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(短編集)

一人称単数



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【この小説が収録されている参考書籍】
一人称単数 (文春e-book)

一人称単数の評価: 3.83/5点 レビュー 166件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全166件 61~80 4/9ページ
No.106:
(4pt)

詐欺に気をつけろ

新作は8つの短編集。一番面白く読んだのは「謝肉祭」。シューマンのピアノ曲をダシに女詐欺師はターゲットにしていた語り手の「僕」から、上手く金をだまし取れたのかもしれないが、そこまでは進めなかった。ひょっとするとシューマンの音楽に「僕」は守られたのかもしれないが、詐欺師の正体が白日の下にさらされた段階で「僕」は絶望する。やはり最初から詐欺だったのだろう。そして詐欺の手口が語られるのは最後の短編「一人称単数」。ここでは「謝肉祭」とは違う女性が、語り手の「私」へアグレッシブな接触を試みてくる。「私」の記憶にない過去をダシにしてマインドコントロールを駆使。これこそ詐欺の王道だろう。新型コロナウィルスという新しい疫病の蔓延で、これまで以上に詐欺が増えてくる可能性はある。詐欺には気をつけよう。
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B089NDCT8P
No.105:
(4pt)

一人静かに読みたくなる短編集

作者自身(と思われる)を主人公にした短編集。どの作品もフィクションなのかノンフィクションなのか、その境目がぼんやりしているところが読者の想像力を書き立てる。

どの作品も何か劇的な展開がある訳ではないのだが、作者の無駄のない流麗な文章の流れが心地よく、気持ちよくページを繰ってしまう。

作品のタイトルではないが、夜中に静かな音楽とお酒と共に一人静かに読みたくなる一冊。
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B089NDCT8P
No.104:
(4pt)

どのようにうまく負けるかという人生が象徴的に示唆しているもの

これまでの作品のアンサー的要素を盛り込んだ小説だった気がします。作者がこれまでの作品で読者に伝えたかった要素が本当に正しく読者に伝わっているのだろうか、そんなもどかしさを、オブラートに包みつつも比較的はっきりとした表現で再度、読者に語りかけることを試みた作品に感じました。その意味ではこの作品は単なる短編小説以上の価値を持つのかもしれません。また、読んでいて、作者が小説家としての自分の終わりをいよいよ意識しはじめたのかなと感じることがありました。理由はよくわかりませんが。たぶん、ちょちょいのちょいで書かれた短編だとは思いますが、それぞれの作品の底の底にはきちんとそれなりに価値のある宝石を埋め込んでいただけた小説だと思います。
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B089NDCT8P
No.103:
(2pt)

楽しくはなかった

「村上春樹さんの不思議ワールド」を期待してお読みになると火傷をします。(一編を除いては)
それぞれの短編の情景を楽しんでもらいたいと言う様な彼の気持ちは伝わってくる気はしますが、楽しくはなかったです。短編を読み終わって、「あとは読者のあなたが考えて!!」と言われている様な放り出し感があります。
後はお決まりの「音楽」「自殺」「セックス」。まぁ、「音楽は思い出のシオリ」「自殺、セックスは生との一対」と言ったところかな(?)
疑問に思うのは、彼はいったい今までの作品の中で何人の人を殺せば気が済むのだろう・・・と言う事です。
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B089NDCT8P
No.102:
(1pt)

村上春樹好きの方向けかも

ある人が絶賛していたので海外まで最速で取り寄せ(送料だけで3000円)旅行中のホテルで読んでましたが・・・装丁はキレイなのに。一つだけ良いと思った文は「人を好きになるというのはね、医療保険のきかない精神の病いにかかったみたいなの」でした。ホテルに置いていきます。日本語が読める人がいて村上春樹好きに渡れば本も浮かばれるかも。
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No.101:
(5pt)

短編のため読みやすい

自伝的内容が含まれていて、面白い。短編集なので、一気によめる。
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B089NDCT8P
No.100:
(5pt)

村上春樹の世界

小説の技巧はさらに磨きを増し、他のどの小説家の小説とも異なる読書体験をさせてくれる。
文字で読む情景の瞬間瞬間が、普段の自分の感覚だけではでは感じえないような細部や深部に触れるようで、読後、しばらくは頭が「村上化」してしまう。
他の小説家の小説を読むときは物語を映像の展開と同じような感覚で楽しむが、
村上さんの小説の場合、もちろん物語の先々も気にはなるが、それよりも、文字だけで連れて行かれる世界の中に、
自分だけでは到達できない部分に触れるような楽しみがあり、その感じ方が独特で心地よい。
村上春樹さんはきっぱりとした書き振りの短編小説が断然良いと思う。と言いつつ、次作の長編も期待しています。
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No.99:
(5pt)

珍しく

読みやすかったかな 春樹節炸裂だが
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B089NDCT8P
No.98:
(3pt)

会話部分の台詞が、心に触ってくる。

初めて手に取った村上春樹作品。
短編の寄せ集めなので、主人公達にそれ程入り込めなかったが、まぁまぁ面白かった。
野球に興味ないのでスワローズ詩集は苦痛でしかなかった。

品川猿、With the Beatles 、チャリーパーカーは個人的に楽しめた。
特にチャリーパーカーの夢の中の会話は興味深かったし、自分の考え方が少し動いた。

「34歳で死ぬというのがどうゆう事なのか、考えてみてくれ。」

「死は唐突なものだ。人生を生き始めたばかりだったんだ。」

短篇集なので感情移入出来ないのは致し方ないので次は村上春樹の長篇作を読んでみたいと思った。
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No.97:
(4pt)

いつもの春樹

「名前」「個」と言う2つのワードが全作品を貫く横糸になっていますね。
ソシュールをあげるまでもなく「名前」とは記号に過ぎず、記号の下で分別される「個」
物語自体はいつもの春樹です。
この強烈なワードに託されたメッセージがどこまで刺さるかは、その人の生きてきた人生次第なんでしょうね
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B089NDCT8P
No.96:
(3pt)

食傷気味

村上春樹はもういいかな
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B089NDCT8P
No.95:
(5pt)

品川猿

久しぶりの村上春樹なので、たいていのハードカバーは図書館で借りてしのぐのですが、
こちらは購入しました。
紙の本を買うのも、ハードカバーを買うのも久しぶりです。

概ね「村上春樹」の短編という感じで、愉しく読みましたが、一番今までの村上春樹の
雰囲気が色濃く出ているのが「品川猿」だと思います。

ネタばれはしませんので、興味ある方、ぜひお手にとって読んでみてください。
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B089NDCT8P
No.94:
(5pt)

楽しくて深い本です

どれも素敵なお話でした。
読み終えてしばらく経ちますが、時々思い出しては小説の世界観に戻って行きます。
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B089NDCT8P
No.93:
(3pt)

次回作がノーベル賞の鍵になる。

村上春樹は全盛期と比較すると、筆力が衰えたような気がする。
「一人称単数」はこれまで書きためた短編をランダムに並べた作品集のような気がする。
ノーベル賞を受賞するには、次の長編作が左右すると思う。
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B089NDCT8P
No.92:
(4pt)

村上春樹を理解できるのは、

昔誰かの太宰治についての評論で、「太宰のすごさは、太宰を理解できるのは自分だけだ、と多くの人に思わせるところにある」って書いてあったけど、村上春樹もまさにそんな感じがする。
誰がなんと言っても、僕はいい作品を読ませてもらったし、きっちり身になったと思う。
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B089NDCT8P
No.91:
(5pt)

楽しめました

まずなによりも豊田徹也先生の装画が素晴らしいです。
『アンダーカレント』以来の大ファンだったので、漫画という形式ではないとはいえ、こうして新しい作品を目にすることができ非常に嬉しく思います。
美麗な装画が本書全体に調和した空気感をもたらしているように思われ、すでに読んでいた「一人称単数」以外の短編群も、新鮮な気持ちで読むことができました。
豊田先生の作品はどことなく空気感が村上作品に似ていると従前から思っていたので、こうして両者が正式な形で結び付くところを見ることができたのは、村上ファンとしても豊田ファンとしてもうれしい限りです。登場人物の造形が脳内でいつのまにか豊田作品のキャラ風に補完されました。笑
安定感・安心感のある文体をもった作品群であることは以前と変わらず、そこに装画という形でのスパイスが取り入れられた、よい本だと思います。
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B089NDCT8P
No.90:
(5pt)

いい感じです

いい買い物しましたありがとうございました
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B089NDCT8P
No.89:
(3pt)

待ってました

最近、村上先生の本を読み始めて現在かなりはまっています、
新作が出たとの事で購入し、今読んでいる途中です、
短編なのでかなり読みやすく内容もかなり読みやすいです!
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B089NDCT8P
No.88:
(2pt)

もう限界ですか?

老人の回顧録は食傷気味にて。
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B089NDCT8P
No.87:
(3pt)

安定の春樹だ。

安定の春樹だ。
現実とメタファーの行きつもどりつ。品川猿と「恥を知りなさい」の話は、長編の種にもなりそう。
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B089NDCT8P

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