(短編集)

架空の球を追う

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

架空の球を追うの評価:

3.69/5点 レビュー 13件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.69pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(5pt)

不思議な目線

自由自在に偏在する森さんの目線。
日常のありふれた風景の中に溶け込んでいるかと思えば、見知らぬ外国のワンシーンを捉えている。
この短編集をいっきに読むと、駆け足で世界一周旅行をして、時差ボケになったような気分がします。
一番印象に残っているのは「彼らが失ったものと失わなかったもの」。
この短編に出てくる英国人の夫婦の姿に、上質のものに触れたときに感じる、心地良さを感じ、また、まばゆいものを見たという高揚感すらありました。
森さんが演出する極上の「出会い」を贅沢に楽しめる短編集です。
架空の球を追う Amazon書評・レビュー: 架空の球を追うより
4163278303
No.5
(5pt)

不思議な目線

自由自在に偏在する森さんの目線。
日常のありふれた風景の中に溶け込んでいるかと思えば、見知らぬ外国のワンシーンを捉えている。
この短編集をいっきに読むと、駆け足で世界一周旅行をして、時差ボケになったような気分がします。
一番印象に残っているのは「彼らが失ったものと失わなかったもの」。
この短編に出てくる英国人の夫婦の姿に、上質のものに触れたときに感じる、心地良さを感じ、また、まばゆいものを見たという高揚感すらありました。
森さんが演出する極上の「出会い」を贅沢に楽しめる短編集です。
架空の球を追う (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 架空の球を追う (文春文庫)より
4167741040
No.4
(3pt)

女なら、こんな感じ…、わかります。

今の森さんの目線で描かれているだろう短編集。
「銀座か、あるいは新宿か」「パパイヤと五家宝」「夏の森」「ドバイ@建設中」「あの角を過ぎたところに」女の本性が描かれた以上5作品が良かった。
一番、面白かったのは「パパイヤと五家宝」
スーパーで、他人の籠の中って気になります。
まして高級スーパーなら…。
マダムのまねをして食材を籠に入れて…
五家宝が、現実に引き戻してくれた段階で、もう大満足なのに、最後のレジのシーンは、もう最高!
短編も良いけど、この感じの中・長編を是非書いていただきたいです。
架空の球を追う Amazon書評・レビュー: 架空の球を追うより
4163278303
No.3
(3pt)

女なら、こんな感じ…、わかります。

今の森さんの目線で描かれているだろう短編集。
「銀座か、あるいは新宿か」「パパイヤと五家宝」「夏の森」「ドバイ@建設中」「あの角を過ぎたところに」女の本性が描かれた以上5作品が良かった。
一番、面白かったのは「パパイヤと五家宝」
スーパーで、他人の籠の中って気になります。
まして高級スーパーなら…。
マダムのまねをして食材を籠に入れて…
五家宝が、現実に引き戻してくれた段階で、もう大満足なのに、最後のレジのシーンは、もう最高!
短編も良いけど、この感じの中・長編を是非書いていただきたいです。
架空の球を追う (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 架空の球を追う (文春文庫)より
4167741040
No.2
(4pt)

ショートトリップ・オン・ザ・プラネット

西日が注ぐグラウンドから、アフリカのどこかのキャンプ、スペインの空港まで、日本と世界の様々な場所での出来事を描いた話が、全部で十一。6頁の掌編から、長くても30頁に満たない短編まで。国籍も様々な十一の女の視点で語られていくそれらの話には、どれもカメラのファインダーが捉えたワンショットとでもいった風情がありましたね。気の向くまま風の吹くまま、ふわりと自由に世界のあちこちをショートトリップしたみたいな、そんなに気持ちに誘われました。

 ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』のように、十一の話が連続して起こり、繋がっていくというシチュエーションだったら、さらに洒落た、面白い読み物になったかもしれない、なんてね。これはまあ、一読者のつぶやき、無いものねだりってことで、ご容赦いただきたく。

 『オール讀物』誌の2007年2月号〜12月号にわたって掲載された十一の話たち。
 H・E・ベイツの短編小説に似た味がした「ハチの巣退治」、コミカルなファンタジーとでもいったテイストの「パパイヤと五家宝(ごかぼう)」、作品の底に静かに、しかし深く流れている何か、かけがえのないものにと胸を衝かれた「彼らが失ったものと失わなかったもの」、この三つの話がよかったな。格別、バルセロナ空港のリカーショップを舞台にしたおしまいの掌編が味わい深く、印象に強く残りました。
架空の球を追う Amazon書評・レビュー: 架空の球を追うより
4163278303
No.1
(4pt)

ショートトリップ・オン・ザ・プラネット

西日が注ぐグラウンドから、アフリカのどこかのキャンプ、スペインの空港まで、日本と世界の様々な場所での出来事を描いた話が、全部で十一。6頁の掌編から、長くても30頁に満たない短編まで。国籍も様々な十一の女の視点で語られていくそれらの話には、どれもカメラのファインダーが捉えたワンショットとでもいった風情がありましたね。気の向くまま風の吹くまま、ふわりと自由に世界のあちこちをショートトリップしたみたいな、そんなに気持ちに誘われました。

 ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』のように、十一の話が連続して起こり、繋がっていくというシチュエーションだったら、さらに洒落た、面白い読み物になったかもしれない、なんてね。これはまあ、一読者のつぶやき、無いものねだりってことで、ご容赦いただきたく。

 『オール讀物』誌の2007年2月号〜12月号にわたって掲載された十一の話たち。
 H・E・ベイツの短編小説に似た味がした「ハチの巣退治」、コミカルなファンタジーとでもいったテイストの「パパイヤと五家宝(ごかぼう)」、作品の底に静かに、しかし深く流れている何か、かけがえのないものにと胸を衝かれた「彼らが失ったものと失わなかったもの」、この三つの話がよかったな。格別、バルセロナ空港のリカーショップを舞台にしたおしまいの掌編が味わい深く、印象に強く残りました。
架空の球を追う (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 架空の球を追う (文春文庫)より
4167741040