あおい

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評判

あおいの評価:

3.93/5点 レビュー 28件。 B ランク

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平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 1〜20 1/3ページ
No.56
(3pt)

初々しい

作者のデビュー作のようです。テヘラン生まれの大阪育ちという経歴からなのか、独特の世界観に感じられました。ただ、この作風はどこかで誰か別の作家さんでも読んだような。なんか誰かの作風に似ていますよね。
「あおい」の序文と呼べるような書き出しのところが、とてもみずみずしい文体です。あおいは子供の名前だったんですね。私も長女が生まれたときに漢字一文字にしようと思って、”葵”はその候補の一つでした。
「サムのこと」は作者の実体験なのでしょうか?ラストがいいですね。あの終わり方はとても新人作家さんの終わり方とは思えません。ひとつ難点があります。プロレスを見に行ってサムに絡まれるシーンの会話文で、「なあアリ」とありますが、猪木の話の後なのでモハメッド・アリのことかと勘違いしました。これは主人公が有本なのでアリと呼ばれていたから、サムが有本に呼びかけているシーンだと解るまでに、時間がかかりました。読者の誤解のないように書くべきでは、と思います。
もう一つ細かい指摘で恐縮ですが、会話文の「 」内、最後に”。”がつきますが、必要ないですよね。この辺も作家になって日が浅い感じで、なんか初々しいです。
この作家の代表作、「サラバ!」を読んでいないので、今回は星3つにとどめました。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.55
(3pt)

初々しい

作者のデビュー作のようです。テヘラン生まれの大阪育ちという経歴からなのか、独特の世界観に感じられました。ただ、この作風はどこかで誰か別の作家さんでも読んだような。なんか誰かの作風に似ていますよね。
「あおい」の序文と呼べるような書き出しのところが、とてもみずみずしい文体です。あおいは子供の名前だったんですね。私も長女が生まれたときに漢字一文字にしようと思って、”葵”はその候補の一つでした。
「サムのこと」は作者の実体験なのでしょうか?ラストがいいですね。あの終わり方はとても新人作家さんの終わり方とは思えません。ひとつ難点があります。プロレスを見に行ってサムに絡まれるシーンの会話文で、「なあアリ」とありますが、猪木の話の後なのでモハメッド・アリのことかと勘違いしました。これは主人公が有本なのでアリと呼ばれていたから、サムが有本に呼びかけているシーンだと解るまでに、時間がかかりました。読者の誤解のないように書くべきでは、と思います。
もう一つ細かい指摘で恐縮ですが、会話文の「 」内、最後に”。”がつきますが、必要ないですよね。この辺も作家になって日が浅い感じで、なんか初々しいです。
この作家の代表作、「サラバ!」を読んでいないので、今回は星3つにとどめました。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.54
(3pt)

素直さと伸びやかな関西弁で描かれる恋愛 |『あおい』西加奈子

西加奈子のデビュー作。表題作「あおい」の他、「サムのこと」「空心町深夜2時」の短編を収録。

・・・
西さんの恋愛ものは難しい。自分の常識に合わない女の子が大概主人公。

裏表紙を見ると、27歳、スナック勤務、三歳年下の駄目学生・カザマ君と四カ月前から同棲し、彼の子供を身ごもる、とあります。

友達ならば面白いんだろうなあとか感じます。でも、私の読み方は自分だったり近しい人を投影して読むタイプ。こういうのが自分の嫁だったり娘だったりしたら・・・それは困りますわ笑。

・・・
散々ウームと(やや否定めに)唸りつつ、でそれでも読んでしまう、西さんの作品。
ふと考えるのは、自分は一体何に惹かれるのか、ということ。

山崎ナオコーラさんが書いている解説にその答えが。
「率直」「みたまんま」。

これです。
「あおい」にせよ「サムのこと」にせよ、登場人物がどうにも憎めない。でそれはやっぱりどの人物も「率直」なんです。私はこういう、思ったことをそのまま伝える人に親近感を感じるみたいです。

もちろん、伝えることには非常な技術が必要であり、その言語力だけは西加奈子レベルでありますからね笑 この言葉のセンス、これが私にとっての西さんの一番の魅力なのかもしれません。

・・・
ということで西さんのデビュー作でした。

恋愛小説が好きな方、純文学が好きな方、西さんが好きな方にはお勧めできる作品です。
因みに私は「サムのこと」が面白いなあと思いました。友人の葬式で初めてその友人の素顔を知るという話です。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.53
(3pt)

素直さと伸びやかな関西弁で描かれる恋愛 |『あおい』西加奈子

西加奈子のデビュー作。表題作「あおい」の他、「サムのこと」「空心町深夜2時」の短編を収録。

・・・
西さんの恋愛ものは難しい。自分の常識に合わない女の子が大概主人公。

裏表紙を見ると、27歳、スナック勤務、三歳年下の駄目学生・カザマ君と四カ月前から同棲し、彼の子供を身ごもる、とあります。

友達ならば面白いんだろうなあとか感じます。でも、私の読み方は自分だったり近しい人を投影して読むタイプ。こういうのが自分の嫁だったり娘だったりしたら・・・それは困りますわ笑。

・・・
散々ウームと(やや否定めに)唸りつつ、でそれでも読んでしまう、西さんの作品。
ふと考えるのは、自分は一体何に惹かれるのか、ということ。

山崎ナオコーラさんが書いている解説にその答えが。
「率直」「みたまんま」。

これです。
「あおい」にせよ「サムのこと」にせよ、登場人物がどうにも憎めない。でそれはやっぱりどの人物も「率直」なんです。私はこういう、思ったことをそのまま伝える人に親近感を感じるみたいです。

もちろん、伝えることには非常な技術が必要であり、その言語力だけは西加奈子レベルでありますからね笑 この言葉のセンス、これが私にとっての西さんの一番の魅力なのかもしれません。

・・・
ということで西さんのデビュー作でした。

恋愛小説が好きな方、純文学が好きな方、西さんが好きな方にはお勧めできる作品です。
因みに私は「サムのこと」が面白いなあと思いました。友人の葬式で初めてその友人の素顔を知るという話です。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.52
(4pt)

デビュー作から西加奈子節炸裂

デビュー作を含む短編集。

「あおい」は、年下カレシと同棲中のアルバイター27歳の物語である。真っ正直ゆえに不器用な女子と腹に地図のタトゥーを入れた捉え所のない学生。二人の日常は実に微笑ましい。同棲四ヶ月、主人公の妊娠が分かって…、という展開だ。不安に押しつぶされそうになりながら、「こんな好きになった人、おらん。」とひとりつぶやく主人公の大阪弁にぐっとくる。デビュー作から可笑しくてせつない西加奈子節炸裂である。

「サムのこと」は、事故死した友の通夜の出来事。集まったトンガリキャラたちに惹かれる。その他、お別れの夜に思う事「空心町深夜2時」。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.51
(4pt)

デビュー作から西加奈子節炸裂

デビュー作を含む短編集。

「あおい」は、年下カレシと同棲中のアルバイター27歳の物語である。真っ正直ゆえに不器用な女子と腹に地図のタトゥーを入れた捉え所のない学生。二人の日常は実に微笑ましい。同棲四ヶ月、主人公の妊娠が分かって…、という展開だ。不安に押しつぶされそうになりながら、「こんな好きになった人、おらん。」とひとりつぶやく主人公の大阪弁にぐっとくる。デビュー作から可笑しくてせつない西加奈子節炸裂である。

「サムのこと」は、事故死した友の通夜の出来事。集まったトンガリキャラたちに惹かれる。その他、お別れの夜に思う事「空心町深夜2時」。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.50
(3pt)

期待はずれ

何だかスッキリしなかった。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.49
(3pt)

期待はずれ

何だかスッキリしなかった。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.48
(5pt)

率直な作家さん

解説で山崎ナオコーラさんが書いているように、西さんは真面目で率直なんだと思う。

「ワキ剃ってないねん(あおい)」
「しょうこうしょうこう(サムのこと)」

という台詞からも感じられるように「普通女性がそんなこと言うかぁ!?」「オウム真理教というタブーをセリフの中に放り込むんだぁ…」と思わず躊躇ってしまうような表現を文章にしている。

きっとそれは、執筆しながら西さんが思い浮かんだ言葉なのだろう。多分、タブーだろうと、ちょっと下品だろうと、それでなくてはならない言葉だったんだろうなと感じた。

セリフでなくても、小説の展開で、普通に浮気やレイプや死やダウン症というものを扱う。大々的に取り上げるのではなく、ふつーに流れで扱うのである。ちょっと気を緩めて読めば見逃してしまいそうなくらい。

そこがまた面白いなと感じる。確かに、浮気もレイプも死もダウン症も、考えてみれば意外と身近なもの。それらに悩まされてる人って、実は近所にもいるのかもしれない。

だからあえてサラーッと扱う西さんの文章は面白い。いや、日本より治安の良くない国に住んだことがあったり、スナック勤めなどのアルバイト歴のある西さんは、これまでにたくさんの事情のある人々と出会ってきたのだろう。

だからこそ、我々が「重いな…」と感じるテーマであっても、違和感なくサラーッと扱えるのかもしれない。

そういった物語の執筆中に西さんが思い浮かんだ言葉こそが、リアルなのだ。

読みやすくユーモアがあっても、決してユートピアー理想ではない、シリアスな状況を書き、率直な文章で綴る西さんの小説が好きだ。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.47
(5pt)

率直な作家さん

解説で山崎ナオコーラさんが書いているように、西さんは真面目で率直なんだと思う。

「ワキ剃ってないねん(あおい)」
「しょうこうしょうこう(サムのこと)」

という台詞からも感じられるように「普通女性がそんなこと言うかぁ!?」「オウム真理教というタブーをセリフの中に放り込むんだぁ…」と思わず躊躇ってしまうような表現を文章にしている。

きっとそれは、執筆しながら西さんが思い浮かんだ言葉なのだろう。多分、タブーだろうと、ちょっと下品だろうと、それでなくてはならない言葉だったんだろうなと感じた。

セリフでなくても、小説の展開で、普通に浮気やレイプや死やダウン症というものを扱う。大々的に取り上げるのではなく、ふつーに流れで扱うのである。ちょっと気を緩めて読めば見逃してしまいそうなくらい。

そこがまた面白いなと感じる。確かに、浮気もレイプも死もダウン症も、考えてみれば意外と身近なもの。それらに悩まされてる人って、実は近所にもいるのかもしれない。

だからあえてサラーッと扱う西さんの文章は面白い。いや、日本より治安の良くない国に住んだことがあったり、スナック勤めなどのアルバイト歴のある西さんは、これまでにたくさんの事情のある人々と出会ってきたのだろう。

だからこそ、我々が「重いな…」と感じるテーマであっても、違和感なくサラーッと扱えるのかもしれない。

そういった物語の執筆中に西さんが思い浮かんだ言葉こそが、リアルなのだ。

読みやすくユーモアがあっても、決してユートピアー理想ではない、シリアスな状況を書き、率直な文章で綴る西さんの小説が好きだ。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.46
(4pt)

個性ある登場人物、ユーモア表現作品

とても、関西気質な言い回しと、とてもユーモアのある表現に憑りつかれてしまい夢中になってしまいます。
主人公を取り巻く個性的な人物も面白さを感じます。なんか、無駄がなくてあきをこさせない物語で、読みやすい作品で、普段読書をしない方にもおススメです。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.45
(4pt)

個性ある登場人物、ユーモア表現作品

とても、関西気質な言い回しと、とてもユーモアのある表現に憑りつかれてしまい夢中になってしまいます。
主人公を取り巻く個性的な人物も面白さを感じます。なんか、無駄がなくてあきをこさせない物語で、読みやすい作品で、普段読書をしない方にもおススメです。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.44
(3pt)

デビュー作かー

読み終わってから気付きました。
これ、西加奈子さんのデビュー作なんですね。
色々読んだ後だと物足りなさを感じますが、やっぱり独特の言い回しが天才的に面白い。

言葉のチョイスがいちいちセンスいい。みいちゃんの着てるTシャツの柄とか。

でも、話自体は煮え切らない感があったので(あえてそこが良いのかもしれませんが、好みの問題です)、星は3つとなりました。

主人公の妊娠のせいか、長い長いPMSの様な情緒不安定を垣間見てるような気分になりました。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.43
(3pt)

デビュー作かー

読み終わってから気付きました。
これ、西加奈子さんのデビュー作なんですね。
色々読んだ後だと物足りなさを感じますが、やっぱり独特の言い回しが天才的に面白い。

言葉のチョイスがいちいちセンスいい。みいちゃんの着てるTシャツの柄とか。

でも、話自体は煮え切らない感があったので(あえてそこが良いのかもしれませんが、好みの問題です)、星は3つとなりました。

主人公の妊娠のせいか、長い長いPMSの様な情緒不安定を垣間見てるような気分になりました。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.42
(5pt)

貴重なピュアさ

あっという間に、というくらい早く読み終えた。すっと読める平易な文章が光っている。

『あおい』『サムのこと』『空心町深夜2時』、どの物語も何だか色々と不潔だ。だけれどもそれが登場人物の素直さ、心の純さと対比されて、嫌悪感ではなく妙な好感を持てる。絶妙な雰囲気だと思う。

『サムのこと』は欠損感を主題にしている点であの有名小説『ノルウェイの森』と同種だが、前者の方が分かりやすい。両作を比べ読みすると結構面白い。
『ノルウェイの森』で作者が描きたかったことが『サムのこと』に彼の代わりにふんだんに描き切られている気がする。

一読お勧めできます。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.41
(5pt)

貴重なピュアさ

あっという間に、というくらい早く読み終えた。すっと読める平易な文章が光っている。

『あおい』『サムのこと』『空心町深夜2時』、どの物語も何だか色々と不潔だ。だけれどもそれが登場人物の素直さ、心の純さと対比されて、嫌悪感ではなく妙な好感を持てる。絶妙な雰囲気だと思う。

『サムのこと』は欠損感を主題にしている点であの有名小説『ノルウェイの森』と同種だが、前者の方が分かりやすい。両作を比べ読みすると結構面白い。
『ノルウェイの森』で作者が描きたかったことが『サムのこと』に彼の代わりにふんだんに描き切られている気がする。

一読お勧めできます。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.40
(3pt)

まさに

ビレヴァンでちらりと最初のほうを見て
初めてamazonでかった本です。
すごく共感できるところが多くて
でも、だからなのか
それが怖かったです。
若いときってこんなに客観的にみると無防備なのかな。。
こんな人いるいる!と思いながらよみ、
さいごのほうは、関西もおんなじ感じなのかなと
思ったりもしました。

この本から西加奈子さんにはまりましたが
わたしは「さくら」のほうが好きです。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.39
(3pt)

まさに

ビレヴァンでちらりと最初のほうを見て
初めてamazonでかった本です。
すごく共感できるところが多くて
でも、だからなのか
それが怖かったです。
若いときってこんなに客観的にみると無防備なのかな。。
こんな人いるいる!と思いながらよみ、
さいごのほうは、関西もおんなじ感じなのかなと
思ったりもしました。

この本から西加奈子さんにはまりましたが
わたしは「さくら」のほうが好きです。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739
No.38
(4pt)

恋愛感情が懐かしく感じた

どちらかというと若い時代に生じる恋愛感情やどうしようもない感情を抱いて「若いから許される」意味不明の言動をしてしまうような部分を巧く描いているのが印象。
ただ、爽やかな感じだけではなく、少しだけ毒を盛っているような部分もあってそこが面白く、一気に読了した。
読後は「小説を読んだ」という充実感が強く、著者の今後の作品への期待感が増した。
あおい Amazon書評・レビュー: あおいより
4093861374
No.37
(4pt)

恋愛感情が懐かしく感じた

どちらかというと若い時代に生じる恋愛感情やどうしようもない感情を抱いて「若いから許される」意味不明の言動をしてしまうような部分を巧く描いているのが印象。
ただ、爽やかな感じだけではなく、少しだけ毒を盛っているような部分もあってそこが面白く、一気に読了した。
読後は「小説を読んだ」という充実感が強く、著者の今後の作品への期待感が増した。
あおい (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: あおい (小学館文庫)より
4094081739