蠕動で渉れ、汚泥の川を
発行日:2016年07月05日
出版社:集英社
ページ数:264P
あらすじ
貫多、セヴンティーン!人生はまだ、始まったばかり。初めての洋食屋でのアルバイトと、波瀾万丈の日々。家を追われ、猛女に怒鳴られ、途方に暮れる。待望の最新長篇〈私小説〉!「確かに自分は〈青春の落伍者〉にはなりつつあるが、しかしながら、まだ〈人生の落伍者〉には至っていないのだ」白衣を着てコック帽をかぶった北町貫多は、はじめての飲食店でのアルバイトにひそかな期待を抱いていた。日払いから月払いへ、そしてまっとうな生活へと己を変えて、ついでに恋人も……。労働、肉欲、そして文学への思い。善だの悪だのを超越した貫多17歳の“生きるため"の行状記!