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ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒
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ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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第27回電撃文庫大賞《大賞》受賞作品という一点で購入。 電撃文庫の新人賞ならば品質は保証されているだろうと期待していたのが不味かった。 物語はサクサクと進み文章もスラスラと読める。 他のレビュアーさんも書かれているように洋書の翻訳物のような印象を受けた。 作者の文章力・構成力には多少なりとも光るものがあることは認める。 しかしだ。読後感が絶妙に悪い。 一言で表すなら『どこかで読んだことがある物語をもう一度読み返した』とでも言うべきか。 キャラクターに関する事柄がどれもテンプレなのである。エチカ(主人公)の過去にしろ、ハロルド(相棒)の過去にしろ、それこそ人形劇を観ているような印象を覚えた。まるで感情移入できないのである。 その上、世界観にどっぷりと浸ることができなかったことも大きな減点材料だ。 悪く言えば、よくあるラノベでオリジナリティーはゼロに近い。 良く言っても、なろう系を読むよりはマシと言ったところか。 正直なところ、この本に値段相応の価値があるとは私には思えない。 読者に示唆を与えることはなく、新鮮な感動を届けることもない。 電撃文庫の新人賞、その大賞といえばハイレベルな作品が多いが、今年は外れ年と言ったところだろう。 しかしどんなに有名なワインの産地でも不作の年はあるもので、それがないというのは逆に不自然ですらある。 ある意味で真っ当な新人賞であると言えなくもない。 お酒で例えている方がいらっしゃったので私もそれに倣わせてもらったが、読み終わった後、読者の記憶に残らないものを佳作とは言い難く、私のように期待に胸を膨らませて読むのはオススメできない。 あえて総評するならば、空港のロビーで飛行機を待つ時間潰しに流し読みする程度ならば、辛うじて許せなくもないレベルの内容だ。 それ以上の『物語』を求めるならば購入を控える方が無難だろう。 | ||||
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