天平の甍

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天平の甍の評価:

4.44/5点 レビュー 82件。 A ランク

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平均点4.44pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全141件 41〜60 3/8ページ
No.101
(5pt)

井上靖 天平の甍

令和元年の新本でした。満足です。
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.100
(5pt)

人と人の間で生きていくことの大切さ!

久々に読み返してみましたよー。
若い頃に読んだ時とは感じることが
違っていました〜。大きな使命の前に自身はどう成長していくのか?若いころには、ある一人の僧に自分を重ねていたような気もするが、今ならいろんな僧の人生と重ね合わせてみたり、私はさしずめ誰だろうかーと考えてみたりしましたー。どっちにしろ、生きている姿が尊いのだなー。深いです〜(^-^)
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.99
(5pt)

人と人の間で生きていくことの大切さ!

久々に読み返してみましたよー。
若い頃に読んだ時とは感じることが
違っていました〜。大きな使命の前に自身はどう成長していくのか?若いころには、ある一人の僧に自分を重ねていたような気もするが、今ならいろんな僧の人生と重ね合わせてみたり、私はさしずめ誰だろうかーと考えてみたりしましたー。どっちにしろ、生きている姿が尊いのだなー。深いです〜(^-^)
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.98
(5pt)

志そのものの響き

井上靖氏は私の若い頃の、それこそ「国民的作家」であって、膨大な著作群の中では「しろばんば」や「あすなろ物語」など、自伝的な或いは昔の言い方で「教養小説」風のものは読んでいました。健全な人生観と叙情性があって、ちょうど中高生の頃の読書には最適なものと思いました。
今、年齢を重ねるにつれて、時代状況と人間の生き方についての関心も高まっているなかで、この小説を初めて読みました。
淡々とした叙述でありながら、少しも物足りなさを感じさせないのはまったく不思議な気がします。それはもちろん扱われている題材が自ずと、筆致を必要以上に抑制させているのでしょうが、やはり作者の視線の誠実さによるところが大きいのでしょうか。
ここに登場する人物の中では、やはり普照が等身大の人間としての揺らぎをふんだんに備えていて、感情移入しやすかったように思えます。その他、日本からの留学僧たちは、おのおのが自分の意志を遥かに超えたものを前にして、結果的に不可避となったおのおのの道筋を辿らざるをえなかったことに、深い感銘を覚えます。私は特に業行の偏屈さに共感を覚えました。いわゆる「捨て石」となることを辞さずに、ただ筆写に打ち込むのは、使命感というよりもむしろ捨て鉢な情念の暗がりを感じさせます。最後の方で露骨に見せる、自分の筆写したものに対する執念は、おぞましさもありますが、なぜか私は共感せずにはおれませんでした。
一方の鑒真は、時折垣間見られる慈父的描写もありながら、どこか個人的なものを超越してしまった「志」そのものの大きさを感じさせてくれます。
いかに西洋化されたとはいえ、いまだ身近に、しかし気がつきにくい形で、仏教のもたらしたものの見方の余波は生きているようにも思えます。それは、この小説中に現れたような有名無名の人々の意志を撚りあわせて出来たもっと大きな「志」が、この国に投じた一石の、遥かな残響なのでしょうか。
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.97
(5pt)

志そのものの響き

井上靖氏は私の若い頃の、それこそ「国民的作家」であって、膨大な著作群の中では「しろばんば」や「あすなろ物語」など、自伝的な或いは昔の言い方で「教養小説」風のものは読んでいました。健全な人生観と叙情性があって、ちょうど中高生の頃の読書には最適なものと思いました。
今、年齢を重ねるにつれて、時代状況と人間の生き方についての関心も高まっているなかで、この小説を初めて読みました。
淡々とした叙述でありながら、少しも物足りなさを感じさせないのはまったく不思議な気がします。それはもちろん扱われている題材が自ずと、筆致を必要以上に抑制させているのでしょうが、やはり作者の視線の誠実さによるところが大きいのでしょうか。
ここに登場する人物の中では、やはり普照が等身大の人間としての揺らぎをふんだんに備えていて、感情移入しやすかったように思えます。その他、日本からの留学僧たちは、おのおのが自分の意志を遥かに超えたものを前にして、結果的に不可避となったおのおのの道筋を辿らざるをえなかったことに、深い感銘を覚えます。私は特に業行の偏屈さに共感を覚えました。いわゆる「捨て石」となることを辞さずに、ただ筆写に打ち込むのは、使命感というよりもむしろ捨て鉢な情念の暗がりを感じさせます。最後の方で露骨に見せる、自分の筆写したものに対する執念は、おぞましさもありますが、なぜか私は共感せずにはおれませんでした。
一方の鑒真は、時折垣間見られる慈父的描写もありながら、どこか個人的なものを超越してしまった「志」そのものの大きさを感じさせてくれます。
いかに西洋化されたとはいえ、いまだ身近に、しかし気がつきにくい形で、仏教のもたらしたものの見方の余波は生きているようにも思えます。それは、この小説中に現れたような有名無名の人々の意志を撚りあわせて出来たもっと大きな「志」が、この国に投じた一石の、遥かな残響なのでしょうか。
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.96
(5pt)

古の人の諦めない心

歴史の教科書だと「鑑真は失明までしながら何度もの失敗にめげずに日本に来た」の一文で終わってしまう出来事の中にここまで様々な人の執念が詰まってたことに感動する。
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.95
(5pt)

古の人の諦めない心

歴史の教科書だと「鑑真は失明までしながら何度もの失敗にめげずに日本に来た」の一文で終わってしまう出来事の中にここまで様々な人の執念が詰まってたことに感動する。
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.94
(5pt)

やがて妄れる平安の世に

奈良西大寺は生家より近くにあり、読後に初めて訪れました。三十歳を過ぎてのことでした。
平安の世に、この地で仏僧の風紀が妄れたことはまた歴史の無情であり、本質のよう。
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.93
(5pt)

やがて妄れる平安の世に

奈良西大寺は生家より近くにあり、読後に初めて訪れました。三十歳を過ぎてのことでした。
平安の世に、この地で仏僧の風紀が妄れたことはまた歴史の無情であり、本質のよう。
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.92
(4pt)

人と宗教の関わり

遣唐使の当時の状況が良くわかった。鑑真が主人公でなく、遣唐使を主としたところが異彩の歴史小説
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.91
(4pt)

人と宗教の関わり

遣唐使の当時の状況が良くわかった。鑑真が主人公でなく、遣唐使を主としたところが異彩の歴史小説
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.90
(5pt)

一部の仏教徒から小乗教と馬鹿にされてきたが、、、。

私自信家も、戒律を重視する律宗を小乗教徒と馬鹿にしていたが、最近、この教えこそが、釈迦の真実の言説だと分かった。日常生活における大切な戒律の一つは、「食欲を抑制する」ということだ。もし、この戒律が実践されたなるば、多くの生活習慣病は改善される。
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.89
(5pt)

一部の仏教徒から小乗教と馬鹿にされてきたが、、、。

私自信家も、戒律を重視する律宗を小乗教徒と馬鹿にしていたが、最近、この教えこそが、釈迦の真実の言説だと分かった。日常生活における大切な戒律の一つは、「食欲を抑制する」ということだ。もし、この戒律が実践されたなるば、多くの生活習慣病は改善される。
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.88
(4pt)

『仏教を正しく伝える』という大義へのひたむきさ‼

2010年奈良・平城京1300年祭に行く前に、気分的に盛り上げて、唐招提寺にも行くぞ!という意気込みで読んだ。

 主人公普照が唐に渡り、鑑真を日本に連れてきたその生涯のほとんどが小説として表わされている。

 周りの僧達が異国の地での運命に翻弄され、それぞれの道(あるものは最期)を行く様は、人間ってお坊さんでもそうなっちゃうよねというような過酷なものである。『仏教を正しく伝える』という大義に自分の人生を懸けた昔の人たちのひたむきさ、純粋さも感じる。今の世の中にそういう事ってあるかな。

 読後、甚く感動したものの、奈良訪問の際、正倉院展でかなり時間がかかってしまって唐招提寺に行けなかったという思い出しかない。
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.87
(4pt)

『仏教を正しく伝える』という大義へのひたむきさ‼

2010年奈良・平城京1300年祭に行く前に、気分的に盛り上げて、唐招提寺にも行くぞ!という意気込みで読んだ。

 主人公普照が唐に渡り、鑑真を日本に連れてきたその生涯のほとんどが小説として表わされている。

 周りの僧達が異国の地での運命に翻弄され、それぞれの道(あるものは最期)を行く様は、人間ってお坊さんでもそうなっちゃうよねというような過酷なものである。『仏教を正しく伝える』という大義に自分の人生を懸けた昔の人たちのひたむきさ、純粋さも感じる。今の世の中にそういう事ってあるかな。

 読後、甚く感動したものの、奈良訪問の際、正倉院展でかなり時間がかかってしまって唐招提寺に行けなかったという思い出しかない。
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.86
(4pt)

誰もが知っている鑑真という僧の事がようやく分かる。

最後の解説でビックリしたのが、中国人が鑑真の存在を日本に教えてもらうまでほぼ知らないということ。

1500年くらい前なのに、秩序だっており、今と殆ど変わらないような洗練された生活ぶりというのは、驚いた。勝手にもっと原始的であるかと思ったが、江戸時代あたりの頃とさして変わらないのでは?と思うような生活具合。

さて、鑑真が来日する話ですが、一番思ったのは、やはり今の中国と唐の時代の国は全くの別の国であるという事です。歴史は繋がっていますが、民族やら習慣、風俗はやはりかなり別物であると再認識できます。だからこそこれほどまでに日本に影響を及ぼし、当時の日本人が唐の国から学んだのでしょう。
もし同じ人種であれば、近代でも学ぶことはあるはずなのに、この中に出てくる唐と今の中国とは全くもって、別の印象です。

史実を元に井上靖が内容を付け加えて作ったようですが、私自身に読む能力がなく、かなり時間がかかりました。
当時の時代背景や言葉なども多少知らないとなかなかスムーズには読めないかと思います。
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.85
(4pt)

誰もが知っている鑑真という僧の事がようやく分かる。

最後の解説でビックリしたのが、中国人が鑑真の存在を日本に教えてもらうまでほぼ知らないということ。

1500年くらい前なのに、秩序だっており、今と殆ど変わらないような洗練された生活ぶりというのは、驚いた。勝手にもっと原始的であるかと思ったが、江戸時代あたりの頃とさして変わらないのでは?と思うような生活具合。

さて、鑑真が来日する話ですが、一番思ったのは、やはり今の中国と唐の時代の国は全くの別の国であるという事です。歴史は繋がっていますが、民族やら習慣、風俗はやはりかなり別物であると再認識できます。だからこそこれほどまでに日本に影響を及ぼし、当時の日本人が唐の国から学んだのでしょう。
もし同じ人種であれば、近代でも学ぶことはあるはずなのに、この中に出てくる唐と今の中国とは全くもって、別の印象です。

史実を元に井上靖が内容を付け加えて作ったようですが、私自身に読む能力がなく、かなり時間がかかりました。
当時の時代背景や言葉なども多少知らないとなかなかスムーズには読めないかと思います。
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.84
(4pt)

若き僧たちの遣唐使にまつわる話。

確か、高校を卒業する頃にこの作品が映画化されたのを覚えている。
遣唐使の話でもあり、古代中国に関心の薄かった私は長いあいだ本書に手をつける機会に恵まれなかった。

紀元八世紀、聖武天皇の頃、第九次遣唐使派遣に参加した若き無名の4人の日本人僧。当時、日本には仏教の「戒律」が十分に規定されておらず、この戒律を日本にもたらしてくれる名僧を日本に連れて帰るという大きな使命を課せられる。ところが数十年の時を唐で過ごし、あるものは志半ばで斃れ、あるものは現地に家庭を持ち、それぞれの歳月を過ごすこととなる。最終的にこの物語の主人公とも言える普照という日本人僧が、何度となく渡航の失敗を重ねつつ、鑑真を連れて帰国する。鑑真が唐招提寺を建立したのはあまりにも有名な話だ。
無事、鑑真を日本に招いた普照のその後を伝えるものは残念ながら現存していないようだ。

後に橘諸兄政権で活躍した吉備真備や玄舫、あるいは唐の官吏として生涯を彼の地で過ごした阿倍仲麻呂なども随所に登場しているが、どこか同胞である普照らに冷淡過ぎるのは著者があえてそう描いたのか、あるいは無名の日本人僧に冷淡に接することで、自己の権威を高らしめようとでも考えていたのか。いずれにしても好感が持てない貴人たちだ。
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U
No.83
(4pt)

若き僧たちの遣唐使にまつわる話。

確か、高校を卒業する頃にこの作品が映画化されたのを覚えている。
遣唐使の話でもあり、古代中国に関心の薄かった私は長いあいだ本書に手をつける機会に恵まれなかった。

紀元八世紀、聖武天皇の頃、第九次遣唐使派遣に参加した若き無名の4人の日本人僧。当時、日本には仏教の「戒律」が十分に規定されておらず、この戒律を日本にもたらしてくれる名僧を日本に連れて帰るという大きな使命を課せられる。ところが数十年の時を唐で過ごし、あるものは志半ばで斃れ、あるものは現地に家庭を持ち、それぞれの歳月を過ごすこととなる。最終的にこの物語の主人公とも言える普照という日本人僧が、何度となく渡航の失敗を重ねつつ、鑑真を連れて帰国する。鑑真が唐招提寺を建立したのはあまりにも有名な話だ。
無事、鑑真を日本に招いた普照のその後を伝えるものは残念ながら現存していないようだ。

後に橘諸兄政権で活躍した吉備真備や玄舫、あるいは唐の官吏として生涯を彼の地で過ごした阿倍仲麻呂なども随所に登場しているが、どこか同胞である普照らに冷淡過ぎるのは著者があえてそう描いたのか、あるいは無名の日本人僧に冷淡に接することで、自己の権威を高らしめようとでも考えていたのか。いずれにしても好感が持てない貴人たちだ。
天平の甍 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍 (新潮文庫)より
4101063117
No.82
(5pt)

読み応えがあります。

面白いです。内容が緻密だし、わかり易いです。仏教の奥深さや当時の背景や、様々なことがわかってきて、とても有意義な内容でした。井上靖氏の作品は、素晴らしいです。
天平の甍(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 天平の甍(新潮文庫)より
B00I2KLY5U