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魔法使いとランデヴー: ロケットガール
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【この小説が収録されている参考書籍】
魔法使いとランデヴー: ロケットガールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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SFとしてどうかはわからないが、このシリーズで一貫しているのは、宇宙に対して生身の人間がどう向き合うか、という点で、もちろんメカ的なものが介在するのだが、かなりむき身の人間が描かれるなか、この一冊が最もむき身だ。むしろローテクと言える方法で切り抜けていく主人公たちは、作者の「宇宙は意外と近い」という主張がよく反映されている。 | ||||
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たぶん、多くのSFでこの様な状況になったら絶叫とパニックで結構な修羅場になると思います。 場合によっては、救助のために大がかりな救出作戦が立案されたり、しだいに小さくなっていく人影に手を伸ばして泣きさけんだり。 でも野尻先生の世界だと「あちゃー、やっちゃた」でおわります。 何故かは、是非読んでみてください。 正直なところ短編という事もあり、他の巻のような盛り上がりには欠けるかもしれません。 ですが、ワープ広報だの時空の歪みだのを取り上げて、単純な物理法則が蔑ろにされたSFも多い昨今。こんな納得できるSFは貴重な存在じゃないかと思います。 | ||||
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短編と中編の作品が掲載されています。中編ではいつも準主役的なマツリが主役になっているのが新鮮でした。 | ||||
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短編3編に中編1編、短編は気軽に読みやすく、 ロケットガール達の小回りの聞いたちょっとした活躍を ちょこちょこ読みたいという願望に適合していました。 中編ははやぶさによるサンプルリターンのアレンジですが、 著者すら 「実際にやろうとする人はいないだろう」 という大技に挑戦しています。 それが理論上ではできることに感動しました。 また、ずっとサポート役に徹してきたマツリが準主役を演じるので、 彼女の活躍が読めて嬉しく思いました。 友のために全力を尽くすゆかりもいい味を出しています。 | ||||
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短編集だった。 第一話はちょっと皮肉が強いが、ありえる話で面白い。 なんだ、第二話で陸上着陸してるじゃないか、制動エンジンは 排気ガスが毒性の物だからパラセイルで着陸になるのかと納得。 第三話でゆかり達は南国フルーツをデリバリーしてるので、前の巻で ちょっと妄想した食料デリバリーしていたじゃないか。 第四話ははやぶさネタで、宇宙港構想や、パラグライダーでの帰還構想 とか確かにこの頃読んだ記憶が有る。 民間のFalcon 9が1段目の往還出来ているのでこれを前提に 新作を書いて欲しいと思う。 | ||||
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富士見で4巻が出てるのを知りませんでした。 中身は面白いに決まってます。 | ||||
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雑誌に掲載済みの短篇が三つ、そこへ表題作の書き下ろし中篇を加えたシリーズの四巻. 三巻までが二度復刊されているのに対し,この巻は前回の復刊時に新たに出た続きの巻で, そのため, 07年08月の刊行 以来,ハヤカワ文庫からの今回が初の復刊ということになります. 短篇については,地上でのエピソードなど,どちらかと言えば番外篇のような雰囲気で, 登場する某アイドルもどきらに,これらの発表された00年前後という時代を感じながらも, そこから10年以上経っている現在も,彼らが現役ということに妙な驚きを覚えてしまいます. 中篇の方は,ガールたちの活躍や,トラブルと大胆な解決策と,これまでの三冊に近く, 本作の発表時(07年)には,まだ宇宙をさまよっていた『はやぶさ』をモチーフにした篇. その後,方法は異なるものの,『本物』の方も帰還に成功しているのが感慨深いところです. 短中篇ということもあり,よく言えば軽め,逆に言うなら少しの物足りなさはありますが, 多くの人との出会い,また空から地上の人々や暮らしに思いをはせる主人公の姿が印象的で, 宇宙飛行士となり,数々の困難を乗り越えてきた彼女の成長が伝わるよい場面となっています. | ||||
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既発表短編3本と新作中編1本からなる短編集。短編はまぁ、けっこうオーソドックスでオールドファッションな宇宙開発SFなんだけど、こういうのがラノベ系の雑誌に載れるんだねぇ。日本の未来は明るい? (最後の短編の)ISSの行く末みたいな描写が、妙に生々しいのがおかしかった。 メインとなる中編が、「はやぶさ」へのオマージュだというのは聞いていたんだが、もう、冒頭の「3年遅刻」のあたりでグっときてしまうわけで。ずるいよなぁ。まぁ、内容はそういうことなので(どういうことだ)楽しめばよろしい。 今回マツリがメインの話に見えるが、実際はゆかりの成長がまた一階梯あがっていくのを描くのが主眼だと思う。単なる巻き込まれ型の主人公が(1巻)、自身の中に行動原理を発見し(2巻)、自分のために行動を起こすようになる(3巻)ところまでを描いてきたこのシリーズ。今回、ゆかりは仲間のために行動を起こすところまで進歩した。そういう意味では、グローイングアップ小説の王道と言えるだろう。ジュブナイルはこうでなくちゃ。 | ||||
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すでに絶版になった旧版のことを考えに入れると、実に8年ぶりの新刊になります。 ロケットガールの続編は既にないものと諦めていたので、喜々として買いに走りました。 とはいえ、今回は完全書下ろしの長編ではなく、中編が一に、小編と掌編の間くらいの話が幾つか載った短編集という形です。 書き下ろしは中編のみでした。 あとがきによると、この中編だけで半年の執筆期間を必要としたというのですから、遅ひt(略 続編に対しての希望は捨てずにいたいと思います。 読んでみた感想ですが、やはり野尻抱介のライトノベルは他と一味違うと再確認しました。 やはり、宇宙開発(ひいては科学全般)への造詣がほかのライトノベル作家とは比べものにならない。 そのSF要素をストーリーの中に上手に混ぜ込む腕も、本格SF作家に全く劣らないものがあり、それをライトノベルという形にして起せる才能は偉大です。 今作のメインとなる中編は、マツリの話です。 これまでの三作で、あまり深い描写がされてこなかったマツリですが、今作では彼女のキャラクターが深く掘り下げられます。 (ちなみに、フランス娘は一切でてきませんでした……) | ||||
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ロケットガールシリーズの4巻目、8年ぶりの新刊(新装版を除く)。収録内容は短編3作、中編1作で、短編はすべてドラゴンマガジンに掲載されたもの、中編は書き下ろし。短編は短すぎて正直物足りない。中編は「はやぶさ」(作中では「はちどり」ですが)の回収をテーマにちょっと驚きの大気圏突入。ロケットガール既刊を読んだ方にお薦めします。 | ||||
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