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ふわふわの泉



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【この小説が収録されている参考書籍】
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)

ふわふわの泉の評価: 4.30/5点 レビュー 50件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

SF要素は素晴らしいけど、物語が雑

他のレビュワーも「ご都合主義」と言っている方がいますが、まさにその通りだと思います。
SF要素はさすがで高評価できますが、物語としては残念ながら低評価です。

○高評価点
・ふわふわという画期的な素材と、その素材があったときの応用例の提示

○低評価点
・ご都合主義
簡単に言うと、物事のすすむ速度が異様に早く、現実を知らない学生が書いたプロットのように思えてしまいます。
ちょっとした製品の開発ですら1-2年は余裕でかかるものなので、新しい素材で巨大な建造物をつくるとなったら検証・その他法令・世間への受け入れだけでも10年では足りないでしょう。
おそらく、時間を10倍に引き延ばせば、それなりに説得力のある話になったと思います。
野尻氏はその程度のことは分かっていると思いますが、おそらく主人公を女子高生にしてしまったので主人公が若いままエンディングを迎えさせたかったのでしょう。
そうすると、数年でとんでもない発展をさせないとつじつまが合わず、こんな強引な話運びになってしまったのだと思われます。

・飛び飛び
話の進め方がすごく早いので、なんというかプロットをそのまま文章化した物を読まされているようで、飛び飛び感がありました。

・後半のネタ
ある存在が出てきますが、ここで主人公がフェードアウトしてしまいます。
主人公がその存在の顛末を見守る形で描いていればまだよかったのですが、この書き方だと主人公と全然関係ない話が展開されているように感じて興ざめでした。

○個人的な感想
「SF設定が絡み合う『物語』」を読みたかったのですが、これは「SF設定を見せるために荒いプロットを組んだだけ」って感じでした。あんまり、物語してなかった。
登場人物も喜怒哀楽がとても薄く感じました。
簡単に言うと、泥臭さがなくて現実味が全然無くて、なろう系の「俺TUEEE」的な話を読んでいるときに近い上滑り感がありました。
(太陽の簒奪者とか沈黙のフライバイはめちゃ楽しんだのですが)

SF要素は十分素晴らしいから、物語要素ももっとがんばってほしいと思いました。
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)Amazon書評・レビュー:ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)より
4150310742
No.3:
(3pt)

ああ、もどかしい

全体的には気に入ったんですが、ラストは蛇足というかご都合主義が過ぎませんかね? 最後まで細腕繁盛記を描き切って欲しかった。
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)Amazon書評・レビュー:ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)より
4150310742
No.2:
(3pt)

宇宙への憧れ

序盤の高校生の文化祭用の実験が偶然の重なりで新素材を生み出し、あれよあれよという間に企業提携し、あんなに危なそうな素材なのに法律の制約もなく無茶ぶりと都合よすぎる展開の連続に唖然。
これ本当に面白いと思ってる人いんの…とポカーン。
ところがどっこい、環太平洋諸島が出てきたあたりから話は俄然面白くなり、ジャレド・ダイアモンドの著作や新城カズマの「星の、バベル。」を思い出しながらわくわくと読み進めることが出来ました。この作者はどこまでもファーストコンタクトと素直な宇宙進出への憧れを秘めていて、そこをテーマにすると俄然面白い。最初は苦笑いしか出来ませんでしたが、最後はすごく良かったです。というわけで星は3つ。
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)Amazon書評・レビュー:ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)より
4150310742
No.1:
(3pt)

SF好きのための一品

皆さんの書かれているレビューが高評価だったのと
綺麗な表紙絵、「星虫」と絡めたレビューがあったことなどから
手を出してしまいました。

感想ですが、SF好きのための一品、その一言です。

技術に対する描写が非常に細かく、徹底的に作りこまれ、
SFとして傑作なんだろうなーと直感的に感じ取れます。

が、学のない自分には理解できない言葉や内容が立て続けに登場し、
(いつもなら調べるところでしたが、あまりにも多いため諦めました。。。)
途中から何とも息苦しい感覚を覚えつつ読み進めてしまいました。
表紙以外に絵がなくイメージがつきづらいのも敷居が高いです。

また、技術に比重を置いた結果、
技術は積み重なっていくものの話自体はそれほどの展開がなく、
加えて男の子と女の子が中心にいるにも関わらず
仲が進展するような展開がないことは非常に残念に思えました。

なので難しいところですが★は3とさせていただきました。
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)Amazon書評・レビュー:ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)より
4150310742

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