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ストロベリーライフ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ストロベリーライフ
ストロベリーライフ

ストロベリーライフの評価: 3.91/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
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No.23:
(1pt)

奥さんの気持ちは旦那の妄想

時折奥さんの心理描写が奥さん目線で書かれている部分がありますが、現実の女性のほとんどはおそらくこんな風には思いません。家事、育児を放棄して自分のやりたいことをしだす男性に対して歩み寄ってくれると思うのは男性側の妄想だと思います。
旦那さん(主人公)の心理描写が書かれている部分は全てリアルだと思うのですが、ただ楽しいことをしているために熱に浮かされているだけで、人間関係の本当に暗い部分がマイルドにしか書かれていません。作者の方も、もちろん物語にするためにマイルドに書いているのでしょう。具体的に言うと、現実の親族はお手伝いはしてくれても、主人公の将来的なビジョンを共有しようとは決してしないし、それでいて権利や利権はきっちりと要求してきます。故に親族たちと仲良く協力し合って実家の農業を守ることは非常に難しいでしょう。また、現実世界の子供たちは瞬間瞬間には田舎暮らしに興味を持ったとしても気まぐれなので、すぐ忘れてしまうでしょう。主人公はそれを子供にとっていい経験だと考えて自分の生き方を肯定しようとしているように見えますが、子供はお父さんのしている仕事に対してほとんど興味を持ってはいないでしょう。
まとめると、作者の方は農業をする際の人間関係の難しさを熟知しているように思いますが、きれいな物語にするためにマイルドに書きすぎているので、私のような農業者としては不満です。
ストロベリーライフAmazon書評・レビュー:ストロベリーライフより
4620108235
No.22:
(5pt)

観光農園としてのイチゴ狩り。

望月恵介は、広告代理店につとめ、広告の賞を獲ったりした。そして、独立して2年、事務所には電話もかかってこない暇さなのだ。フリーランスは、そんなに簡単に稼げるわけではない。会社の看板があるから仕事ができるのであって、個人の生身で戦うには、チャンスをうまく掴み取るセンスがいるのだ。妻は、CM撮影で知り合った、手タレントの美月。現在はパートで凌いでいる。イタヅラ盛りの息子銀河がいる。富士山の麓で農業をやっている親父が倒れたという電話が来る。早速、故郷の実家に行く。恵介には三人の姉がいる。剛子、進子、誠子。それぞれ、仕事や家庭を持っている。恵介は末っ子だが、長男である。農業相続人である。父親と喧嘩していたので、実家がどうなっているのかわからなかった。父親は倒れたが、死ぬことは免れたが、半身不随でリハビリがいる。
 実家は、トマトなどを作っていると思ったが、イチゴを2反の温室で作っていた。父親の日誌とイチゴ栽培手引きである『イチゴ白書』を頼りに、イチゴ栽培を手伝うことに。デザインの仕事が少なくなっているのでこれ幸いとイチゴ栽培にのめり込む。親父の偉大さに気がつく。父親のやっているイチゴ栽培のイチゴは美味しいのだ。なぜ美味しいのか?は土壌で作っているからだという説明しかない。
 同級生のガスは、冴えない男だったけど、イチゴ栽培で大きくやっており、高設栽培をしていた。
 恵介も積極的に高設栽培を取り入れる。母親の腰痛を考えてのことだった。
恵介が、静岡に入り浸りになると、美月が怒って口も聞いてくれない。銀河は、恵介のことを忘れてしまう。それでも、昆虫図鑑が好きで、帰ってくると恵介に読んでもらうのが好きだ。
 恵介は、美味しいイチゴを美月、銀河に味わってほしかった。畑で食べるイチゴは不恰好でも美味しいのだ。そして、恵介は父親が来季の苗を頼んでいたので、母株作りを始める。この物語は、イチゴ栽培について丁寧に説明する。ふーむ。恵介くん。種子繁殖系イチゴのベリーポップやヨツボシがあるよ。そしたら、母株からランナー取りしなくていいよ。イチゴ栽培を経営の視点から考えた方がいいよ。そして、恵介は、直販といちご狩り観光農園を目指すのだ。温室の前には、巨大な富士山があるのだ。ふーむ。小説として、ちょっとありきたりすぎるなぁ。いずれにしても、2反のイチゴ温室では、消耗するだけだと思うけど。まぁ。イチゴ農家の実態がよく描かれているのには、感心した。
#萩原浩 #イチゴ #種子繁殖系イチゴ #ベリーポップ #ヨツボシ
ストロベリーライフAmazon書評・レビュー:ストロベリーライフより
4620108235
No.21:
(5pt)

きれい

特別感はないけど、普通にきれいでした
ストロベリーライフAmazon書評・レビュー:ストロベリーライフより
4620108235
No.20:
(4pt)

よく勉強されている。

イチゴ栽培を始めるまではさほど面白みを感じなかったが、イチゴの栽培が始まると店舗が上がり楽しく読むことができた。私もイチゴの水耕栽培を10年以上従事してきたが、間違いと思われるところは、1っか所でした。良く学んでいると思いました。
ストロベリーライフAmazon書評・レビュー:ストロベリーライフより
4620108235
No.19:
(5pt)

快適な読後感

「男のロマンは女のガマン」、そんな黴の生えたようなセリフが思い浮かぶ惠介と観月のバトル、銀河のパパにもママにも忖度しない行動がほっとさせてくれます。
ハラハラドキドキの連続ですが、最後の「た」「だ」「い」「ま」でそんな陳腐な決まり文句は富士山を覆う雲のように消え去ります。声でなく思い出の指文字で語らせるなんて、荻原さん、憎いね。
こんな清々しい読後感の小説は初めてです。
いちごの栽培や食べ方について詳細に調べていることにも感嘆させられます。ご自分でも極小農園で栽培してもぎたてを味わってらっしゃるのではないでしょうか?
ストロベリーライフAmazon書評・レビュー:ストロベリーライフより
4620108235
No.18:
(4pt)

イチゴ食べたい

物語のテンポがゆっくりで、初めのうちは退屈だったが、
最後のハッピーエンドは涙がドバドバ出てきました。
自分も富士山が見える所で暮らせたら良いな。
ストロベリーライフAmazon書評・レビュー:ストロベリーライフより
4620108235
No.17:
(5pt)

イチゴ狩りに行きたくなる!

主人公はグラフィックデザイナー、親父が病気で倒れたことがキッカケで、イチゴ農家に関わっていく話。イチゴ農家の現状がわかって面白かった。そして、イチゴ狩りに行きたくなりました。

農業というのは、持っている土地の価値をいかに最大化するか?という、起業家要素があるのだけど、だいたい土地を譲り受けて代々やっているケースが多いので、起業家意識が低くて、作るところまでが仕事と思っていて、販売のことを考えていない人が多そうだなあと感じました。

あと、主人公のお母さんが「らくらくコッシー」というのを使って、腰が痛くならないように工夫していたのですが、「らくらくコッシー」がどんなものか気になって、検索したけど、でてきませんでした、、、。そんなことを考えていたら、むかしに海外留学やワーホリ経験者にインタビューしていたときに、ワーホリ経験者が「イチゴファームは大変だし稼げない。」と言ってたのを思い出しました。今の知識をもって、もっと詳しくイチゴファームの話を聞きたいです!
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4620108235
No.16:
(5pt)

おもしろいです。

おもしろいです。ほかの作品読んだ方が読んでもがっかりしないと思います。
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4620108235
No.15:
(5pt)

ワクワクする物語

作者の再生物語(?)が大好きで、何冊か読んでいます。今作は農業がテーマ。前に一定の価格で農協で買い取って流通させる日本のシステムでは、美味しい野菜を作っても評価されず、味にこだわって手間暇をかけている農家さんほど損をするという記事を読んだことがあります。
そしてそれも、直近はコロナ禍で農家さんを救おうと直売サイトが話題になったり、少しずつ変わってきているのではないかと思います。
作者の前向きな再生物語に加え、そういった現実と照らし合わせても、非常に面白かったです。日本の農業の環境が良くなっていくといいなと思わさせられました。
ストロベリーライフAmazon書評・レビュー:ストロベリーライフより
4620108235
No.14:
(4pt)

細かい描写のおかげで読んでる間はいちご農家の気分

ほっこりしてて笑える。主人公の立場、妻や子供の立場、父や姉妹その夫や子供の立場。自分と重ねる部分がたくさんあってすごく恵介ファミリーに親近感を抱きました。最後もすっきりした終わり方で読み終わった後、気分転換ができて明るい気持ちにさせてくれます。
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No.13:
(3pt)

イチゴ農家

倒れた父の代わりにイチゴ農家を…な主人公。全くの素人だが、だんだんやる気を出していく。
東京での本業は投げて(というわけでもないんだろうがそう見える)実家の静岡に行きっぱなしで月に二回くらいしか帰らないとか奥さんはそれは怒るわ。
イチゴに精を出していたらいたで、姉に遺産目当て?みたいな反応されたり。
今までと生活を変えるのって難しいね。
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4620108235
No.12:
(3pt)

サクッと読めるけど、深みはない

素人である主人公にイチゴ栽培(ていうか農業全般)の知識がないのは当然。
でもこの人の父親も実はイチゴ栽培をはじめてからそう長いわけではなく、
それを考えちゃうと「親父だってえらそうなこと言える立場じゃなくない?」という点がどうしても気になって仕方ありませんでした。
実際に農業に携わっている方なら私以上にそのへんに違和感を感じるはずです。

農業に携わる人の高齢化や天候や害虫との戦いなどの深刻さはそれなりに描いてはいたけど、
やっぱりハッピーエンドでまとめるあたりは荻原さんらしい。
サクッと読めるけど、深みはない。暇つぶしに軽く何か読みたいときにはよさそうな作品でした。
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No.11:
(3pt)

農家の現実がよく書かれています。

イチゴ農家に生まれた自分と重ねて読みました。気持ちが温まり良かったです。
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4620108235
No.10:
(4pt)

感受性と暖かさ、しなやかさとオプティミズム

農業や田舎が嫌だと都会に飛び出し、都会でのいわゆるカタカナ職業で自由、独立へと求めていった主人公が、父が倒れて実家の畑を手伝うハメになる。
シビアな状況から、主人公が自分の実体験や感覚、昔の記憶と照らし合わせて方向を探っていく。姉妹のキツさ強さしたたかさの精密な描き方は、著者にも姉妹が居るに違いないと思わせる(笑)

生きがい、喜びを感じつつ懸命に働いている間に、徐々に色々な登場人物がポジティブに関わってくる。
後半過ぎには、わずかながら今の農業の姿も描かれており、先に農業をしていた旧友や、ネット関連の経営者である義理の兄があれこれ助力してくれる。イマドキの小事業のネット運営テクニックも少しばかり出てきたりする(笑)農業のベテランからの知識や書物からの知識も込められていて少し学びにもなる。

終わり近くになっても著者の技巧が続いているところは、さすがだと思う反面、文学慣れしていない私にはちょっと面倒くさい(笑)ので、ススッと飛ばしながら読んだりもした(笑)文章としては、面白い表現が多く、テクニックがある。著者は言葉や描写を楽しんでいる気がする。言葉遊び、言葉のリズム遊びのところもある。

ハッピーエンド、というか、その先も続いていく人生なので「ハッピー ステップ」の爽やかな話。グッとくる文章もいくつかある。

登場人物達には、それまでの観念を、実体験する事で素直に変えていくしなやかさが描かれている。
自分が体験する事で理解していく人たち、、
著者の、自分が夢を追って作家に成った生き方と主人公は重なっている部分はあるのかも知れない。
主人公だけでなく、それを是とする家族にも。
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4620108235
No.9:
(5pt)

読後 早速 地元のイチゴを買いました

恵介36歳、独立して2年目のグラフィックデザイナー。鳴り響くクレームの電話より怖い物があることを知った。それは鳴らない電話。このひと月鳴らない電話を眺め溜息をついていたら、鳴った!気張って出ると、母からの父が倒れたという知らせだった。妻の美月と銀河を連れて急ぎ東京から静岡へ。命は取留めたが脳梗塞の後遺症で半身麻痺と言語障害がありリハビリが必要との事、がしかし他にも重大事が。恵介の実家は農家だった。継ぐのが嫌で反対を押し切って東京に出たため農業の事は全くの素人。どうしたものかとハウスを覗いたらいつの間にかトマト栽培がイチゴに替わっていた。兎に角、今実っているイチゴは枯らすわけにはいかない、生き物なんだからと、手入れと出荷を父の農業日誌と母の教えを乞うて手伝っているうちに翌年の親苗が届き、んんん?!この苗、どうする?次第にイチゴ作りにはまっていき、仕事はどこでも出来ると東京の事務所をたたみ静岡の実家に居を置くことにしたが、東京育ちの手のパーツモデルの美月は猛反対。別居状態が続く中、高設栽培・ホームページ開設・イチゴ狩り農園・ふれあい動物園・海外進出とどんどんイチゴにのめり込んでいく。はてさて恵介はイチゴと家族の両方を手にする日が来るのか?
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4620108235
No.8:
(3pt)

物語が薄い

全体的に話はまとまっているが、題名そのままイチゴ人生。農業話がくどく物語が薄い。
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No.7:
(4pt)

感想

新聞の日曜版で読んでいた。本が出てよかったが、ちょっと字が小さいのが残念。
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No.6:
(3pt)

デザイナーと手タレ、オシャレな夫婦に微妙な亀裂が!?

恵介は、フリーのグラフィックデザイナー。
最近めっきり仕事がないところに、電話が鳴った。
仕事の電話かと期待したが、農家をしている実家の母から、父が倒れたと
いう知らせだった。
恵介は妻子を置いて実家で姉たちと母を手伝いイチゴの収穫をするうち、
昔、農家を継がないことで父と諍いをしたことを思い出した。
ああ、あんなに嫌いな農業だったのに…。

姉たちの思惑が絡んだ冷たい眼、別居が続き農業を継ぐつもりなのかと
訝る妻、それぞれの暮らしと家庭の事情が交錯しながらストーリーが
展開してゆくが、なんだかそのまま終わってしまった。
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No.5:
(4pt)

家族も自己も解放される

荻原浩さんの小説は総じて家族再生の物語であり、アイデンティティ復興の物語である。いや、家族関係においても自己の生き方においても、桎梏から解き放たれる物語といったほうがいいかもしれない。多くの共感点はここにこそある。今作は肩の力がほどよく抜けた初期の作風も彷彿とさせ、ニヤッとしてホロッとする感じで、なかなかいいですね。
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4620108235
No.4:
(3pt)

かなり楽しんだ

「早とちり」の父と、「思わせぶりで情報小出し」の息子じゃ、そら思惑は食い違うさ。と、初っ端に笑った。
笑ったトコで流れに乗った。
一旦手を付けると、次から次へと泥縄式にやる事が増える様を楽しんだ。
手を付けたが最後、「切り」ってモンがない様も。
職業としての農業って「あとでゆっくり」とか「自分のペースで」とか通用しない世界なんだよねえ。
「イチゴ栽培事例」分だけで、充分楽しく読んだ。
んでもイチゴ園にガラス細工+木工細工はどうかなあ…。関連加工商品と軽食売ってるのは「普通」と思うが、関連性のないモノ置いてあると白けるタチだから。

ストーリー的には、むしろこの後がどうなるかが気になる。
ストロベリーライフAmazon書評・レビュー:ストロベリーライフより
4620108235

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