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アイビー・ハウス



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【この小説が収録されている参考書籍】
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)

アイビー・ハウスの評価: 4.00/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

リアルを切り取っている

回収されない伏線。
位置づけのよくわからない脇役。
登場人物の情報もとても中途半端
でも、人間関係って本来そういうもの。
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
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No.8:
(3pt)

何を伝えたかったんだろう?

読後感は良くない。設定も登場人物も分からないではないけれど、
妙にわざとステレオタイプな感じで薄っぺらい。
中途半端な人間関係、居住空間、人物像が、それこそ蔦が絡まるかのように気持ちが悪い。
シェアハウスの夫婦ごっこ、夕食会だの映画会だの寮生活でもあるまいし。
それぞれのキャラクターの肉声が聞こえてくると破綻するしかない共同生活、
一体何をどう受け止めればいいのか。
中年近くになってもままごとが人生となっているような不気味さ、
幼さ、甘えしか見えてこない。
蔦の隠喩よりも、厄介な物がはびこっている。
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
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No.7:
(3pt)

著者の作品を読んだ順で評価がかわると思う

この作品、わたしにとっては良くも悪くもなく普通だった。
わたしの場合、『三千円の使い方』でこの著者を知り、何冊か読んだ。
最初に読んだ『三千円の使い方』がとてもよかったのでそれと比べると面白くないけど、
こういう感じの男女の心の変化みたいな作品も書くんだというところを知ると、
著者が偏りなく、様々な場面に挑戦しているのだと思う。
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
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No.6:
(5pt)

色合いがキレイな画像、浮かびます(^-^)

映像がカラーで浮かびます。
原田 ひ香さんの著書10冊目の『アイビー・ハウス』。
シェアハウスの外観、登場人物の好みの服装、そして食事の色合い。
すべてカラーで想像できる作品でした。
原田さんの作品は全部好きです。
新しい気づきや見方やきらめきを感じます。
新作が出たら即買いしたい作家さんです。
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
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No.5:
(3pt)

気持ち悪さを楽しんだ

初っ端からどうにも「気持ちの悪い形態だ」と。と思った。が、その気持ち悪さを楽しんだ。
ただ、「若い女」の処理が曖昧で、そこに別の意味での読後の気持ち悪さが残った。
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
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No.4:
(4pt)

安直なラストではなく

夫婦2組のシェアハウス

大学の友人、会社の元・先輩後輩、派遣と派遣先の正社員

複雑に絡み合う人間関係や、些細な点ですれ違う夫婦の価値観

もしやラストはペア組み換え?と思いましたが

そんな安直なラストではありませんでした。

物語としては含みを持たせた最後ですっきりとはしれないかもしれませんが

そこは大人故の割り切れなさが背景からも伺える切ないお話でもあります。

お金にこだわらない生き方をする為に始めたはずなのに

結局はとらわれている、という指摘にハッとさせられました。
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
4062774879
No.3:
(3pt)

原田ひ香さん史上…

最低。デビュー作を下回ったと思います。またひとり好きな小説家が減ってしまうのでは、と心配です。
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
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No.2:
(5pt)

皆さんにとって、「水餃子」とは?

いい歳こいて、いまだ“婚活中”のオジサンとしては、夫婦間の微妙なズレを
覗き見るような描写に、つい快哉を叫びつつ、話の中に引きこまれていったので
すが。
 「だから、水餃子を食えって! わからないのか!」
 と怒鳴る主人公・一樹って、オレなんだ・・・・。

 “田舎に”憧れ、実際に地方に移住し、初夏の蛍の乱舞を毎年愛でることが
出来れば何もいらない・・・、そんな生活を最上のものと思えていたのは、数年
間だったか。いつしか生活パターンは変容していき、酒量は愕然と増え・・・。

 今、“田舎”から都市部に舞い戻って来て。
(いや、千葉県〇市なんて、「ド田舎デス」と自嘲するのが礼儀なのかもしれませんが)
 思う存分小説を読める環境にあり、収入もそこそこあり。ハイ、ひとつ私が求めて
いた生活パターンではあるか・・・。

 とはいえ、私と同年代、毎朝都心へ出勤していくサラリーマンであれば、「読書」と
言っても、こういう小説を読むことではないだろうな〜と、ついつい思ってしまう一抹の
不安を背負って、本作も読んでいるわけで。
 ふと、
 「すべてお見通しなんだよ〜」
   と囁かれた気分。背筋が、すっと寒くなり。

 主人公・一樹にとって、「水餃子」とは“守りたい生活スタイル”の象徴だったのだと
思うのですが、さて、皆さんにとっての「水餃子」とは?守りたいもの(守りたかった)
ものは?
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
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No.1:
(5pt)

名著だと思います

原田さんのほかの作品は読んだことはありませんが、この物語は良く出来ていると思います。
アイビーハウスという新婚さん二組で一つの家をシェアして住
むという。仲の良い友達ならちょっとやってみたい楽しそうな
生活。
もちろんこの物語はその理想の生活がキシみだしたあたりから
始まる。
此処に出てくる二組の夫婦四人の思いはそれぞれだ、基本的に悪人は出てこない。ただ気持ちはすれ違う。四人とも一生懸命なのに…。
人は時に自分の正しさに自信を持ちすぎてしまう。それが「木を見て森を見ず」という事になってしまう。そんなこともあるんだと感じさせてくれる本です。
ラストには希望を感じさせてくれます。
アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)Amazon書評・レビュー:アイビー・ハウス (講談社文庫 は 105-1)より
4062774879

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