邪魔

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評判

邪魔の評価:

4.01/5点 レビュー 123件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.01pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 41〜60 3/7ページ
No.100
(3pt)

物語最後の1/4はあまり面白くありませんでした

7年前に亡くなった妻を忘れられない刑事の九野と、放火火災の発見者にして容疑者の及川の妻恭子が主人公で、九野の先輩後輩や暴力団、それに恭子が務めるスーパーの同僚が繰り広げる物語です。
ミステリの要素らしいものが一つありますが、明らかになる前に何となく分かってしまうようなレベルですし、驚くようなひっくり返しもありませんので、それを求める方には向いていません。
九野は妻のみならず義母をこよなく愛していて、淋しそうな姿に愛おしさをかきたてられます。そればかりか、妻に似た顔立ちの恭子の頼りなげなシルエットに、せつなさがこみ上げてくるのです。だから、”九野さんが刑事になったのは大間違いだよ。刑事はもっとすれっからしじゃないと・・・”と言われるのでしょう。でも、ワタシはしっかり共感させていただきました。
恭子は、普通のサラリーマン家庭の主婦ですが、パートタイマーの処遇改善を唱える団体に祭り上げられて、勤め先のマーケットで活動の一端を担います。団体は、会社との交渉で、処遇改善の代わりに協賛金を得て矛を収めますが、この手口は読んでて不愉快ですねぇ。恭子が思わず口に出した”強請り”が本質を言い表していて、如何にも現実にありそうです。
で、その恭子さんですが、小説の3/4(下巻の半ば)を越えたあたりで、せこい不正をやめられない夫の性癖に今更ながら耐えられなくなって、ことば使いも考え方もガラリと変わって攻撃的になり、物語も急転直下エンディングに向かいます。描写に現実感を感じ、ちびちび味わって読んだ上巻とは打って変わり、人はこんなに変われるのか?と無理矢理な感じを持ちつつ、終わりの方は斜め読みをしてしまいました。残念です。
”オリンピックの身代金”を素晴らしいと思い、期待して読みましたが、全体的に見てかなり開きがあるように思いました。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.99
(4pt)

内容は最高でした。

空中ブランコがとても良かったので、それから
何作か続けて読んでいます。いつも思うことですが
呆れるくらい浅はかな人間が登場しますよね。
でも、それぞれの深層心理に焦点をあてながら
リアルにそしてテンポよく進められるストーリーは
圧巻です。個人的には、登場人物のそれぞれが皆
現実から逃避しているがために、事が複雑になり
取り返しのつかない事態を生んでいるのではないかと
感じました。邪魔、という表題には少しだけ疑問が
残ります。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.98
(4pt)

題名「邪魔」の意味とは

及川と刑事九野との執拗な駆け引きが展開するがなかなか及川は尻尾を出さない。
一方及川の妻恭子は夫の放火の事実を知ると愛する二人の子供を守るためある行動にでる。
意外な結末が待ち受ける。
題名の「邪魔」の意味がわかってくる。
単純な放火事件では済まない面白さがある。
一般文学通算930作品目の感想。2014/11/16 21:50
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.97
(3pt)

展開の遅さにイライラ。後編に期待

ハイテックス社支店で火災が発生。
従業員が消火のため火傷を負う騒ぎに。
しかしその裏には当日経理の内部監査が予定されており、宿直の経理課長及川が負傷した。
関係書類が焼けたがこの事実に不信を抱いた九野刑事がいた。
調べると、乗用車をローン無しで購入したり、残業をしてる割に収入がすくなかったりして妻も不信を抱き始める。
ストーリー展開が非常にゆっくりでこの先とんでもない事実があるのか、それとも社費の使い込みで終わるのか、刑事、及川と妻の関係に期待したい。
一般文学通算929作品目の感想。2014/11/16 13:40
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.96
(3pt)

誰にでもこのような不幸は起きうる

非常にテンポの良い小説で読みやすい。

平凡な主婦が、様々な条件が合わされば、ここまで追い込まれるのだと言う事を
リアルに伝えてくれる。読んでいて非常に引き込まれた。

ただ、もちろん小説の上であるとは言え、及川夫妻の子供たちの境遇をついつい
考えてしまった。両親ともに犯罪者なんて、辛すぎますよね・・・
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.95
(5pt)

面白い

物語が複雑に絡み合っていて、とても面白い。飽きさせずに読ませる
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.94
(4pt)

リアルで身近すぎて心にのしかかる

最初の方はオヤジ狩りの話から始まることで、どこか他人事のような雰囲気に感じますが、妻帯者でサラリーマンならどこかありがちな展開に引き込まれていくと思います。

少しの気の緩みから、どんどんドツボに嵌っていく主人公を、周りの登場人物を中心にした話で伝えていきます。もう続きが気になって下巻も即購入してしまいましたよ。

家族の幸せなありふれた生活、そして配偶者の安心がどれほど大切かを再認識することのできる文庫です。登場人物の心理がすごく伝わってくるので、読んでいると疲れてきます。引き込まれていくので、時間のある時にゆっくりお読み下さい。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.93
(1pt)

伏線が回収されていない

まぁ初期の作品とは言え、ちょっとひどいなぁ。
「最悪」
はまぁまぁだったので、これも読んでみましたがこれは駄目だ。

一番の感想は
「伏線をもうちょっとちゃんと使いなさい」
です。
色々と引っかかるところが出てくるんですが、それを使うことなく小説が終わります。
その違和感がまさに「邪魔」。
日常生活から転がり落ちる、と言うのを書きたいんならそうしたら良い。
ミステリーの手法を使うんなら、ミステリーとしても読めるようにちゃんと書きましょう。
読み終わって「伏線の説明ってあれだけ?」と思った箇所がいくつもあります。
あと、バランスが悪い。
「最悪」
は三人のストーリーがバランスよく描かれていますが、この作品では刑事と主婦が重めで、高校生は軽い。
そのアンバランス感も「邪魔」。

常々言っていますが、やはり長めの長編(単行本なら二段組、文庫なら上下巻)なら、それなりの内容が伴わないといけないと思います。
この本は二段組、450ページもの長編なんですが、読み終わって
「これで終わり?」
と思ったのは僕だけではありますまい。

ちなみに僕が読んだのは初版ですが、396ページに句点が二つと言う誤植があります。これも減点です。

星一つ。残念。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.92
(4pt)

物足りない

それなりに楽しめたものの盛り上がってくるのが遅く、あまり話がまとまらず終わるので
読み終えてもどうにもスッキリしない
主役の一人ともいえる渡辺も居ても居なくても変わらない存在感で、刑事絡みのしがらみの
話もごちゃごちゃしただけで何らかの結末を迎えるわけでもなくどうにもいまいち
楽しめないわけではないが、最悪と比べるとかなり物足りない作品
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.91
(4pt)

面白いけれど…

面白いです。でも、内容が重くて読むのが辛い。それでも読んでしまう…っていう感じで、すぐ読んでしまいました。気持ちが沈んでいる時は、読まない方がいいかも。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.90
(4pt)

内容は好きだ

ストーリーの展開があまりにも、予想に沿いすぎてかえって面白くなってくる。
人はみんなろくでなしだという、作者の意図が共感できた。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.89
(5pt)

ハラハラしたまま読了。

ヒタヒタと悲劇が忍び寄る気配。
うやむやにして知らんふりする時の人間の心情。

勤め人なら誰でも少しは心当たりあるモヤモヤ。

色々な人物からの様々な視点から話が進み、
飽きることなく、一息に読んでしまいました。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.88
(4pt)

人間の心の脆さを綴った作品

物語の主題は刑事もの。

ある会社で起こった火事の犯人の捜索ということで
物語は流れています。
それを追っているのは、
数年前に妊娠中の奥さんを事故で亡くし、
それ以来不眠症に陥り、
精神的にも不安定になっている九野薫。
奥さんを事故で亡くすまでは、
警視庁でも有望視されていた刑事。
でもその彼の危うさは一見日々の捜査には現れない。
が、その彼が唯一心安らげられる義母関係性の中に、
実はしっかりと描かれている。
そして、その主題の火事の第一発見者で自身も火傷を
おったものの、容疑者として追い詰められていく
火災が起こった会社の従業員及川。
そしてその妻の恭子。
ある時期の若者が陥りやすい、無力感の中で、
学校や家からはみ出してしまい、
その仲間の中でしか生きられないがために、
事件に巻き込まれていく裕輔。
勘違いの恋愛に自身を崩壊していく、
九野の同僚(?)刑事花村。
放火事件捜査を通して、それぞれの心の脆さを、
これでもかと描いていく。
正直読んでいて苦しくなっていくけれど読むことを
辞められないそんな一冊です。
LAST九野の結末には少しストレスが残るけれど、
それまで家族であることを守ることに必死となり、
放火まで起こしてしまいながら、
最後家族をキッパリ捨てて、
港町に一人自由に生きる道を選んだ恭子に、
本当に不思議だけれど、自分も肩の力がふと抜けた気がしました。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.87
(5pt)

ヒューマニズム

スーパーのパート、刑事、チンピラ。それぞれの社会のヒエラルキーで葛藤する様は、誰もが共感し、応援したくなるのではないだろうか。物語を作るお手本のような作品。

チンピラにはもっと酷い目にあって欲しかったのだが、それは作者の優しさかな。
邪魔 Amazon書評・レビュー: 邪魔より
4062097966
No.86
(5pt)

一気に読めます!おすすめしたい一冊

奥田さんの「最悪」と「邪魔」は大好きな一冊です。
スピード感と読みやすさ、読み手の野次馬根性を満たしてくれる内容の濃さがあると思います。

意外とゴシップ好きな女性には面白く読めるんではないでしょうか。

私にとっては読み終わったあともブックオフに売らずにとって置いてある数少ない作品の中の1つです。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.85
(4pt)

邪魔

単なる犯罪小説ではなく、人間描写に深みがある面白い本だった。壊れていく主人公の主婦にリアリティがあり、人ごとではない感じがした。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.84
(3pt)

奥田さんらしい登場人物不在

・文章自体の流れの良さや、表現力からくる読みやすさというのは、 他の奥田さんの作品と同じレベルに仕上がっていると思います。・そこからそれ以上に、どれだけ作品を好きになるかは、登場人物がどれだけ 好きになれるかということが重要だと思うのですが、本作の場合、いくつかの登場人物の 視点から描かれていながら、それぞれの登場人物にあまり好感を持てず、気持ちを 同化させにくいように思いました。・下巻に入り、そろそろ登場人物に愛着がわいてきた頃、やっぱり離れていくような展開になり、 真夜中のマーチのように読んだあとで、すっきりするということはない作品だと思います。・表現としては、女性を描く表現がとても上手いなと本作でも思いました。・作品としては、二冊に大容量で続けることを担う登場人物たちではないのが、残念でした。・警察官僚機構の描き方は、大沢在昌さんの新宿鮫のように暗い描き方ではないにしても、よく描けていると感じました。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.83
(3pt)

奥田さんらしい登場人物不在

・文章自体の流れの良さや、表現力からくる読みやすさというのは、
 他の奥田さんの作品と同じレベルに仕上がっていると思います。
・そこからそれ以上に、どれだけ作品を好きになるかは、登場人物がどれだけ
 好きになれるかということが重要だと思うのですが、本作の場合、いくつかの登場人物の
 視点から描かれていながら、それぞれの登場人物にあまり好感を持てず、気持ちを
 同化させにくいように思いました。
・下巻に入り、そろそろ登場人物に愛着がわいてきた頃、やっぱり離れていくような展開になり、
 真夜中のマーチのように読んだあとで、すっきりするということはない作品だと思います。
・表現としては、女性を描く表現がとても上手いなと本作でも思いました。
・作品としては、二冊に大容量で続けることを担う登場人物たちではないのが、残念でした。
・警察官僚機構の描き方は、大沢在昌さんの新宿鮫のように暗い描き方ではないにしても、よく描けていると感じました。
邪魔〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.82
(3pt)

物語とリアリティ

奥田氏は,細部を書き込む作家のようだ、その愛撫がリアリティを担保している。
しかし、スト−リーにはこだわらないようだ。おそらく行き当たりで、書き進むタイプなのだろう。
物語は、プロだから破綻はしないが、想像のつく紋切り型になっていた。
私は、書評によって本の購入を決めることが多いが、
興味をもつとその周辺もまるごと購入してしまうという悪癖がある。
奥田氏の場合も、『無理』を買うときに、まとめて『最悪』と『邪魔』
も買ってしまった。『最悪』は趣味に合わなかったが、今回の『邪魔』葉。基本構造が
『最悪』と同じなので、どうも趣味に合わないのである。
既に買ってある『無理』に期待しよう。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.81
(4pt)

主人公を好きになれるかどうか

市井の普通の人が、運命のあやに巻き込まれて転落してゆく、という著者の他作品(「最悪」など)と、物語の基本構造は共通している。
つまり、登場人物たちのキャラ・背景の設定が異なるだけ。それでも、その転落の仕方が、周到な伏線とその回収の仕方によって、同じ著者の他作品を読んでいても改めて楽しめる。
本作品では、徐々に壊れてゆく主人公の主婦、及川恭子が好きになれるかどうかが、読後の満足感に大きく関連するだろう。
自分は、この恭子の行動が愚かしいとは思いながらも、惹き込まれるように感じたので、本作品は楽しかった。
邪魔〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674