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俺の文章修行



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【この小説が収録されている参考書籍】
俺の文章修行

俺の文章修行の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

難しすぎて、半分も理解できない

これは巷に溢れる小説の書き方本とは一線を画する。町田康氏のあの独特の文体の秘密が書かれているが、この本をお手本にしても参考にはならない。何故なら、この世に町田康は二人はいらないからだ。
ここで紹介されている”見聞きしたものを文章に変換する装置”の具体的なイメージが私には湧かない。
さらには、文章の”いけず”として紹介されている12種類の技法の、どれ一つとして私には習得できそうもない。この本を読んだからと言って、あるいはこの本で紹介されている方法をどんなに練習したからと言って、作者の言う”ええ文章”が書けるとは到底思えない。最も疑問に思うのは、32章の「読み書き表裏一体の姿勢」の中で、〝推敲”のことをインチキクズ手品として全否定している箇所である。推敲が得意なプロを否定しているが、宮沢賢治研究家によると、宮沢賢治は推敲に推敲を重ねるので、最初に書いた文章と推敲を重ねて完成した文章ではまるで別物だとのこと。町田康氏の意見によれば、宮沢賢治はプロではなく素人ということなのか?
ただ、この作者は人気作家である。多くのファンがいるのだろう。文章が上手くなる指南本としてではなく、単なる面白い読み物として読む分には最高だろう。町田康マニアにとっては、おおいに楽しめると思う。
俺の文章修行Amazon書評・レビュー:俺の文章修行より
4344043952

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