■スポンサードリンク
SOUL 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
SOUL 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本書97頁で特捜地域潜入班の一人、丸山勇が云う。 「神隠しに冥婚に人狼に雪女、山の神に吸血鬼、それで今度は幽霊ですか? うちは心霊捜査班じゃないんだけどなあ」 このシリーズはプロローグにホラー風味を散りばめることで “掴み” としているわけだが、今回その辺は至極控えめ。ホラーというよりファンタジーである。そもそも現在進行形の犯罪なり事件でなく、1死刑囚の数十年前にまで遡る過去を掘り起こす話なのだ。犯罪捜査は後景に退いて、むしろさらに絆の深まった特捜地域潜入班の雰囲気を描くのが主眼になっている。(因みに、エピローグにちょっとだけ「えっ、やっぱり幽霊だったの!?」というオチあり) 粗暴な父親に翻弄される姉弟。不幸な生い立ちの果てに犯した複数の殺人。事実関係だけ並べてみれば陰惨極まりないものの、捜査とともに明らかになっていく真相は淡々と語られて、胸を突かれることもない。主人公・鳴瀬清花は死刑囚・西口治とその姉の来し方を知って深く思い悩むけれども、何故か本作の読み手には響いてこないのだなあ…。全編で272頁というのはミステリ作品として然程長いものではないし、要は個々の出来事のディテールを書き込まずにさらっと流しているから、酷く平板で乾いた質感になっているのだと思う。物語の折々で挟まれる鳴瀬清花を囲む家族の明るさ、幸福感とのコントラストも強過ぎるしな。 決してつまらないわけではなく、勿論楽しめるが、何かが足りないと思わされる一作。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!




