不思議と読後はスッキリと爽快感がありました。非日常への憧れと、日常の平凡な毎日が幸せだと感じられるようになった気がします。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.14
(5pt)

説得力がある日常との連続性

私が評価を☆5つとしたこの著者の作品『最悪』と同じく、本書も主な登場人物の日常の描写から始まる。そして、その登場人物たちの日常に起こった小さな出来事が、やがてある大きな事件に絡んでいく。日常との連続性に説得力がある、この過程の描写が非常に見事で、作品中の出来事が日常と乖離した非現実的なものとしては描かれておらず現実感が増す。また、日常の些細な出来事を通して、登場人物のキャラクターも見事に描き出されているので、作品の中にぐいぐいと引き込まれていく。「ミステリー」として分類される作品でもあるが、謎解きを楽しむ性格のものではない。人間描写とストーリー展開がすばらしい、極上のエンタテインメントである。
(下巻のレビューに続く)
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.13
(4pt)

歯車が狂ってゆく面白さ

地味な事件の発端から、少しづつ歯車が狂い会社員・主婦・警察・高校生などまったく環境の違う人達が複雑にからまってゆく事件が日常に起こりうる小さなことが、雪達磨式に大きくなってゆく私達は何かに属していないと不安だが属していると抜け出しにくくなる「人間、将来があるうちは無条件にしあわせなんだよ。  そこから先は全部条件付きだ。 住む家があるとか、仕事があるとか、金があるとか、 そういうものを土台にして乗っかってるだけのことだ。」条件がわかるというとき、人はもう子供じゃないのかも・・・・
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.12
(5pt)

一級のクライムノベル

徹夜度    ★★★★★    話題性    ★★★☆☆着想     ★★★★☆    作品の重さ  ★☆☆☆テンポ    ★★★★★    読みやすさ  ★★★★★謎解き    ★★★★☆    感動     ★☆☆☆☆読後感    すごいおすすめ度  ★★★★★「最悪」と並ぶ、作者の代表作。2002年度版 このミスで模倣犯に続く2位。文春 2001 傑作ミステリーベスト10で6位。本作品には三人の主要人物が登場する。妻を交通事故でなくしたトラウマから立ち直れないでいる警部補・九野家族4人で平凡に暮らす主婦・恭子将来に目標もなく、ワルにもなりきれない高校生・祐輔一見関係ない彼らの人生が、小都市で起こった放火事件をきっかけに、交錯していくという、クライムノベル。些細な事件を、一級のサスペンスに仕上げ、一気に読ませる筆力はすばらしいの一語に尽きる。是非おすすめの一冊である。余談であるが、この作品以降、作者の作品がミステリーファンにとっては物足りないものとなっている。もう一度、この作品で得た驚きを味わいたい。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.11
(5pt)

一級のクライムノベル

徹夜度    ★★★★★    話題性    ★★★☆☆着想     ★★★★☆    作品の重さ  ★☆☆☆テンポ    ★★★★★    読みやすさ  ★★★★★謎解き    ★★★★☆    感動     ★☆☆☆☆読後感    すごいおすすめ度  ★★★★★「最悪」と並ぶ、作者の代表作。2002年度版 このミスで模倣犯に続く2位。文春 2001 傑作ミステリーベスト10で6位。本作品には三人の主要人物が登場する。妻を交通事故でなくしたトラウマから立ち直れないでいる警部補 九野家族4人で平凡に暮らす主婦 恭子将来に目標もなく、ワルにもなりきれない高校生 祐輔一見関係ない彼らの人生が、小都市で起こった放火事件をきっかけに、交錯していくという、クライムノベル。些細な事件を、一級のサスペンスに仕上げ、一気に読ませる筆力はすばらしいの一語に尽きる。是非おすすめの一冊である。余談であるが、この作品以降、作者の作品がミステリーファンにとっては物足りないものとなっている。もう一度、この作品で得た驚きを味わいたい。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.10
(3pt)

直球勝負してほしかったなー。

前作「最悪」にはまって、一気読みしたあとだけに、期待して読みましたが、ぐいぐい話に引き込まれていく面白さは相変わらずで、さすがと思いました。主婦、警察官、学生、やくざ、とさまざまな人たちが、絡み合って、ささいな出来事がどんどんおおごとになっていく展開は、いかにも、こんなこと、意外に身近で起きてしまいそう。そう思わせるのは、それぞれの人物設定がしっかり描写されているからでしょう。但し、最近は確かに「事実は小説より奇なり」を地で行くような「事件」や「人間」が多いので、病んでいる人と正常な人の区別ができにくい世の中になっているのも現実かもしれないけれど、やっぱりこのストーリーの場合は、刑事とその義母の関係は、素直にそのままでも良かったんじゃないかと思います。ここにひねりがある為に、せっかくの全体の流れがちょっと、違う方角に感じられてしまいました。それでも、分厚い文庫上下二冊、ひきこまれて、あっという間に読ませてしまう力量はすごい。やっぱり、お勧めです。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.9
(4pt)

話は面白い

 話は面白い。警察、ハイテックス社、暴力団の清和会が絡み合い、放火事件を難解化させていく。事件を捜査する警察までもが絡んでくるとは面白いものだ。だが、読み終わったところで解けてない謎がいくつかある。ミステリーとしてそれはちょっと。 久野薫は相変わらず及川茂則の備考を続けていたが、あることをきっかけに自分の実態を、その様をばらすことに。及川恭子はパートの権利を勝ち取る為にスーパー「スマイル」に対し抗議活動を続けていた。しかし、そこには落とし穴が。 結果として落ちぶれていく恭子。その様がリアルであるからどうしようもない。逆側からしたら上手に言い含めたというか。そしてとんでもない結末につながる訳だから結果として彼女は一体どういう存在だったのかになってしまう。主人公だというのに。逆に言えばそこが本作で面白いところなのだが。 久野薫もこのストーリーを通じてどうだったのだろう。結局は警察とハイテックス社と清和会のつながりが見えただけで彼自身の存在と仕事内容があまりにも結果として残らないものになっている。何もかもがあっけなさすぎるというか。 渡辺祐輔の存在がこのストーリーを更に厄介にさせている。元々この少年がいなかったら久野は花村に恨みを買われることもなかったし、放火事件も難解化することもなかったような。祐輔自体は殆ど何もしていないに等しいのだが。 主要3人は結局ストーリーの中での登場人物にしか過ぎなかった。しかしながら一人は犯人の妻。一人は警部補。一人は非行少年というその存在はあるし、3人がいなければこのストーリーは長続きしていない。ここまでの発展性もなかったと言える。 上に書いたように話としては非常に面白かったのだが。事後処理というか、謎もまだある。それにやはり主要人物があっけなかったというのがなんとも言えない。再読するのはある意味面白いかもしれないが。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.8
(5pt)

落ちぶれていく人間達

奥田英朗という作家は知らなかったが2002年版このス2位、大藪賞作品ということもあり読んでみた。パート主婦及川恭子。家計を助ける為にスーパーでレジを打つ日々。それ以外では何も楽しみというものを見いだせないでいた。その矢先、恭子の夫茂則の会社が放火された。警部補、久野薫は素行不良の警官花村を尾行している途中に高校生の渡辺祐輔らに絡まれ、手を出されたことで反撃しケガを負わせてしまう。同時に花村に備考がばれ、花村に恨みを買ってしまったあげく今後嫌な方向に向かっていくことに。久野は及川茂則の勤める会社の放火事件について服部と捜査を始める。最初は地域の暴力団かと思われたがその後似たような手口の放火事件が相次ぐことで、及川茂則本人を疑い始める。疑われることになった茂則。その妻である恭子の落ちぶれていく様が妙に面白い。一言で言ってしまうものではないだろうが。ただ、茂則を信じてやまないところの夫婦愛というのはいい。まあ、この時点ではなのだが。久野は花村の恨みを買ってしまったことで窮地に追いつめられる。その花村の反撃が「邪魔」なのだ。ケガを負った祐輔を利用して久野に歩み寄ろうとする花村の嫌な意図がそこにはある。久野と恭子の2人のシナリオが進行していく中、見えてくる物は人間関係の嫌なところ。久野は縦社会。恭子もパートというグループの中で。恭子は孤独を求めるのだがそれも何かと淋しい。若くして妻を失った久野の心情も常に孤独である。上巻の終わりは面白い。下巻の展開はどうなるのだろうか。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.7
(3pt)

少々つらい

物語の内容も身につまされるつらい話だけれど、コンセプト自体が前作の「最悪」とよく似ていて、パターン化がつらい。人物像としては、前作の零細企業の経営者の親父がもっとも描けていると思う。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.6
(4pt)

面白いし損もしない。 けど注文もつけたい。

本作は終盤からラストに向けての物語の決着のつけ方が粗く、あわてて風呂敷を畳んだような感想を持った。あの登場人物のドツボぶりだけが甘いのもマイナス。普通の人間がだんだんと落ちていく、ドツボ型クライムストリー。「最悪」もそうだったが、身につまされる読後感。次の作品も読みたくなるのが魅力です。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.5
(3pt)

これは切ない物語

命をかけて守ろうとしたものが、その守ろうとしたために壊れていく様子がリアルに伝わってきました。目を瞑って、耳をふさげば今までと変わりない生活がおくれると錯覚してしまった登場人物のの哀しさが描かれていました。内容的には面白かったです。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.4
(2pt)

ありそうで実は無さそうな架空の町の物語

犯罪は日常に潜んでおり、普通に生活していてもいつその一線を越えるかわからない。と言うようなストーリーの為に登場する主婦、サラリーマン、高校生、刑事、ホステス。しかし、彼らが条件をインプットすることによって設定された、TVゲームのキャラクターのようとでも言うか、あまりにも「主婦」と言えば主婦以外の人が想像する「主婦」であり、どうにも感情が伝わって来ない。スラングを織り交ぜた高校生達の会話もかえって「一体何年前の高校生なんだ。」と思えてしまうし、だいたい刑事は今も「おぬし」なんて呼びかけたりするのだろうか・・。TVの2時間サスペンスドラマのような登場人物達が立ち回る本作だが、もしかしたら徹底的にそのような人物像を描くことが作者の狙いなのかもしれない。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.3
(4pt)

女のほうが根は怖いの?

前作もそうでしたが、読み進むうちに身につまされる感じがしてきます。あまりにも身近な仮想で、ほんとのことのようです。そのせいか、ラストに一番激しい行動を起こした恭子の子供たちは次の朝目覚めてどうしたのだろうと、気になってしかたがありません。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.2
(5pt)

驚きの連続

どうしてこんなに主婦の日常がリアルに描けるのだろう。 どうしてこんなに警察の内部がリアルに描けるのだろう。 なんでもないような、ありふれた日常。しかし、底に潜む 落とし穴。 淡々と流れていく毎日の中に思いもかけない 出来事が起こる。 決して唐突ではなく、これは明日の自 分にも起こりうる世界の話なんだ。展開も驚きの連続。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.1
(4pt)

また、罠にはまってしまった!

九野薫、刑事。妻と子供を交通事故で亡くす。不眠症、常に薬を携帯。同僚刑事の風紀違反を立件するため尾行中。及川恭子、主婦。郊外に住宅を購入。ローン返済のため近くのスーパーでパートして働く。子供二人。夫は住宅がある郊外の支店勤務、経理課長。渡辺祐輔、高校生。ダチ二人は退学。四流大学に滑り込む予定。おやじ狩り、カツ上げは当たり前。恭子の夫、茂則が第一発見者となった放火事件を中心に三者三様、茂則を含めれば四者四様の「一体全体何なんだ!」の犯罪が始める。 日常生活の犯罪とは言えない!?ささいなことが事件の発端となる。そのささいなことが増殖を続け、最後にはどいしようもないアリ地獄に陥っている自分に気づく。前作「最悪」同様、小市民がどつぼにはまっていくのを見ると、小説とはいえ読むのがつらくなる、ストレスのたまる作品だ。奥田英朗の罠に見事にはまったということだろう・・・
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966