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ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒
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ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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個々で見れば変わったものは薄いものの、「記憶を覗く技術」や「脳にチップを埋め込んだ近未来」「犯罪を追うバディな捜査官」「ロシア(外国)を舞台にした異国情緒」など、高いレベルでまとまっています。 必ずしも今の流行とあっているわけではないので、売れるか売れないかはわかりませんが、海外の雰囲気のいいライトミステリーぽさもあっていい感じです。あとがきの業務連絡なの?と思わせるような素っ気な感じも悪くないと思います。 去年もでしたが、必ずしもも流行や受けだけを狙っているわけでない新人賞のレベルの高さはなんだかんだで電撃だと思わせてくれます。 脳に埋め込んだ機械ユア・フォルマ(チップ)が悪質なウイルスにより命に関わる幻覚を見せられる犯罪がおき、天才だが問題のある主人公が、有能だが癖のあるアンドロイドと犯罪を追いかけるという話です。 今回は物語の始まりということで、顔見せのような側面が強く、登場キャラの掘り下げはあまりされていませんが、個性的なキャラたちのようなので、そこをもう少し掘り下げても面白くなりそうだと思われます。 主人公たちの立場が特殊な捜査官で、刑事物のような側面もあり、そこが海外ドラマぽさもあり、いい感じです。 今回の犯罪に関しては事件解決しますが、犯罪を追いかける物語をまだまだみたいところです。 わりとどうでもいいことですが、主人公が電子タバコを吸っているシーンとか好きでした。 電子タバコてのが少し近未来ですが、ハードボイルドな刑事物なら、やっぱタバコは必須アイテムというか、あったほうが「らしい」ので、雰囲気でて好きです。 追加 「春は夜桜、夏には星、秋には満月、冬には雪、それだけで酒は美味い。それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが病んでる証拠だ」とは某師匠の言葉ですが、良質の酒を飲みながら酔えないのは、それを楽しめるだけの心の余裕がないからではないかと思えたり。 私もどうしても本を読みたくなくなって、別のことすることありますし、読書するときは休みで体力ある時じゃないということありますし。 「酒にむかいてはまさに歌うべし」とあるように、楽しもうという心地が重要で、義務感とか楽しめる心の余裕がないなら、それから離れてみるのもいいかと。 また私もやはり新人に独自性を期待してしまいますが、それは数をこなしていくなかで弱い刺激に満足できなくなり、強い刺激を欲しがるという感覚の鈍化ではないかという気も。それって美味ではなく珍味をありがたがるようなものです。 知識や経験による分析に頼りだすと感覚や感性が鈍りがちで、自分の感覚を若々しく保つ時間や努力も必要になります。 すぐわかると思って書いていなかったことですが、「アミクス」はラテン語で「友」を意味します。 スペインで友人を「アミーゴ」とか、フランス語で愛しい人や親友を「アミ」といったりするところからすぐ連想すると思っていたのですが、この作品でロボットではなく、アミクスの名称は、人間の友とかそういう意味でしょう。 現実でもペットロボットで人間の慰めにしたりするのがあるので、そういうとこからでしょうか。 SFだと、ロボットにこういう人間に近しい存在のような名称を与える作品はいくつかあったはずです。 | ||||
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