永遠も半ばを過ぎて

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

永遠も半ばを過ぎての評価:

4.75/5点 レビュー 24件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 21〜40 2/3ページ
No.28
(4pt)

ソフトな詐欺師の話

相川は最初嫌なやつだなあと思ったが、読んでいくうちに面白いやつになった。人生はこうやって楽しまなくっちゃ、という話。
永遠も半ばを過ぎて Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎてより
4163150307
No.27
(5pt)

「永遠も半ばを過ぎて」(中島らも)を読む。

新刊が出たときにすぐに読んだはずだ。unlimitedに入ってるのを見かけて再読。

 シュルをエンターテイメントとして書くことのできる稀有な作家であることを再確認。らもさんの場合、どの作品もどこを切っても中島らも、という感じの小説になる。いや、小説だけじゃなく、歌も戯曲もエッセイも。FM大阪だかなんだかでやっていた「月光通信」で初めてあのしゃべりを聞いてからずっとファンだ。

 何で死んでしもたんや・・・と思うが、長生きして爺さんになった中島らもは想像できないので、あれが寿命だったのかな。合掌して読了。
永遠も半ばを過ぎて Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎてより
4163150307
No.26
(5pt)

たとえばの話

中島らもが、エッセイや小説でこすり倒したネタをパズルのように組み合わせてできた小説。
中島らもの作品のファンなら、そこかしこにあるネタの天丼に気づくはずだ。

著者が新卒で入った印刷会社で得た、印刷物の知識や営業の経験。その後の無職期間に出会っためちゃくちゃな人間たちの記憶。学生時代から耽溺していた薬物、オカルト、シュールレアリスムの知識。中毒になって入院までした酒。それから恐らく、ヒロインのモデルは15年にわたり不倫関係にあった元マネージャだろう。

それらのピースが精妙に組み合わされているモザイク的な作品である。

モザイク的なのは作品の構成だけではなく、主要登場人物たちもそうだ。

詐欺師の相川は、印刷会社時代の中島らも自身だ。医師会の歴史をまとめた本の出版について一席ぶつくだりは、営業として客先でプレゼンを行ったときの経験をネタに使ったのだろう。睡眠薬を常用しているあたりは、著者のアウトローな部分を多く投影したキャラクターであると言えるだろう。謎めいた部分もあり、とても魅力のある造形だ。

写植屋の波多野の人格は、主要人物3人の中ではもっとも地味だ。それもそのはず、写植屋の経験は中島にはなく、印刷会社時代に付き合いがあった写植屋の記憶をネタに使ったのだろう。そのためか印象はもっとも薄い。もっとも、波多野が生み出す表題作が物語のキーとなっており、作品の存在感をぼやけさせないために、あえて目立たなくさせたとも考えられる。
このキャラは薬物にも疎く、中島のカマトトな部分を投影しているのかもしれない。母性をくすぐるようなところもあり、相川とは違う魅力を持っている。

それから出版社に勤める宇井。ふっくらとした容姿、笑い顔の無邪気さ、これらの特徴からおそらくモデルは中島の元マネージャだろう。証拠が少なすぎると思われるかもしれないが、ヒロインはたいていこの人がモデルになっている。惚れていたのだ。
それから宇井はかなりの酒飲みだ。ここは中島らもの大酒飲みのペルソナを付け加えたのだろう。

この作品の最大の特徴、それは、アングラにも偏らず、オカルト趣味にも深くは立ち入らず、まことに「まっとう」なエンタメ作品に仕上がっている点だろう。

どちらかと言えば「正統より邪道を」書いた中島らもにしては珍しい作品と言える。レビュワーの私自身も、こんな作品を書けたんだと驚いた。ただのモザイク作品ではないということだ。

ところで「永遠も半ばを過ぎて」は映画化されている。YouTubeで映画の断片を視聴することができる。それをみると非常に魅力的な作品に思えるが、残念ながら現在ではソフト化、配信はされていない。ただVHSになっているのみで、全編を視聴するのは不可能な状態だ。せめてDVDになって欲しいと願う。

ちなみにレビュータイトルの「たとえばの話」は、映画の主題歌に使われたBONNIE PINKの歌だ。素敵な歌で、レビュワーはこの歌がとっても好きです。
永遠も半ばを過ぎて Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎてより
4163150307
No.25
(5pt)

ガダラの豚より、こっちのほうが良い

ガダラの豚は、ひどかった。
同じオカルトでもこちらはちゃんと伏線回収してお話を丸く終わらせてるので、素晴らしい。
おすすめ。
永遠も半ばを過ぎて Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎてより
4163150307
No.24
(5pt)

面白い

映画から原作も読んでみたが、
なかなか面白くサラサラと読めてしまう
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.23
(5pt)

面白い

映画から原作も読んでみたが、
なかなか面白くサラサラと読めてしまう
永遠も半ばを過ぎて Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎてより
4163150307
No.22
(5pt)

レビューにはなんで書けばいいのだろう。

この本の素晴らしさを表現したいのだですが。一つ言えることは、時間があっという間に過ぎていくこと。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.21
(5pt)

完璧なエンタメ

登場人物がみな魅力的。ストーリーも面白いし、表現がわかりやすい。
それ以外は特になんも感想が残らない。残らないから何度でも読めると思う。
こういうのが完璧なエンタメなんだろうな。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.20
(5pt)

無垢で静謐で美しい作品

自分は若い時にこの人書いた本をたくさん読んだが、この小説が一番だと思う。生きていることの不安や、その中にもあるわずかな喜びや奇跡が小君よく描かれていると思う。著者がアルコール依存でなかったら、もう少し長生きだっただろうけど、依存症でなかったらこんな本は書けなかったのだから皮肉なものだ。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.19
(5pt)

名作です。

おすすめです。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.18
(4pt)

映画もそこそこ面白かった印象が残ってる。

久々に読み返してみてもやっぱり面白い。詐欺と言うほど大したものは無いけど、らも節全開のアクの強いキャラと軽妙なタッチでスラスラ読める。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.17
(4pt)

ことばことばことば

本と文字と文学をめぐって写植家と詐欺師と編集者が手をくんだ痛快な物語。その一方で、ところどころにしみ出てくる、作者の中島らもさんのいたいたしいまでの感覚にも圧倒されました。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.16
(4pt)

詩的で何とも言えない含みを持った題名

文学、出版、ドラッグ。得意なテーマを小説化している。得意分野というよりもらも自身の話でもある。

扱っているテーマのうち、詐欺だけは(2015年になって読めば)手口が古く思えるのは致し方ないが、題名が少しひっかかる。
「永遠も半ばを過ぎて」。あまりにも詩的で、あまりにも思わせぶりな題名だ。とてもイカした題名なのである。

ただ、
この、何ともいえない含みをもった素敵な題名が、この小説の題名として相応しいかどうかば別問題だ。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.15
(5pt)

内容自体は素晴らしかったです

表現はちょっと古臭いですが、話そのものも登場人物も魅力的でした

ただアマゾンで中古で買う場合…
今回勿体無い本舗さんでしたが、状態が良とあったので購入したら
「状態がかなり酷いことが発覚しましたがそのまま送ります
 ――もし気に入らなければ送り返してください!」
という連絡が発送後に来てちょっと詐欺まがいだと思いました
たしかに本体1円なので文句は言えませんが、
提示していた情報に誤りがあったならそこで発送を一時やめるべきだと思います
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.14
(5pt)

一瞬と永遠の真っ最中

冴えた空気割って三日月輝き出す季節を感じる頃、決まって読み返したくなる一冊。
亡くなるまで終始コミカルにシニカルに世界を笑い飛ばしてみせたエンターテイメント職人
中島らもの真骨頂ここに在り!!電算写植機軋ませながら、今日も机に向かう俺。

漏れ溢れ出す、無意識が筆を動かせる自動書記。この世のものとは思えぬ程に、
麗し美文で綴られて。幽霊が書いた作品やも!?と。詐欺師、というよりゃ、ぺてん師登場。
編集者相手に丁々発止。知恵比べ、化けの皮!剥がし剥がされ、ヨヨイのヨイ。

かくして揃った3人組。波多野、相川、宇井美咲。
文壇はおろか、揚げ句の果てに極道たちをも巻き込んで…。
文字が言葉が繋がって唸り出す、踊り始める。純度高い芳醇な香りのスピリッツ。

一瞬に込めた永遠。そして永遠から解き放たれた一瞬。生きている真っ最中の半ば。
ロックンロールな作品です。豊川悦司主演の映画版『Lie Lie Lie』と合わせてオススメします。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.13
(5pt)

結局全部中島らも

写植屋・波多野、詐欺師・相川、編集者・宇井をはじめ、医師会の人とか出版社の人、印刷屋の跡取り息子や極道界の人、理解不能な作風の女性画家などなど、登場するさまざまな人物。これって、結局、全部「中島らも」なんじゃないの?ってそう思った。
そもそも「ヒト」は、至極常識的な部分から全く非常識な部分まで、両極端をあわせ持つイキモノなんだ。そんな中島らもの哲学が、あふれ出ている一冊です。
プラスアルファ、彼の「表現者」としての喜びも、そして苦悩も、波多野の言動を通して語られている。
やっぱ、すごい、中島らも。どうしても会いたい。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.12
(5pt)

らもファン必読!

本を読む前に映画「lie,liel,lie」を観て、すぐにこの本を買いました。
映画も出演されている方が良く映画も素敵だったので、どうしてもその印象を重ねながら読んでしまいましたが、原作では、登場人物はもう少しくたびれている設定のような気がします。
この本では、らもさんのなかに住む3つの人格が強く各登場人物に投影されている気がしました。寡黙で思索的な写植屋、情報を重んじる知性の編集者、そして非現実な世界を懸命に構築しようとする詐欺師というように、各人物の性格が作者の中に同居している代表的な人格のように思えました。これまで読んだ作者の小説は、どれか一つの人格に光を当てて、“話し”を構築していく傾向があるように思いますが、この小説ではそれぞれの人格がそれぞれに目立つような構成になっています。たぶんそのようにバランスをとった結果として、読後の感想がライトで爽やかな恋愛小説になったんだと思います。
私はこの作者の本を多く読んでいるほうですが、この本を一番よく読んでいます。特に、睡眠薬を飲んだ後の写植屋の紡ぎ出す言葉の羅列が、圧倒的です。酒等を摂取してから、この小説のこのくだりを読める人にお勧めします。
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)より
4167585014
No.11
(5pt)

レビューにはなんで書けばいいのだろう。

この本の素晴らしさを表現したいのだですが。一つ言えることは、時間があっという間に過ぎていくこと。
永遠も半ばを過ぎて Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎてより
4163150307
No.10
(5pt)

完璧なエンタメ

登場人物がみな魅力的。ストーリーも面白いし、表現がわかりやすい。
それ以外は特になんも感想が残らない。残らないから何度でも読めると思う。
こういうのが完璧なエンタメなんだろうな。
永遠も半ばを過ぎて Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎてより
4163150307
No.9
(5pt)

無垢で静謐で美しい作品

自分は若い時にこの人書いた本をたくさん読んだが、この小説が一番だと思う。生きていることの不安や、その中にもあるわずかな喜びや奇跡が小君よく描かれていると思う。著者がアルコール依存でなかったら、もう少し長生きだっただろうけど、依存症でなかったらこんな本は書けなかったのだから皮肉なものだ。
永遠も半ばを過ぎて Amazon書評・レビュー: 永遠も半ばを過ぎてより
4163150307