永遠の出口

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評判

永遠の出口の評価:

4.21/5点 レビュー 85件。 B ランク

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平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全170件 101〜120 6/9ページ
No.70
(4pt)

80点。出口は見つかった?

最近あまりにもつまんない作家さんたちの本ばっかりで、読む本がない。
 カラフルとか、つきふねで味をしめた森さんの作品なら。って感じで
手に取りました。

 一人称。私紀子さんの成長。
 永遠にーー出来ないよ。って言う脅し文句におびえた子供時代。
 鬼教師におびえた小学生。
 ぐれてしまい損ねた中学生。
 親も人間だと知った中学生。
 アルバイトに疲れた高校生。
 恋にあこがれて恋に破れた高校生。
 卒業の先が見えなかった高校三年生。
 等身大の紀子さんが、今まで大人だと思っていた人たちが自分の
視野に入ってくる。自分と同じ視界に入ってくる。やがて彼らが
通り過ぎていく。
 卒業が出口だと思っていたかもしれない紀子さんにとって、出口は
見えなかった、いや、無かったのかもしれない。と分かり始めた
エピローグ。

 80点。
 自叙伝でしょうか。私と同年代?
 似たような設定のお話に、「あの頃、---はアホでした」という
東野さんの作品がありますが、あちらはホントの事実を並べて、私の
育った環境と実に酷似していて爆笑でしたが。
 女性だからって言うのもあると思います。ちょっと文学的な香りが
する分だけ、ストレートに伝えてほしかったっていう欲求不満が、少し
残ってしまいました。
 それでも最後まで読み切らせたこの作品。やっぱりテーマは
 「生きるってことですか」でしょうね。
永遠の出口 (集英社文庫(日本)) Amazon書評・レビュー: 永遠の出口 (集英社文庫(日本))より
4087460118
No.69
(4pt)

紀ちゃんの人生

タイトルからもっと暗くて重い話かと思っていたのですが、女性なら共感できるであろう微妙なお年頃の心情が絶妙に描かれていて上手いな、と思いました。

中学時代の荒れっぷりが凄くてチョイっと引いてしまいましたが。

私は特にトリとのやり取りが好きです。あと、高校時代のバイト先の人間模様が妙にリアル。叔母から母に届いた手紙のトンチンカンぶりも実際にありそうだし。

なんだか紀ちゃんとは長い間友達だったような気さえしてきてどんな人生を送って行くのか見守って行きたいような気分です。

森絵都さん、いいですね。
永遠の出口 (集英社文庫(日本)) Amazon書評・レビュー: 永遠の出口 (集英社文庫(日本))より
4087460118
No.68
(4pt)

まさに等身大

本作の主人公となる少女・紀子が過ごした小学生から高校卒業までの間を書ききった青春小説。
こう書くとつまらなさそうに思えるが、しかし予想に反して本作はすごく面白かった。
なにか大きな事件が起きるわけでもない、胸ときめくドラマチックな展開や結末が待っているわけでもない。物事は思った通りに運ばず、かといって深い絶望があるかというとそういうことはなくかわりに強い希望もありはしない。唯一無二と思っていた友達は卒業と同時に疎遠になるし、主人公は何度も恋をしては破れ、そして様々な人と刹那的な一期一会を繰り返していく。リアルなのである。ものすごく。
現実世界にこういう人生を過ごしている少女が存在していてもおかしくないと思えるほど等身大の少女が完成しています。
私はもともと青春小説は楽しみ方がわからず苦手なのですが、本作はエンタメ性も兼ね揃えていたためトントンとテンポよく読めました。こういう普通の設定・普通の環境・普通の主人公を使って面白い話を作れるあたりに作家の力量を感じました。
主人公は少女ですが男性が読んでも共感できる部分はあるのではないかと思います。特に小学生の時代の先生の話、保田くんとの恋の話がお気に入り。
永遠の出口 (集英社文庫(日本)) Amazon書評・レビュー: 永遠の出口 (集英社文庫(日本))より
4087460118
No.67
(5pt)

懐かしい風の匂い

たわいもない小学生時代から中学生、高校生へと進む人生の中で、誰もが経験したことのある『感覚』を見事に表現できていると思います。懐かしい風の匂いのする一冊です。
永遠の出口 (集英社文庫(日本)) Amazon書評・レビュー: 永遠の出口 (集英社文庫(日本))より
4087460118
No.66
(5pt)

思わず吹き出す笑いあり涙あり

主人公は女の子で、徐々に成長する。小学校からだいたい社会人になって、結婚したり色々あるところまでお話はいく。
主人公は特に強烈な個性があるわけではなく、いわゆる、ふつうである。
だが、それほど大きな出来事はなくても、大人になっていく過程で人は色々なものを手にして、失っていく。
その様を最大限コミカルに描いているのがいい。自分は男であるが、かなり共感したし、とても面白く読めた。

童貞がやさぐれて騒ぐような野暮ったさはあったが、人はみな永遠ではない、
だからこそ一回の人生が貴重なんだということを軽快な調子でお知らせしてくれるとても良い小説だった。
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4087460118
No.65
(4pt)

夏休みの課題

学校の課題で、夏休みの読書感想文用に購入しました。定番ですよね。
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4087460118
No.64
(5pt)

おもしろいでした

移動時に便利な単行本を安くで買うことができてありがたかったです。共感できる部分もまああったかな。
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4087460118
No.63
(5pt)

1970年代生まれの人にオススメ

なんともあの頃を思い出させる絶妙な一作。一読の価値ありですよ!
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4087460118
No.62
(5pt)

作品から作者の人間性を垣間見ることのできる小説

文章に張りめぐらされたユーモア(面白い、という意味だけではなく)が、そのまま本を持つ手に伝い、確かな人間性のあたたかみを感じさせてくれました。
この小説は、森絵都さんの吐息のようなものでしょう。作者自身のうちにあるぬくもりが、何を書いてもその作品に滲み込むというのは、森絵都さんが本当の意味でのすぐれた作家である故でしょう。
ITの奴隷と化した現代人の忘れ物を、森さんはしっかり示してくれています。
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4087460118
No.61
(4pt)

まだ途中ですが、すらすら読めます

まだ途中ですが、すらすら読め、また心にひびく内容もあります。
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4087460118
No.60
(5pt)

自伝かしら?とも思えるエッセイ系連作

主人公である一人称が、子供時代から青春時代まで、その時々のエピソードを綴った連ドラ的短編集?ともいえる作品。(「北の国から」的な構成)
私は男性なので、「ふぅん女の子の子供時代ってこんな感じなんだ」と感じた。私にも、主人公たちと同じく3つ離れた姉妹の子供がいるので、彼女らの未来と重ね合わせたりして興味深かった。
ただ「恋」の章、これは完全に「女性の想像によって書かれた小説」だ。女性サイドからは、高校生男子はそのように見えるのだろうか?
この「保田健一」というカレシは、実際に男性として高校時代を体験した私(ヒューブーンσ(^_^)のこと)としては、ちょいと透明すぎてリアリティーがない。少女漫画に出て来る男性に、同性(男性)が違和感を覚えるのに近い感じ…といえば当たらずといえども遠からず?かも。
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4087460118
No.59
(4pt)

子供の頃の精一杯の恥ずかしい記憶がよみがえります

小学生から大人になるまでの女の子の話でした。
誰もが持っている子供の頃の精一杯の恥ずかしい記憶がよみがえります。
家庭も自分も理想の優等生などでは無いけれど、私なりに踏ん張って強く生きて行きます。
みたいな読後感を持ちました。
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4087460118
No.58
(3pt)

好奇心と子供心。

臨場感のある表現力と、身近なストーリーは、誰にでもある子供時代をすぐに思い起こさせます。

言葉使いが上手く、テンポよく読めました。

永遠の出口の向こうを知ると、なんだか元気になってきました。楽しい作品です。
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4087460118
No.57
(4pt)

人生いろいろ

他人の日常を覗いてしまったようなリアルさがあり、なんだか見てはいけないものを見てしまったような感覚にも陥りました。
小中高と自分の経験と重なる部分がほとんどなく、共感というよりも未知の世界という感覚に近かったです。

人生はいろいろ。
想像さえできなかったようなことがたくさん起こる人生、これからのことを憂いても仕方がない。
振り返れば「楽しかった気がする」人生を歩んできたのだから、これからもきっと想像できないことばかりが起こり、
「振り返れば楽しかったような気がする」人生を歩いていけるのでしょう。
と思えたお話でした。
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4087460118
No.56
(5pt)

私は少しだけ足を止め、そしてまた歩き出す

森絵都の長編小説。
一人の少女が、様々な切ない経験を通じて、大人になってゆく物語。

読みやすく優しい文体。心理描写の繊細さ。
安定した力量に支えられた、緻密なストーリー展開。

しかし、この作品の魅力は、それだけではない。
丸くてやわらかな文章とは裏腹に、
森絵都は、けして人生をきれいごとだけでは語らない。

傷つき、迷い、思い込み、踏み外し、すれ違い、別れる。
生きれば生きるほど、人生は込み入っている。
戸惑い、つまずき、手探りで、時には転んで、
どうしようもない現実と限界がある。

大人になった主人公は、相変わらず、悩み、不安を抱えながら、
でも、そんな中で、少しだけ足を止め、
今までを振り返り、そして、また、歩き出す。
私たちひとりひとりが、そうしているように。
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4087460118
No.55
(4pt)

永遠の出口を知っている人たちへ

一人の少女の青春時代を綴った物語。誰もが「あー、わかる」と思うようなエピソードがちりばめられています。

切なくて、ちょっと笑えて、ファンタジーなのに現実的。若者の危うさや瑞々しさが鮮やかに描かれています。

十代で読むのもいいですが、歳を取ってから読んだ方が感じることが多い気がします。いつかまた読んでみるつもりです。
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4087460118
No.54
(4pt)

表現や文体で魅せてくれます

主人公「紀子」の小学三年生から高校三年生までを、大人の紀子の視点から書いている本です。この本の題材は皆さんが子供の頃に経験したことです。友達との別れ、親との喧嘩、失恋、卒業・・・。題材としては、皆が経験するようなことです。この本の特徴は、著者の鮮やかな表現にあります。豊富な語彙や巧みな比喩で、これらの経験を私たちに蘇らせてくれます。感情移入しやすく、言葉遣いの勉強にもなる本だと思います。ちょっとだけ過去に戻ってみませんか?
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4087460118
No.53
(4pt)

ある10代の物語

10代の少女の成長を描いた小説です。
時代背景はちょっと古いですが、40代の人は懐かしく読めるのではないかと思います。
特別な物語ではなく、誰にでも起こったことのあるような内容です。
昔の自分はどうだったのかな、と考えさせられました。
読んで損はない一冊です。
永遠の出口 (集英社文庫(日本)) Amazon書評・レビュー: 永遠の出口 (集英社文庫(日本))より
4087460118
No.52
(5pt)

派手さはない分、リアルです。オススメです。

初の作家さんで、全くの予備知識も無く読みました。

ミステリーばかり読んでいた私には、新鮮な世界です。
年代も近いせいでしょう。
ただ、ただ、懐かしく、ほろ苦く、甘酸っぱく…
色々な想いが、頭の中を交差します。

●永遠の出口
●黒い魔法とコッペパン
●春のあなぼこ
●DREAD RED WINE
●遠い瞳
●時の雨
●放課後の巣
●恋
●卒業

以上の9編からなり、大人になってのエピローグへと続きます。

少女から大人へと脱皮していく様が、とてもリアルです。
「誕生日会」が当時、自分の中での年中行事で、最大に大きかったこと。
担任の先生が怖かったこと。(とくにおばさん先生)
初めての失恋…。

読みながら、色々と思い出すことが出来て お腹がいっぱいになりました。
二度と思い出したくもない、出来ることなら封印してしまいたい
自分の愚かさも 苦笑いで思い出しました(笑

無知だった時代。
無知だけど、その分純粋だった 誰もに読んでもらいたい本です。
永遠の出口 (集英社文庫(日本)) Amazon書評・レビュー: 永遠の出口 (集英社文庫(日本))より
4087460118
No.51
(5pt)

1968年周辺生まれの女性におすすめ

何の予備知識も無く読みました。
最初は小学生が主人公の作品か?と思いましたが、一人の女の子の目を通した
小学3年から高校3年までの様々なエピソードの連作でした。
読後に初めて森絵都さんが有名な児童文学作家であること、その代表作が「カラフル」
や「DIVE」であり、この「永遠の出口」が初の大人向け小説であったことを知りました。

大事件が起きるわけでもなく、謎解きも超常現象も何もない、多感な10代女性のその
時々の思いがつづられているわけですが、あまりにも巧みな描き方に、すぐに引き込まれ
てしまいました。
私は男ですが、作者と近い年代を過ごしてきたこともあり、自分の学生時代を振り返り
ながら、共感することも多かったです。作者は1968年生まれですが、同じ年代の女性には
最高におすすめの小説です。きっと私以上に共感出来ることでしょう。
永遠の出口 (集英社文庫(日本)) Amazon書評・レビュー: 永遠の出口 (集英社文庫(日本))より
4087460118