苦役列車

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評判

苦役列車の評価:

3.84/5点 レビュー 276件。 C ランク

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平均点3.84pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全108件 101〜108 6/6ページ
No.8
(3pt)

「苦役」と言うには軽すぎる

「話題の本」を読むのはほぼ初めて。
どれだけ重いテーマが…と期待して読み始めると、裏切られる。
非常に軽い。テーマも軽いし、読後感も軽い。

つまらないわけではない。読んで損はない。
「中卒+日雇い」というまったく違う世界の19歳の日常に、「なるほど、こういう生き方もあるんだ。ふーん」くらいの感想は得られる。

しかし、まったく共感はできない。境遇が違いすぎる。
その割には、主人公の背負うものが軽すぎるし、あまりにも低俗な「酒、タバコ、風俗」の生き方に感情移入さえもできない。

出張中の時間つぶしには良かったので後悔はない。
しかし、これで芥川賞はちょっと…。

自宅に戻り「人間失格」を開き、その格差のあまりの大きさに愕然とする。

「文学」というものが、現在の日本では切実な存在ではなく、せいぜい「やや高尚な暇つぶし」程度の位置付けということなんだろう、と自分を納得させるしかない。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.7
(3pt)

駄目なものには魅かれるが・・・

駄目人間の仲間の僕としてもすんなりと共感できないほどの駄目さ加減がいい。しかし、その文章表現はとってつけたような・・・昔の小説家やガロ系漫画家達からの影響をつぎはぎしたような“なかなかリズムにノレない”ギクシャク感があって、読むうちに不快感に襲われる。普通に書きゃいいのに・・・と素直に思う。その言い回しというかノレない小栗虫太郎のような底の浅い虚飾に満ちあふれた文章は、秋葉オタク系のような作者の見た目のようではある。

文芸春秋に掲載されている、ある芥川賞選者の選評に「現代のピカレスク」とあるが、果たしてそうだろうか? 裕福な家に生まれた選者の、自身とは真逆の汚さへの憧れというか、もしかしたら内心は侮蔑の様な感想である。裕福なる選者には決して西村氏の様な人間やその精神世界など理解できるはずがない。ものは言いようだが奔放・・・で貞操感のない奇をてらっただけのくだらない性交渉や恋愛にうつつを抜かす物語ばかり受賞する様なイメージがあって芥川賞受賞作なんて読まないのだが、今回は魔が差したのだとため息ばかり。ま、夜読むのはインスマスがいいと言う同受賞のもうひとりの女性作家による「きことわ」を読んでいる途中で、今回の受賞作は2つともこれまでのものとは違うのだな? と少し安心したのです。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.6
(3pt)

文学の限界

十数年ぶりに文藝春秋を購入してこの作品を読んでみましたが、「えっ、この程度で芥川賞?」というのが率直な感想。

漫画の福本 伸行の「最強伝説 黒沢」に、つげ義春の「無能の人」を混ぜて「畢竟」だの、「陥穽」だのの死語すれすれの言葉を添えてあるだけの作品に思えた。

ま、これが日本の文学の新人賞のであることは間違いないのだから、文学ってこんなものなんでしよう。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.5
(3pt)

文学の限界

十数年ぶりに文藝春秋を購入してこの作品を読んでみましたが、「えっ、この程度で芥川賞?」というのが率直な感想。

漫画の福本 伸行の「最強伝説 黒沢」に、つげ義春の「無能の人」を混ぜて「畢竟」だの、「陥穽」だのの死語すれすれの言葉を添えてあるだけの作品に思えた。

ま、これが日本の文学の新人賞のであることは間違いないのだから、文学ってこんなものなんでしよう。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.4
(3pt)

何ともいえない不思議な文体

口語的に気軽に読めるような文体でありながら、いつの時代の言葉なのというような熟語が現れるという摩訶不思議な文章。そこに綴られた内容は人生を早々に諦めた人間の青春の記録?私小説ということですが、自分をここまで客観的に見つめていられることに著者の力強さを感じます。
 ただ、個人的には朗読できるような文体の小説が好きなので、ちょっと苦手な作風した。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.3
(3pt)

何ともいえない不思議な文体

口語的に気軽に読めるような文体でありながら、いつの時代の言葉なのというような熟語が現れるという摩訶不思議な文章。そこに綴られた内容は人生を早々に諦めた人間の青春の記録?私小説ということですが、自分をここまで客観的に見つめていられることに著者の力強さを感じます。
 ただ、個人的には朗読できるような文体の小説が好きなので、ちょっと苦手な作風した。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.2
(3pt)

この作品だけでは、心に残るものは無かった

芥川賞発表の報で、西村氏を初めて知った。
記者会見やその後のインタビューで垣間見える非常に奥深いキャラクターに興味がわいたので購入。

彼の書いた作品はすべて私小説とのこと。
本作で描かれている事も大部分が事実に基づいているだろうから、
様々な屈辱的な体験や、辛い思いをされたのだろうと察する。

ただ、両親がいて、大学や専門学校に通っている「普通の」学生に対し、
異常な嫉妬心を抱いたり、罵倒するシーンがあったが、これには些か嫌悪感を覚えた。
昔、長淵剛が主人公のドラマなどで特徴的だったが、人気大学や大企業に所属しているだけで、
そこの人間達はエリート意識に凝り固まっているという固定観念を前提にしている作品があるが、
こういったものは表現すべきでないと思う。
そんなことは前時代的でリアリティが欠如しているし、ただの言い掛かりに近いからだ。

こういった主人公やモチーフへの共感の欠如が災いしたのか、
正直、この作品だけでは心に残るものは全く無かった。

ただ、西村氏の作品はすべて私小説ということだから、
他作品を読んで、主人公・貫太を別角度で見てみると味わいも出てくるかもしれない。
文体は非常に特徴的で好みの作家なので、色々と試してみようと思う。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.1
(3pt)

この作品だけでは、心に残るものは無かった

芥川賞発表の報で、西村氏を初めて知った。
記者会見やその後のインタビューで垣間見える非常に奥深いキャラクターに興味がわいたので購入。

彼の書いた作品はすべて私小説とのこと。
本作で描かれている事も大部分が事実に基づいているだろうから、
様々な屈辱的な体験や、辛い思いをされたのだろうと察する。

ただ、両親がいて、大学や専門学校に通っている「普通の」学生に対し、
異常な嫉妬心を抱いたり、罵倒するシーンがあったが、これには些か嫌悪感を覚えた。
昔、長淵剛が主人公のドラマなどで特徴的だったが、人気大学や大企業に所属しているだけで、
そこの人間達はエリート意識に凝り固まっているという固定観念を前提にしている作品があるが、
こういったものは表現すべきでないと思う。
そんなことは前時代的でリアリティが欠如しているし、ただの言い掛かりに近いからだ。

こういった主人公やモチーフへの共感の欠如が災いしたのか、
正直、この作品だけでは心に残るものは全く無かった。

ただ、西村氏の作品はすべて私小説ということだから、
他作品を読んで、主人公・貫太を別角度で見てみると味わいも出てくるかもしれない。
文体は非常に特徴的で好みの作家なので、色々と試してみようと思う。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324