苦役列車

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苦役列車の評価:

3.84/5点 レビュー 276件。 C ランク

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平均点3.84pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全370件 41〜60 3/19ページ
No.330
(5pt)

私小説家とは?

私は、愚かにもこの本を手にするまで西村賢太を知らなかった。既に亡くなっている事も。一読して、こんな人生もあるのかと。私は車谷長吉が好きだが、私小説家とは何ぞや?と改めて突き付けられたような気がする。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.329
(5pt)

私小説家とは?

私は、愚かにもこの本を手にするまで西村賢太を知らなかった。既に亡くなっている事も。一読して、こんな人生もあるのかと。私は車谷長吉が好きだが、私小説家とは何ぞや?と改めて突き付けられたような気がする。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.328
(5pt)

併録作が好き

芥川賞受賞作で映画化もされた表題作よりも、併録の「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」が著者の心の機微を丁寧にすくい取り、その人となりを表しているようで、私は好きです。率直に感動しました。西村作品の中でも上位に入ります。

内容は、貫多がぎっくり腰に苦しみながら自身の近況を省みる、というだけの話なのですが、古本屋でたまたま見つけた(しかも初見はつまんねえわと感想を抱いた)自費出版本を巡る、葛藤の描き方はものすごい迫力だし、「文名をあげた(い)」という衝動にも胸を突かれました。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.327
(5pt)

併録作が好き

芥川賞受賞作で映画化もされた表題作よりも、併録の「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」が著者の心の機微を丁寧にすくい取り、その人となりを表しているようで、私は好きです。率直に感動しました。西村作品の中でも上位に入ります。

内容は、貫多がぎっくり腰に苦しみながら自身の近況を省みる、というだけの話なのですが、古本屋でたまたま見つけた(しかも初見はつまんねえわと感想を抱いた)自費出版本を巡る、葛藤の描き方はものすごい迫力だし、「文名をあげた(い)」という衝動にも胸を突かれました。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.326
(5pt)

ファンになりました。

作者の半自伝的な私小説だが、語られる内容に反比例して文章の読みやすさ、文体の整然さは素晴らしい。ユーモラスで古めかしい言い回しにより語られるのが、主人公の自堕落な生活内容、金によるトラブル、稚拙な理由での友人と揉めた話など、普通なら決して他人に明かしたくない内容を赤裸々に語っていく。愚行を繰り返す主人公に軽蔑と同情を繰り返す反面、自らの中にもこの浅ましい主人公と同じ了見で物事を捉える面がある事を気付かされてどこか他人毎では居られない。
私の本来持っているダメなヤツ好きの性格のせいもあって、すっかり作者のファンになってしまった。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.325
(5pt)

ファンになりました。

作者の半自伝的な私小説だが、語られる内容に反比例して文章の読みやすさ、文体の整然さは素晴らしい。ユーモラスで古めかしい言い回しにより語られるのが、主人公の自堕落な生活内容、金によるトラブル、稚拙な理由での友人と揉めた話など、普通なら決して他人に明かしたくない内容を赤裸々に語っていく。愚行を繰り返す主人公に軽蔑と同情を繰り返す反面、自らの中にもこの浅ましい主人公と同じ了見で物事を捉える面がある事を気付かされてどこか他人毎では居られない。
私の本来持っているダメなヤツ好きの性格のせいもあって、すっかり作者のファンになってしまった。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.324
(4pt)

これもまたひとつのバブル期の青春ストーリー

作者は1967年生まれというから私とほぼ同世代。19歳ということは1986年バブル直前くらいの時期か。主人公の名前と作者の名前を比較すれば、小説はほぼ事実なのだろうと想像できる。
私もこの小説と同じような冷食のバイトに行ったことがある。私の場合は大学中退してすぐの2月くらいか、新宿駅南口で待ち合わせ専用のバスに乗り、東京湾のどこか埋め立て地の倉庫みたいな場所だった。まあ私の場合はその荷物の重さに10分と耐え切れず、周りの人も見かねて、楽なスタンプ押しの仕事に回されたが(笑)。帰りも確かにモノレールに乗ったから全く同じ職場かもしれない(冷食の○○〇笑)。私は2度とそこに行くことはなかったが、その後は地獄のバイトと揶揄される某パン工場で長年働いたので西村氏と境遇はそれほど変わらないだろう。
小説としてはどうなんだろう、稚拙なような気もするし、マンガ的とも思えるが、確かにリアルではあるだろう。(まあほぼ事実なのだろうから当然か)バブルと言えば、何か皆が浮足立って景気のいい時代だったように今では言われるが、そんなことはない。東京のそこかしで、この主人公や私のように底辺で汗まみれ泥まみれで這いつくばって生きていた奴なんてゴマンといる。と同時に、この主人公の友人のような屈託ない明るくさわやかな人間もたまにはいた。みんなどうしているかなあ。思えばまだあの頃はまだマシだったかもしれない。本当の苦役はこれからかもな。そうならないことを願うだけだ。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.323
(4pt)

これもまたひとつのバブル期の青春ストーリー

作者は1967年生まれというから私とほぼ同世代。19歳ということは1986年バブル直前くらいの時期か。主人公の名前と作者の名前を比較すれば、小説はほぼ事実なのだろうと想像できる。
私もこの小説と同じような冷食のバイトに行ったことがある。私の場合は大学中退してすぐの2月くらいか、新宿駅南口で待ち合わせ専用のバスに乗り、東京湾のどこか埋め立て地の倉庫みたいな場所だった。まあ私の場合はその荷物の重さに10分と耐え切れず、周りの人も見かねて、楽なスタンプ押しの仕事に回されたが(笑)。帰りも確かにモノレールに乗ったから全く同じ職場かもしれない(冷食の○○〇笑)。私は2度とそこに行くことはなかったが、その後は地獄のバイトと揶揄される某パン工場で長年働いたので西村氏と境遇はそれほど変わらないだろう。
小説としてはどうなんだろう、稚拙なような気もするし、マンガ的とも思えるが、確かにリアルではあるだろう。(まあほぼ事実なのだろうから当然か)バブルと言えば、何か皆が浮足立って景気のいい時代だったように今では言われるが、そんなことはない。東京のそこかしで、この主人公や私のように底辺で汗まみれ泥まみれで這いつくばって生きていた奴なんてゴマンといる。と同時に、この主人公の友人のような屈託ない明るくさわやかな人間もたまにはいた。みんなどうしているかなあ。思えばまだあの頃はまだマシだったかもしれない。本当の苦役はこれからかもな。そうならないことを願うだけだ。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.322
(5pt)

苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.321
(5pt)

苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.320
(4pt)

どうしようもないクズのどうしようもない生き様

中卒、貧困、日雇い仕事で食い扶持を稼ぎ、それが無くなったら母親から金をむしり取る、友も恋人も無し。
そんな底辺のどうしようもないクズのどうしようもない生き様を描いた作品。
努力が嫌いなくせにプライドだけは一丁前で、劣等感とやり場のない怒りを抱えたまま悶々とくすぶる様がリアルで身につまされた。
文庫版の解説は石原慎太郎で、芥川賞選考委員だった彼は、西村賢太の同賞受賞を推したという。
そんな石原慎太郎が「西村氏の作品の根底を支えている貧困という主題が、氏が売れっ子になって裕福になることで阻害され、作品の魅力を殺いでかかる危うさが待ち受けているかも知れない」と解説していて興味深かった。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.319
(4pt)

どうしようもないクズのどうしようもない生き様

中卒、貧困、日雇い仕事で食い扶持を稼ぎ、それが無くなったら母親から金をむしり取る、友も恋人も無し。
そんな底辺のどうしようもないクズのどうしようもない生き様を描いた作品。
努力が嫌いなくせにプライドだけは一丁前で、劣等感とやり場のない怒りを抱えたまま悶々とくすぶる様がリアルで身につまされた。
文庫版の解説は石原慎太郎で、芥川賞選考委員だった彼は、西村賢太の同賞受賞を推したという。
そんな石原慎太郎が「西村氏の作品の根底を支えている貧困という主題が、氏が売れっ子になって裕福になることで阻害され、作品の魅力を殺いでかかる危うさが待ち受けているかも知れない」と解説していて興味深かった。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.318
(5pt)

実はしたたかに生きている

いわゆる「有益な人生」とは対極にある、世の中に何も残さない、何も生み出さないような無益な生き方やある種破滅的とも言える生きざまに、妙な興味を覚えるのはなぜだろう。
 西村賢太の作品は彼が生前読むことはなかったのですが、彼が50代という若さで亡くなったとの報道を聞いたこと、また、ここ最近、破滅的な、もしくは大成功と転落のいずれもを経験した人生を送った人物らの評伝*を読んできたことも影響したのかもしれません。
*団鬼六著『真剣士小池重明』
 葛城明彦著『ジョーのモデルと呼ばれた男-天才ボクサー青木勝利の生涯』
 本橋信宏著『全裸監督』
 ディカプリオ主演映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(原作未読)
 
 『苦役列車』の主人公北町貫多は、19歳という一つに時代を生きる青年であり、上記に取り上げた評伝の人物のように物語中において成功者として描かれる場面はありません。
 しかし、併録されている『落ちぶれて袖に涙のふりかかる』では同じ北町貫多が40代の作家となり、生活は豊かでなくとも、彼の作品が川端康成賞の候補にあがる小説家となり、なんとか食っていけるだけの金は手に入れ、成功の一歩手前にまできています。
 といいつつも、根っからの性格は19歳から変わらず、相変わらず不義理をしているため、近づく成功を自ら遠ざけてしまう破滅性を見せています。
 「あまりにも無為無策なままの流儀」で生きている19歳の北町貫多。
 芥川賞受賞作『苦役列車』のタイトルは
 「かかえているだけで厄介極まりない、自身の並外れた劣等感より生じたるところの、浅ましい妬みやそねみに絶えず自我を浸食されながら、この先の道行きを終点まで走ってゆくことを思えば、貫多はこの世がひどく味気なくって息苦しい、一個の苦役の従事にも等しく感じられてならなかった」
との文章からとられたものと思われます。
 本書を読むと、貫多の苦役の道行きにつき、なにやら読まずにおれない魅力を感じます。
 引き続き貫多ものを読んでいきたい、そう思わせるのは、文庫の巻末解説で石原慎太郎が言う「実はしたたかに生きている人間」を描いているからかもしれません。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.317
(5pt)

実はしたたかに生きている

いわゆる「有益な人生」とは対極にある、世の中に何も残さない、何も生み出さないような無益な生き方やある種破滅的とも言える生きざまに、妙な興味を覚えるのはなぜだろう。
 西村賢太の作品は彼が生前読むことはなかったのですが、彼が50代という若さで亡くなったとの報道を聞いたこと、また、ここ最近、破滅的な、もしくは大成功と転落のいずれもを経験した人生を送った人物らの評伝*を読んできたことも影響したのかもしれません。
*団鬼六著『真剣士小池重明』
 葛城明彦著『ジョーのモデルと呼ばれた男-天才ボクサー青木勝利の生涯』
 本橋信宏著『全裸監督』
 ディカプリオ主演映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(原作未読)
 
 『苦役列車』の主人公北町貫多は、19歳という一つに時代を生きる青年であり、上記に取り上げた評伝の人物のように物語中において成功者として描かれる場面はありません。
 しかし、併録されている『落ちぶれて袖に涙のふりかかる』では同じ北町貫多が40代の作家となり、生活は豊かでなくとも、彼の作品が川端康成賞の候補にあがる小説家となり、なんとか食っていけるだけの金は手に入れ、成功の一歩手前にまできています。
 といいつつも、根っからの性格は19歳から変わらず、相変わらず不義理をしているため、近づく成功を自ら遠ざけてしまう破滅性を見せています。
 「あまりにも無為無策なままの流儀」で生きている19歳の北町貫多。
 芥川賞受賞作『苦役列車』のタイトルは
 「かかえているだけで厄介極まりない、自身の並外れた劣等感より生じたるところの、浅ましい妬みやそねみに絶えず自我を浸食されながら、この先の道行きを終点まで走ってゆくことを思えば、貫多はこの世がひどく味気なくって息苦しい、一個の苦役の従事にも等しく感じられてならなかった」
との文章からとられたものと思われます。
 本書を読むと、貫多の苦役の道行きにつき、なにやら読まずにおれない魅力を感じます。
 引き続き貫多ものを読んでいきたい、そう思わせるのは、文庫の巻末解説で石原慎太郎が言う「実はしたたかに生きている人間」を描いているからかもしれません。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.316
(5pt)

何度も噛みしめ味わいたい、文体が魅力的。

ずっと気になっていた作家さんだったのに、亡くなったニュースを聞いて初めて西村氏の本を手にとった。
高学歴の作家さんが多い文学界で彼のような「下からの目線」で書く物語が極めて価値があるし、何よりも文体が魅力的。
同じ文章を二度三度と繰り返し読みながら読み進めていたので、一冊終えるのに時間がかかってしまったが、じっくり噛みしめるように味わいたい本。
これから氏の本を一冊ずつ手にとっていくのが楽しみだ。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.315
(5pt)

何度も噛みしめ味わいたい、文体が魅力的。

ずっと気になっていた作家さんだったのに、亡くなったニュースを聞いて初めて西村氏の本を手にとった。
高学歴の作家さんが多い文学界で彼のような「下からの目線」で書く物語が極めて価値があるし、何よりも文体が魅力的。
同じ文章を二度三度と繰り返し読みながら読み進めていたので、一冊終えるのに時間がかかってしまったが、じっくり噛みしめるように味わいたい本。
これから氏の本を一冊ずつ手にとっていくのが楽しみだ。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.314
(5pt)

リアリティ

すげぇリアリティにこれ本人やろと調べてみたらやっぱり本人だった。
おそらく一般の人はこういった自分とは無縁の世界に酷く興味を惹かれるのだろう。
若い頃にはこういった私小説が嫌いだったが、今の年齢ではそれが面白く感じるから不思議だ。
自分と同じ年、早逝されたのが非常に残念。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.313
(5pt)

リアリティ

すげぇリアリティにこれ本人やろと調べてみたらやっぱり本人だった。
おそらく一般の人はこういった自分とは無縁の世界に酷く興味を惹かれるのだろう。
若い頃にはこういった私小説が嫌いだったが、今の年齢ではそれが面白く感じるから不思議だ。
自分と同じ年、早逝されたのが非常に残念。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.312
(5pt)

特に問題ありません

著者が死去したばかりで、売れていたようですが入手出来てよかった。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.311
(5pt)

特に問題ありません

著者が死去したばかりで、売れていたようですが入手出来てよかった。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324