今日を刻む時計: 髪結い伊三次捕物余話

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今日を刻む時計: 髪結い伊三次捕物余話の評価:

4.47/5点 レビュー 17件。 B ランク

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平均点4.47pt

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全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(3pt)

時の流れを感じる・・・

火事で家を失った伊三次とお文は10年後、伊与太のほかにお吉という娘を授かっていた。
彼らの気がかりは、息子伊与太の行く末だった。一方、不破龍之進は自分の母親のことで
悩み、芸妓屋に入り浸っていた。自分の進む道を模索する龍之進・・・。表題作「時を刻む
時計」を含む6編を収録。髪結い伊三次捕物余話シリーズ9。

読んで驚いたのは、前作から10年の月日が流れていたことだった。伊三次も40代になり、
龍之進も20代後半になっていた。あまりにも月日が飛びすぎではないのかと思ったが、
内容は読み応えがあった。月日は人を成長させるが、同時に老いさせていく。伊三次、お文、
不破友之進などは、読んでいて「ずいぶん年を重ねた・・・。」としみじみ思った。一方で、
八丁堀純情派と呼ばれた龍之進などの成長には目を見張るものがあった。確実に世代交代が
来ようとしていることを強く感じる。また、家族愛や親子愛もしっとりと描かれているので、
温もりも感じた。人情味あふれ心に染み入る作品だった
今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)より
4167640163
No.13
(3pt)

時の流れを感じる・・・

火事で家を失った伊三次とお文は10年後、伊与太のほかにお吉という娘を授かっていた。
彼らの気がかりは、息子伊与太の行く末だった。一方、不破龍之進は自分の母親のことで
悩み、芸妓屋に入り浸っていた。自分の進む道を模索する龍之進・・・。表題作「時を刻む
時計」を含む6編を収録。髪結い伊三次捕物余話シリーズ9。

読んで驚いたのは、前作から10年の月日が流れていたことだった。伊三次も40代になり、
龍之進も20代後半になっていた。あまりにも月日が飛びすぎではないのかと思ったが、
内容は読み応えがあった。月日は人を成長させるが、同時に老いさせていく。伊三次、お文、
不破友之進などは、読んでいて「ずいぶん年を重ねた・・・。」としみじみ思った。一方で、
八丁堀純情派と呼ばれた龍之進などの成長には目を見張るものがあった。確実に世代交代が
来ようとしていることを強く感じる。また、家族愛や親子愛もしっとりと描かれているので、
温もりも感じた。人情味あふれ心に染み入る作品だった
今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 Amazon書評・レビュー: 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話より
4163293302
No.12
(5pt)

子供たちの成長

前作から12年くらい経っていて、茜や伊与太も十代になってます。伊与太には妹まで出来ています。 くるくる表情が変わるしっかり者の妹お吉ちゃんです。 周りはみんな結婚して子供までいるのに、見合いで母の過去を持ち出され、断られて以来やさぐれてる龍之進。 芸者とイチャついて勘違いさせて結婚を迫られたり(お文が一刀両断しました)、亡き親友の頼みで彼の許婚にフラッときたり(心情的に断られる)、大店の美人に惹かれたり(本人が知らぬ間に振られた)、なんかもう最後は誰でも良いみたいな感じに…。 結局色目使ってたのが周囲にバレバレの元火消しの娘(弟が両親亡きあと武家に養子に入ってます)を嫁に決めますが、うーん、茜がショック受けた気持ちがわからんでもない。 ちょっとこの徳江ちゃん、品がないんですよね。弟をビシバシ叱るとこは良かったですが。 この先、小姑茜と兄嫁徳江がバトルを始めるかも…それも面白いかも。 個人的に成長した茜が面白ろすぎました。その茜が素直になれる唯一の相手が伊与太。髪結いにならず、絵師になるための修行中。 伊与太が品が良くてお文に似て美目も良くて、大人な感じになってました。 でもそんな伊与太も母の前では子供に戻って反抗期になったりするのがリアルでした。 身分的には、あり得ないんだろうけど、茜と伊与太がうまくいかないかなぁ、と思ってしまった。
今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)より
4167640163
No.11
(5pt)

子供たちの成長

前作から12年くらい経っていて、茜や伊与太も十代になってます。伊与太には妹まで出来ています。 くるくる表情が変わるしっかり者の妹お吉ちゃんです。 周りはみんな結婚して子供までいるのに、見合いで母の過去を持ち出され、断られて以来やさぐれてる龍之進。 芸者とイチャついて勘違いさせて結婚を迫られたり(お文が一刀両断しました)、亡き親友の頼みで彼の許婚にフラッときたり(心情的に断られる)、大店の美人に惹かれたり(本人が知らぬ間に振られた)、なんかもう最後は誰でも良いみたいな感じに…。 結局色目使ってたのが周囲にバレバレの元火消しの娘(弟が両親亡きあと武家に養子に入ってます)を嫁に決めますが、うーん、茜がショック受けた気持ちがわからんでもない。 ちょっとこの徳江ちゃん、品がないんですよね。弟をビシバシ叱るとこは良かったですが。 この先、小姑茜と兄嫁徳江がバトルを始めるかも…それも面白いかも。 個人的に成長した茜が面白ろすぎました。その茜が素直になれる唯一の相手が伊与太。髪結いにならず、絵師になるための修行中。 伊与太が品が良くてお文に似て美目も良くて、大人な感じになってました。 でもそんな伊与太も母の前では子供に戻って反抗期になったりするのがリアルでした。 身分的には、あり得ないんだろうけど、茜と伊与太がうまくいかないかなぁ、と思ってしまった。
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4163293302
No.10
(5pt)

シリーズ最高傑作

泣けます! ことに最後の作品。この流れのよさはなんでしょう。ウエザマリは連作短編の名手ですね。文庫化を待たずに買ってしまいましたよ。
今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)より
4167640163
No.9
(5pt)

シリーズ最高傑作

泣けます! ことに最後の作品。この流れのよさはなんでしょう。ウエザマリは連作短編の名手ですね。文庫化を待たずに買ってしまいましたよ。
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4163293302
No.8
(4pt)

伊三次&お文の出番は僅か…。

前レビュアーさんのおっしゃる通りに本作は27歳になってもやもめを続けている
龍乃進が中心になって書かれています。
前作の火事から9年…9歳になる伊三次とお文の娘・お吉の登場から始まりますが
歳月の流れに少々面食らいました。
一方、芸者通いにうつつを抜かす不破家の長男・龍乃進に両親は元より
伊三次、お文、周囲の人々はやきもきさせられます。
しかし裏には龍乃進の母・いなみが吉原の出自であることが
龍乃進の縁談のネックとなっていました。
その愚痴にお文は相手が武家ということも忘れて平手打ちを喰わせます。
いろんな女性と縁を得ても一向に実らない龍乃進…、
そのラストは縁てこんなものなんだなぁとこちらまで幸せな気分になりました。

作品そのものはいつもの宇江佐さんらしい素晴らしい出来栄えなのですが
伊三次&お文の出番が少なすぎて二人の大ファンの私はいささかがっかりで★4つ。
その点を除けば迷わず★5つです!
今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)より
4167640163
No.7
(4pt)

伊三次&お文の出番は僅か…。

前レビュアーさんのおっしゃる通りに本作は27歳になってもやもめを続けている
龍乃進が中心になって書かれています。
前作の火事から9年…9歳になる伊三次とお文の娘・お吉の登場から始まりますが
歳月の流れに少々面食らいました。
一方、芸者通いにうつつを抜かす不破家の長男・龍乃進に両親は元より
伊三次、お文、周囲の人々はやきもきさせられます。
しかし裏には龍乃進の母・いなみが吉原の出自であることが
龍乃進の縁談のネックとなっていました。
その愚痴にお文は相手が武家ということも忘れて平手打ちを喰わせます。
いろんな女性と縁を得ても一向に実らない龍乃進…、
そのラストは縁てこんなものなんだなぁとこちらまで幸せな気分になりました。

作品そのものはいつもの宇江佐さんらしい素晴らしい出来栄えなのですが
伊三次&お文の出番が少なすぎて二人の大ファンの私はいささかがっかりで★4つ。
その点を除けば迷わず★5つです!
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4163293302
No.6
(4pt)

人情を感じる心温まる一冊です

前巻は伊三次とお文の佐内町の家が火事で跡形もなく焼失したところで終わり、今巻はそれから10年後の伊三次一家の様子の紹介から始まります。伊三次は厄年だそうで、42歳ということでしょうか。伊三次とお文は娘にも恵まれ、しっかりと生活を築き、家族を大切にし、周りを思いやり、着実に人生の駒を進めていました。と言っても、今巻の中心人物は27歳になっても独身の龍之進で、伴侶を見つけるまでの様々な出会いと悩みが書かれています。そんな龍之進を周囲の人々は暖かく見守り心配しますが、そのさり気ない様子から人情味がしみじみと伝わる、心温める一冊になっています。
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4167640163
No.5
(4pt)

人情を感じる心温まる一冊です

前巻は伊三次とお文の佐内町の家が火事で跡形もなく焼失したところで終わり、今巻はそれから10年後の伊三次一家の様子の紹介から始まります。伊三次は厄年だそうで、42歳ということでしょうか。伊三次とお文は娘にも恵まれ、しっかりと生活を築き、家族を大切にし、周りを思いやり、着実に人生の駒を進めていました。と言っても、今巻の中心人物は27歳になっても独身の龍之進で、伴侶を見つけるまでの様々な出会いと悩みが書かれています。そんな龍之進を周囲の人々は暖かく見守り心配しますが、そのさり気ない様子から人情味がしみじみと伝わる、心温める一冊になっています。
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4163293302
No.4
(5pt)

お気に入りシリーズ

大好きな伊三次シリーズ。今回も楽しく読みました。

伊三次というより、不破龍之進が中心のお話となっていますが、
その他の登場人物、それぞれの上に過ぎていく歳月が感じられて、人生を感じました。
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4167640163
No.3
(5pt)

お気に入りシリーズ

大好きな伊三次シリーズ。今回も楽しく読みました。

伊三次というより、不破龍之進が中心のお話となっていますが、
その他の登場人物、それぞれの上に過ぎていく歳月が感じられて、人生を感じました。
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4163293302
No.2
(5pt)

時間の移ろい

不破家も龍之進に代替わりし、伊三次も40代になりと、ますます登場人物の人間性の味が深まっている。
一方で、新しい世代の龍之進や伊与田や茜なのどの「これからの世代」が動き始めつつも、まだまだ安心しきれないいなみやお文の葛藤がとてもリアルに映し出されている。

ゆっくりと読むつもりが、自分を止められなくて一気に読み切ってしまったのは著者の円熟味なのか・・・時の流れを感じながら、ゆっくりと読み直したくなります。
今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)より
4167640163
No.1
(5pt)

時間の移ろい

不破家も龍之進に代替わりし、伊三次も40代になりと、ますます登場人物の人間性の味が深まっている。
一方で、新しい世代の龍之進や伊与田や茜なのどの「これからの世代」が動き始めつつも、まだまだ安心しきれないいなみやお文の葛藤がとてもリアルに映し出されている。

ゆっくりと読むつもりが、自分を止められなくて一気に読み切ってしまったのは著者の円熟味なのか・・・時の流れを感じながら、ゆっくりと読み直したくなります。
今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 Amazon書評・レビュー: 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話より
4163293302