雷桜

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評判

雷桜の評価:

4.61/5点 レビュー 46件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.61pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全84件 41〜60 3/5ページ
No.44
(5pt)

近年、一番泣いた本

もともと読書で簡単に泣いてしまう方だが、ここまで泣いた本は近年なかった。
クライマックスのあたりを飛行機に乗っている時に読んでしまい、涙を堪えられなくなって慌てて本を閉じて毛布を頭から被ったが、次々溢れ出る涙を止めることが出来ないばかりか、酷い嗚咽でしゃくりあげてしまう始末で、「規則的に動く怪しげな毛布の物体」になってしまった程。

展開と描写によってストーリーに引きずり込まれ、登場人物に感情移入することを止められない。そして、本当に切なく美しい物語。個人的には、終わりを告げた恋のその後が描写されていることも良かった。その結果が納得いくかどうかは個人差があると思うが、それを描写するための展開も含めて読み応えがあり、自分の中で、「これからもずっと傍に置いて時々読み返したい作品」に堂々ランクインする本となった。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.43
(5pt)

近年、一番泣いた本

もともと読書で簡単に泣いてしまう方だが、ここまで泣いた本は近年なかった。
クライマックスのあたりを飛行機に乗っている時に読んでしまい、涙を堪えられなくなって慌てて本を閉じて毛布を頭から被ったが、次々溢れ出る涙を止めることが出来ないばかりか、酷い嗚咽でしゃくりあげてしまう始末で、「規則的に動く怪しげな毛布の物体」になってしまった程。

展開と描写によってストーリーに引きずり込まれ、登場人物に感情移入することを止められない。そして、本当に切なく美しい物語。個人的には、終わりを告げた恋のその後が描写されていることも良かった。その結果が納得いくかどうかは個人差があると思うが、それを描写するための展開も含めて読み応えがあり、自分の中で、「これからもずっと傍に置いて時々読み返したい作品」に堂々ランクインする本となった。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.42
(5pt)

せつない…

映画を見ないで本だけを見たのですが、本当によかったです!雷桜を読んだあと、何か残るものがありました。結末はせつなさを感じさせ、涙が出てきました…
ぜひ読んでいただきたいです!

あと、歴史が好きだと少し読みやすいかもしれません。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.41
(5pt)

せつない…

映画を見ないで本だけを見たのですが、本当によかったです!雷桜を読んだあと、何か残るものがありました。結末はせつなさを感じさせ、涙が出てきました…
ぜひ読んでいただきたいです!

あと、歴史が好きだと少し読みやすいかもしれません。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.40
(5pt)

江戸時代を舞台とした美しい小説

大名と百姓という身分格差に阻まれながらも、
美しく燃え、時をこえ昇華してゆく恋の物語です。

ネタばれになるので、語り手がだれかは書きませんが、
語り手の設定もすばらしく、ミステリー風な展開になっています
単調な恋物語にならずに、謎解きを楽しみながら読めます
恋をしていうる当人に語らせるより、物語も豊になっています。

雷のように瞬間的に激しく光輝き、桜のように美しく儚い恋が、
タイタニックのローズとジャックの恋のようでもあります。

その時々の情景も、絵のように美しく描かれています。
桜散り敷く山上の草原に佇む東屋に待つ思い人のもとへと通う姿や
森の湖水のほとりを馬でゆく二人の姿は、名画のように美しく印象的です。

豊かなビジュアルなイメージとともに、
美しい人の心を描いたこの小説は、
一生忘れられない小説になりそうです。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.39
(5pt)

江戸時代を舞台とした美しい小説

大名と百姓という身分格差に阻まれながらも、
美しく燃え、時をこえ昇華してゆく恋の物語です。

ネタばれになるので、語り手がだれかは書きませんが、
語り手の設定もすばらしく、ミステリー風な展開になっています
単調な恋物語にならずに、謎解きを楽しみながら読めます
恋をしていうる当人に語らせるより、物語も豊になっています。

雷のように瞬間的に激しく光輝き、桜のように美しく儚い恋が、
タイタニックのローズとジャックの恋のようでもあります。

その時々の情景も、絵のように美しく描かれています。
桜散り敷く山上の草原に佇む東屋に待つ思い人のもとへと通う姿や
森の湖水のほとりを馬でゆく二人の姿は、名画のように美しく印象的です。

豊かなビジュアルなイメージとともに、
美しい人の心を描いたこの小説は、
一生忘れられない小説になりそうです。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.38
(5pt)

まさに無償の愛!

時代小説をあまり読んだことがなかったのですが、
読み始めたら、一瞬にして、小説の中に入り込め、美しい桜の情景が広がり、
無償の愛のストーリーに、胸を貫かれました。胸が音がするぐらいに・・・
一生のうちに何冊か出逢えるか、そんな特別な一冊になりました。出逢えてよかった!
(映画は少し原作と違いましたが、見事にこの世界観が美しく表現されていて素敵でした。)
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.37
(5pt)

まさに無償の愛!

時代小説をあまり読んだことがなかったのですが、
読み始めたら、一瞬にして、小説の中に入り込め、美しい桜の情景が広がり、
無償の愛のストーリーに、胸を貫かれました。胸が音がするぐらいに・・・
一生のうちに何冊か出逢えるか、そんな特別な一冊になりました。出逢えてよかった!
(映画は少し原作と違いましたが、見事にこの世界観が美しく表現されていて素敵でした。)
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.36
(5pt)

あらゆる意味で美しい小説

この物語は、生まれてまもなく拐かされ、文明と隔絶した山中で社会性とは無縁に奔放に育った娘・遊と、徳川将軍・家斉の息子で封建社会の上層に位置し、それこそ窮屈な社会性にがんじがらめにされた環境の中で育ち、そのために気の病に罹った清水家の当主・斉道の恋物語である。一言で言えば、身分の違う二人の恋、道ならぬ恋とは言わないまでも、ままならぬ恋である。そして、雷桜とは下半分は銀杏、上半分は桜という樹のことです。遊が拐かされた日に山に落ちた雷によって折れた銀杏に芽をつけて育った桜の樹なのです。身分が全くかけはなれた二人が寄り添う姿を象徴する樹といって良いでしょう。華やかに咲き誇る桜は爛漫たる春(人生最高の時)をシンボライズする。しかし、花は一陣の風、一夜の雨にはかなくも散ってしまいます。宇江佐氏が「雷桜」をこの物語の象徴とした意図はそのあたりにあるのでしょう。

 あらゆる意味で美しい物語です。瀬田村という田舎の情景、なかでも里の者すら深く分け入ることのない瀬田山に咲く桜の美しさ。生まれて間もない歳で拐かされた遊を想う両親の心、兄弟の心、三人の子を孫のように慈しむ奉公人吾作の心、そして何よりも物心つかぬうちから山中奥深くで人とほとんど交わることなく育った遊の純真な心。晩秋の瀬田山の夕刻、馬上に茜色の光をあびて浮かび上がる斉道と遊。斉道は背後から遊を掻き抱き、遊は首をねじ曲げて斉道の唇を受けている。この情景がなんとも美しく印象深い。寄り添う二人の絵のような美しさは、二人の住む世界の違い故、幻のごとくはかない。しかし、それだけに至福の刹那に違いない。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.35
(5pt)

ただ自分らしく生き抜いた美しさ

他のレビューを読んで、確かに農民・山暮らしの生活感が足りないと気付いた。
ただ、いっぱしの読書人として恥ずかしいことに、そんなことに気付かないほど、純粋なラブストーリーなのだ。
不幸な生い立ちのヒロイン「狼女」・遊のキャラクターがまぶしい。
運命を受け入れ、しかし不屈の精神力で生き抜く姿がりりしい。
 運命にもてあそばれながら、成長していくバカ殿いや若殿・斉道に次第に共感していく。
 象徴的な「雷桜」が美しく、妖しく想像に浮かぶ。
 私がベスト・シーンに挙げたいのは、馬上のキスシーンではない。
ラスト近く、老臣・榎戸が助三郎に「殿…ごめん」と暇乞いをするシーンだ。
万感にむせぶ榎戸の胸には、おそらく「生きていてよかった」と一筋の温もりがともされたことだろう。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.34
(5pt)

あらゆる意味で美しい小説

この物語は、生まれてまもなく拐かされ、文明と隔絶した山中で社会性とは無縁に奔放に育った娘・遊と、徳川将軍・家斉の息子で封建社会の上層に位置し、それこそ窮屈な社会性にがんじがらめにされた環境の中で育ち、そのために気の病に罹った清水家の当主・斉道の恋物語である。一言で言えば、身分の違う二人の恋、道ならぬ恋とは言わないまでも、ままならぬ恋である。そして、雷桜とは下半分は銀杏、上半分は桜という樹のことです。遊が拐かされた日に山に落ちた雷によって折れた銀杏に芽をつけて育った桜の樹なのです。身分が全くかけはなれた二人が寄り添う姿を象徴する樹といって良いでしょう。華やかに咲き誇る桜は爛漫たる春(人生最高の時)をシンボライズする。しかし、花は一陣の風、一夜の雨にはかなくも散ってしまいます。宇江佐氏が「雷桜」をこの物語の象徴とした意図はそのあたりにあるのでしょう。

 あらゆる意味で美しい物語です。瀬田村という田舎の情景、なかでも里の者すら深く分け入ることのない瀬田山に咲く桜の美しさ。生まれて間もない歳で拐かされた遊を想う両親の心、兄弟の心、三人の子を孫のように慈しむ奉公人吾作の心、そして何よりも物心つかぬうちから山中奥深くで人とほとんど交わることなく育った遊の純真な心。晩秋の瀬田山の夕刻、馬上に茜色の光をあびて浮かび上がる斉道と遊。斉道は背後から遊を掻き抱き、遊は首をねじ曲げて斉道の唇を受けている。この情景がなんとも美しく印象深い。寄り添う二人の絵のような美しさは、二人の住む世界の違い故、幻のごとくはかない。しかし、それだけに至福の刹那に違いない。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.33
(5pt)

ただ自分らしく生き抜いた美しさ

他のレビューを読んで、確かに農民・山暮らしの生活感が足りないと気付いた。
ただ、いっぱしの読書人として恥ずかしいことに、そんなことに気付かないほど、純粋なラブストーリーなのだ。
不幸な生い立ちのヒロイン「狼女」・遊のキャラクターがまぶしい。
運命を受け入れ、しかし不屈の精神力で生き抜く姿がりりしい。
 運命にもてあそばれながら、成長していくバカ殿いや若殿・斉道に次第に共感していく。
 象徴的な「雷桜」が美しく、妖しく想像に浮かぶ。
 私がベスト・シーンに挙げたいのは、馬上のキスシーンではない。
ラスト近く、老臣・榎戸が助三郎に「殿…ごめん」と暇乞いをするシーンだ。
万感にむせぶ榎戸の胸には、おそらく「生きていてよかった」と一筋の温もりがともされたことだろう。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.32
(5pt)

せつなさ

公開直後の映画を見て、即、本屋に向かいました。

主人公の遊のなんとブッキラボウな事!
相手役の斉道の、なんと我儘な事! と思いつつ見ていると
徐々に雪が解けるように、それぞれの人物の芯が見えてくる。

遊と斉道をつなぐ人々の二人に寄せる思いが、時には怒りとなり
時には涙となり現れて、読者を「せつなく」させるのです。

本書では”二人だけ”についての描写は少ないけれど、それ故に
二人の会話が忘れられません。
斉道が遊に思いを遂げる時「許せ、遊」という・・・
この一言だけで、
その何十倍、何百倍の思いが伝わって来るようでした。

冒険物や歴史書的な物が好きな私ですが、一読後、即、読み返した本は
初めてでした。 是非、読んで頂きたい一冊です。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.31
(5pt)

せつなさ

公開直後の映画を見て、即、本屋に向かいました。

主人公の遊のなんとブッキラボウな事!
相手役の斉道の、なんと我儘な事! と思いつつ見ていると
徐々に雪が解けるように、それぞれの人物の芯が見えてくる。

遊と斉道をつなぐ人々の二人に寄せる思いが、時には怒りとなり
時には涙となり現れて、読者を「せつなく」させるのです。

本書では”二人だけ”についての描写は少ないけれど、それ故に
二人の会話が忘れられません。
斉道が遊に思いを遂げる時「許せ、遊」という・・・
この一言だけで、
その何十倍、何百倍の思いが伝わって来るようでした。

冒険物や歴史書的な物が好きな私ですが、一読後、即、読み返した本は
初めてでした。 是非、読んで頂きたい一冊です。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.30
(5pt)

もう一度読みたくなる作品

ドラマティックな展開に寝る時間を惜しんで一気に読んだ。

映画化になったことで小説の存在を知り購入。
ただの恋愛小説ではない、それぞれの思惑が交錯する読み応えのある一冊。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.29
(5pt)

もう一度読みたくなる作品

ドラマティックな展開に寝る時間を惜しんで一気に読んだ。

映画化になったことで小説の存在を知り購入。
ただの恋愛小説ではない、それぞれの思惑が交錯する読み応えのある一冊。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.28
(5pt)

切なすぎる...

読み終わった後も涙が止まらず、ずっとひきずってしまう作品に出会ったのは
初めてでした。

率直な感想は「せつな過ぎる」です。
庄屋の娘に生まれながらも、かどかわしにあって狼女のように育った遊という女性と
将軍の息子という地位に生まれついても、孤独で哀しい斎道という男性。
お互いに身分の差という越えられない壁はあっても
「側女(そばめ)になれ」と殿は遊を求めているし
遊は「殿がほしい」と思ってる。
お互いが純粋に愛し合っているのに
結ばれないことってあるのかな、理不尽じゃないかなと
ずっと涙が止まりませんでした。

血が湧き立つような恋、二人を見ているとそんな気がしました。

添い遂げられなかったけれど、たった一度結ばれただけで
二人は幸せだった、そう信じたいです。

二人を取り巻く人々が温かく、優しい気持ちにもなれました。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.27
(5pt)

切なすぎる...

読み終わった後も涙が止まらず、ずっとひきずってしまう作品に出会ったのは
初めてでした。

率直な感想は「せつな過ぎる」です。
庄屋の娘に生まれながらも、かどかわしにあって狼女のように育った遊という女性と
将軍の息子という地位に生まれついても、孤独で哀しい斎道という男性。
お互いに身分の差という越えられない壁はあっても
「側女(そばめ)になれ」と殿は遊を求めているし
遊は「殿がほしい」と思ってる。
お互いが純粋に愛し合っているのに
結ばれないことってあるのかな、理不尽じゃないかなと
ずっと涙が止まりませんでした。

血が湧き立つような恋、二人を見ているとそんな気がしました。

添い遂げられなかったけれど、たった一度結ばれただけで
二人は幸せだった、そう信じたいです。

二人を取り巻く人々が温かく、優しい気持ちにもなれました。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X
No.26
(4pt)

私が未熟なせいでしょうか

宇江佐先生の作品は初めて、といか時代小説自体初めて読みました。1人1人が細かく、生き生きと描かれていたので話に入りやすく、どんどん読み進められました。
が、私があまりにも恋愛恋愛と期待したせいか、実際の二人の恋模様は一瞬で、前置きが少し長い気がしました。(そこがいいのかもしれないけど…)
長編だった割には遊の魅力もあまり書かれておらず、斉道の思いの変化もよく感じ取れなかったのが残念です。
とはいえ、その時代にタイムスリップするように引き込む技術は圧巻でした。
雷桜 Amazon書評・レビュー: 雷桜より
4048732218
No.25
(4pt)

私が未熟なせいでしょうか

宇江佐先生の作品は初めて、といか時代小説自体初めて読みました。1人1人が細かく、生き生きと描かれていたので話に入りやすく、どんどん読み進められました。
が、私があまりにも恋愛恋愛と期待したせいか、実際の二人の恋模様は一瞬で、前置きが少し長い気がしました。(そこがいいのかもしれないけど…)
長編だった割には遊の魅力もあまり書かれておらず、斉道の思いの変化もよく感じ取れなかったのが残念です。
とはいえ、その時代にタイムスリップするように引き込む技術は圧巻でした。
雷桜 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 雷桜 (角川文庫)より
404373901X