流浪の月
評判
流浪の月の評価:
4.08/5点 レビュー 623件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 81〜100 5/10ページ
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流浪の月の評価:
4.08/5点 レビュー 623件。 A ランク
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文章や表現力自体は読みやすくて、ドラマチックな要素多めで退屈になったりはしませんでした。
伝えたいテーマも分かります。私は無償の愛の話がすごく好きなので読む前にちょっと期待しちゃいました。
しかし、主人公の女性に共感できる所が一つもありませんでした。
更紗はなぜ改名しなかったのか。フィクションにおいて細かいことはそんなに気にしないタイプですが、そこから色んな問題が派生しますからかなり重要なポイントです。文は改名しているものの、何故か更紗については一切触れないです。最初はすごく違和感を覚えましたが、読んでるうちに結局この人はかまってちゃんだからある意味キャラクターに一貫性はあることに気づきます。(接客のバイトなのに殴られた顔で出勤したり、夜逃げした後もバイト先を変えないし、部屋を借りる場所は怖すぎるくらい呆れる。)あれもこれも彼女の選択なんだからすべてが自業自得にしか思えないです。人間は間違った選択をするものだとしても、さすがにここまでくるとかまってちゃんすぎる、そもそも性格に問題ありすぎないか?ってなります。
また、女性だからとにかく弱い存在として描かれているが(おまけに同棲中の彼氏からのDV)、この主人公もそういった暴力性が表に出ていないだけで、本質的にその彼氏とかなり似てるタイプという印象を受けました。後先考えずに自分の欲望だけを優先して強引な方法で突っ走り、結局自分の言いなりになる人(文)がいいわけで、こんな自己中の人でも主人公且つ女性ってだけで色々と美化されて許されるんだなって思いました。
文の存在はかなりファンタジーなので、ピンとこなかったです。更紗は怪しい宗教にハマった信者かってくらい文のことを崇拝して褒めまくりしますが、秘密のこと以外はほぼ事実ってわけで(彼女の妄想だったら面白かったのに)、人間ドラマっぽく見せかけて中身が少女漫画でがっかりするラストでした。(少女漫画はそもそもファンタジーを楽しむものなので問題なし。)文の秘密のことも更紗にとっては都合が良すぎるし、純粋な気持ちを描きたいのに貧乏な女性とお金の心配のないイケメンにする必要あるんですかね。
二人かなりラブラブだと思いますが、性行為をしない関係(すごく強調されて逆に引く)ってだけで世の中の愛の定義とは次元が違う尊い関係性みたいになんとなくマウント取ってくる感じも、逆に先入観に思えて私はあんまり好きではありませんでした。