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(短編集)
凶鳴怪談
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凶鳴怪談の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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岩井志麻子さんが好きで読みましたが、なんだかなぁという気持ちで全話読みました。 岩井さんらしさは所々にあったので楽しめはしましたが… | ||||
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岩下志摩子さんと徳光さんのコラボですが、別々に書いているのでお二人の共著です。 | ||||
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小説家の岩井志麻子が綴る怪談50編と、二世タレントの徳光正行による怪談16編、岩井志麻子と徳光正行の対談を収録した文庫本。 収録作品数に差がありますが、岩井先生の担当ページは約100ページ、徳光先生の担当ページは約91ページと、実際の分量に大幅な偏りはありません。2ページで完結する岩井怪談に対し、徳光怪談は6~7ページに渉る中編であるために生じた差でしょう。 二人の怪談に共通したテーマは設定されていません。各々の自由に任せているようです。 岩井先生の怪談は、同著者の『現代百物語』シリーズを彷彿とさせる秀作揃い。アジアの某国が舞台の怪談、風俗嬢が体験した怪談、浮気や不倫にまつわる怪談等、著者のお得意の題材が趣向を凝らして語られます。料理研究家のアヤ先生に取り入って仕事のパートナーになる嘘つき女「チヒロさん」は、毎度おなじみ「あの女」がモデルではないでしょうか。 徳光先生の怪談は、聞き手である徳光先生本人の顔出しが多い点が特徴。語り手の退場後、第三者に「語り手はおかしい人なの?」と尋ねたり、語り手の背後にいる怪談の当事者に気付いたりと、メタ要素を取り入れることで、怪異はまだ終わらないことが示唆されています。 印象的な短編は「風子さんの家」。 当時小学生だった語り手は年上の美人女性風子さんの家に入り浸るようになる。風子さんの家は甘いお菓子が用意された夢のような空間だったが、棚の上の古時計に触れることだけは固く禁じられていた。しかし、ある日語り手は不注意で古時計を落としてしまい……。 年上の女性との甘酸っぱい思い出と、二度と彼女には会えない切なさ。 「帰らないと、大変なことをしちゃう」という台詞の哀しみ。 淡い初恋でコーティングされた怪談です。 | ||||
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