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耳をふさいで夜を走る
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耳をふさいで夜を走るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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一晩で3人の知人女性を殺害する過程を主人公目線で描いた変則の倒叙ものともいうべき一編。倒叙とは言っても、犯人とそれを暴く側との知能戦が主眼ではなく、主人公が3人を殺すまでの心境と計画を成功させるために奮闘する姿が描かれるのがメイン。ストーリーだけ読むと猟奇系のシリアルキラー小説なのかなと思ってしまうが、実際読むといつもの石持作品に顕著な葛藤する主人公の物語であった。読後は悪くない。 ラストまで緊張感が続く良質のサスペンスだが、星一つ減らしてしまったのは、物語の構造上、3人殺す訳ですが、メインは最後の一人なので、そこまでたどり着くのがやや同じ事の繰り返しになるため、やや中だるみしてしまったかなという点からだが、ファンなら十分納得の良作と言える。 | ||||
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すごい話でした。 何となく読んでいて嫌な気になる話ではあるのですが、導入部分から「おいおい、そう来たかと」掴みがすごくて、そのまま最後まで掴まれたまま。 全くラストが予想できない展開です。 すごいんですが。。。1つ穴があってそこだけが気になる。。。まあ、仕方ないか。。。 | ||||
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物語の場景が浮かび、とても分かり易いです。 でもなんか読みにくい。 主人公の思想がいちいち多くて、なかなか話が進まない。 『覚醒』とか、ちょっとファンタジーっぽくて私には合いませんでした。 | ||||
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石持氏お得意の倒叙ミステリーではあるが、主人公が何故三人の女性を恨みも無いのに殺さなければならないのか、という根本的な動機にちょっと、いや、かなり無理がある。そう思わせておいて、何か「真の動機」のようなものが裏にあるのかと思ったが、当初の動機自体に大きな変化は無いまま終了。 作中の登場人物が「破滅を避けるためには彼女たちを殺すしかない」みたいな事を語るのだが、はっきり言って、「…はい?」という感じ。どうしてただの人格障害がそこまで社会の脅威になるのかさっぱり分からず仕舞い。そりゃ将来的に何か事件を起こし得る可能性はあるかも知れないが、いくらなんでも「覚醒者」とか「破滅」とか飛躍し過ぎ。「クレイモア」の覚醒者でも三人では世界は滅ぼせないだろ(笑)。てっきり、覚醒する事で何か超能力とかに目覚めるようなSF設定を持ち出すのかと思いきや、そんなこともなし。必ずそうなるかどうかも分からないので、主人公が今どうしても殺さなければならないような危機感や切迫感に欠けている。 「個々人が身勝手な理由で簡単に殺人を実行してしまう」という点が今作の肝なのかも知れないが、読者不在で登場人物が勝手に暴走しているようにしか感じられず、各キャラの言動に感情移入しにくい。 途中で主人公にとって意外な(計画外の)展開になる事もあるが、読者にとってはだいたい想定内の出来事で、ミステリーとしてはいまいち衝撃度も薄い。また、あまり意味の無い同じような情景描写がダラダラと続く文章のテンポの悪さも難点。 ミステリーと言うよりはサスペンスとして読めば何とか…。 | ||||
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この作者は今,最も旬な作家の一人なのは間違いないと思う。今ひとつ知名度がなく地味だが,本格派ミステリから込入った人間ドラマも描ける稀有な存在だと思う。 この作品は猟奇的な内容でまた新機軸を打ち出した,と思うのだが,殺人シーンなどリアルでなかなかの迫力あり,心地よい。 しかしどぅもこの人の作品は他のもそうだが,ダラダラと説明が多い。 読み手を信頼してないのか,行間になくても読んでいればわかることをウダウダと2度3度と確認させるように わざわざ描写する。 一度読んだような文章がまた出てくる感じなのだ。 同じようなことを「君の望むような死に方」「BG」 でも感じた。テンポが悪く全体がモッサリした印象になってしまい斬新なアイデアなのに勿体無い。 スピード感が命のような本作でも時々失走してもどかしい思いをした。 ザックリはしょるトコははしょって,読者を休ませないでグイグイ引っ張っゆくようになったらこの作者は鬼に金棒だ。 あまり人気作家になって多作になって欲しくもないけど。 | ||||
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「この本面白かったから読んでみて」というより、「この本に対してどういう感想を持つのか知りたいから読んでみて」と思わせる作品でした。(著者の作品を初めて読んだので、そう感じたのかもしれませんが…) 物語は主人公の『三人の女性をいずれ殺さなくてはならない』という独白から始まります。その理由や計画が行動に移る経緯は本書を読んでのお楽しみです。グロい描写はそれほどありませんが、性的な描写は何故か多いです。 タイトルや文中のキーワードが活きて来ますし、350ページ余りの中にきっちりミステリー要素が詰まっているので、終始飽きずに読み進められます。話が非現実な方向に行き過ぎない点にも好感が持てました。ただ、どうせなら三人から一人に絞って「父親」や「団体」について掘り下げていたら、より深みが増したように思います。殺人衝動と性的衝動の関連性にも私はあまりピンと来ませんでしたので、★★★とさせていただきました。 | ||||
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うーん石持浅海さんは小さな違和感を最後見せてくれる作家さんだなぁ。確かに、人を殺してまわることに小さな違和感を感じたものの、小説だし、とも思ってそのまま読み進めていた。とにかく一晩で3人を殺さねば。危険な存在だから。殺さないと。殺さないと。まさに連続殺人事件……それが起こることがどれだけ特別なのかと。殺すには理由が殺す側、殺される側にあるだろうに、それらが伏せられて話は加速していくのですが、最後まで意味がわからない…と気に入らない人もいるんだろうな。どこが危険な存在なのか?覚醒とは?と疑問を抱くので理解がなかなかできないから…。最後にもちろん(だいたい)わかるのですが、なかなか全貌がみえなくて殺すところにだけ焦点があたっている。全体的に描かれてぼんやりするよりずっといいかと思いますが。なにもかも明らかにする必要がないし。「覚醒」と言われてもファンタジーな想像しかできないし実際そこまでなるか?とも思うしけど。主人公+5人の美しい女性。できればほかの男性キャラもキャラクターをわかりやすくしてほしかった。片方はまぁいいけど、清水は…存在がちょっと同じくらい光ってもよかったかなと。表紙がまた素晴らしいね。表紙だけでホラーです笑。あとタイトルは良い。なんかもうちょっと頑張れた気がするんですが、gdgdにはならなかったかと思います。ラストも結構好きでした。あと殺した後性的に興奮するのはよかった。少なくとも私にはグロテスクには感じなかった。グロは全く平気なので基準になりませんが… | ||||
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うーん石持浅海さんは小さな違和感を最後見せてくれる作家さんだなぁ。 確かに、人を殺してまわることに小さな違和感を感じたものの、小説だし、とも思ってそのまま読み進めていた。 とにかく一晩で3人を殺さねば。危険な存在だから。殺さないと。殺さないと。 まさに連続殺人事件……それが起こることがどれだけ特別なのかと。 殺すには理由が殺す側、殺される側にあるだろうに、それらが伏せられて話は加速していくのですが、最後まで意味がわからない…と気に入らない人もいるんだろうな。 どこが危険な存在なのか?覚醒とは?と疑問を抱くので理解がなかなかできないから…。 最後にもちろん(だいたい)わかるのですが、なかなか全貌がみえなくて殺すところにだけ焦点があたっている。全体的に描かれてぼんやりするよりずっといいかと思いますが。なにもかも明らかにする必要がないし。 「覚醒」と言われてもファンタジーな想像しかできないし実際そこまでなるか?とも思うしけど。 主人公+5人の美しい女性。できればほかの男性キャラもキャラクターをわかりやすくしてほしかった。片方はまぁいいけど、清水は…存在がちょっと同じくらい光ってもよかったかなと。 表紙がまた素晴らしいね。表紙だけでホラーです笑。あとタイトルは良い。 なんかもうちょっと頑張れた気がするんですが、gdgdにはならなかったかと思います。 ラストも結構好きでした。 あと殺した後性的に興奮するのはよかった。 少なくとも私にはグロテスクには感じなかった。グロは全く平気なので基準になりませんが… | ||||
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これを読んだ瞬間本当に自分の中の何かが弾けました。私はもともと推理小説などは読まないのですが表紙と1番初めの一文を読んで惚れました読んでいくうちに引き込まれるこの世界観が素晴らしい何度読んでも飽きません読んでいると『何故ここでこうなったのか』『何故そうしたのか』など疑問も出て来ますが、それも読み進めていくうちに解けて最終的に『あぁ、だからこうなってああしたのか!』と少々頭を使いますが、自分の中で納得出来て、凄く面白い作品です結構評価が低いように思うのですが自分は大好きなので★5です | ||||
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これを読んだ瞬間本当に自分の中の何かが弾けました。 私はもともと推理小説などは読まないのですが表紙と1番初めの一文を読んで惚れました 読んでいくうちに引き込まれるこの世界観が素晴らしい 何度読んでも飽きません 読んでいると『何故ここでこうなったのか』『何故そうしたのか』など疑問も出て来ますが、それも読み進めていくうちに解けて最終的に『あぁ、だからこうなってああしたのか!』と少々頭を使いますが、自分の中で納得出来て、凄く面白い作品です 結構評価が低いように思うのですが自分は大好きなので★5です | ||||
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一気に読ませる筆力は感じましたけど、私は最後まで意味が分からず。 3人の魅力的な女性たちが危険な存在だ、ってのは分かったけど、それだけ。 私の読みが浅いのかなぁ…。 タイトルはいいですね。 最後に意味が分かって気持ちよかった(元々知ってる人もいると思いますが)。 ↑こういう、読み終って「あぁそうか、そういう意味か!」とか、 「あの伏線がここにきて生きるわけか!」が好きな私としては、 よかったのは、タイトルだけです。 あとは、だから、何なの?って感じでした。 経緯、きっかけ、目的etc.をぼやかして(というかチラ見させながら) 書いてあるから、気になるんで先をどんどん読むんだけど、 何もわからないまま出来事だけを読んで、ん〜、ちょっと肩透かしな本です。 …登場人物が美形もしくは魅力的な人間ばっかりってのも、 こんな内容だとデキの悪いマンガを見てるみたいな気分になるだけで、意味がないんだなぁ。 そのヴィジュアルがイメージできる程度に、筆力はあると思うのですが。残念。 | ||||
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一気に読ませる筆力は感じましたけど、私は最後まで意味が分からず。 3人の魅力的な女性たちが危険な存在だ、ってのは分かったけど、それだけ。 私の読みが浅いのかなぁ…。 タイトルはいいですね。 最後に意味が分かって気持ちよかった(元々知ってる人もいると思いますが)。 ↑こういう、読み終って「あぁそうか、そういう意味か!」とか、 「あの伏線がここにきて生きるわけか!」が好きな私としては、 よかったのは、タイトルだけです。 あとは、だから、何なの?って感じでした。 経緯、きっかけ、目的etc.をぼやかして(というかチラ見させながら) 書いてあるから、気になるんで先をどんどん読むんだけど、 何もわからないまま出来事だけを読んで、ん〜、ちょっと肩透かしな本です。 …登場人物が美形もしくは魅力的な人間ばっかりってのも、 こんな内容だとデキの悪いマンガを見てるみたいな気分になるだけで、意味がないんだなぁ。 そのヴィジュアルがイメージできる程度に、筆力はあると思うのですが。残念。 | ||||
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一晩の間に三人を殺さなければならない・・・。 本来は計画的に進めようと思っていた3つの殺人を急遽一晩で行わなければならないというイレギュラーさが、この物語にスピード感を与えています。 美しいまでに論理的な推理が展開される石持作品が好きな私にとっては、ちょっと残念な展開でした。 また、所々の描写がグロテスクなのと、読後感があまりよくないので、苦手な人は多いかもしれません。 それでも、物語の核である「覚醒」には色々考えさせられます。 果たして覚醒したのは誰だったのか・・・。 | ||||
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一晩の間に三人を殺さなければならない・・・。 本来は計画的に進めようと思っていた3つの殺人を急遽一晩で行わなければならないというイレギュラーさが、この物語にスピード感を与えています。 美しいまでに論理的な推理が展開される石持作品が好きな私にとっては、ちょっと残念な展開でした。 また、所々の描写がグロテスクなのと、読後感があまりよくないので、苦手な人は多いかもしれません。 それでも、物語の核である「覚醒」には色々考えさせられます。 果たして覚醒したのは誰だったのか・・・。 | ||||
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美女3人を殺す予定の外が、彼女の訪問により…!?☆なんと言っても題材が「連続殺人事件」なので後味は悪いです。最後の最後まで人を騙しそして殺す…というお話。しかし、これ一体ラストにどうなるのだろうという結末の終着が見えない部分が個人的に面白い作品でした。☆自分だけは「覚醒」することはないと思うものの…。人を殺すことへの慣れ、そしてどんな関係でもあっても決して信用してはならない人間関係というものが読んでいて怖かったです。 | ||||
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美女3人を殺す予定の外が、彼女の訪問により…!?☆なんと言っても題材が「連続殺人事件」なので後味は悪いです。最後の最後まで人を騙しそして殺す…というお話。しかし、これ一体ラストにどうなるのだろうという結末の終着が見えない部分が個人的に面白い作品でした。☆自分だけは「覚醒」することはないと思うものの…。人を殺すことへの慣れ、そしてどんな関係でもあっても決して信用してはならない人間関係というものが読んでいて怖かったです。 | ||||
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