ナ・バ・テア

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評判

ナ・バ・テアの評価:

4.33/5点 レビュー 36件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.33pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 21〜40 2/3ページ
No.30
(4pt)

「スカイ・クロラ」の謎の一部が解ける

スカイ・クロラシリーズの第二弾。
時間軸的には、「スカイ・クロラ」より前で
プッシャタイプが投入され、
トラクタタイプが衰退しはじめた時期の話。

主人公は「僕」。
この「僕」は、ストーリの前半で誰だかわかるのだが、驚く人物であった。

「スカイ・クロラ」で登場するクサナギ・ミズキの秘密が明らかになり、
エプローグではカウリングに施す反射防止の黒塗りを黒猫にしている戦闘機が登場する。
このパイロットも誰かがわかる。

「スカイ・クロラ」同様に
ドックファイトの描写は冴えていて
読んでいて熱くなる。
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.29
(4pt)

「スカイ・クロラ」の謎の一部が解ける

スカイ・クロラシリーズの第二弾。
時間軸的には、「スカイ・クロラ」より前で
プッシャタイプが投入され、
トラクタタイプが衰退しはじめた時期の話。

主人公は「僕」。
この「僕」は、ストーリの前半で誰だかわかるのだが、驚く人物であった。

「スカイ・クロラ」で登場するクサナギ・ミズキの秘密が明らかになり、
エプローグではカウリングに施す反射防止の黒塗りを黒猫にしている戦闘機が登場する。
このパイロットも誰かがわかる。

「スカイ・クロラ」同様に
ドックファイトの描写は冴えていて
読んでいて熱くなる。
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.28
(5pt)

繰り返し読んでいます

個人的にとても好きで繰り返し読んでいます。 おそらく人生で一番読み返している作品です。 森さんの作品では四季も好きなのですが、この作品が一番好きです。四季は天才の世界を垣間見て、自分とあまりに違うのでゾクゾクするような感覚を覚えます。この作品は自分の世界とは全く違うのですが、四季とは異なり感情は心に染み渡るような感覚があります。読みたくなるのは大抵の場合、落ち込んだとき、嫌なことがあり悶々としてしまうとき、やるせない怒りが沸々と湧いてしまうときなど。 何のために生きているんだろう、 こんな人生何の意味があるんだろうなどと、 思い悩んだときに救われています。読むことで渦巻いていた感情が不思議と落ち着いていき、 まだ大丈夫、生きていける という気持ちになるのです。自分ではどうしようもないことも受け入れつつ、生きていこうという気持ちになれます。生きることが辛くなったとき、明日がやってきてしまうことに怯えるときなどには、少しの気力すら湧かない気持ちに陥ることもあるのですが、この作品を読むとそんな気持ちが少し軽くなるのです。癒されたような、救われたような気持ちになるのです。文庫版のよしもとばななさんの解説もとても素晴らしいので 是非よしもとさんの解説も読了された後読んでいただきたいです。 これまでに、好きな作家さんの本を読み終わった後で解説を読み、 こんな解説なら読まなければ良かった 素敵な気分が台無しだ、 と思うことは何度もありました。 しかし、よしもとさんの解説は唸ってしまう程に絶妙で美しく、 解説込みで大好きな作品です。解説を読んでよしもとさんにも惚れ惚れしてしまいました。
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.27
(5pt)

繰り返し読んでいます

個人的にとても好きで繰り返し読んでいます。 おそらく人生で一番読み返している作品です。 森さんの作品では四季も好きなのですが、この作品が一番好きです。四季は天才の世界を垣間見て、自分とあまりに違うのでゾクゾクするような感覚を覚えます。この作品は自分の世界とは全く違うのですが、四季とは異なり感情は心に染み渡るような感覚があります。読みたくなるのは大抵の場合、落ち込んだとき、嫌なことがあり悶々としてしまうとき、やるせない怒りが沸々と湧いてしまうときなど。 何のために生きているんだろう、 こんな人生何の意味があるんだろうなどと、 思い悩んだときに救われています。読むことで渦巻いていた感情が不思議と落ち着いていき、 まだ大丈夫、生きていける という気持ちになるのです。自分ではどうしようもないことも受け入れつつ、生きていこうという気持ちになれます。生きることが辛くなったとき、明日がやってきてしまうことに怯えるときなどには、少しの気力すら湧かない気持ちに陥ることもあるのですが、この作品を読むとそんな気持ちが少し軽くなるのです。癒されたような、救われたような気持ちになるのです。文庫版のよしもとばななさんの解説もとても素晴らしいので 是非よしもとさんの解説も読了された後読んでいただきたいです。 これまでに、好きな作家さんの本を読み終わった後で解説を読み、 こんな解説なら読まなければ良かった 素敵な気分が台無しだ、 と思うことは何度もありました。 しかし、よしもとさんの解説は唸ってしまう程に絶妙で美しく、 解説込みで大好きな作品です。解説を読んでよしもとさんにも惚れ惚れしてしまいました。
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.26
(4pt)

馬鹿野朗!可哀想なんかじゃない!

前作【スカイ・クロラ】シリーズの第二作。ストーリーは前作よりも数年遡った頃を描いている。
始め主人公が一人称【僕】を使い、やたら僕、僕言うので主人公は男なもんだと思い込んでいた。だが途中で主人公が前作にも登場した主要キャラクターの【クサナギスイト】だと解ると面食らってしまった。そういった一方的な決め付け(女の子は僕とは言わないもん)などが要するに大人のエゴなのだなと実感した。
でも、作中でクサナギは自分が女である事を毛嫌いしている節がある。にも関わらず、ティーチャを見る目が尊敬や憧れから、ほんの僅かな恋心へ変わってく。これは戦死したヒガサワの感情が乗り移ったような不思議な描き方をしている。
その戦死したヒガサワを見ていた野次馬が「可哀想に」と口々に言い。それを「馬鹿野朗。可哀想なんかじゃない。」と一蹴するシーンは特に印象的だ。
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.25
(4pt)

馬鹿野朗!可哀想なんかじゃない!

前作【スカイ・クロラ】シリーズの第二作。ストーリーは前作よりも数年遡った頃を描いている。
始め主人公が一人称【僕】を使い、やたら僕、僕言うので主人公は男なもんだと思い込んでいた。だが途中で主人公が前作にも登場した主要キャラクターの【クサナギスイト】だと解ると面食らってしまった。そういった一方的な決め付け(女の子は僕とは言わないもん)などが要するに大人のエゴなのだなと実感した。
でも、作中でクサナギは自分が女である事を毛嫌いしている節がある。にも関わらず、ティーチャを見る目が尊敬や憧れから、ほんの僅かな恋心へ変わってく。これは戦死したヒガサワの感情が乗り移ったような不思議な描き方をしている。
その戦死したヒガサワを見ていた野次馬が「可哀想に」と口々に言い。それを「馬鹿野朗。可哀想なんかじゃない。」と一蹴するシーンは特に印象的だ。
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.24
(5pt)

鮮烈に蘇るその姿を

 時系列順でいえば最初に当たる作品なのですが、多くの方は「スカイ・クロラ」から読み進んで来られたのではないでしょうか。
斯く言う私もその1人でした。
当然の如くクサナギの過去を紐解く事を欲していた私には堪えられない作品です。前作では垣間見る事の出来なかった過去の一端が、自らを「僕」と呼ぶクサナギ自身の視点で語られてゆきます。
「読み出して広がる世界にワクワクする」と言えば少し語弊があるかもしれません。 が、最初に読み進むときの気持は正にそんな感じでした。
クサナギの視点を通して観る世界。
先ずその事で変にテンションが上がってしまうのです。
実際、クサナギの空での素顔やティーチャとのやり取りは初々しいと表現したくなる様なモノです。ササクラとのコミュニケーションをしてる姿など目を細めて見たくなる程の魅力に満ちています。(個人的にササクラにはシリーズを通しての助演男優賞を差し上げたい!)
今作の魅力を1つ挙げるなら思春期(!)のクサナギの気持が直に伝わる感覚。それこそが今作のキモと言う気がします。
後々のクサナギとの対比で鮮烈に蘇るその姿を。
読み返す度に、強く感じずには居られない。
私にとってはそんな作品です。                
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.23
(5pt)

鮮烈に蘇るその姿を

 時系列順でいえば最初に当たる作品なのですが、多くの方は「スカイ・クロラ」から読み進んで来られたのではないでしょうか。
斯く言う私もその1人でした。
当然の如くクサナギの過去を紐解く事を欲していた私には堪えられない作品です。前作では垣間見る事の出来なかった過去の一端が、自らを「僕」と呼ぶクサナギ自身の視点で語られてゆきます。
「読み出して広がる世界にワクワクする」と言えば少し語弊があるかもしれません。 が、最初に読み進むときの気持は正にそんな感じでした。
クサナギの視点を通して観る世界。
先ずその事で変にテンションが上がってしまうのです。
実際、クサナギの空での素顔やティーチャとのやり取りは初々しいと表現したくなる様なモノです。ササクラとのコミュニケーションをしてる姿など目を細めて見たくなる程の魅力に満ちています。(個人的にササクラにはシリーズを通しての助演男優賞を差し上げたい!)
今作の魅力を1つ挙げるなら思春期(!)のクサナギの気持が直に伝わる感覚。それこそが今作のキモと言う気がします。
後々のクサナギとの対比で鮮烈に蘇るその姿を。
読み返す度に、強く感じずには居られない。
私にとってはそんな作品です。                
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.22
(4pt)

大人と子供の境界線

信じる神を持たず、メカニックと操縦桿を握る自分の腕だけを信じて、戦闘機乗りを職業に、戦争を日常に生きる子供たち。地上を厭い、空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきたんだ―大人になってしまった「彼」と、子供のまま永遠を生きる「僕」が紡ぐ物語。
「戦う理由があるから、これだけ大勢が、これだけのエネルギィを使って、準備をして、苦労をして、命をかけているのです」
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.21
(4pt)

大人と子供の境界線

信じる神を持たず、メカニックと操縦桿を握る自分の腕だけを信じて、戦闘機乗りを職業に、戦争を日常に生きる子供たち。地上を厭い、空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきたんだ―大人になってしまった「彼」と、子供のまま永遠を生きる「僕」が紡ぐ物語。
「戦う理由があるから、これだけ大勢が、これだけのエネルギィを使って、準備をして、苦労をして、命をかけているのです」
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.20
(5pt)

スイット引き込まれる。

無味、無色、無臭。
そんな感じさえ与える世界観。
言い方を代えると
非常に乾いた大陸の草原のような感じの世界観といえるかもしれない。
けれども、空中戦を描写するテンポ、話の展開のメリハリ。
どれも、理系的に計算されているような印象を与える。
頭の良い著者の世界に、すーっと引き込まれる。
このシリーズに共通する一貫した世界観が、読者に上質の楽しみを
与えてくれる。
著者に感謝。
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.19
(5pt)

スイット引き込まれる。

無味、無色、無臭。
そんな感じさえ与える世界観。
言い方を代えると
非常に乾いた大陸の草原のような感じの世界観といえるかもしれない。
けれども、空中戦を描写するテンポ、話の展開のメリハリ。
どれも、理系的に計算されているような印象を与える。
頭の良い著者の世界に、すーっと引き込まれる。
このシリーズに共通する一貫した世界観が、読者に上質の楽しみを
与えてくれる。
著者に感謝。
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.18
(4pt)

空は無意味の色

 スカイ・クロラから時間をさかのぼったクサナギスイトの物語。
 空は幾分、死に近い。空戦はゲームに似ていて、死はキルドレにとって単なるゲームオーバーだ。爆音も、手に残る衝撃も、Gも匂いも吐き気も、事実ではあるが生々しさには遠い。
 キルドレたちは生や現実に感情を吐き出さない。
 子どもにとって、死は近い。まだ生の実感から遠いからだ。普通の子どもはだから死をひどく恐れる。キルドレにとっては、死も生も同じ無関心さの先にある。
 ならば何故、ティーチャは飛ぶ?ふたたびチータに戻って黒猫マークを描いた敵機に、クサナギスイトは意味より先に親近感を抱く。
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.17
(4pt)

空は無意味の色

 スカイ・クロラから時間をさかのぼったクサナギスイトの物語。
 空は幾分、死に近い。空戦はゲームに似ていて、死はキルドレにとって単なるゲームオーバーだ。爆音も、手に残る衝撃も、Gも匂いも吐き気も、事実ではあるが生々しさには遠い。
 キルドレたちは生や現実に感情を吐き出さない。
 子どもにとって、死は近い。まだ生の実感から遠いからだ。普通の子どもはだから死をひどく恐れる。キルドレにとっては、死も生も同じ無関心さの先にある。
 ならば何故、ティーチャは飛ぶ?ふたたびチータに戻って黒猫マークを描いた敵機に、クサナギスイトは意味より先に親近感を抱く。
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.16
(4pt)

『キルドレ』と『大人』と『子供』

『ナ・バ・テア』を読んでいて、途端にあることが判らなくなった。
彼らが言うところの、「大人」や「子供」とは何だろうか。何年ぶりかに会った親族に言われた「大人になったね。」という言葉みたいに、それは自分を子供とみて発したものなのか、額面どおり大人に発したものなのか、考えてみると判然としない。そんなどこか飲み込み難い違和感を、同じように、本作中の「大人」と「子供」という言葉にも覚えた。
原因は、おそらく「キルドレ」という概念にあるのだと思う。しかし、何を拒めば子供のままでいられるのか、何を受け入れれば大人になれるのか、現実世界でもそんなにはっきりとしたものだろうか。
「あの人は大人だ。」とか「お前は、まだ子供だな。」といった言葉を聞くたびに、そうだよな、と一旦は飲み込むものの、何を基準にそう判断しているのかは判らない。
メディアで、「働かない20代・30代」や「罪を犯した20代・30代」のことを、「いつまでも子供のままだ。」と言ったり、「ゲーム世代」とか言うことで非難する「自称大人」は、ただ単に、自分とは違う存在とみなしたいがゆえに、あまりに安易に「子供」という言葉を使ってはいないか。
「無責任な大人」と「責任感のある子供」に決定的な違いがあるとすれば、それは年齢でしかないのではないか。「無責任な大人」を「子供」とみなすことで自分の世界から排除する「自称大人」は、明確に「大人」と割り切れるものなど存在しないということを認めることで、罪を犯す者もまた、自分と同じ存在であると認めることになるということを恐れているのかもしれない。
果たして、「大人」と「子供」の境界線が曖昧になったところで、いま一度『ナ・バ・テア』を読むとき、草薙が拒む大人とは何か、子供のままでいるとはどういうことか、新しい視点が生まれるはずである。
この本を読む人は、作者の仕掛けた罠によって、一度自分の内にある先入観に囚われる。しかし、先に述べた新たな視点で、もう一度これを読み返すことで、その罠から解放されるだろう。しかし、その「解放」もまた作者の仕掛けた罠なのかもしれない。
「解放・開放」された先には、「孤独」が待っているかもしれない。それは、草薙にも、死んでいった人間(キルドレ)にも当て嵌まる。『ナ・バ・テア』。題名に込められた意味を考えたとき、ふと、得体の知れない感情が産まれた気がした。
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.15
(4pt)

『キルドレ』と『大人』と『子供』

『ナ・バ・テア』を読んでいて、途端にあることが判らなくなった。
彼らが言うところの、「大人」や「子供」とは何だろうか。何年ぶりかに会った親族に言われた「大人になったね。」という言葉みたいに、それは自分を子供とみて発したものなのか、額面どおり大人に発したものなのか、考えてみると判然としない。そんなどこか飲み込み難い違和感を、同じように、本作中の「大人」と「子供」という言葉にも覚えた。
原因は、おそらく「キルドレ」という概念にあるのだと思う。しかし、何を拒めば子供のままでいられるのか、何を受け入れれば大人になれるのか、現実世界でもそんなにはっきりとしたものだろうか。
「あの人は大人だ。」とか「お前は、まだ子供だな。」といった言葉を聞くたびに、そうだよな、と一旦は飲み込むものの、何を基準にそう判断しているのかは判らない。
メディアで、「働かない20代・30代」や「罪を犯した20代・30代」のことを、「いつまでも子供のままだ。」と言ったり、「ゲーム世代」とか言うことで非難する「自称大人」は、ただ単に、自分とは違う存在とみなしたいがゆえに、あまりに安易に「子供」という言葉を使ってはいないか。
「無責任な大人」と「責任感のある子供」に決定的な違いがあるとすれば、それは年齢でしかないのではないか。「無責任な大人」を「子供」とみなすことで自分の世界から排除する「自称大人」は、明確に「大人」と割り切れるものなど存在しないということを認めることで、罪を犯す者もまた、自分と同じ存在であると認めることになるということを恐れているのかもしれない。
果たして、「大人」と「子供」の境界線が曖昧になったところで、いま一度『ナ・バ・テア』を読むとき、草薙が拒む大人とは何か、子供のままでいるとはどういうことか、新しい視点が生まれるはずである。
この本を読む人は、作者の仕掛けた罠によって、一度自分の内にある先入観に囚われる。しかし、先に述べた新たな視点で、もう一度これを読み返すことで、その罠から解放されるだろう。しかし、その「解放」もまた作者の仕掛けた罠なのかもしれない。
「解放・開放」された先には、「孤独」が待っているかもしれない。それは、草薙にも、死んでいった人間(キルドレ)にも当て嵌まる。『ナ・バ・テア』。題名に込められた意味を考えたとき、ふと、得体の知れない感情が産まれた気がした。
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.14
(5pt)

エンジンがかかってきた!!私は森さんを知れてよかった。

スカイ・クロラを読んだときは、くじけそうだった・・・。でも、このナ・バ・テアは、読んでいて私も一緒に空を飛んでる気分に慣れたし、主人公の感覚に好感がもてました。
でも、ずいぶん読み進めるまでは、この主人公は一体だれ????って非常にわかりませんでした。「ところでこれは一体誰??」と思いながらいい意味のモチベーションで読み進められました。この本を読んだから絶対続きよんじゃいますよね!!
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.13
(5pt)

エンジンがかかってきた!!私は森さんを知れてよかった。

スカイ・クロラを読んだときは、くじけそうだった・・・。でも、このナ・バ・テアは、読んでいて私も一緒に空を飛んでる気分に慣れたし、主人公の感覚に好感がもてました。
でも、ずいぶん読み進めるまでは、この主人公は一体だれ????って非常にわかりませんでした。「ところでこれは一体誰??」と思いながらいい意味のモチベーションで読み進められました。この本を読んだから絶対続きよんじゃいますよね!!
ナ・バ・テア (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テア (中公文庫)より
4122046092
No.12
(4pt)

浮遊感のある小説

 ……そうですか、これが2巻でしたか……最初に読んじゃったよ。
 推理小説では迷走気味の森博嗣さんの他分野での作品で、以前から色々な人に薦められていたので読んでみました。
 大正解でした。
 戦闘機乗りの女性とその憧れ、目標になっている「ティーチャ」との話を軸にシンプルに、まるで読者が空を飛んでいるかのように浮遊感のある心地よい作品になっています。扱っているストーリーは生死を分けるものもあり決して軽いものではないのですが、なんとなく心地よく感じてしまいます。
 新谷かおるさんの小説版を読んだような感じ……かな。
 続けて読んでみようと思います。
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417
No.11
(5pt)

軽やかにダンスを踊る

自分の輪郭を認識する必要はない。自分の意思と感覚だけあればいい。
愛とか家族とか優しさを載せた自分の体はとても重い。
生きていくことは荷物が増えていくことだと思っていた。
荷物を背負って生きていくのが人生だと思っていた。
何もかも振り捨てて、自由に孤独に軽やかにダンスを踊る。
そんなことができるのだろうか。
それを希むことは怖くて私にはできない。
でもクサナギが飛んでいるのはとても気持ちが良さそう。棺の中で空だけを見ている。
それだけがリアルだ。
理由も目的もないけれど飛ぶことが楽しい。
理由や目的はわからないけれど会えると嬉しい。
人を好きになったすぐの頃のような気持ちでずっといられたらいいのに。
クサナギは死ぬまでそうやっていられるのだろうか?
ナ・バ・テア Amazon書評・レビュー: ナ・バ・テアより
4120035417