アイビー・ハウス
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| 回収されない伏線。 位置づけのよくわからない脇役。 登場人物の情報もとても中途半端 でも、人間関係って本来そういうもの。 | ||||
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| 読後感は良くない。設定も登場人物も分からないではないけれど、 妙にわざとステレオタイプな感じで薄っぺらい。 中途半端な人間関係、居住空間、人物像が、それこそ蔦が絡まるかのように気持ちが悪い。 シェアハウスの夫婦ごっこ、夕食会だの映画会だの寮生活でもあるまいし。 それぞれのキャラクターの肉声が聞こえてくると破綻するしかない共同生活、 一体何をどう受け止めればいいのか。 中年近くになってもままごとが人生となっているような不気味さ、 幼さ、甘えしか見えてこない。 蔦の隠喩よりも、厄介な物がはびこっている。 | ||||
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| この作品、わたしにとっては良くも悪くもなく普通だった。 わたしの場合、『三千円の使い方』でこの著者を知り、何冊か読んだ。 最初に読んだ『三千円の使い方』がとてもよかったのでそれと比べると面白くないけど、 こういう感じの男女の心の変化みたいな作品も書くんだというところを知ると、 著者が偏りなく、様々な場面に挑戦しているのだと思う。 | ||||
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| 映像がカラーで浮かびます。 原田 ひ香さんの著書10冊目の『アイビー・ハウス』。 シェアハウスの外観、登場人物の好みの服装、そして食事の色合い。 すべてカラーで想像できる作品でした。 原田さんの作品は全部好きです。 新しい気づきや見方やきらめきを感じます。 新作が出たら即買いしたい作家さんです。 | ||||
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| 初っ端からどうにも「気持ちの悪い形態だ」と。と思った。が、その気持ち悪さを楽しんだ。 ただ、「若い女」の処理が曖昧で、そこに別の意味での読後の気持ち悪さが残った。 | ||||
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