蠕動で渉れ、汚泥の川を

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評判

蠕動で渉れ、汚泥の川をの評価:

4.46/5点 レビュー 24件。 A ランク

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平均点4.46pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 1〜20 1/3ページ
No.48
(2pt)

西町貫多な

短編ではなく、一冊通した西町貫多の物語。
17歳の若い貫多は、変わらないというか、その後の短編群の貫多と違いを感じない。
その生い立ちにつまづきはあっても、この物語で出会った人々の多くは、前向きに人生を生きる人たちで、貫多にも優しい。
にもかかわらず、貫多はなぁ。
劣等感と自己顕示欲のためなのか。
読んでいて辛くなるほど、環境は貫多に優しいのに、貫多の偏狭さがその環境を壊して行く。きつい人には反発し、優しい人には見下し蔑む。自身の置場を自ら
壊して行く様は、無意識なのだろうけどどこか自覚的に見える。
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.47
(2pt)

西町貫多な

短編ではなく、一冊通した西町貫多の物語。
17歳の若い貫多は、変わらないというか、その後の短編群の貫多と違いを感じない。
その生い立ちにつまづきはあっても、この物語で出会った人々の多くは、前向きに人生を生きる人たちで、貫多にも優しい。
にもかかわらず、貫多はなぁ。
劣等感と自己顕示欲のためなのか。
読んでいて辛くなるほど、環境は貫多に優しいのに、貫多の偏狭さがその環境を壊して行く。きつい人には反発し、優しい人には見下し蔑む。自身の置場を自ら
壊して行く様は、無意識なのだろうけどどこか自覚的に見える。
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X
No.46
(5pt)

他に類を見ない

つまりは、この作者の作品は西村賢太というジャンルなのだろーな…
他に類を見ない
下関係にしても普通はここまで書けないから、誰もかなわない
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.45
(5pt)

他に類を見ない

つまりは、この作者の作品は西村賢太というジャンルなのだろーな…
他に類を見ない
下関係にしても普通はここまで書けないから、誰もかなわない
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X
No.44
(2pt)

微妙

小学生が大人ぶって書いた文章のようで、読みにくかった。
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.43
(2pt)

微妙

小学生が大人ぶって書いた文章のようで、読みにくかった。
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X
No.42
(4pt)

中学三年生で、思い切り挫折しましたが、死ぬ前には贅沢していた。

人生はトントン。全般、苦労した人は死ぬ前には幸せ。そうでない人は死ぬ前に悲惨。人生はトントンかなあと思います。
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.41
(4pt)

中学三年生で、思い切り挫折しましたが、死ぬ前には贅沢していた。

人生はトントン。全般、苦労した人は死ぬ前には幸せ。そうでない人は死ぬ前に悲惨。人生はトントンかなあと思います。
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X
No.40
(5pt)

西村賢太最高!

西村賢太様 良き作家を亡くしてしまいとても残念に思います。
ここまで書ける人はいないのでは。もっと、もっと読みたかったです。
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.39
(5pt)

西村賢太最高!

西村賢太様 良き作家を亡くしてしまいとても残念に思います。
ここまで書ける人はいないのでは。もっと、もっと読みたかったです。
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X
No.38
(5pt)

何もそこまで言わなくても・・、と呆れながらも笑ってしまう

北町貫太17歳。
 洋食屋でバイトを得たものの、案の定、最後は暴発して職を失ってしまうまでの数か月間の日々を描く長編です。
 長編とは言え、読者へのサービス精神も随所に垣間見え、文体の読みやすさもあることから一気に読めてしまいます(もちろん読みやすい文体というのも高いレベルの技巧があるからこそ)。
 かと言って決して軽い読み物というわけではなく、ああ、やっぱり西村賢太は巧いや、とすっかり感心してしまう文学作品でもあります。
 そして読後に振り返るに、有益な読書時間であったと心地よささえをも感じさせる。

 酒もたばこもまったくやらなかった父親の体質遺伝を完全否定するがため、17歳にして、酒やたばこなしでは生活できぬほど自らの体質改善に努めてきた貫太。
 貫太は、どういうわけか家賃というものを払えない。家賃を払うという行為がなんとも無意味で虚しき行為に思えてしまう。そして家賃を踏み倒しては強制退去となることを繰り返す。
 そんな貫太が情に訴えかち得た住み込みでの洋食屋のバイト。
 ところが根がときどきの気分にひどく左右されやすく、妙にプライドも高いがため、自らを虐げられたと感じるや、恩を仇で返されたように理不尽な不満がタラタラと高まり、それが態度に現れる貫太。
 確かに17歳という年齢からして、性欲満々で、自らの感情をうまくコントロールできない面があることも分からなくはないものの、そういう自分をどこか冷静に見ているところもあり、人の善意を踏みにじることに罪悪感を持たない(自分は何も悪いわけではない。そのような目に相手があうのは、相手が自らがまいた種だと決めつける)貫太の性格は、その後の時代を取り上げた別作品をみても、やはり同じような行動を見せており、彼が心から反省することはありません(一旦反省するものの、気が付けばやはり同じことをやっている)。
 さすがにちょっと、これは女性にはお勧めできないなあ、と顔をしかめるほどの下品でドギツイ捨て台詞を吐きまくるラストの大爆発。何もそこまで言わなくても・・、と呆れながらも笑ってしまう。
 このような人物が主人公の作品なら、胸糞悪くなって本を放り出しそうなものの、西村賢太作品に限っては、そうはならず、次の作品、次の作品へと手が伸びていってしまう。
 そこはやはり、著者の巧さなのでしょうね。
 そんな貫太も、前述のとおり破滅的行動をとる一方、古本屋で数多くの文学作品を購入して読みふける文学青年の一面も併せ持つ。
 中卒というコンプレックスを持ちながら文学の道で成功した北町貫太こと西村賢太の文体は、前述のような破滅的な行動をとりながらも、古本屋で得た数多くの良質な文学作品を読破していくという多面性のある性格により獲得された、彼ならではの文体と言えるのかもしれません。
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.37
(5pt)

何もそこまで言わなくても・・、と呆れながらも笑ってしまう

北町貫太17歳。
 洋食屋でバイトを得たものの、案の定、最後は暴発して職を失ってしまうまでの数か月間の日々を描く長編です。
 長編とは言え、読者へのサービス精神も随所に垣間見え、文体の読みやすさもあることから一気に読めてしまいます(もちろん読みやすい文体というのも高いレベルの技巧があるからこそ)。
 かと言って決して軽い読み物というわけではなく、ああ、やっぱり西村賢太は巧いや、とすっかり感心してしまう文学作品でもあります。
 そして読後に振り返るに、有益な読書時間であったと心地よささえをも感じさせる。

 酒もたばこもまったくやらなかった父親の体質遺伝を完全否定するがため、17歳にして、酒やたばこなしでは生活できぬほど自らの体質改善に努めてきた貫太。
 貫太は、どういうわけか家賃というものを払えない。家賃を払うという行為がなんとも無意味で虚しき行為に思えてしまう。そして家賃を踏み倒しては強制退去となることを繰り返す。
 そんな貫太が情に訴えかち得た住み込みでの洋食屋のバイト。
 ところが根がときどきの気分にひどく左右されやすく、妙にプライドも高いがため、自らを虐げられたと感じるや、恩を仇で返されたように理不尽な不満がタラタラと高まり、それが態度に現れる貫太。
 確かに17歳という年齢からして、性欲満々で、自らの感情をうまくコントロールできない面があることも分からなくはないものの、そういう自分をどこか冷静に見ているところもあり、人の善意を踏みにじることに罪悪感を持たない(自分は何も悪いわけではない。そのような目に相手があうのは、相手が自らがまいた種だと決めつける)貫太の性格は、その後の時代を取り上げた別作品をみても、やはり同じような行動を見せており、彼が心から反省することはありません(一旦反省するものの、気が付けばやはり同じことをやっている)。
 さすがにちょっと、これは女性にはお勧めできないなあ、と顔をしかめるほどの下品でドギツイ捨て台詞を吐きまくるラストの大爆発。何もそこまで言わなくても・・、と呆れながらも笑ってしまう。
 このような人物が主人公の作品なら、胸糞悪くなって本を放り出しそうなものの、西村賢太作品に限っては、そうはならず、次の作品、次の作品へと手が伸びていってしまう。
 そこはやはり、著者の巧さなのでしょうね。
 そんな貫太も、前述のとおり破滅的行動をとる一方、古本屋で数多くの文学作品を購入して読みふける文学青年の一面も併せ持つ。
 中卒というコンプレックスを持ちながら文学の道で成功した北町貫太こと西村賢太の文体は、前述のような破滅的な行動をとりながらも、古本屋で得た数多くの良質な文学作品を読破していくという多面性のある性格により獲得された、彼ならではの文体と言えるのかもしれません。
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X
No.36
(5pt)

これが西村賢太作品の最高傑作では?

西村作品はほぼ全て読みましたが、これが一番印象深く私の中では最高傑作です。
北町貫多の17歳頃の下町洋食屋でのアルバイト体験を核とするものですが、短編が多い北町貫多ものの中では珍しい長編ものであり、どっしり落ち着いた展開で話が進んでいきます。貫多のゲスぶりは相変わらず。
勝手に他の従業員をロリコン趣味であると決めつけ、心の中で悪しざまに罵る場面(でも、かっこ付きで「勝手にそのように想像しているだけだが」と注釈している)とか、他の女性従業員のキュロットをこっそり拝借して鼻を近づけ「クッ」と叫ぶ場面とか、筆者は意図しているかどうかはともかく高度なギャグに昇華されています。マンガでもないのに思わず声を出して笑ってしまう小説を私はあまり知りません。
そしておなじみの「根はスタイリストであるから」「根はローンウルフを気取っているから」もたくさん出てきます(笑)

昭和末期の上野御徒町入谷下谷あたりの風景描写は、このあたりに縁があった人には心地よい懐かしさを感じさせてくれると思います。私もあの辺りで過ごした時期が重なりますから、ひょっとしたら西村賢太氏とどこかですれちがっていたかもしれないなと感傷に浸ったりします。
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.35
(5pt)

これが西村賢太作品の最高傑作では?

西村作品はほぼ全て読みましたが、これが一番印象深く私の中では最高傑作です。
北町貫多の17歳頃の下町洋食屋でのアルバイト体験を核とするものですが、短編が多い北町貫多ものの中では珍しい長編ものであり、どっしり落ち着いた展開で話が進んでいきます。貫多のゲスぶりは相変わらず。
勝手に他の従業員をロリコン趣味であると決めつけ、心の中で悪しざまに罵る場面(でも、かっこ付きで「勝手にそのように想像しているだけだが」と注釈している)とか、他の女性従業員のキュロットをこっそり拝借して鼻を近づけ「クッ」と叫ぶ場面とか、筆者は意図しているかどうかはともかく高度なギャグに昇華されています。マンガでもないのに思わず声を出して笑ってしまう小説を私はあまり知りません。
そしておなじみの「根はスタイリストであるから」「根はローンウルフを気取っているから」もたくさん出てきます(笑)

昭和末期の上野御徒町入谷下谷あたりの風景描写は、このあたりに縁があった人には心地よい懐かしさを感じさせてくれると思います。私もあの辺りで過ごした時期が重なりますから、ひょっとしたら西村賢太氏とどこかですれちがっていたかもしれないなと感傷に浸ったりします。
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X
No.34
(5pt)

良かった

久しぶりに悪態をつく賢太の
真骨頂を堪能しました。
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.33
(5pt)

良かった

久しぶりに悪態をつく賢太の
真骨頂を堪能しました。
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X
No.32
(5pt)

あまりにも惜しい作家

一面識もない人の死を、これほど残念に思うのは、自分でも意外なほどでした。酒とたばこをやめて、節制していれば、こんなことにはならなかったろうに。本作では、酒もたばこもやらなかった父親と別人格であることを証明するために両方やったとあり、東大講義時の映像ではあこがれの先輩作家をまねるために飲めない酒を飲み続け、肥満して肝臓を痛めたと語っていました。現在の西村賢太は将来の北町貫多でなければならず、その意味において必然的な不節制だったような気もします。何はなくともスマホがあり、匿名で愚痴や悪口を書き散らかすことで鬱憤晴らしができるようになってしまったこの時代、彼のような作家は2度と出てこないでしょう。合掌。
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4041076463
No.31
(5pt)

あまりにも惜しい作家

一面識もない人の死を、これほど残念に思うのは、自分でも意外なほどでした。酒とたばこをやめて、節制していれば、こんなことにはならなかったろうに。本作では、酒もたばこもやらなかった父親と別人格であることを証明するために両方やったとあり、東大講義時の映像ではあこがれの先輩作家をまねるために飲めない酒を飲み続け、肥満して肝臓を痛めたと語っていました。現在の西村賢太は将来の北町貫多でなければならず、その意味において必然的な不節制だったような気もします。何はなくともスマホがあり、匿名で愚痴や悪口を書き散らかすことで鬱憤晴らしができるようになってしまったこの時代、彼のような作家は2度と出てこないでしょう。合掌。
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408771666X
No.30
(4pt)

ゲスぶりに共感できてしまう

時系列でいうと、『瓦礫の死角』の直前に当たる長編だ。
洋食屋に出前持ちとして就職した貫多は、親切な先輩のおかげで珍しく恵まれた日々を送る。
が、例によって平穏は長くは続かない。

貫多のゲスぶりには、なぜこんなに共感できるのだろう。
周囲にいる女性を勝手に採点する。職場の仲間を意味もなく見下す。プライドだけは高く傷つきやすい。
女の気持ちはわからないが、男と生まれたからには貫多に共感できない者はいるまい。
あなたがリア充であろうが非リアであろうが、リッチであろうが無かろうが、立場には関係ない。
普遍的なハイテンションで痛々しい少年の姿が、ここにある。
成人男子(もと少年)で「まったく共感できない」という人は、とんでもなく傲慢か、さもなくば嘘つきだ。

唖然とするようなエピソードが二つ含まれている。内容は書かないが、両方ともトラウマものだ。
以前のジャガイモブスに加えて、今回はブタババアと股臭女という新顔が登場する。
貫多フィルターを通した人物評は理不尽だが、妙に気持ちいいのが困る。
蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川を (角川文庫)より
4041076463
No.29
(4pt)

ゲスぶりに共感できてしまう

時系列でいうと、『瓦礫の死角』の直前に当たる長編だ。
洋食屋に出前持ちとして就職した貫多は、親切な先輩のおかげで珍しく恵まれた日々を送る。
が、例によって平穏は長くは続かない。

貫多のゲスぶりには、なぜこんなに共感できるのだろう。
周囲にいる女性を勝手に採点する。職場の仲間を意味もなく見下す。プライドだけは高く傷つきやすい。
女の気持ちはわからないが、男と生まれたからには貫多に共感できない者はいるまい。
あなたがリア充であろうが非リアであろうが、リッチであろうが無かろうが、立場には関係ない。
普遍的なハイテンションで痛々しい少年の姿が、ここにある。
成人男子(もと少年)で「まったく共感できない」という人は、とんでもなく傲慢か、さもなくば嘘つきだ。

唖然とするようなエピソードが二つ含まれている。内容は書かないが、両方ともトラウマものだ。
以前のジャガイモブスに加えて、今回はブタババアと股臭女という新顔が登場する。
貫多フィルターを通した人物評は理不尽だが、妙に気持ちいいのが困る。
蠕動で渉れ、汚泥の川を Amazon書評・レビュー: 蠕動で渉れ、汚泥の川をより
408771666X