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復讐の岐路
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復讐の岐路の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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| ニューヨーク市警の刑事である主人公ジャック・マクニールが、自殺とされた別居中の妻の死に不信を抱き私的に調べていくうちに、何者かによって殺害されたとの確信を抱く。―――という滑り出しだったので、犯人を突き止め、刑事として正義の鉄槌を下す、というサスペンス、アクションに満ちた警察物語か?と予想して読んでみた。 前半は違和感。文章が冗長でスローペースだし、ジャックと弟ピーターの会話が「兄さん、~かい?」「兄さんを助けたいんだ」など何だか良家の子息じみているのだ。事前にイメージしていた男くさいハードボイルドさとはかけ離れていて、はっきり言って力が抜けた。 ところが終盤になって驚きの展開に。―――定番の警察物語とはまるで違うのだ! 原題『no way back(後戻りできない)』が、正に物語の真髄を表している。…こういう内容は好みだ。 善人、悪人がどちらもグレーに思えた。終盤にはなかなかの暴力シーンもしっかりある。マクニールの心の葛藤も丁寧に描かれている。前半の冗長さと、兄弟の会話の訳し方がもう少し違えば★5だったのだが。 一部中途半端だと思っていたら、あとがきによると本作はシリーズ第1作で続刊があるらしい。マクニールが今後どのような経路を辿るのか、楽しみだ。 | ||||
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| 主人公は、ニューヨーク市警(NYPD)、内部捜査局のスクウェアな刑事、ジャック・マクニール。彼は5年前、精神錯乱をきたした相棒の凶弾により6歳の息子を失っていました。彼はそのことをきっかけに警察内部の不正、腐敗を根絶すべく悪徳警官の取り調べに没頭していました。 或る日、マクニールはホワイトハウス周辺でも著名なジャーナリストでもあり、別居していた妻・キャロラインが行方不明になっていることを知らされます。息子の死によって二人の結婚生活は破綻していました。そして翌日、ポトマック川で彼女の水死体が発見されます。検死の結果は自殺でしたが、果たして? その後、キャロラインからの宅急便を受け取ったマクニールは妻の死の原因を知ることになります。彼女は亡くなった社交界のセレブ、ソフィー・マイヤーを調査していましたが、その二人の女性の死の状況が酷似していることに気づきます。マクニールは警官でもあり弟のピーターと共に真相を明らかにすべく捜査を開始します。 これ以上スリラーの中身を晒すわけには行きませんが、バックグラウンドに横たわる<謀略>は少し小ぶりでミニ・シリーズのそれと大差ないと思えたりもしました(特にどうということもない(笑))。読ませどころは中盤を過ぎて、スクウェアだったはずのマクニールが "No Way Back"を決意して、法執行機関からドロップ・アウトしていくその心の動きが丹念に描写されている点にあるのだと思います。 よって、出だしは<警察小説>に見えたスリラーは、純粋で羨ましいほどの<私闘>へと発展と遂げていきます。 米国には、(建国の昔へと遡りながら)ブライアン・ガーフィールドによる「狼よさらば」(1972年)の時代から、そのことが認められる下地が出来上がっています。その爽快感がたまらなく魅力的でした。 既に次作がリリースされているようですが、或る人物に纏わる解決が残されたままエンディングを迎えています。それが次作で発展するのかどうか?興味が尽きない。 ◻︎「復讐の岐路 "No Way Back"」(J.B.ターナー 早川書房) 2025/7/05。 | ||||
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