■スポンサードリンク


そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙―



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙―の評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

美しい文章、胸に迫るストーリー。伏線とシーンが不足気味

戦争の「後」にフォーカスした、全編に渡って重苦しい作品。
舞台は架空の世界ではあるが、ファンタジーやSFの要素は特に見当たらない。
「読む人全ての心揺さぶる」の謳い文句に偽りはなく、文章、ストーリーともに質が高い。
多彩なキャラクターもそれぞれ深く描写されており、生き生きとしている。

難点は、内容に対してページ数が圧倒的に足りていないところ。
連作短編風で視点キャラが多数、かつ長編としても成り立っていて、回想シーンも多いのに描写は重い。
これでこの分量に収めるのはどう考えても無茶だろう。
割を食っているのは展開面で、web小説もかくやという勢いで話が畳まれていくのはかなり面食らう。
またエピソード単位、全体ともに伏線不足で、何の話をしたいのか分からなくなることが多々ある。
せめて連作短編か長編かどちらかにもっと寄せて欲しかった。他は文句の付けようもないだけに少し残念。
そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙― (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙― (メディアワークス文庫)より
4049130173

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!